
「ホームページ制作を外注したいけど、できるだけ費用を抑えたい」
「デザインはできるから、コーディングだけ依頼したい」
そんな方には、コーディング代行がおすすめです。1ページ5,000円程度と安価に依頼できることもあります。
本記事では、
- コーディング代行のメリット
- 主な依頼先と費用相場
- 依頼する際の注意点
について解説します。ホームページ制作のコスト削減に繋がるヒントが詰まっているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
コーディング代行とは
コーディング代行とは、ブラウザでホームページのデザインを表示させるためにHTMLやCSSといった言語を使ってコードを記述する作業をプロが代行することです。
コーディング代行のメリット
ここからは、コーディング代行を依頼する3つのメリットについて解説します。
コストと手間が削減できる
コーディングには最低でもHTMLとCSSの知識が必要で、全くの初心者が1から勉強してコーディングができるようになるまでに約3カ月はかかると言われています。とはいえ、知識や技術がある人材を雇うとなると、当然ですが人件費を支払わなくてはなりません。
代行を依頼する場合も外注費が発生しますが、比較的低価格でコーディングを請け負っている業者やフリーランスは多く、必要な作業をスポットで依頼できるため社内で行うよりもコストを抑えられるケースがほとんどです。
ユーザーにとって使いやすいサイトになる
知識がないままコーディングをすると、閲覧するデバイスやブラウザによって見た目にばらつきがでてしまい、きれいに表示されなかったり文字が小さすぎて見えにくいといった、ユーザビリティの低いホームページになりがちです。
プロがコーディングすることで様々なデバイスやブラウザからの閲覧に対応することができ、ユーザーにストレスを感じさせないホームページに。その分自社のメッセージが伝わりやすくなります。
SEOに強く集客力のあるサイトになる
SEO対策ができていないホームページはデザインや画像などに注力したところでアクセスが増えず、こだわって作ったコンテンツを見てもらうことすらできません。
初心者が見よう見まねでコーディングをしたホームページよりも知識が豊富なプロのコーダーに依頼した方が上位表示されやすくなり、その分多くの人にホームページを訪れてもらうことができます。
コーディング代行の依頼先と費用相場
ここからは、コーディング代行の主な依頼先と費用相場を解説します。
コーディング代行会社
コーディングに特化してサービスを提供しているため、専門知識が豊富で品質が安定している傾向にあります。社内にデザイナーが在籍していて、コーディングのみの外注を希望する場合におすすめです。
コーディング代行会社に依頼した場合の費用相場は1ページあたり10,000円~15,000円程度。
基本料金が別途発生する場合もあるため、コーディング代行を依頼したいページ数をあらかじめ目星をつけてから会社を選ぶと良いでしょう。
ホームページ制作会社
基本的にはホームページの設計・デザイン・コーディングまでがパックになったサービスを提供しています。コーディング以外も依頼できるため、社内に一切制作チームがない場合におすすめです。
コーディングのみの対応が可能なホームページ制作会社もあり、費用相場は1ページあたり10,000~15,000円程度。ホームページの設計・デザイン・コーディングまで込みの依頼(小~中規模サイト)であれば200,000~800,000円程度が一般的ですが、会社やプランによって盛り込む機能や内容が異なるため幅があります。
フリーランス
代行会社の規定に縛られずに対応してもらえるため、サービス内容の自由度が高い傾向にあります。
コーディング代行会社やホームページ制作会社の場合、依頼できるページ数の下限が決められていることがありますが、フリーランスのコーダーへの外注は、ランディングページのような1枚だけのページや既存ページの作り直しといった部分的な依頼もしやすいのが特徴です。急ぎの案件に対応してもらえるケースが多い点もメリットいえます。
フリーランスの費用相場は1ページ5,000円程度~です。
目的やコーディングを依頼したいページ数などに応じて依頼先を使い分けましょう。
コーディング代行を依頼する際の注意点
ここからは、コーディング代行を依頼する際の7つの注意点について解説します。
レスポンシブ対応
レスポンシブとは、ホームページを表示するデバイスによって最適化したレイアウトのものを表示させる仕組みのことです。
近年スマートフォンやタブレット端末からホームページを閲覧する人が増えているため、レスポンシブ対応は必須といえます。レスポンシブ対応をオプションメニューとしている場合があるため、ページ単価に含まれるのか別なのか、よく確認しましょう。
複数ブラウザ対応
デバイスと同じように閲覧ユーザーによってブラウザも異なります。それを知らずにコーディングすると一部のデバイスで正しくページが表示されないということが起こりかねません。
バージョンによっても異なり、全てに対応するのは難しいですが、利用者が多い主要なブラウザで問題なく表示されるコーディングをしてもらえるのか確認しておきましょう。
1ページの定義
コーディング代行の外注費用はページ単位で決められていることが多いのですが、会社によって「1ページ」の定義が異なり、上限を超えると追加料金が発生します。
1ページの目安の長さは、以下のとおりです。
PC:2,000~2,500pxまで
スマホ:4,000~5,000pxまで
依頼したいページの長さも考慮して確認すると良いでしょう。
基本料金
コーディング代行サービスでは、ページ単価とは別に基本料金が設定されていることがあります。
ページ単価だけ見ると安価でも基本料金が加わると高額になるケースもあるため注意しておきましょう。
基本料金の目安としては、「固定で3~5万円」や「総額の10~20%」など会社によって様々です。
ディレクション費
プログラマーやコーダーへの指示やスケジュールなども含めた進行管理費用のことです。依頼するページ数が多くなると進行管理が必要になり、ページ単価とは別にディレクション費用が発生することがあります。
流し込みページ・ボリュームディスカウント対応
流し込みページとは、レイアウトやCSSを変える必要がなく、テキストや画像リンクのみを差し替えるだけのページのことです。作業が少ないため単価が1,500円程度~と安価に設定されており、うまく活用することで費用を抑えられることがあります。
また、ボリュームディスカウントに対応している会社は多く、コーディングしたいコンテンツをまとめて発注するのもコストを抑える方法の1つです。
特急料金
コーディング代行は、ページ数に応じて納期が設定されている場合がほとんどです。
しかし、急ぎで対応してもらいたい場合、特急料金を支払うことで対応してもらえることがあります。
特急料金の相場は、総額の30%程度です。
コーディング代行を依頼してコスト削減につなげましょう
コーディングは、ホームページの集客力やユーザーからの印象を左右させる大きな役割をもっています。しかし、初心者が1から勉強して行おうと思うと3カ月程度の時間を要し、それでもSEO対策にまで手が及ばないことも。
効果が高く、費用も時間も削減したいのであれば、コーディング代行を依頼するのがおすすめです。最近ではたくさんの業者がコーディングのみの代行サービスを取り扱っているため、本記事で挙げた注意点を参考にしながら比較検討してみてはいかがでしょうか。