ホームページ作成の費用相場について
いくらくらいが適切なの？
「Yahoo!ショッピングで出店しようと考えているけどAPIはどのようなものだろう。」
このように考えている企業の担当者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
APIには様々な種類や機能があるので、よく分からず悩んでしまうこともあるでしょう。本記事では、Yahoo!ショッピングAPIの詳細や機能をご紹介します。
登録方法や注意点についても詳しくご紹介するので、Yahoo!ショッピングで出店しようと考えている場合はぜひご参考にしてください。
Yahoo!ショッピングAPIとは
Yahoo!ショッピングAPIは、Yahoo!ショッピングで出店しているストアと連携したアプリケーション開発を行うためのインターフェースです。
Yahoo!ショッピングでは、ストア運営をサポートするAPIとショッピング情報を取得するAPIをそれぞれ多数提供しており、無料で活用することができます。
ストアに関する情報取得や管理に使うことができるため、ショップ運営をさらにスムーズにすることが可能です。
Yahoo!ショッピングAPIで活用できる機能
Yahoo!ショッピングAPIで活用できる機能は非常に多く、それぞれを把握しておく必要があります。
下記は、APIを使ってできることの一例です。
Yahoo!ショッピングAPIで活用できる機能
- 情報取得
- 商品管理
- 画像管理
- 在庫管理
- 注文管理
ここからはそれぞれの機能の特徴についてご紹介します。
情報取得
情報取得のAPIでは、Yahoo!ショッピングの情報を取得することができます。たとえば、下記のような情報の取得が可能です。
- 商品の検索結果
- 売上ランキング情報
- カテゴリIDの取得
- 商品コード
- 人気キーワードのランキング
- 最新のおすすめ情報
- ポイントキャンペーン情報
- 商品レビューの情報
Yahoo!ショッピングに関する情報をすぐに確認できるため便利です。Yahoo! ID連携をしていない方でも利用することができます。
商品管理
商品管理のAPIでは商品データの確認や内容の変更が可能です。確認及び変更できる項目としては下記が挙げられます。
- 商品データの登録
- 複数の商品を別のカテゴリに移動
- 商品表示優先順による一括の変更
- 商品の削除
- 商品情報の参照
- 商品リストの更新
- 商品のCSVデータアップロード
商品管理をよりスムーズに行う機能が充実しているので、積極的に活用しましょう。
画像管理
商品画像や販促用画像などのアップロード機能があるAPIも提供されています。具体的には下記の便利な機能の利用が可能です。
- アップロード済みの商品画像の検索および一覧取得
- zip形式で圧縮した商品画像を一括でアップロード
- 商品画像を削除反映待ちの状態に変更
- 追加画像ディレクトリに含まれる追加画像一覧の取得
- 追加画像をディレクトリから別のディレクトリへ移動
画像に関する管理機能が充実しているため、活用することで業務効率化を図ることができます。特にzip形式で圧縮した商品画像を一括でアップロードできる機能は、アップロードする作業を大幅に効率化できるため便利です。
在庫管理
ストアの在庫照会や在庫登録を効率化できる機能も多く用意されています。
ショップを運営する際は在庫管理を適切に行うことが求められるため、在庫管理の機能は特に重要です。Yahoo!ショッピングAPIの在庫管理では下記の機能を活用することができます。
- 指定した商品コード、個別商品コードの在庫数の参照・設定
- 在庫情報をCSVファイルで作成し、アップロードする機能
在庫管理を徹底し、更新も頻繁に行う場合は在庫管理の機能を積極的に活用しましょう。
注文管理
注文管理のAPIでは、受注後の注文データを管理する機能が利用できます。具体的には下記の機能を活用することが可能です。
- ストアの注文情報を検索し、単体もしくは複数の形で注文情報を取得
- 指定注文の注文ステータスを変更
- 入金ステータスや出荷ステータスを更新
- 出荷を分ける際に1つの注文を2つの注文に分類
- 決済方法別の購入者様のお支払い用の支払番号を発行
注文に関する情報を変更、更新する機能が充実しているため、活用することで手軽に注文管理を行えます。
Yahoo!ショッピングAPIを使用する際に必要な作業
Yahoo!ショッピングAPIを使用する際はいきなり始めることはできません。まずはアプリケーションへの登録を行う必要があります。登録手順を理解していないとスムーズにYahoo!ショッピングAPIを開始できないので注意が必要です。
ここからはアプリケーション登録の手順について詳しく解説します。
アプリケーション登録の手順
アプリケーション登録は、下記の手順で進めます。
- Yahoo!デベロッパーネットワークの公式サイトにアクセスする
- 少しスクロールすると出てくる「API・OSS」内「アプリケーションの管理」をクリックする
- 少しスクロールすると出てくる赤いボタン「Yahoo!JAPAN IDでログイン」をクリックする
- 必要情報を入力し、ログインする
- 「新しいアプリケーションを開発」をクリックする
- 「Web APIを利用する場所」「アプリケーション利用者情報」「アプリケーションの基本情報」などの情報を入力し、「確認」ボタンをクリックする
- 内容を確認し、「登録」ボタンをクリックする
以上でアプリケーション登録は完了です。
登録したアプリケーションの確認を行う方法
登録したアプリケーションの確認を行う方法は下記の通りです。
- Yahoo!デベロッパーネットワークの公式サイトにアクセスする
- 少しスクロールすると出てくる「API・OSS」内「アプリケーションの管理」をクリックする
- アプリケーション一覧から、任意のアプリ名をクリックする
その後画面が切り替わり、登録したアプリケーションの情報を確認できます。APIのアプリケーションをスムーズに確認したい場合は、こちらの方法で確認するのがベストです。
Yahoo!ショッピングAPIを使用する際の注意点
Yahoo!ショッピングAPIは便利な機能ですが、使用に際して注意すべきポイントもいくつか存在します。
Yahoo!ショッピングAPIの注意点
- 公開鍵認証が必要な場合がある
- APIは本番環境のみ利用できる
- Yahoo!ショッピングのAPIの利用には制限がある
ここからはそれぞれの注意点についてくわしく解説します。
公開鍵認証が必要な場合がある
Yahoo!ショッピングAPIで下記のAPIを用いる場合は公開鍵認証が必要です。
- 注文検索API
- 注文詳細API
- 注文内容変更API
- メッセージ投稿API
- 質問詳細API
- 質問一覧API
- 定期購入親注文詳細取得API
- 定期購入情報変更API
- 定期購入情報変更履歴詳細API
公開鍵認証なしでこれらのAPIを利用すると、トークンの有効期限が12時間とかなり短めになります。一方で公開鍵認証を利用すると有効期限が4週間に伸びるので、さらに快適にAPIを使うことが可能です。
上記の9つのAPIを使わない場合は公開鍵認証は必要ないので、自社のストアで必要なAPIを確認した上で判断しましょう。
APIは本番環境のみ利用できる
ショッピング情報取得APIは、本番環境のみ利用可能です。テスト環境を用いて利用できない点に注意が必要になります。
なお、Yahoo!ショッピングに出店していない企業はテスト環境のみしか使えません。APIを本格的に活用できるのは、Yahoo!ショッピングに出店している事業者に限られるので、あらかじめ覚えておきましょう。
Yahoo!ショッピングAPIの利用には制限がある
Yahoo!ショッピングAPIは制限を超えてリクエストを行った場合、エラーになります。上限回数は1アプリケーションIDごとに1日50,000回となっているのでAPIを利用する場合は、あらかじめ覚えておくことが必要です。
リクエストに付与されたアプリケーションIDを基準に利用回数がカウントされているので、不正に利用することはできません。利用回数は1日あたりで計測され、毎日、午前0:00にリクエスト回数が0回にリセットされる仕組みです。
手続きや注意点を確認し、Yahoo!ショッピングAPIを活用しましょう！
今回の記事ではYahoo!ショッピングAPIの概要について詳しくご紹介しました。
最後に本記事の内容を2つのポイントに簡単にまとめます。
Yahoo!ショッピングAPIのポイント
- ショップ運営に必要な情報取得や、在庫管理など便利なシステムを利用できる
- 公開鍵認証の必要性、APIの利用制限についても把握する必要がある
Yahoo!ショッピングの運営をよりスムーズに行い、業務効率化を図るためにはAPIの存在が重要になります。自社に必要なAPIを見極めて、店舗運営の際に積極的に活用していきましょう。
Share
