ホテルホームページのおすすめデザイン10選。制作のポイントまで解説

これからホテルのホームページを制作しようと考えている方は、作り方のポイントが知りたいのではないでしょうか。

「予約したくなるホームページにするにはどうすればいいか」
「必要な要素はどんなものがあるか」

など悩んでいる方もおられるでしょう。
ホテルのホームページを制作する上で重要なのは、宿泊客にどんな体験ができるのかをわかりやすく伝えることです。

本記事では、

• ホテルのホームページを制作するポイント
• 必要なコンテンツ
• デザインのお手本となる事例

まで紹介しているので参考にしてください。

予約したくなるホテルホームページを制作するポイント

予約したくなるホテルのホームページを制作するために意識することは、ホテルの魅力をしっかりと伝えることに尽きます。魅力を伝えるためにはホテルの強みを理解していないとうまく伝えられません。魅力をホームページで表現する手段も知っておく必要があります。

ホテルの魅力を理解する

ホテルのホームページを制作する上で最も大切なことは、ホテルの魅力を理解することです。目的は宿泊客を増やすことなので、滞在することによってどんな経験ができるのか、魅力を伝える必要があります。制作者がホテルの魅力を理解できていないと、成果の出るホームページの制作は難しいでしょう。魅力を理解するには、ホテルの特徴や周辺の観光スポット、体験できることなどをリストアップしていくと見えてきます。

クオリティの高い写真を掲載する

ホームページの印象は写真のクオリティで決まるといっても過言ではありません。ホテルの魅力が伝わる写真を掲載することで、ユーザーはホテルを利用したいと思うでしょう。ホテルの周辺に海があるのであれば、爽やかで開放的な海が見える部屋の写真を掲載するなど、魅力が伝わるようにするには写真での表現が必要です。また、粗い低画質な写真を用いるとホテルの印象もチープなものとなってしまうため、自信がなければ撮影をプロに依頼するなどして、高画質なものを採用するようにしましょう。

ホテルホームページに必要なコンテンツ

ホテルのホームページには、ユーザーが宿泊予約をしやすいことや旅行の計画を立てやすくなること、施設の特徴を理解できるようなコンテンツが必要です。ここでは、これらの要素を満たすために必須のコンテンツを紹介していきます。

基本情報

ホテルのホームページには下記のような基本情報が必要です。

• 住所
• 電話番号
• アクセス方法
• 地図

予約や問い合わせを受けるのに必要な電話番号やホテルへ辿り着くための住所を基本情報として掲載します。スムーズに到着できるように、利用する交通機関や所要時間、地図といったアクセス情報を載せておくのがよいでしょう。

宿泊プラン

ユーザーがホテルを予約する際に気になるのは、料理や部屋のグレードなどが説明してある宿泊プランです。料理はコース内容・ドリンクの種類などを詳細に載せておくと、ユーザーはプランを選びやすくなります。宿泊プランによって部屋のグレードが変わる場合には、各プランでの部屋の違いを明確に示すことで、ユーザーがプランを決めやすくなるでしょう。

食事

食事は旅の目的にもなることから、宿泊プランでの説明はもちろんのこと、料理について特別に紹介したほうがいいです。ホテルならではの食材へのこだわりや料理人の紹介を掲載することによって、宿泊客の期待が大きくなります。食事の紹介では、おいしそうに見えるように盛り付けやアングルを工夫して写真を撮影し、色鮮やかで高画質な写真を掲載しましょう。

チェックイン・アウト時間

旅行の計画を立てる際には、ホテルへのチェックイン・アウト時間が重要な要素となります。宿泊客はホテルの予定あにあわせ、観光のスケジュールを立てることができるからです。チェックインが早くできるならホテルでのんびり過ごす選択ができ、チェックインが夕方からであればそれまで観光ができます。チェックアウト時間も早い場合と遅い場合とで予定が変わることから、ホテルのホームページにはチェックイン・チェックアウト時間の記載が必要です。

予約フォーム・空室状況

予約フォームと空室状況はファーストビューに入れておきたい重要な要素です。予約フォームがなかなか見つからないと、元々意欲の高いユーザーが煩わしくなって離脱してしまったり、宿泊するホテルの候補から外されてしまったりするおそれがあります。空室状況も特に気になる項目なので、できるだけファーストビューに設置しておくと利便性が高いと感じてもらえるでしょう。

観光情報

ホテル周辺の観光情報が掲載されていると、ユーザーは旅行の計画を立てやすくなるでしょう。行きたい観光施設に近いことが分かれば、ホテルに宿泊する決め手にもなります。有名な観光地ではなくとも、綺麗な景色が見られるスポットやおいしいランチが食べられるお店、アクティビティができる施設などを紹介することで、旅行への意欲が高まるでしょう。

口コミ

貴重な時間とお金をかけて宿泊するホテル選びで失敗したくないユーザーは、実際に泊まった人の口コミを確認したいはずです。口コミがあると宿泊者目線でのホテルのメリット・デメリットが分かるので、口コミはユーザーにとってホテル選びの決め手になる情報といえます。口コミを掲載する際には、悪質ユーザーから荒らされないようにコメントの管理ができる仕様としましょう。

ホテルホームページのデザイン事例10選

ホテルのホームページを制作するにあたって大切なことをお伝えしてきました。ここからは実際のホテルのホームページ事例を紹介していくので参考にしてください。

神戸ベイシェラトン ホテル&タワーズ

出典：神戸ベイシェラトン ホテル＆タワーズ

ファーストビューに横いっぱいに広がる大きな写真を配置することで、ホテルの上質さを効果的にアピールしています。下へページをスクロールするとグローバルメニューが現れ、予約や施設紹介ページへアクセスできるようになっており、デザイン性と利便性を兼ね備えたホームページといえるでしょう。ホテル内の情報はもちろんのこと、神戸の観光情報をエリアごとにまとめたページや航空券や新幹線の予約ページまで用意されているので、旅の計画が捗ります。

札幌グランドホテル

出典：札幌グランドホテル

写真のカラーにゴールドを多く盛り込むことにより格式の高さが感じられ、アピールしているホスピタリティとよくマッチングしています。横幅いっぱいに広がる要素と、余白を広くとり中心に集めた要素を組み合わせたレイアウトとなっており、メリハリがあって読み進めやすいです。アルファベットのフォントがアクセントとなり、高級感も演出されています。

富士屋ホテル

出典：富士屋ホテル

縦書きと横書きをうまく使い分けており、味のあるホームページに仕上がっています。縦書きの文章は和の写真とよく馴染み、ホテルの重厚感が伝わるデザインです。スクロールで下へ読み進めていき洋風の写真が現れると、そのタイミングで文章が横書きへ変化し、洋風のホテル紹介へスムーズにつなげています。ホームページ全体を通して情報量が多いですが、雰囲気の変化によってストレスなく読み進められるでしょう。

草津温泉ホテルヴィレッジ

出典：草津温泉ホテルヴィレッジ

「森と生きる温泉リゾート」というコンセプトを、ファーストビューへ配置した森の写真と文字によって、ひと目で伝わるように工夫しています。MENUの写真には温泉や部屋、食事、アクティビティの様子が写されており、施設でどのような過ごし方ができるか、イメージを湧かすことが可能です。ホームページの下の方にも自然豊かな森の写真を掲載しているので、雰囲気が一貫されています。

オリーブベイホテル

出典：オリーブベイホテル

ホームページの背景を白とし、写真は明るいものを使うことによって、島に建つホテルの開放的な印象が強調されているといえるでしょう。写真の色はブルー系が多く、海に面したリゾートホテルの爽やかさを表現しています。ファーストビューには空室検索を配置しているので、宿泊日の候補を探しやすい仕様です。

BYAKU Narai

出典：BYAKU Narai

ファーストビューの風情ある写真から始まるBYAKU Naraiのホームページは、下へ読み進めていくうちに背景の写真や文字を使った表現によって、どんどん雰囲気が変化していきます。背景に山の写真を用いることで奥行きが感じられるとともに、下へスクロールすると明るさも変わるデザインです。ホームページに深みが感じられ、動画を見ているような印象を受けるでしょう。自動で横スクロールする紹介文と写真により、クリックしたりページ移動したりすることなく、自然と情報が目に入ってくるので煩わしさを感じません。

bed & breakfast ichi

出典：bed & breakfast ichi

家庭的な料理の写真をファーストビューに掲載しており、宿が売りにしている手作りの暖かさがすぐに伝わるものとなっています。アクティビティの写真には、子どもと楽しそうにふれあっている様子が写されていて、優しさが読み取れユーザーは安心感が持てるでしょう。トップページに情報を詰め込みすぎず、余白を広めにとったスッキリとしたデザインで読みやすいです。

不思議な宿

出典：不思議な宿

「不思議な宿」というホテルのネーミングが、ホームページの雰囲気にしっかりと反映されており、宿のコンセプトが伝わります。揺らぎのあるフォントがミステリアスな様子を表しており、クリックして詳細を読みたくなるでしょう。各部屋にテーマがあり、それぞれ宿泊することでどんな体験ができるのかを説明することで、新感覚のホテルでもユーザーが部屋を選びやすいようになっています。動画の紹介もありホテルのイメージが湧きやすいでしょう。

日貫一日

出典：日貫一日

掲載している街並みや霧の中の自然豊かな写真によって、レトロな雰囲気が伝わってきます。郷土料理や体験など、ホームページ全体に渡って地域の魅力がアピールされているので、どんな旅ができるのかイメージしやすいでしょう。料理や施設詳細ページには、それぞれの特徴が細かく丁寧に説明されており、魅力が伝わるホームページに仕上がっています。

ユサンディ

出典：ユサンディ

ファーストビューに空室状況が配置されているので、ユーザーは宿泊の検討がスムーズに行えます。空室状況とともに、特別プランなどのキャンペーン情報も掲載されており、ユーザーに予約のアクションをとってもらいやすいでしょう。フォトギャラリーのコーナーを設けるなど、写真を豊富に使用することで、ホテルのイメージが湧きやすくなっています。

ホテルの魅力を詰め込んで宿泊客に魅力的なサイトを作りましょう

いかがでしたでしょうか。本記事では、

ホテルのサイト制作する2つのポイント
重要な7つのコンテンツ
参考になる事例10選

予約につながるホテルのホームページを制作するには、施設の持つ魅力を理解しアピールしなければなりません。非日常的な体験を仮体験させるために、視覚に訴えられるクオリティの高い写真を用いることが有効といえます。ホテルの基本情報はもちろんのこと、アクセスや周辺の観光情報を掲載し旅の計画が立てやすいように配慮することも大切です。空室状況があるとユーザーの利便性が高まり、予約につながりやすくなるでしょう。

宿泊客にとって魅力的なホテルをアピールしたい方はぜひ参考にしてください。