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採用サイトの面白い参考事例17選│作り方の秘訣や効果もくわしく解説

マユ

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マユ

採用サイトの面白い参考事例17選│作り方の秘訣や効果もくわしく解説

「面白い採用サイトを作りたい」
「求職者の目を惹く採用サイトってどんなものだろう?」

上記のような悩みや疑問をお持ちではありませんか?人材獲得競争が激化している現在では、多くの企業が採用サイトに力を入れています。そのため、インパクトを残すために「面白い採用サイト」を目指す企業も少なくありません。

しかし、いきなり制作しようとしても面白いアイデアはなかなか浮かばないものです。ユニークな着想を得るためには、たくさんの事例を見ることがおすすめです。

そこでこの記事では、厳選した面白い採用サイトの参考事例を17選ご紹介します。面白い採用サイトで得られる効果や作り方の秘訣も解説しています。他社と差別化ができる採用サイトを制作したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

採用サイトの制作を検討している方は以下の記事もご確認ください。

【厳選25社】採用サイト制作が得意なホームページ制作会社をご紹介

面白い仕掛けがある採用サイト5選

ここでは、思わずクリックしたくなる、読み進めたくなるような仕掛けのある5つのサイトをご紹介します。

  • 株式会社 ソニー・ミュージックエンタテインメント
  • 株式会社 フェリシモ
  • 株式会社 ニトムズ
  • ホーチキ 株式会社
  • 株式会社 SEED

    株式会社 ソニー・ミュージックエンタテインメント

    ソニー・ミュージックエンタテインメントの採用サイトファーストビュー

    出典:株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント

    株式会社 ソニー・ミュージックエンタテインメントの採用サイトには、10個の質問に答えると自分に適した職種がわかる職種診断があります。YES・NOをクリックするだけなので、ゲーム感覚で手軽に診断可能です。

    ソニー・ミュージックエンタテインメントの採用サイトの職種診断

    出典:株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント│職種診断

    診断結果を読めば、自分の能力をこんな仕事に活かせるのかという気づきを得られます。また、関連職種の紹介や先輩社員のインタビューへ、スムーズな流れで遷移できる導線設計も参考にしたいポイントです。

    同社の採用サイトでは、2019年は「残念な学生7タイプ」、2023年は「ソニーミュージック検定」と、年度が変わる度に個性的なコンテンツを用意しています。サイト下部にリンクされている公式Instagramでは過去のコンテンツも紹介しており、合わせてチェックするとより企業への理解を深められるようになっています。

    株式会社 フェリシモ

    フェリシモの採用サイトファーストビュー

    出典:株式会社 フェリシモ

    株式会社 フェリシモは、自社開発の生活雑貨やファッションアイテムなどの通信販売業務を行っている企業です。採用サイトを開くと、社員や商品の写真が次々と浮かび上がります。最後に”はじまりはいつも ひとりの思いから。”のメッセージが現れ、1枚のコラージュができあがる印象的なトップページです。

    フェリシモの採用サイトの社員紹介ページ

    出典:株式会社フェリシモ

    縦にスクロールしていくと、全てのコンテンツが見られるわかりやすいレイアウトです。各ボタンにカーソルを合わせると、写真が飛び出てくるような仕掛けもあります。さらに、社員紹介では顔写真だけでなく、おすすめ商品や仕事道具の画像もコラージュされており、社員の人柄が伝わりやすくなるような工夫が施されています。

    画像やマウスオーバーエフェクトをうまく活用して飽きのこないページに仕上げ、企業の明るい雰囲気を伝えている採用サイトです。

    株式会社 ニトムズ

    ニトムズの採用サイトファーストビュー

    出典:株式会社 ニトムズ

    株式会社 ニトムズは、日用家庭用品や文具、医療・ヘルスケア製品など「粘着技術」を活かした製品を製造・販売している企業です。

    ページを開くと、大きな『コロコロ』と画面いっぱいのホコリが表示されます。そして『コロコロ』を上から下にドラッグするとホコリが取れて、”あなたとくっつきたい”というメッセージが現れます。自社の主力製品を活かしたユニークなアイデアです。

    さらに下にスクロールしていくと、全ての情報が見られるようなレイアウトになっています。『コロコロ』をドラッグした後、自然な流れで他のコンテンツへ誘導できる優れた導線設計です。

    ホーチキ 株式会社

    ホーチキの採用サイトファーストビュー

    出典:ホーチキ 株式会社

    ファーストビューで目に飛び込んでくるのは、大きな火災報知器と”押してみる”の文字です。ボタンを押すと採用サイトが展開され、真摯に製品づくりを行う企業のメッセージが現れます。見る人の好奇心をくすぐる、防災メーカーならではの面白い仕掛けです。

    コンテンツは5つにカテゴライズされ、知りたい情報がすぐに見つかるように整理整頓されています。読み進めていくうちに、ユーモアな仕掛けからは想像できなかった誠実な企業風土が見えてきます。

    株式会社 SEED

    SEEDの採用サイトファーストビュー

    出典:株式会社 SEED

    株式会社 SEEDは、コンタクトレンズの開発、製造、販売を行う企業です。

    アクセスするとぼかしをかけた背景がスクリーン一面に広がり、中央に”FOCUS ON THE FUTURE.”と書かれた小さな円が現れます。スクロールすると円は大きくなり、コンタクトレンズを装着したかのようにクリアな背景が表示されていきます。自社の商品の特性を前面に出したサイトデザインです。

    また、採用サイトを訪れる度に背景の画像が変わるのも、他ではあまり見られない仕掛けです。青空や夜景、オフィス街など、使用される画像はどれも美しく、いつ訪れても新鮮な印象を与えています。

    動画をうまく活用した採用サイト3選

    動画を活用すると、文字や画像では表現しにくい情報もわかりやすく伝えられます。さらに、文章を読むよりも気軽に見てもらえるメリットもあります。ここでは、動画をうまく活用した採用サイトの参考事例を3つご紹介します。

    • 雪印メグミルク 株式会社
    • Zenken 株式会社
    • オムロン 株式会社 制御機器事業

      雪印メグミルク 株式会社

      雪印メグミルクの採用サイトファーストビュー

      出典:雪印メグミルク 株式会社

      ページを開くと、レンガ造りのサイロを背景に牧場や工場、オフィスなどさまざまなシーンで働く社員の姿が現れます。たくさんの工程を経て、乳製品が牧場から食卓に届いていることが伝わってくるファーストビューです。

      「スペシャルムービー」では、ミルクの可能性を信じ、使命感を持って商品開発に取り組む企業の姿勢を伝えています。強いメッセージと壮大さを感じるBGMの相乗効果で、求職者を惹きつけています。

      また、白と水色を基調とした清潔感のある色使い、ミルクのしずく型のエントリーボタンなど、企業イメージに合わせたデザインも印象的です。視覚的なアプローチを試みたいときに参考にしたい採用サイトの1つです。

      Zenken 株式会社

      Zenkenの採用サイトファーストビュー

      出典:Zenken 株式会社

      Zenken 株式会社は、Webマーケティング事業や海外人材事業を主力として展開している企業です。

      ファーストビューには、社員のトーク動画へつなげる大きなリンクが貼られています。『営業採用じゃないのに営業沼にハマった3人』『一か八か採用枠!?の3人』など、求職者が思わずクリックしたくなるような動画の企画も参考にしたいポイントです。

      動画はバラエティ番組のようなオープニングから始まります。肩の力を抜いて閲覧できるため、スキマ時間を有効活用したいという求職者に向けた情報発信に最適です。

      同社の採用サイトは、動画以外にも社員紹介や会社紹介などさまざまなコンテンツが充実しています。各コンテンツには、より詳細がわかる動画もリンクさせてあり、企業の理解度を深めてもらうための工夫が随所に見られます。

      オムロン 株式会社 制御機器事業

      オムロン制御機器事業の採用サイトファーストビュー

      出典:オムロン 株式会社 制御機器事業

      幅広い製品と独自の自動化技術でモノ造りの現場を支える、オムロン 株式会社の制御機器事業の採用サイトです。ファーストビュー右下のリンクをクリックすると、オムロンの技術力や先進性が伝わる動画が閲覧できます。高品質な動画で求職者を惹きつけ、企業への期待感を高めています。

      動画を活用した社員紹介では、1日の業務に密着しながら、仕事内容ややりがいなどをインタビュー形式で伝えています。

      また、専門用語が多く文章で伝えるのが難しい業務内容を、テロップを入れてわかりやすく解説しているのも参考にしたいポイントです。

      社員紹介が面白い採用サイト4選

      社員紹介は、社風や具体的な働き方を伝えるのに最適なコンテンツです。求職者のニーズも高いため、力を入れたいコンテンツでもあります。ここでは、参考にしたい社員紹介の事例を4選ご紹介します。

      • 株式会社 朝日新聞社
      • 松井建設 株式会社
      • Sky 株式会社
      • HEグループ

        株式会社 朝日新聞社

        朝日新聞社の採用サイトファーストビュー

        出典:株式会社 朝日新聞社

        株式会社 朝日新聞社は『朝日新聞』を編集・発行する企業です。注目したいのは「仕事を知る」というコンテンツです。社員検索・職種から知る・動画で知るの3つの切り口で、仕事内容を紹介しています。

        社員検索には30人以上の先輩社員のインタビューが掲載されており、職種・専攻・キャリアで絞り込みが可能です。希望職種が決まっていない場合は、自分と同じ専攻で絞り込み、先輩社員がどのような仕事しているのかを調べられます。

        他にも、やりたい仕事が明確なら職種から調べる、さらに詳細を知りたいなら動画を見るなど、求職者の検討段階に合わせて情報収集が可能です。求職者のニーズを意識したユーザビリティの高い社員紹介コンテンツです。

        松井建設 株式会社

        松井建設の採用サイトファーストビュー

        出典:松井建設 株式会社

        総合建設会社である松井建設 株式会社は、創業1586年と上場企業の中で最も歴史の長い会社です。採用サイトからも、伝統や誇りを感じられます。

        松井建設の採用サイのコンテンツ「知られざる物語」

        出典:松井建設 株式会社│知られざる物語

        注目すべきは「知られざる物語」という、ある大規模プロジェクトに焦点を当てたストーリー仕立てのコンテンツです。スクロールすると目に入ってくる「仕事相関図」では、プロジェクトにおいて各職種がどのように繋がっているのかを図で表現しています。そして気になる職種をクリックすると、それぞれの役割や想い、社員のプロフィールまで閲覧可能です。

        さらに下へ進むと、竣工までの困難や苦労、社員の成長のストーリーが展開されていきます。1つのコンテンツで具体的な仕事内容や社風、社員の人柄を伝えられるようになっています。

        Sky 株式会社

        Skyの採用サイトファーストビュー

        出典:Sky 株式会社

        Sky 株式会社は、ソフトウェア開発やシステムインテグレーション事業などを手掛けるIT企業です。採用サイトは、企業カラーの白や水色を基調とした清潔感のあるデザインになっています。

        40人以上を掲載している社員紹介は、職種で絞り込みが可能です。一人一人のインタビュー内容も充実しており、入社理由ややりがい、1日のスケジュールなどを確認できます。

        また、中堅以上の場合は1日のスケジュールではなく、キャリアパスを紹介しています。入社後の働くイメージや数年後の将来像を想像できるようなコンテンツです。

        HEグループ(日隆運輸グループ)

        HEグループの採用サイトファーストビュー

        出典:HEグループ

        HEグループは、関西を中心に全国各地に拠点を持つ運送企業グループです。

        運送業界は比較的転職者が多く、未経験からチャレンジする人も少なくありません。そのため「スタッフインタビュー」の一覧ページでは、一目で社員が経験者・未経験者のどちらなのかがわかるように表示されています。

        さらに、女性新人トラックドライバーのリアルな日常を伝えるドキュメンタリー動画も掲載しています。「男性の仕事」という印象の強いドライバーですが、前向きに働く社員の姿を見ているうちに女性も活躍できる業界であることが伝わってきます。応募前に感じる不安や疑問を解消できるような社員紹介です。

        キャッチコピーがユニークな採用サイト5選

        キャッチコピーは、企業の魅力を伝える重要な要素です。ここでは、インパクトのあるユニークなキャッチコピーの参考事例を5選ご紹介します。

        • 株式会社 マキタ
        • 株式会社 シュゼット
        • groxi 株式会社
        • トゥモローゲート 株式会社
        • 原田産業 株式会社

          株式会社 マキタ

          マキタの採用サイトファーストビュー

          出典:株式会社 マキタ

          株式会社 マキタは、船舶用ディーゼルエンジンの製造・販売・アフターサービスを行う企業です。”「ケタ違い」を造る。”というキャッチコピーからは、世界トップシェアを誇る企業のスケールの大きさを感じられます。

          マキタの採用サイトのコンテンツ『ケタ違い』への挑戦

          出典:株式会社 マキタ│『ケタ違い』への挑戦

          『ケタ違い』への挑戦というコンテンツでは、苦悩を乗り越えながら日々の業務へ取り組む先輩社員の経験談などが語られています。きれいごとだけではなく、リアルなメッセージを求職者に伝えたい場合に参考にしたい採用サイトです。

          株式会社 シュゼット

          シュゼットの採用サイトファーストビュー

          出典:株式会社 シュゼット

          株式会社シュゼットは「アンリ・シャルパンティエ」「C3(シーキューブ)」などの洋菓子ブランドを展開する企業です。

          ページを開くと壁紙のような白い背景が現れ”それ、お菓子で楽しくできないか。”というキャッチコピーが浮かび上がります。シンプルなデザインですが、お菓子を通して世の中を楽しくしたい、人を幸せにしたい、そんな強い想いが感じられるファーストビューです。

          groxi 株式会社

          groxiの採用サイトファーストビュー

          出典:groxi 株式会社

          groxi 株式会社は、無線LANやセキュリティ、サーバーなどの構築・運用・保守を行う企業です。アニメの公式サイトのようなファーストビューには”型にはまれなかった者たちへ”というキャッチコピーが表示されています。たくさんの企業を見て悩んでいた求職者に刺さるようなインパクトのあるメッセージです。

          groxiの採用サイトのコンテンツ「活躍しているメンバー」

          出典:groxi 株式会社│活躍しているメンバー

          「活躍しているメンバー」というコンテンツでは、先輩社員をアニメキャラクターに見立て、イラストや文章で紹介しています。読むとワクワクするようなメッセージやイラストで、ターゲットの心に響く世界観を表現している採用サイトです。

          トゥモローゲート 株式会社

          トゥモローゲートの採用サイトファーストビュー

          出典:トゥモローゲート 株式会社

          トゥモローゲート 株式会社は、ブランディング事業をメインサービスとしている企業です。

          ページを開くと”変な会社にしたいので変な社員を募集します”という斬新なキャッチコピーが表示されます。一言で自由な企業風土を感じられるファーストビューです。また、明るい印象のある採用サイトを多く見かける中、黒を基調にしたデザインは強いインパクトがあります。

          同社の経営理念は「ブラック企業ではないブラックな企業」です。ここでいうブラックな企業とは、劣悪な環境下で社員を働かせることではなく、多様な個性が混ざりあって真っ黒になるような会社を意味しています。一貫性のあるコンセプトで、企業の個性を表現している採用サイトです。

          原田産業 株式会社

          原田産業の採用サイトファーストビュー

          出典:原田産業 株式会社

          原田産業 株式会社は、大阪府に本社を置くグローバル総合商社です。リズム感が良く印象にも残りやすい”HARADAが、やらな。”というキャッチコピーには、熱い使命感を持って挑戦を続ける企業姿勢が表現されています。

          原田産業の採用サイトのコンテンツ「社員インタビュー」

          出典:原田産業 株式会社│社員インタビュー

          社員インタビューには、”HARADAの挑戦者たち”というサブタイトルがついています。挑戦心のある人材を求めていること、挑戦を支える土台が整っていることが伝わってくる採用サイトです。

          面白い採用サイトに期待できる3つの効果

          面白い採用サイトには、以下3つの効果が期待できます。

          • 求職者の目に留まりやすい
          • 求職者の記憶に残りやすい
          • 競合他社と差別化できる

            1つずつくわしく解説します。

            求職者の目に留まりやすい

            どんなに労働条件や福利厚生が魅力的でも、採用サイトを見てもらえなければ求職者に情報が伝わらず、エントリーに繋がりません。

            面白いコンテンツや仕掛けがあると、ありきたりな採用サイトよりも求職者の興味を惹きつけられます。もともと自社への関心が低い求職者に対しても、面白いと感じてもらえれば、企業の魅力や強みをアピールできるのです。「どんな会社なんだろう?」と読み進めたくなるような採用サイトを制作し、自社に興味を持ってもらうきっかけを作りましょう。

            また、思わず人に紹介したくなるような面白い採用サイトなら、SNSでの拡散も狙えます。話題になれば、高い集客効果が期待できるでしょう。

            求職者の記憶に残りやすい

            求職者は何十社もの採用サイトを見ています。そのため、情報を載せただけの凡庸な採用サイトは印象に残りにくく、翌日には忘れられてしまうかもしれません。

            その点、面白い採用サイトならインパクトを残せます。数日後、数カ月後も求職者の記憶に残り、応募段階で思い出してもらえる可能性があります。一度見ると忘れられないようなユニークな採用サイトで、採用力の強化を目指しましょう。

            競合他社と差別化できる

            求職者は競合他社と比較しながら採用サイトを見ることも多いため、差別化が欠かせません。デザインやキャッチコピーなどにこだわった面白い採用サイトなら、他社と差をつけられます。

            また、競合他社と似たような仕事内容でも、紹介の仕方次第で求職者へ与える印象は大きく変わります。自社ならではの魅力を伝えられるユニークな採用サイトを作り、競合他社に人材が流れるのを防ぎましょう。

            面白い採用サイトを作る7つの秘訣

            ここでは、面白い採用サイトを作る7つの秘訣をご紹介します。

            • コンセプトを明確にする
            • トレンドを取り入れる
            • 印象的なキャッチコピーにする
            • 独自性の高いコンテンツを作る
            • インパクトのあるデザインにする
            • ギャラリーサイトで参考事例を探す
            • 利便性も忘れてはいけない

              コンセプトを明確にする

              採用サイトにおけるコンセプトとは「誰に」「何のために」「何を伝えるのか」などを表したものです。面白い採用サイトを作るには、前もってコンセプトを固めておくことが重要です。

              コンセプトなしに奇抜なデザインや珍しい仕掛けを実装すると、興味を惹きつけることはできても「結局何が伝えたいのか」がわからない採用サイトになってしまいます。

              コンセプトを明確にしておけば、採用サイトの方向性が定まるため、企業の魅力が伝わりやすいコンテンツやデザインが考えやすくなります。また、チーム内の認識のズレ防止、制作業務の効率化などの効果も期待できるでしょう。

              トレンドを取り入れる

              魅力的な採用サイトを制作するには、トレンドを意識することが大切です。株式会社キャリタスの調査によると「デザインや情報が古いことによる志望度への影響はあるか」との問いに対して、9割近くの就活生が『影響する』と回答しています。

              古いデザインの採用サイトは「時代遅れ」「読みにくい」などの印象を与え、企業イメージが低下する可能性もあります。適度にトレンドを取り入れ、魅力的な採用サイトを作りましょう。

              ただしトレンドを取り入れすぎるとテキストの視認性が下がることがあるため、バランスには注意してください。

              以下は、現在の採用サイトでトレンドになっている手法の一例です。

              手法 概要
              アイソメトリック 斜め上から見下ろすような視点で描かれたデザインのこと
              スクロールエフェクト スクロールに合わせて背景などが変化する効果のこと
              マウスオーバーエフェクト マウスのカーソルを乗せるとデザインが変化する効果のこと
              タイポグラフィアニメーション 文字に動きをつけるアニメーション効果のこと

              参考:株式会社キャリタス│2024年卒 採用ホームページに関する調査

              印象的なキャッチコピーにする

              キャッチコピーは、採用サイトを開いて最初に目にする要素です。求職者の興味を惹きつけられるようなキャッチコピーなら、採用サイトを読み進めてもらえる可能性も高まります。ターゲットに響く魅力的なフレーズを考えましょう。

              以下は、効果的なキャッチコピーを作るポイントです。

              • 短くシンプルにする
              • 疑問形で対話感を出す
              • 句読点を使ってリズム感を出す

              キャッチコピーには独自性や他社との差別化も大切ですが、奇抜であれば良いというわけではありません。企業理念や事業内容と矛盾があると、求職者は企業情報を調べていくほどに不信感を抱いてしまいます。

              理想的なキャッチコピーは、企業の魅力を表現し、自社が求める人材にピンポイントに届くシンプルなフレーズです。他社の事例も参考にし、効果的なキャッチコピーを検討してみてください。

              独自性の高いコンテンツを作る

              他にはないような独自性の高いコンテンツがある採用サイトは、求職者に「面白い」と感じてもらえる可能性が高いです。

              全く新しいコンテンツを考えるのは簡単なことではありません。しかし視点を変える、表現方法に工夫を加えるなどで独自性を高めることは可能です。社員紹介や福利厚生などよくあるコンテンツでも、企業の個性を活かしたデザインや切り口にすることで、オリジナリティを出せます。

              また、表現方法には文字、絵、音声、映像、体験などあらゆる手段があります。自社の魅力やコンセプトを伝えられる、唯一無二のコンテンツを考えてみましょう。

              インパクトのあるデザインにする

              デザインにインパクトのある採用サイトは、求職者の目を惹きつけ、どんな企業なんだろうという興味を掻き立てられます。それだけでなく、求職者の記憶に残りやすくなる、話題を集められるなどのメリットもあります。

              ただし「インパクトだけ」を意識したデザインでは、注目を集めることはできても、欲しい人材を応募に導くことはできません。企業の魅力やコンセプトを落とし込み、視覚的にアピールできるうようなデザインを考えましょう。

              ギャラリーサイトで参考事例を探す

              面白いアイデアを膨らませるためには、他社の事例からヒントを得るのも1つの方法です。ギャラリーサイトを使用すれば、効率的に参考事例を探せます。以下のようなシーンでも有効のため、ぜひ活用してみてください。

              • 競合を調査する
              • デザインのトレンドを把握する
              • 制作会社とイメージのすり合わせをする

              具体的なサイトイメージが固まっていない中でギャラリーサイトを閲覧する際は、面白いと感じたポイントや良くないと感じたポイントをメモしてみましょう。そうすると、自社で実現したい採用サイトのイメージが具体化されていきます。

              以下は「採用サイト」で絞り込み検索ができる、おすすめのギャラリーサイトです。

                利便性も忘れてはいけない

                求職者の興味を惹きつけられる、記憶に残りやすいなど、メリットの多い面白い採用サイトですが、制作の際には利便性の良さも忘れてはいけません。

                株式会社キャリタスの調査によると、就活生にとって印象の悪い採用ホームページには、以下のようなものが挙げられています。

                • どこに何が書いてあるかわからない
                • ページを開くのに時間がかかる
                • 自動的に音が流れる
                • 勝手にスクロールされる 

                面白さを追い求めるあまりに利便性を損ねてしまうと、悪い印象を与え、求職者が採用サイトから離れてしまう可能性もあります。

                採用サイトの本来の役割は、理想の人材を確保することです。情報を整理して配置する、良好な表示速度を維持するなど、ユーザビリティへの配慮も怠らないようにしましょう。

                参考:株式会社キャリタス│2022年卒採用ホームページに関する調査

                事例を参考にして面白い採用サイトを実現しよう!

                面白い採用サイトには、求職者の目を惹きつけられる、印象に残りやすい、企業の個性をアピールできるなどのメリットがあります。

                しかし、ただ単に奇抜なデザインを実装するだけでは、何を伝えたい採用サイトなのかがわかりにくく、成果には結び付けられません。

                面白い採用サイトで成功するには、予めコンセプトを明確にしておくことが重要です。そして、コンセプトを表現するための最適なデザインやコンテンツを考えてください。

                良いアイデアが浮かばないときは、他社の事例を見てインスピレーションを得ると良いでしょう。ギャラリーサイトやこの記事を参考に、面白い採用サイト制作に取り組んでみてください。

                この記事を書いたライター

                マユ

                マユ

                IT企業で12年勤務。現在は2人の子を育てながらWebライターとして活動中。スイーツやインテリアなど、幅広いジャンルを執筆。読者に寄り添った、分かりやすく、丁寧な文章を心がけています。趣味はパン屋さん・ケーキ屋さん巡り。

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                この記事を監修した人

                樋口 可奈

                樋口 可奈

                運営元のJetB株式会社メンバーで優良WEB立ち上げから参加。得意ジャンルはSEO、マーケティングやEC分野。これまでに数百記事を執筆した経験を活かし、読者にわかりやすい記事を提供します。趣味はアイドルのライブや漫画鑑賞。

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