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コンテンツマーケティングのメリット・デメリットを徹底解説

樋口 可奈

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樋口 可奈

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「コンテンツマーケティングってそんなにいいの?」
「広告と比べてどんなメリットがあるの?」

Web集客を本気で考える方は、気になっているのではないでしょうか。

コンテンツマーケティングの最大のメリットは、コンテンツが資産として蓄積され、半永久的に集客できる点です。リスティング広告のように掲載している期間中、ずっと費用を払い続ける必要がありません。

本記事では、

  • コンテンツマーケティングのメリット
  • コンテンツマーケティングのデメリットと解決策

について解説していきます。コンテンツマーケティングを始めるか迷っている方の判断材料の1つとなれれば幸いです。

コンテンツマーケティングとは

コンテンツマーケティングとは、商品やサービスの対象ユーザーに対して質の高い記事・動画などを提供し、見込み顧客のニーズを育成、さらにはファン化し購買へとつなげるマーケティング手法のことです。

米国では2000年代から、日本では2010年頃から注目されるようになり、新型コロナウイルス流行以降、オフラインで顧客と接触することが難しくなったことで再度注目が集まっています。
Webサイトやブログだけでなく、SNSやホワイトペーパーといった様々なチャネルを活用して行われます。

コンテンツマーケティングのメリット

①予算をかけずに始められる

コンテンツマーケティングは、ブログを書いて発信するだけでスタートできるので、コストを抑えることができます。

例えばリスティング広告を使って集客した場合、クリックされると費用が発生する仕組みになっています。さらに、人気のあるキーワードで上位に表示されるようにするには、入札単価を上げるしかなく、競合性が高いキーワードでは資金力のある大企業ばかりが上位を占めているのが現実です。

②コンテンツが資産として蓄積される

費用を払うのをやめれば流入がストップしてしまうリスティング広告に対し、コンテンツマーケティングでは、コンテンツを削除しない限りインターネット上に残り資産として蓄積されます。
ユーザーのニーズを満たす質の高いコンテンツは半永久的にユーザーを惹きつけ、集客の入口の役目を担ってくれるのです。

③ターゲットに届けられる

設定したペルソナの、ニーズがありそうなキーワードで対策するため、ターゲット層の人々が自然とコンテンツにたどり着きやすいという性質があります。

広告の場合もニーズがありそうなキーワードに課金するためターゲットに届きやすそうに感じますが、広告という時点で消費者に敬遠されてしまい、検索結果で上部に表示されてもクリック率は低いのが現実です。

その点、自然検索結果で上位表示されたものは、押し売りされたという感覚は抱かれにくく、むしろ品質が良いものであるという信頼感を持たれやすいためコンバージョンに繋がりやすい傾向があります。

マーケティングにおけるペルソナとは?設定方法から注意点、事例まで徹底解説

④オピニオンリーダーになれる

特定のジャンルの情報を発信し続け、コンテンツが蓄積されることで、その分野の情報を求めているユーザーにとっての影響力の強い媒体となることができます。

特に市場的にまだ確立されていないニッチなジャンルの場合は、それぞれの分野に関わる豆知識などを定期的に発信していくことで、自社の業界そのものを消費者に認知してもらえる効果も。
オピニオンリーダーのポジションを確立すれば、ターゲット層のユーザーから想起されやすくなり、信頼を得ることにも繋がりますね。

⑤SNSとの相性が良い

近年、SNSは人々の生活の一部と化しており、良質なコンテンツを拡散するという行動が当たり前になっています。
誰かがシェアしてくれることにより、自社のコンテンツがユーザーの目に触れる機会が増え、親しみを感じてもらえるようになり、コンバージョンへと繋がるでしょう。

⑥外注という選択肢もある

コンテンツマーケティングは、継続的にコンテンツを増やす必要があり、本格的に取り組むとなると全てを内製するのは難しいことがあります。しかし、豊富な知識を持った代行会社やクラウドソーシングの普及もあり、外注という選択をするケースが増えてきました。

「人的リソースの確保が困難」「広告費を十分に捻出できない」といった悩みを持つ企業でも、部分的に外注を取り入れることで、無理なくコンテンツマーケティングを導入することが可能になります。

コンテンツマーケティングのデメリット&解決策

①効果が出るまでに時間がかかる

コンテンツマーケティングは以下の2つの理由から、効果が出るまでに時間がかかります。

コンテンツが多いほど検索エンジンの評価対象が増え、上位化されるまでに時間を要する

クローラーは、コンテンツをインデックスしたあと何度かコンテンツを訪れ、評価を繰り返します。評価が安定するまでは3ヵ月ほどかかることもあり、その間検索順位が大きく変動することも。

性質上解決しづらい部分ではありますが、コンテンツを増やすたびにサイトマップを送信し、クローラーの巡回を促すことで、効果が出るまでの時間を短縮できることがあります。

潜在顧客が購入に至るまでに段階を踏む必要がある

解決策としては、WebサイトだけでなくSNSなども活用し、ユーザーとの接点を増やすことでファン化を促進できます。

②手間がかかる

コンテンツマーケティングを成功させるには、WebやSEOの知識、質の高いコンテンツを作るための専門知識やライティングスキルなど、幅広い知識やスキルが必要です。

闇雲にコンテンツを作っても結果が出るわけではないため、スキル習得が不可欠ですが、時間も労力も費やさなくてはならず、一言で言ってしまうと手間がかかります。さらに、コンテンツマーケティングの手法は流行り廃りがあり、絶えず勉強が必要なのも難点。

解決策としては、外注を依頼する、もしくはコンテンツ制作の監修者をつけることです。全て内製しようと思うとハードルが高くなりますが、部分的にでもプロの手を借りることで手間を削減できます。

③継続しなければならない

コンテンツマーケティングの効果を出し続けるには、高い頻度で(理想は毎日)コンテンツを発信し続けることが望ましいとされています。しかし、他の業務と兼任している担当者の場合、これは最も高いハードルかもしれません。

都度テーマや内容を考える仕組みだと、だんだんネタが尽きて億劫になって続かなくなってしまうことがあるので、あらかじめコンテンツ制作の計画を立てておきましょう。そうすることで、毎日更新する負担が軽減できるのではないでしょうか。
さらに、コンテンツ同士の内容が重複したり、本来あるべきコンテンツが抜けているといったミスも防ぐことができます。

まとめ

コンテンツマーケティングは、基本的にすぐに効果が出ることはなく、ただ闇雲にコンテンツを増やしたところで効果が出ないこともあります。本当に効果を出そうと思うと、SEOや戦略の立て方を勉強したり、地道にコツコツと質の高いコンテンツを更新し続けなければなりません。

しかし、コンテンツマーケティングは中長期的な視点での集客を考えた時に、非常に有効なマーケティング手法です。過去に作ったコンテンツが半永久的に集客の窓口となってくれたり、ファンが増えれば安定的な利益が期待できます。

コンテンツマーケティングの具体的なメリット・デメリットを知ったうえで、導入に対して前向きに検討しているのであれば、まずは「質の高いコンテンツを作り続けるための基盤を作る」ことが成功に近づく第一歩です。

もしも人的リソースの確保やノウハウに不安を感じているのであれば、コンテンツ制作やコンサルティングを外注するのも良いかもしれません。上手に取り入れて負担を軽減させ、無理のない運用を行いましょう。

コンテンツマーケティングの外注を成功させるために知っておくべき選定時のポイント

この記事を書いたライター

樋口 可奈

樋口 可奈

運営元のJetB株式会社メンバーで優良WEB立ち上げから参加。得意ジャンルはSEO、マーケティングやEC分野。これまでに数百記事を執筆した経験を活かし、読者にわかりやすい記事を提供します。趣味はアイドルのライブや漫画鑑賞。

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この記事を監修した人

金井 宏透

金井 宏透

JetB株式会社顧客マーケティング支援部マネージャー。2008年から大手IT企業にて広告・SEOのセールマネージャーを経験した後、モバイルゲーム会社にてマーケティングに従事。2019年より優良WEB運営元であるJetB株式会社にジョイン。

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