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メールで相談するハンドメイド作品の販売でしっかりと利益を上げるためには、戦略的に販売方法を検討することが大切です。使用するサイトや販売価格を変えただけで、売上を大きく伸ばすことができたというケースも決して珍しくありません。
効果的な戦略を練るためには、まず販売にかかる手数料の把握が重要です。 そこで今回は、 ハンドメイド作品の販売サイトとして圧倒的な支持を集めているCreema・minne・BASEについて、実際の具体的な計算式をあげながら手数料を徹底比較します。売上を伸ばしていくためのポイントもご紹介しますので、販売戦略を立てる上での参考にしてみてください。
Creemaでハンドメイド作品を出品して販売する場合、出品料や出店料は一切必要ありません。つまり、作品が売れた時にのみ手数料がかかるというシステムになっています。近年、Creemaでは手数料が複数回改定されているため、ここでは最新の手数料をチェックしていきましょう。
作品や素材カテゴリーのアイテムをCreemaに出品して販売につながった場合、成約手数料・ 決済手数料として、送料を含まない商品の金額の11%(税込)が手数料としてかかります。
一方でフード・ お酒カテゴリーのアイテムが販売につながった場合には、送料を含む決済金額合計に対する15.4%が販売手数料としてかかります。また、台湾・香港サイトで販売した場合には、送料を含む決済金額に対して21%の手数料+1つの取引あたり42円の決済手数料を加えた金額が手数料となっています。このように、Creemaでは出品カテゴリーによって決済手数料が異なるため注意が必要です。
Creemaでの出品における不安要素としてよくあげられるのが、キャンセル対応についてではないでしょうか。Creemaでは、キャンセル手続きを出店者側で行うことになっています。もし、購入者側から取引キャンセルを希望された場合には、購入者都合によるキャンセルとして手続きを行うことができ、出品者が支払う手数料はありません。
一方で、出品者都合のキャンセルの場合には、代金の払い戻しに必要な手数料が請求されてしまうケースがあります。購入者がコンビニ支払いや銀行振込を行った後にキャンセルをしてしまうと、購入者への返金にかかる代金を請求されてしまうため注意してください。
ハンドメイド作品の販売を考えている人の中には、CreemaだけでなくminneやBASEの活用を検討している人も多いのではないでしょうか。それぞれのサイトで手数料のシステムが異なるため、事前にしっかりと比較して一番お得なサービスを活用するのがおすすめです。
minneの販売手数料は 、注文金額に対して10.56%となっています。注文金額というのは、作品の価格に、送料やオプション料金を加えた総額です。これらの販売手数料はその月に売上が確定した注文に対して発生し、販売手数料を差し引いたものが出品者の指定口座に振り込まれるという仕組みになっています。
BASEの手数料は、プランごとに少しずつ料金システムが異なります。スタンダードプランであれば、月額は0 円でサービス利用料が3%、決済手数料が3.6%+40円となっています。このスタンダードプランは、Creemaやminneと同じように、売れた時のみ手数料がかかるという仕組みで、リスクを抑えてネットショップを運営したいという方におすすめです。
BASEでは、ショップの売上が順調に伸びてきたという方に向けたグロースプランも用意されています。グロースプランとは、月額5,980円を支払う代わりに決済手数料を2.9%に抑えられる料金システムです。この決済手数料2.9%というのは業界の中でも最安水準となっており、月に17万円以上の売上がある方にとっては大変お得なプランといえるでしょう。
ハンドメイド作品の販売にかかる費用として忘れてはならないのが送料です。Creemaで販売する作品の送料は、送料無料・自分で設定・海外発送・着払いなどから選ぶことができます。ここでは、よく使用されている配送サービスや送料無料のメリット・デメリットなどについてみていきましょう。
まずは、ハンドメイド作品の販売によく使用されている配送サービスをご紹介します。
とにかく送料を抑えたいという出品者から人気を集めているのが定形外郵便です。定形外郵便は重量に合わせて送料が決まるシステムで、なんといってもリーズナブルな料金が魅力となっています。デメリットとしては、配送スピードが比較的遅めであることと、保証や追跡がない点があげられます。
追跡機能をつけて素早く商品を届けてもらいたいという方にはレターパックがおすすめです。レターパックはA4サイズ・4kg までであれば全国一律料金となっており、送料を計算しやすい点が魅力です。配送料金は、厚さ3cm以内のレターパックライトであれば360円、厚さに制限がないレターパックプラスであれば 510円で、専用の封筒をコンビニエンスストアで購入してポストに投函するだけで配送が完了するため、梱包の手間を省けるのも魅力といえるでしょう。
小さなアクセサリーや雑貨を配送したいという場合には、スマートレターを活用してみましょう。スマートレターは、A5ファイルサイズ・厚さ2センチ・重さ1kg までの荷物を全国一律180円で送付できるサービスです。追跡サービスや補償サービスはありませんが、一律料金で小さめのものをできるだけ安く配送したいという場合におすすめです。
Creemaやminneでは、送料無料のサービスを設定できます。送料無料を設定するにあたってのメリット・デメリットを知った上で、戦略的に活用してみましょう。
送料無料のメリットといえば、やはり顧客の購買意欲を高められる点があげられます。同じようなアイテムを比べた時に、送料無料の方が圧倒的にお得に感じられるため、購入につながりやすくなるはずです。また、送料無料であれば会計がわかりやすく、安心感につながるという点も評価されています。送料無料を設定し、複数購入を狙うのも一つの手です。
送料無料設定は、基本的に全国一律で設定されてしまいます。つまり、配送元から近距離であればそれほど負担になりませんが、遠方になればなるほど送料がかかり、利益を生みづらくなるというデメリットもあります。特に、離島の配送料はプラス料金が設定されていることも多く、送料の負担が大きすぎて手元に利益が残らないということにもなりかねません。送料無料設定を行うときには、注文金額から各種手数料と送料を差し引いて、手元にきちんと利益が残るような金額設定を行いましょう。
Creemaでの売上の受け取りにかかる振込手数料は、合計金額が30,000円未満の場合と30,000円以上の場合で金額が異なります。また、PayPay銀行を振込先に指定した場合には、55円という破格の手数料となっているのも大きな特徴です。万が一、何らかのトラブルで振込エラーが生じてしまった場合には組戻手数料600円、再振込手数料300円がかかってしまうため注意してください。
Creemaでは、申請予約を行った月の月末までに確定した売上が、その翌月末に振り込まれるという仕組みになっています。例えば、1月15日に申請予約を行った場合、1月1日から31日までに確定した売上が2月末に振り込まれることになります。また、最長6カ月にわたって売上を翌月以降に持ち越すこともできるので、振込手数料を節約したいという場合にはある程度の売上金が溜まってから申請を行うと良いでしょう。
minneの売上の受け取りにかかる振込手数料は220円です。売上金の振込スケジュールは、Creemaと同じように月末締めの翌月末振込となっています。つまり、1月の売上が2月末に振り込まれるというようなイメージです。
BASEの場合には、売上の受け取りのための手数料として、振込手数料と事務手数料がかかります。振込手数料は一律で250円、事務手数料は振込申請額が2万円以上の場合は0円/2万円未満の場合には500円となります。つまり、2万円未満の金額で振込申請を行った場合、手数料として750円が差し引かれることになります。
振込の申請は自分の好きなタイミングで行うことができ、振込は申請から10営業日程度で完了します。振込のタイミングを自分で選べるため、資金繰りしやすい点が魅力といえるでしょう。
ここでは、実際にかかる販売手数料と振込手数料を考慮したうえで、Creema・minne・BASEでハンドメイド作品を販売した場合の利益を比較していきましょう。
具体例として、作品価格1,000円+送料300円の注文①、作品価格10,000円+送料510円の注文②の売上が確定したという前提で計算を行いました。その結果、最終的に口座に振り込まれる金額は【Creema10,424円、minne10,344円、BASE9,814円】となりました。具体的な計算例をご紹介するので、販売価格や送料を当てはめて比較してみてください。
Creemaでかかる手数料
■作品・素材カテゴリーの【注文①】【注文②】の売上が確定した場合
■販売手数料
■振込手数料
■振込額の計算
【売上代金】11,810円 ー 【販売手数料】1,210円 ー 【振込手数料】176円 =【振込額】10,424円
minneでかかる手数料
■【注文①】【注文②】の売上が確定した場合
■売上代金
■販売手数料
※販売手数料は小数点以下切り捨てとなります。
■振込手数料
振込額の計算
【売上代金】11,810円 ー 【販売手数料】1,246円 ー 【振込手数料】220円 =【振込額】10,344円
BASEでかかる手数料
■【注文①】【注文②】の売上が確定した場合
■売上代金
■販売手数料
※小数点以下は四捨五入となります。
■振込手数料
■振込額の計算
【売上代金】11,810円 ー 【販売手数料】860円 ー 【振込手数料・事務手数料】750円 =【振込額】10,200円
ハンドメイド作品を販売して利益を上げるためには、送料や手数料などを考慮しながら、自ら個人事業主となった気持ちで戦略を練ることが大切です。ここでは、ハンドメイド作品で稼ぐために欠かすことのできない2つのポイントをご紹介します。
ハンドメイド作品を販売する方法としては、今回ご紹介したCreema・minne・BASEの他にも、メルカリなどのフリマアプリやオークションサイトの活用など、さまざまな方法があります。それぞれのサイトで、顧客層や利用者数、顧客の傾向などが異なるため、安定した売上につなげるには、複数サイトへの同時出品を検討するのがおすすめです。
同時出品のメリットとしては、効率良く売上につなげられるという点があげられます。同時出品を行うだけで、多くの顧客の目に留まる可能性が高くなり、販売につなげるチャンスが増えるでしょう。また、1つのサイトで順調に売上が伸びていたとしても、サイトの表示ロジックがアップデートされたなどのシステム上の理由から、急に売上が下がってしまうこともあります。同時出品を行うことでリスクを軽減し、安定した売上の確保につながります。
同時出品のデメリットとしては、在庫管理が複雑になってしまうという点があげられます。どちらかのサイトで注文が確定したら、もう一方のサイトの出品を即座に取り消す必要があるからです。在庫管理ができていないことにより出品者都合で注文がキャンセルになってしまうと、低評価をつけられてしまうため注意しましょう。
ハンドメイド作品の販売は、適切な価格設定が重要です。とはいえ、自分で制作した作品に自分で値段をつけるのは誰にとっても難しいものです。基本を理解したうえで、適切な価格設定を行い、少しずつ売上アップを目指しましょう。
ハンドメイド作品の価格を設定する場合には、原価率から販売価格を計算してみると良いでしょう。原価には、ハンドメイド作品を制作するための材料費はもちろん、 梱包費用、制作に必要な人件費、販売手数料なども含まれます。
一般的な商品であれば、販売価格の30%が原価になるように価格設定が行われています。つまり、ハンドメイド作品を販売する場合でも、原価が販売価格の30%から40%程度になるように価格を設定するのが基本です。例えば、原価が2000円の場合には、 2000円÷0.3 (30%)=6,666円となり、6,666円が適切な販売価格となります。
ハンドメイド作品の価格を設定するためには、自分の作品と同じような作品の相場をチェックするのも効果的です。相場を把握することで、客観的な観点から自分の作品に価格をつけやすくなるはずです。作品のクオリティやブランド力、使用されている素材などを総合的にチェックしながら、競合となりそうな作品の販売価格を分析してみましょう。
今回は、ハンドメイド作品の大手販売サイトであるCreema・minne・BASEにおける販売手数料や振込手数料について詳しくご紹介しました。しっかりと売上につなげていくためには、各サイトの手数料を比較検討した上で、戦略的に販売活動を行うことが大切です。
より多くのお客さんの元に作品を届けられるよう、販売方法や価格設定の方法も見直しながらしっかりと利益につなげていきましょう。