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メールで相談する「GoogleのSGEって何?」
「SGEとSEOの関係性は?」
「いつから使えるようになるの?」
AIや最新のGoogleの動きに興味を持っている方の中には、このような疑問を持っている方も多いのではないのでしょうか。
Googleは、2023年5月10日、開発者向けイベント「Google I/O」を開催し、Search Generative Experience(SGE)と呼ばれる新しい検索表示についての発表がありました。そこで今回は、現時点で明かされているSGEの概要から、SGEの使い方、今後のSEOとの関連性まで詳しく解説していきます。
「Google I/O」の内容についての詳細はGoogleが公式YouTubeチャンネルで動画を公開しているので、こちらも参考にしてみてください。
SGE(Search Generative Experience)とは、Googleの検索結果の上部にAIによって生成された回答が表示され、対話形式で検索エンジンを利用できる新しい技術です。
AIによる回答は、MUM(Multitask Unified Model)やPaLM2などの大規模な言語モデルを使用して生成されます。テキストの生成や言語の翻訳、さまざまな種類のクリエイティブコンテンツの作成など、AIを活用してあらゆる回答が行えるようになります。
現在、米国のGoogleユーザーを対象にベータテスト中です。2023年5月現在、米国ではウェイトリストの申請が可能ですが、日本はまだ未対応のようです。
Googleが新たに公開した「Google Labs」内から申請画面を開くことが出来ます。
余談ですが、「Google Labs」という名称は、実は過去にも存在しており、Googleのエンジニアが実験中のソフトウェアを公開し、信頼出来るテストユーザーだけテストプロジェクトに招待してフィードバックをもらう試みでした。GmailやGoogleMapなどの検証にも使われていたようです。2011年頃に閉鎖していたので、「久しぶりに復活を遂げた」と思われる方も多いでしょう。
実際に「Search Labs」の申請画面を開いてみると、下記のような表示が出てきました。
”Search labs isn’t avaiabe for your avvount right now.” 和訳すると、”サーチラボは、現在、お客様のアカウントではご利用いただけません。”
ちなみに筆者は、GoogleのUSAアカウントを保有しているため奇跡的に申請ができました。
実際に利用できるようになるまでは数週間かかるそうなので、楽しみに待ちたいと思います。
GoogleはSGEによって、ユーザーの検索体験をより向上させようと考えています。
現在の検索エンジンの検索結果には広告と10サイトのほどのテキストリンクが表示されますが、SGEでは検索結果の最上部にAIによる質問の回答が表示されるようになります。ユーザーによる質問の文脈から、求められている検索結果をテキストにまとめ、画像や信頼できる情報源のリンクを共に表示します。
最も大きなメリットとしては、単なる検索ではなくAIと会話するような仕組みなることによって、ユーザーは連続した質問を投げかけることができるようになる点があります。
ChatGPTを自社サイトで利用できるか試してみませんか?
Google I/Oで、SGEと同時に発表されたのが、Perspectives(パースペクティブ)というフィルタ機能です。
現在のGoogle検索結果の上部には、動画、画像、ニュース、地図などが並んでいますが、その箇所に「Perspectives」というタブが表示されるというものです。クリックすると、検索クエリに関連するさまざまな投稿や動画、SNS、Q&Aなどが羅列するようです。
Perspectivesは日本語で「見通し」や「眺望」のような意味なので、ユーザーにより広い視野での体験を提供しようとしている、もしくはユーザー視点での体験を共有しようとしているのではないかと考えられます。
こちらも、SGEと同様に2023年5月現在、日本ではまだ未対応となっています。
SGEが、SEO(Search Engine Optimization)に与える影響は大きいです。検索結果での上位表示を獲得するための競争を激化させる可能性があり、企業はSEO戦略を再考する必要があるでしょう。また、ユーザーエンゲージメントなど、新しい指標を検索結果のランク付けに使用し始める可能性があるため、これまで以上にコンテンツの質が求められることが予想されます。
SGEが導入されたことで、SEOが終わったのではないかという声が上がってるのも事実です。しかし、SGEがすべての検索クエリに適しているわけではありません。
例えば、ユーザーが商品の購入やサービスの問い合わせが目的の場合、従来の検索エンジンの結果に頼る必要があります。また、SGEでは表示されないコンテンツにアクセスするためにも、SEOは必要です。そのため、SGEが導入された後もSEOは重要な施策であり続けるでしょう。
SEOにおいて重要なE-E-A-T(経験、専門性、権威性、信頼性)は、SGEで上位表示させるためにも重要です。
Googleのことは「Bard」に聞くのが最適かと思い、質問してみたところ、以下のような回答がありました。
「E-A-Tスコアを高めることで、SGEに掲載され、より多くの検索トラフィックを獲得する可能性が高くなります。」という記載がありました。
SGEはユーザーの質問に答えるために、Webサイトのコンテンツを分析して、最も関連性の高いコンテンツを表示します。そのため、Webサイトのコンテンツは専門的で、権威があり、信頼できるものでなければなりません。つまり、E-E-A-Tを高めれば、SGEで上位表示される可能性が高くなり、ユーザーからも信頼されやすいWebサイトになるということです。
検索エンジン最適化である「SEO対策」が当たり前になったときと同様に、近い将来、検索生成最適化「SGO対策」という言葉が生まれるのではないでしょうか。
E-E-A-Tについての詳細はこちらの記事を参考にしてください。
SGE(Search Generative Experience)は、ユーザーの検索体験を向上させるためにGoogleがおこなう画期的な変更です。
最近ではOpenAI社の「GPT-4」やMicrosoft社の「Bing AI Chat」などの生成AIが注目されていますが、今後のGoogleの展開にも期待できそうです。