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メールで相談する「ハミングバードアップデートって何?」
コンテンツ制作に携わる方は、耳にしたことがあるのではないでしょうか?
「ハミングバードアップデート」とは、検索クエリからユーザーの検索意図をくみ取り、関連性が高く的確な検索結果を表示するために行われたアルゴリズムのアップデートのことです。Googleで複数のワードを組み合わせて検索したり、会話のような文章で検索をした際、必ずしも表示されたページに検索ワードが含まれるわけではないのは、このアップデートが影響しています。
本記事では、
について事例を挙げながらわかりやすく解説していきます。ぜひ最後まで読んで、今後のSEO対策の参考にしてみてください。
ハミングバードアップデートとは、検索クエリからユーザーの検索意図をくみ取り、関連性が高く的確な検索結果を表示するためのアルゴリズムのアップデートのことです。
このアルゴリズムはGoogleが2013年8月頃に導入。ハミングバードは日本語で「ハチドリ」のことで、「正確で速い」というハチドリの性質がもととなって名づけられました。
「ブラックハットSEO」と「音声検索」がハミングバードアップデートの導入に大きく関係しています。
2000年代、ブラックハットSEOが横行し、検索エンジンに評価されることばかりに注力して不用意にキーワードを多用するサイトが多く存在していました。
そんなブラックハットSEOへの対抗措置としてGoogleが2011年のパンダアップデート、2012年のペンギンアップデートを導入したあたりから、ユーザーにとって有益な情報を提供することに注力するようになりました。
その次に導入されたのがハミングバードアップデートです。よりユーザーのニーズに寄り添えるようブラッシュアップするためのアップデートといえます。
https://yuryoweb.com/black-hat-seo/
同時期に導入されたアップデートとの違い
同時期に導入されたパンダアップデートとペンギンアップデートは、ページ評価の変更であったのに対し、ハミングバードアップデートは、技術面での刷新です。
音声検索の登場により、会話型検索に対応する必要が出てきたことも挙げられます。この検索機能が発表されたのは2008年11月ですが、Google設立当初から音声で情報を調べる、という構想があったそうです。
ハミングバードアップデートには、会話型検索を処理する能力を向上させる目的もあります。
検索クエリのキーワードを「単語の羅列」としてしか認識できませんでしたが、ハミングバードアップデート導入後は「文章」として意味を理解して検索結果を表示させるようになりました。
例えば「遅くまで 空いてる 店」と検索した場合、以前は「遅くまで」「空いてる」「店」というキーワードが最適に含まれているサイトが上位表示されていましたが、アップデート後に同じキーワードで検索すると、以下のような検索結果が表示されるようになっています。
ユーザーの検索意図は「深夜(夜10時以降)営業している飲食店を知りたい」のだと検索エンジンが自動的に判断して表示しています。
このように、検索キーワードとページ内の対策キーワードが完全に一致していなくても、検索クエリの文脈と合っていると判断されれば上位表示される仕組みというわけです。
ハミングバードアップデートによって検索順位が大きく変動するということはなく、パンダアップデート・ペンギンアップデートのように、ペナルティが課せられたり検索順位圏外へ追放されるといったこともありません。
影響がみられた点としては、かつては検索数が少なかったロングテールキーワード(スモールキーワード)が検索される回数が増えたこと。これは、Googleが検索意図に応えてくれるようになったことで、ユーザーからの需要が高まったからだと思われます。
さらに、検索意図を意識して作られた、ユーザーが求める情報を提供しているページは以前よりも評価を高め、質の低いページは相対的に検索順位が下がりました。
検索意図をくみ取り、自然な文脈でコンテンツを作成することで順位低下を防ぐことができ、ハミングバードアップデート対策に繋がります。
ハミングバードアップデート以降、Googleが文脈や検索意図を理解する精度が圧倒的に高まり、検索結果にユーザーが求める情報が表示されるようになりました。
これから解説するのは、ユーザーに最適と判断した情報を、検索結果の上部に表示させるGoogle独自の機能です。ハミングバードアップデートで得た「言葉の背後にある意味を理解する技術」は、Webサイトの検索順位に反映させることだけにとどまらず、様々な機能で活かされていることがわかります。
ナレッジカードとは、検索ワードに対する答えをナレッジグラフをもとに表示する機能のことです。
10億以上の物事に関する情報が格納されており、この中から検索ワードに適した情報をGoogleが自動的に判断し、表示させています。
強調スニペットとは、検索結果画面の上部に表示される「検索キーワードに対しての答えとなる情報」をWebページから抽出して表示させる仕組みのことです。
多くのWebページの中から、ユーザーが求めている情報に最も近い文章をGoogleが自動的に判断し、表示させています。
ルートと交通状況とは、特定の場所を検索すると、その場所までの道のり・交通手段・渋滞情報・交通機関の遅延状況などを表示してくれる機能です。
上図では「東京駅 行き方」とだけ入力し、交通手段を限定していませんが「東京駅 電車 行き方」というように検索すると、その交通手段での経路が表示されます。
近年、音声検索の利用者が増えたことや、スマートスピーカーが身近なものになってきたことで、Googleが言葉を理解する能力は発達しており、今後更に人間の感覚に近づいていくでしょう。
このまま読解力が向上していけば、特定のキーワードをターゲットにしてSEO対策を行う必要がなくなることもあり得ると考えられます。
対策キーワードに固執し、小手先だけのテクニックで上位表示を狙うのではなく、ユーザーの検索意図に合った情報を提供するといった本質的な部分が、今後のSEOで大事になってくるでしょう。
本記事を参考に、ハミングバードアップデートを正しく理解し、今後行うべきSEO対策について改めて考えてみてはいかがでしょうか。