
行政書士のホームページを開設しようと検討していると、
「どんなことを載せればいいの?」
「どんなデザインにすれば集客につながるのか?」
と悩んでいる担当者の方も多いのではないでしょうか。
行政書士のホームページを開設する際は、具体的な強みがわかるデザインを採用した方が良いです。強みを具体的に記載することでユーザーが興味や関心を持ち、集客につながりやすくなります。
本記事では
- 行政書士のホームページ制作で組み込みたい項目6つ
- 行政書士のホームページを制作する際に注意したいポイント
- 行政書士のホームページ事例10選
を紹介します。これから行政書士のホームページ制作に取り組む人は参考にしてください。
行政書士のホームページ制作で組み込みたい項目
行政書士のホームページを開設する際には、自社の強みが具体的にわかるコンテンツを組み込みましょう。他社との差別化を図り、集客に成功する見込みが高まります。
事務所概要(プロフィール)
事務所に関する基礎的な情報を1つのページに集約しておくと、ユーザーにとって便利です。事務所がどこにあるのか設立からどれくらい時間が経っているのかを明確にすることで安心感を与えられます。
事務所が異様に掲載するべき情報
- 事務所の名前
- 住所
- 電話番号
- 所属
- 設立年
- 沿革
- 代表者名
以上の項目だけでなく内装や登録している行政書士などもあわせて紹介すると、事務所のイメージをつかみやすくなります。
実績・評判
行政書士のホームページで必ずといって良いほど掲載しておきたいコンテンツが「実績・評判」です。年々人口が増加傾向にある行政書士業界においては、他社との差別化のために実績の掲載は欠かせません。
実績を掲載する際はなるべく定量的なデータを掲載するのがおすすめです。例えば、以下のような実績が考えられます。
- 年間対応件数〇〇件!
- 〇〇ランキングで1位を獲得
- 創業〇〇周年
以上のように数字をもとに実績をアピールできれば、ユーザーに安心感を与えやすいです。お客様の声による評判も掲載しておけば、よりユーザーの心をつかみやすくなるでしょう。
サービス内容
行政書士の業務内容は多岐に渡るので、なかには限定したサービスしか提供していない場合も考えられます。
例えば、外国人雇用に関する相談に来たにもかかわらず、遺言や相続関係のサービスしか提供していなければユーザーは満足しません。それどころかユーザーの印象は最悪で、ビジネスの評判を悪くしてしまう恐れもあります。
以上のようにユーザーと事務所の不一致を防ぐためにも、自社が担当できるサービス内容は記載しておきましょう。
料金
行政書士のホームページを開設する際は、具体的な料金プランを掲載するのをおすすめします。なかには料金プランを記載していない事務所もありますが、プランを提示しておかないと比較検討がしづらく、コンバージョンにまでつながらない可能性が高いでしょう。
実際に士業専門のホームページ制作サービスを提供している株式会社エムハンドのアンケートによると、士業のホームページでまず見るコンテンツの24.6%が値段です。
「参考:53%が「実績」をまず閲覧!ユーザーから「見た」士業ホームページ」
士業のホームページを閲覧するおよそ4分の1のユーザーが値段を気にしているということになります。ユーザーのニーズを満たすためにも料金プランは掲載しておきましょう。
アクセス
行政書士のサービスを検索する際は「行政書士+地名」で検索することが多いでしょう。対面でのサービスが多い行政書士において、自宅から近い距離の事務所を選ぶのは必然です。Googleマップなどを利用してアクセスを掲載しておく必要があります。
ただ住所と地図を掲載しておくだけでなく、最寄り駅からの順路やバスからの順路も掲載しておくとユーザーの利便性を向上させやすいです。
お問い合せページ(フォーム)
行政書士のホームページを開設する際は、電話番号だけでなくお問合せフォームも設置してください。お問合せフォームを設置する際は、「EFO(エントリーフォーム最適化)」に取り組むことをおすすめします。EFOとは入力フォームの入力完了率を高めるための施策で、具体的には以下の施策が考えられます。
- 郵便番号による住所検索
- ふりがなの自動入力
- パスワードの表示
- 記入漏れがないかの確認
お申し込みフォームの改善によって、23.2ポイントのコンバージョンを改善した企業も存在しています。
特に集客を狙って行政書士のホームページを開設するのであれば、EFOに取り組んでおいて損はないでしょう。
行政書士のホームページ事例10選
行政書士のホームページでは頼りがいがあるかどうかが大切です。実際に士業のホームページイメージとして信頼感があるのが好ましいと答えた人が51.9%も存在したアンケートも存在します。
「参考:53%が「実績」をまず閲覧!ユーザーから「見た」士業ホームページ」
行政書士のホームページを開設する際には、信頼感があるデザインを施してください。ユーザーの離脱率が低下して、集客にまでつながる見込みが高まります。
しかし、信頼感があるデザインといわれても「具体的にどのようなデザインにしようか?」と悩んでしまう人も多いはずです。そこで、行政書士として信頼感を演出するデザインを採用しているホームページを10個集めました。これから行政書士のホームページを開設する人は参考にしてください。
池田祐太行政書士事務所
出典:池田祐太行政書士事務所
池田祐太行政書士事務所のホームページはファーストビューに、豊富な実績を掲載しているのが特徴的です。「海外ビジネス業務経験(約20年)」や「海外駐在経験(約10年)」など、わかりやすい物差しでユーザーにアピールできています。経験年数二桁の豊富な実績があれば、ユーザーも安心して問い合わせできるでしょう。
ハピネス行政書士事務所
出典:ハピネス行政書士事務所
ハピネス行政書士事務所のホームページは、対応可能なサービスをイラストによるサムネイルでわかりやすくしています。各種サービスを連想しやすくすれば、他ページへの移動も誘導しやすくなり、サイト自体の評価も高まっていくでしょう。
ページ下部にまでスクロールするとCTAボタンが表示されるため、コンバージョンの見込みが高い客へのアプローチまで計算されたデザインです。
行政書士未来法務事務所
出典:行政書士未来法務事務所
行政書士未来法務事務所は緑色を基調にしたホームページで、ユーザーに安心感を与えます。安心や信頼を勝ち取ることは行政書士のホームページにて重要な要素です。ユーザーの気持ちを考えたデザインが施されているといえます。
自社のストロングポイントとして「当事務所がお力になれること」を3項目記載しているのも特徴的です。行政書士未来法務事務所を利用するメリットを端的に感じられるデザインを採用していて、ユーザーがサービスを検討しやいように工夫されています。
行政書士シーガル事務所
出典:行政書士シーガル事務所
行政書士シーガル事務所のホームページはお問合せがしやすいように、ファーストビューにCTAボタンを設置しています。心理的障壁を下げるために「無料」というキーワードを含ませている点もポイントです。
事務所の強みの欄には女性視点のメリットも記載されていて、男女問わずに集客できるデザインに仕上がっています。
Asocia行政書士法務事務所
Asocia行政書士法務事務所のホームページは追随式のCTAボタンを採用しているのが特徴的です。スクロールする度にCTAボタンを表示することで、お問合せへの心理的障壁を下げます。
ホームページ内に設置してあるCTAボタンに対しては前後に余白が設けられていて、CTAボタンが無理なく強調できています。
HP国際行政書士事務所
出典:HP国際行政書士事務所
HP国際行政書士事務所のホームページは、画面いっぱいに広がるファーストビューによって視覚的に訴求しています。外国人に向けて英語表記で記載されているのも特徴的です。
行政書士といえばビザや外国人の雇用関係の手続きも業務の内に入ります。当然顧客には外国人もいるため、集客の観点から考えると外国人対応もしなければいけません。グローバルナビゲーションやメニューに英語を表記しておくことで、お問合せを狙いやすくなります。
行政書士川崎事務所
出典:行政書士川崎事務所
行政書士川崎事務所のホームページは何より「年間実績500件以上」というキャッチコピーが目に飛び込んできます。ファーストビューでまず実績を提示することでユーザーの信頼を勝ち取りやすくなり、後のコンバージョンも狙いやすいです。
少し下にスクロールすると、これまで獲得してきた詳細の実績が表示されます。行政書士川崎事務所が獲得してきた実績は以下の通りです。
- ココナラ2021年契約書部門販売数第1位
- ココナラ顧客満足度98%
- 年間制作実績500件
以上のようにアピールしやすい実績は、些細な内容でも掲載しておくと強みを訴求しやすいです。
行政書士法人第一綜合事務所
行政書士法人第一綜合事務所のホームページは実績の開示を1桁まで掲載しているのが特徴的です。例えば、「2021年の問い合わせ件数 3,704件」と記載されていて、数字に現実味を持たせています。嘘偽りなく実績を開示していれば、ユーザーから信頼を勝ち取りやすいです。
細部にわたるお客様インタビューも対話形式で表示されていて、ユーザーが見やすいように配慮されている点も参考になるでしょう。
川本行政書士事務所
出典:川本行政書士事務所
川本行政書士事務所のホームページはカラム数を限定したデザインが施されていて、ユーザーがコンテンツに迷いにくいよう配慮されています。無駄な情報を省いたデザインは、ユーザー視点で構成されたホームページといえるでしょう。
デザイン面ではありませんが、ソース上タイトルには「金沢の行政書士」とも記載されていて、SEOへの配慮も忘れていません。2022年7月時点で「金沢 行政書士」と実際に検索してみると、検索結果の1ページ目に川本行政書士事務所のホームページが表示されます。ユーザビリティとSEOともに優れているからこそ検索結果の上位に表示されるのでしょう。
行政書士法人ブリジアス
出典:行政書士法人ブリジアス
行政書士法人ブリジアスのホームページはお問合せを狙いやすいように、ファーストビューにCTAボタンを設置しているのが特徴的です。行政書士のホームページにたどり着いた人は、そのページを運営している会社に依頼することを検討している場合も考えられます。すでに見込み客であるユーザーに対してお問合せの機会を逃さないため、ファーストビューにCTAボタンを設置するのは効果的です。
トップページのサービスに関する紹介は原則三行以内の文章に収められていて、ユーザーが読みやすいように配慮されています。
行政書士のホームページは、信頼感を意識して訴求しましょう
いかがでしたでしょうか。行政書士でホームページを制作したい人に向けて
行政書士のホームページで組み込みたいコンテンツ
おすすめのホームページのイメージ
行政書士のホームページ事例10選
を紹介しました。
行政書士のホームページで大切なのは信頼感を感じさせるデザインです。ユーザーからの信頼を勝ち取るために色味は穏やかで、過度なアニメーションを施さないデザインにするべきでしょう。
人口が増えつつある業界なので、競合との差別化は必須です。うまく自社の強みを活かせるようなデザインを施し、他社との差別化を図ってください。