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STORESの手数料はどのくらいかかる?他サービスと比較して徹底解説!

鈴原 千景

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鈴原 千景

STORESの手数料はどのくらいかかる?他サービスと比較して徹底解説!

「STORESが気になるけど、手数料はどのくらいかかる?」
「他のサービスと手数料を比較して、納得してから選びたい」

STORESを検討中の事業者の中には、このような悩みを持つ方も少なくありません。

STORESは月額料金無料で始めることができますが、決済手数料を始めとした各手数料は必要です。

本記事では次の項目についてわかりやすく解説します。

  • STORESの手数料について
  • 他ECサイトとの比較
  • ECサイト選択時のポイント

STORESの手数料が気になる方は、ぜひ参考にしてください。

STORESの手数料とは

STORESのプランは、フリーとスタンダードの2種類です。そのほかに決済手数料や事務手数料など各種費用が発生します。

それぞれの手数料について詳しくみていきましょう。

初期費用と月額費用

STORESではプランに関わらず、初期費用はかかりません。気軽にWebショップを始めたい人に適しているといえます。

月額費用はフリープランは0円、スタンダードプランは2,178円です。

出店にあたり、費用を一切かけたくない場合は、フリープランから始めるとよいでしょう。

スタンダードプランの場合でも「初月は無料で始める」ことができます。

大きな違いとしては、スタンダードプランはアクセス解析・動画埋め込み可能など、利用できる機能が充実している点です。そのため、本格的なネットショップ運用を行う場合はスタンダードプランを検討してみましょう。

決済手数料

決済手数料はプランにより異なります。

フリープランは5%、スタンダードプランは3.6%です。手数料だけで比較すると、月の売上が15万円を超える場合はスタンダードプランの方が残る利益が大きくなります。

プラン検討時の1つの目安になるでしょう。

事務手数料とオプション手数料、振込手数料

事務手数料や振込手数料はプランによる金額の差はありません。しかし、事務手数料は入金額が1万円以上かどうかによって変化します。

1万円以上入金する場合は発生しませんが、1万円未満の場合は275円必要です。そのため、可能であれば、1万円以上まとめて入金しましょう。

振込手数料は必ず275円発生します。入金のたびに、必要なため注意してください。

振込手数料まとめ

  • 1万円以上入金する場合にかかる手数料:合計275円
  • 1万円未満で入金する場合手数料:275円+275円=550円

STORESの入金サイクルは売上金が1万円以上であれば、月末締め・翌月末払いです。通常サイクルでは、振込まで最長で60日かかります。

場合によっては、より早く入金を希望することもあるでしょう。そのような場合は、「スピードキャッシュ」機能が準備されています。この機能を利用すれば翌日振込が可能です。

スピードキャッシュ機能を利用する際、フリープランは3.5%、スタンダードプランは1.5%の振込手数料が発生する点は把握しておきましょう。

BASE・Shopify・カラーミーショップ・MakeShopとの比較

ここからは、STORESの手数料がBASE・Shopify・カラーミーショップ・MakeShopと比較してどのくらい違うのか詳しくみていきましょう。

手数料の設定によってネットショップの運用利益が変化するため、よく把握しておく必要があります。

各サービスの特徴

各サービス別の特徴は次のとおりです。

1.BASE

BASEは初期費用・月額費用無料で利用することができます。

HTMLやCSSなどの専門知識不要で、初心者でも簡単にWebショップが開設できる点で魅力です。さまざまな拡張機能(アプリ)が準備されており、それらのアプリを自由に組み合わせることで好みの機能を持つショップを作ることができるでしょう

デザインに自信がない人でも、プロが作成した有料のテンプレートを利用することも可能です。頭を悩ませデザインに時間をかけることなく、自分だけのWebショップを開店できます。

2.Shopify

月額費用が発生するものの、手数料水準の低い点が特徴です。豊富なアプリがあるため、専門知識がなくても様々な機能をECショップに追加できます。

海外向けの決済サービスが充実しているため、海外への商品販売を考えている人にも適しているサービスです。

月額費用はドル建てとなっている点は把握しておきましょう。

注意点としては、カナダ発のサービスであるため、英語のみの説明文書が多いことがネックとなることもあります。

3.カラーミーショップ

販売手数料が無料となっているネットショップです。全てのプランは30日間無料で使用できます。

月額料金は無料プランと2つの有料プラン(レギュラー・ラージ)があり、それぞれ決済手数料が異なります。

多少のHTMLやCSSの知識があれば、ショップのカスタマイズが可能です。

GMOグループである、GMOペパボ株式会社が運営していることで、安心感を持つ人もいるでしょう。

4.MakeShop

GMOグループであるGMOメイクショップ株式会社が運営しているサービスです。これまで紹介したサービスとは異なり、初期費用が必要になります。

170点以上のデザインテンプレートが利用できるだけでなく、レイアウトの細かい設定も可能です。有料のBtoBオプションをつけることで、会員限定販売サイトや卸売サイトにカスタマイズすることができる点も特徴です。

各月額費用

各ショップの月額費用をみていきましょう。

費用の安さよりも自社にあった機能や使い勝手なのかどうかをよく確認する必要があります。

サービス名 特徴 初期費用 月額費用
1.BASE

商品が売れるまでは費用が発生しない。登録費・年会費などもなし

なし

なし

2.Shopify

月額費用はどのプランでも発生する。※米ドル払いとなるため、実際の支払額は為替によって多少異なる

 

なし

ベーシック:29米ドル
スタンダード:79米ドル
プレミアム:299米ドル
プラス:2000米ドル

3.カラーミーショップ

月額費用はプランにより異なる。※有料プランと無料プランでは、使用できる機能・データ容量・登録画像数が異なる

 

なし フリー:0円
レギュラー:3,300円
ラージ:7,945円
4.MakeShop

初期費用・月額費用は全てのプランで発生する。

 

プレミアム:11,000円
エンタープライズ:55,000円

プレミアム:11,000円
エンタープライズ:110,000円

各手数料について

各ショップの手数料をみていきましょう。

月額費用とあわせて総合的にどの程度の利益を確保できるのか、サービスを決定する判断材料にできます。

1.BASE

商品が販売できた場合、BASEかんたん決済手数料(3.6%+40円)とサービス利用料(3%)が発生します。

合わせると「6.6%+40円」となります。振込時に250円の振込手数料が発生する点も把握しておきましょう。

事務手数料については次のとおりです。

  • 振込申請額が2万円未満:500円
  • 振込申請額が2万円以上:0円

2.Shopify

審査不要のため人気のShopifyペイメントを利用した場合の決済手数料は次のとおりです。

導入した場合、振込手数料は発生しません。

プラン ベーシック スタンダード プレミアム
国内発行カードの手数料 3.4% 3.3% 3.25%
海外発行/AMEX手数料 3.9% 3.85% 3.8%
JCB手数料 4.15% 4.1% 4.05%

3.カラーミーショップ

販売手数料は発生しません。しかし、決済手数料はプランにより異なります。

  • フリー:6.6%+30円

有料プラン(レギュラーorラージプラン)加入時の決済手数料目安

  • クレジットカード4.0%~
  • 後払い4.0%~
  • コンビニ払い130円~
  • 代引き決済280円~
  • Amazon Pay月額2,000円 + 3.9%
  • 楽天ペイ月額2,000円 + 4%
  • LINE Pay月額2,000円 + 3.45%
  • PayPay月額2,000円 + 3.45%

      4.MakeShop

      カード決済手数料はプランにより異なります。

      プレミアム:3.19%~

      エンタープライズ:3.14%~

      STORESの決済手数料は良心的

      前項までを比較すると、STORESの決済手数料は安価だといえます。それぞれのサービスのメリットが異なるため、決済手数料が高く見えたとしても他の部分で顧客に還元しているサービスがほとんどです。

      そのため、運用するネットショップを決定する際は、月額費用・決済手数料だけでなく、初期費用の有無やサービスとしての信頼性、ユーザー層なども加味して決定することが大切といえます。

      ECサイトを選択する5つのポイント

      ECサイトを選択する際、どのようなことを気にして選べばいいか迷う事業者も多いでしょう。ここでは、特に気にしておきたい5つのポイントを紹介します。

      自社の課題や経営戦略に合っているかどうか

      ネットショップを選定する場合、自社の課題や経営戦略に合っているかどうかをよく確認しましょう。

      例えば、他のECサイトである程度の売り上げが上がっている状態では、他のECサイトを利用する目的は更なる販路の拡大や新たな顧客層の獲得などが目的になるでしょう。この場合、拡張性の高いデザインや連携ができる・海外向けなど今までとは異なった要素のあるネットショップが適しています。

      しかし、単純にネットショップがどういったものなのかを試してみたいなどであれば、無料で運営できるネットショップの方が向いているといえます。

       上記の例からもわかるように、運用する目的によってECサイトを開設するサービスが大きく異なってきます。そのため、自社の現状の課題やこれからの事業拡大なども加味したうえでサービスを選定しましょう。

      どのような方法で出店できるのか

      ECサイトの出店方法は、大きく分けて既にあるショッピングサイトに出店するか、プラットフォームを借りてECサイトを構築するかのどちらかになります。STORESや前述で比較したサービスはほぼECサイトを構築し、自社商品を販売する仕組みのサイトです。

      プラットフォーム型のECサイトでは、0からサイトを構築するため、ある程度の手間が発生するものの、自由度の高いデザインや商品紹介が可能です。そのため、オリジナル商品を扱う事業者に適しているといえます。

      対して、すでにあるショッピングサイトでは、既成品であっても集客力の高さで販売できるため、オリジナル商品が少ない事業者に向いています。

      自社で扱う商品として、既製品が多いのか、オリジナル商品が多いのかによって適している出店方法が異なってくる点は把握しておきましょう。

      月額費用と手数料は負担にならないか

      サービスによって月額費用と手数料は大きく異なります。そのため、自社の現在の状況を把握し、少なくとも半年から1年ほどの費用のシミュレーションを行っておきましょう。

      一例として、月額費用を支払うことには問題がなかったものの、手数料を含めた様々な費用負担によって撤退したという事業者もいるのは事実です。そのため、ネットショップの運用を続けていくためにも長期的な視点から月額費用と手数料を計算することが大切です。

      モール型とECサイト型の違いはわかっているか

      ネットショップを運用する場合、モール型とECサイト型には大きな違いがあります。月額費用や使用できるデザインの幅だけでなく、運営に対する労力に差が生じやすいです。

      モール型はAmazonや楽天など、既にある程度のネームバリューがある市場へ出店するため、事業者の集客の労力がECサイト型と比べて低くなる傾向にあります。

      対して、ECサイト型はサイトを構築し、ゼロからブランディングなどの戦略だけでなく、集客施策も決めていくことが必要です。

      そのため、モール型では最初から売れるための広告戦略に注力できますが、ECサイト型はそもそも認知してもらうところからスタートしなければならないことから、安定した売り上げを確保する難易度が高いといえるでしょう。

      他サービスと連携できるか

      他サービスと連携できるかどうかは、サービスによって大きく差が生じます。

      数千単位のアプリと連携できるサービスもあれば、拡張性がほとんどなく、定形型業務も主導で行わなければならないサービスもあります。この場合、自社の事業規模や業務内容の課題をその機能によって解決できるかどうかという観点からサービスを選択しましょう。

      他サービスとの連携事例

      事例1・・・これまでSNSによる集客が弱かったことが課題→SNS連携サービスを提供しているECサイトであれば、問題を解決できる

      事例2・・・既にネットショップの運用・実店舗の運営に成功しているものの、発送業務によって時間的・人的コストが圧迫されている→発送業務の自動化サービスを提供しているECサイトを利用すれば問題を解決できる

      上記のように、連携機能によって、それぞれの事業者が持つ課題を解決できるECサイトを選定することも1つの指針となります。

      ECサイト選定とプラン設定は長期的な視点から

      ECサイトとプランはどうしても月額費用や手数料に着目しがちです。しかし、長期的な運用を前提とした場合、費用だけではなく必要な機能があるECサイトを選択することが大切だといえます。

      資金さえあれば様々なサイトでネットショップを運用することは可能ですが、個人事業主や零細企業などであれば、複数のECショップを同時に運用するだけでも手が回らなくなる可能性が高いです。リスクを最小限にするのであれば、無料からスタートできるサービスを使用し、自社が対応できる分だけを販売するといった戦略も有効だといえます。

      セキュリティ対策に関してはサービス提供側の問題でもありますが、安全性や信頼性も判断材料となるでしょう。

      そのため、ECサイトを選定する場合は自社で重視したい要素を決めて、長期的な視点で運用していくことを推奨します。

      STORESのプランは手数料だけでなく、機能面なども検討しましょう

      本記事では、これからSTORESへの出店を検討している事業者向けに、

      STORESの手数料
      他社ECサイトとの比較
      ECサイトを選ぶ際の5つのポイント

      について詳しくみてきました。

      STORES内でも、プランによって1%以上決済手数料が異なるだけでなく、機能もより顧客に効果的にアプローチできるものが増えるため、見込める利益額によってプランを変えていく必要があります。

      他のサービスと比較しても、STORESの手数料は安価だといえます。

      機能性やサービス内容も含めてプランを選定していきましょう。

      この記事を書いたライター

      鈴原 千景

      鈴原 千景

      6年ほどライター・編集者・ディレクターを経験。マーケティング、ECサイト分野に強く、今まで数千記事を執筆。「難しいものを分かりやすく解説する」「クライアントと読者どちらの視点も考えつつ執筆する」をモットーにしている。

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      この記事を監修した人

      金井 宏透

      金井 宏透

      JetB株式会社顧客マーケティング支援部マネージャー。2008年から大手IT企業にて広告・SEOのセールマネージャーを経験した後、モバイルゲーム会社にてマーケティングに従事。2019年より優良WEB運営元であるJetB株式会社にジョイン。

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