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メールで相談する次世代を担うデザインツールとして高い評価を受けているのがFigmaです。感覚的に利用できるだけでなく、複数人で共同作業を行えるのが大きな魅力となっています。2022年9月にはAdobeによる買収も発表され、ますます注目を集めています。
そんなFigmaでは、誰もが気軽に利用できる無料のプランと、充実した機能を揃えている3つの有料プラン、計4つのプランが用意されています。この記事では、プラン選びに迷っている方に向けて、Figmaの料金プランの特徴や違いを徹底的に解説します。
Figmaの料金プランを検討する際は、仕組みの理解が大切です。
ここでは、
に焦点をあてて、言葉の意味や概念を解説します。
まずは、Figmaの作業スペースの名称について見ていきましょう。Figmaには、大きく分けてTeamとDraftという2種類のスペースが用意されています。
引用:https://help.figma.com/hc/ja/articles/1500007609322-共有と権限のガイド
Teamの中にはProjectと呼ばれる作業スペースがあり、Projectの中にはFile、Fileの中にはPrototypeが存在します。
Teamとは、共同で作業をする大きな枠組みとしてのスペースです。共同で作業を行うメンバーが指定されているカテゴリで、メンバーごとにFileへの編集や閲覧についてのアクセス権限を設定できます。
Projectは、作業を実際に進めていくスペースのことを指しています。1つのTeamの中でいくつかのプロジェクトを進めていく時に、フォルダ分けして利用できます。Project内では、さらに細かくFileを設定可能で、その中にPrototypeが存在します。
Teamが複数のメンバーで利用できるスペースであるのに対して、Draftは自分だけが編集できる作業スペースです。Draftとは「下書き」という意味を持つ言葉である通り、作成したデザインを下書きとして保存できます。下書きを共同で編集したい場合には、Projectに移動させることで、共同編集できるようになります。
Figmaの魅力は、オンライン上でチームのメンバーと共同で作業を進められる点です。しかし、利用者ごとに権限をきちんと設定しておかなければ、意図せずにファイルが変更されてしまうなどのトラブルにつながります。以下の2つの編集権限を理解しておきましょう。
Viewerは、データの閲覧・コメント・エクスポートが可能な権限です。コメント機能を使えば、上司やクライアントに修正点を洗い出してもらったり、レビューをもらったりできます。
Editorは、Viewerの権限に加えて、データの編集権限が与えられます。複数のメンバーで共同編集を行うことで、よりクリエイティブな方法を編み出すことが可能になります。
Figmaには4つの料金プランが用意されています。それぞれのプランを以下の表にまとめました。
プラン名 | 編集者1人あたりの月額 | 編集者1人あたりの月額(年間契約の場合) | 利用できるFileとProject | 主な機能 |
---|---|---|---|---|
スターター | 無料 | 無料 | 1つのTeam (1Projectあたり3Fileまで 1Fileあたり3Pageまで) |
|
プロフェッショナル | $15(約2,020円) | $12(約1,615円) | 1つのTeam(Project/File無制限) |
|
ビジネス | 年間契約のみ | $45(約6,055円) | Team数無制限 |
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エンタープライズ | 年間契約のみ | $75(約10,100円) | Team数無制限 |
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それぞれのプランをくわしく紹介します。
スターターは、無料で利用できるプランです。Figmaの基本的な機能を試してみたいという方におすすめです。デザインツールは一通り利用できるものの、作成できるProjectとFileの数に制限があります。
しかし、Projectに参加するViewerとEditorの数は無制限であるため、File数が限られた小さな企画であれば、十分使えます。また、下書きの作成は無制限に行えるため、無料でも長く利用できます。
Figmaプロフェッショナルは、TeamあたりのProject・File数に制限がなくなるのが大きな特徴です。そのため、案件を多く抱えているチームや、中小企業におすすめです。また、スタータープランにはなかったパスワード保護機能も加わるため、最低限のセキュリティ対策を行いたいという方にもぴったりです。
特定のメンバーだけが閲覧できるプロジェクトを作成したり、プロトタイプのみを閲覧可能にしたりと、アクセス権管理の自由度が高いのもポイントといえるでしょう。
Figmaビジネスは、チーム数が無制限であることから、多くのメンバーで機能を利用したいという大企業におすすめです。また、Figmaプロフェッショナルに比べると大幅にセキュリティ機能がアップしており、機密性の高い情報管理も安心して扱えます。
また、誰がどのようなシステムを使用しているのかを明らかにするアナリティクス機能を使えば、業務効率化にもつながるでしょう。
Figmaエンタープライズプランは、Figmaの専門チームと連携しながら業務を進められるプランです。Figmaの専任マネージャーから、Figmaの使い方についてサポートを受けたり、アドバイスをもらったりできるのが大きな特徴です。セキュリティ対策を万全に行った上で、会社としてデザインプロセスを拡張したいという場合におすすめです。
FigJamとは、Figmaが提供しているオンラインホワイトボード機能です。誰もが自由に参加できる上に、共同作業を進めるために必要な機能が揃った便利なツールです。たとえば、ブレインストーミングやミーティング、リサーチ、図表・フローチャート作成などに役立ちます。
プラン名 | 編集者1人あたりの月額 | 編集者1人あたりの月額(年間契約の場合) | 主な機能 |
---|---|---|---|
スタータープラン | 無料 | 無料 |
|
プロフェッショナル | $5(約670円) | $3(約400円) |
|
ビジネス | 年間契約のみ | $5(約670円) |
|
エンタープライズ | 年間契約のみ | $5(約670円) |
|
※2023年4月20日現在 1$=134.56円で計算
スタータープランでは、誰でも無料でFigJamの機能を試せます。3つのファイルまでという制限がついているものの、個人用のファイル数は無制限に利用できる上に、コラボレーターの数も無制限に設定可能です。
FigJamプロフェッショナルは、ファイル数無制限で利用できるのが特徴です。また、その場で直接音声で会話できる機能や投票機能などが備わっており、大きな組織やグループでのプロジェクト進行にぴったりです。
オープンセッション機能では、Figmaのアカウントを持っていない人も一時的に招待しできるのがポイントです。
FigJamビジネスは、複数のチームの間で情報を共有したい企業におすすめのプランです。細かい設定・管理ができることから、比較的大きな組織向けのプランともいえるでしょう。請求先の一元化、アクティビティログを使ってメンバーの履歴を表示させるなど、業務の効率化につなげられます。
FigJamエンタープライズプランでは、第三者のアクセスを防いだり制限したりする高度なアクセスコントロール機能が利用できます。複数の事業形態やブランドを持っている企業、さまざまな地域で事業を展開している企業、高度なセキュリティ機能を必要としている企業におすすめです。
FigJamをFigmaと組み合わせて使いたいという場合、異なるプランを組み合わせることはできません。つまり、Figmaでプロフェッショナルプランを選んだ場合には、FigJamでもプロフェッショナルプランを利用することになります。
しかし、権限はFIgmaとFigJamで同じである必要はありません。FigmaではEditor、FigJamではViewerなど、それぞれ異なる役割を持つことが可能です。
Figmaの料金プランを選ぶときは、下記の5つに注意しましょう。
無駄な出費や勘違いが起きないよう、料金プランについての理解を深めることが重要です。
Figmaでは、チーム単位でメンバー全員分の支払いを行います。たとえば、チームの編集権限を持つアカウントが5つ存在する場合、プロフェッショナルプランにおける月々の支払いは$15×5=$75になり、個別のアカウントで$15ずつ支払うことはできません。
またこの料金体系では、チームに新しい編集者を増やした場合、以降の費用が毎月$15発生することになります。編集に関わっていないメンバーが編集者として残っていると余計な費用がかかってしまうことにもなるため、チームの管理者は支払いの回収が行われる前に権限を持ったメンバーについて見直しておくのがおすすめです。
編集権限を持つアカウントの数で料金が変動するシステムなので、閲覧のみの権限を持っている人が「can view」から「can edit」に変えて編集権限を持つようになった場合、そのまま請求金額が1人分増えてしまいます。とくに、Figmaを初めて利用する人には間違ってクリックしないよう、注意喚起を行いましょう。
Figmaのプロフェッショナルプランは、キャンセル設定をしない限り自動更新されます。プランをキャンセルしたい場合には、管理ダッシュボードの中から「スターターチームにダウングレード」というボタンをクリックすることで、簡単にキャンセルできます。
しかし、支払い済みの期間が終了するとともに、チームで利用できるデータが3つのコラボレーションファイルのみに制限されます。また、無制限のバージョン履歴などの機能が利用できなくなるため注意してください。
Figmaでは、学生や教育関係者の方に向けたエデュケーションアカウントが用意されています。エデュケーションアカウントでは、FigmaとFigJamのプロフェッショナルプランを無料で利用できます。
たとえば、
などが対象となっています。一方で、スタートアップ企業や非営利団体、自己主導型学習についてはエデュケーションアカウントの対象になりません。エデュケーションアカウントを利用したい方は、Figmaのページにある専用フォームから申請を行ってください。
今回は、Figmaの料金プランの違いや仕組みをご紹介しました。Figmaは誰でも気軽に無料で利用できますが、有料プランを選択すればファイル数の制限をなくしたり、セキュリティ機能を充実させたりできます。組織の規模やプロジェクトの数に合わせて、適切なプランを選択しましょう。