
「インデックス数って何?どうやって確認するの?」
「インデックス数とSEOって関係あるの?」
「ノーインデックスってどうやってやるの?」
Web担当者になりたての方は、上記のような疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。インデックス数とは、検索エンジンに認識されたコンテンツの数を指しています。本記事では、
- インデックスの概要
- インデックス数の確認方法
- SEOとの関係性
などを、写真を用いてわかりやすく解説!
インデックスは多ければ良いというものではありません。「質の良いページ(情報)のインデックス数多いこと」が重要視されています。本記事では、SEOを意識したコンテンツの作り方を一緒に紹介しているので、そちらも参考にしていただければ幸いです。
目次
インデックス数とは
インデックス数とは、クローラによってデータベースに記録・保存されたページの総数のことです。クローラ(クローラー)というロボットが、世界中のWebサイトをまわり情報を収集してデータベースに記録していきます。
インデックスが行われていなければ、検索エンジンを通してサイトの情報をユーザーに届けることができません。
インデックスされているかの確認方法
「インデックスされていない=検索エンジンの検索結果で表示されない」ということは、ページ自体が存在していないことと同じになってしまいます。そのため、作成したページがインデックスされているかいないかは、とても重要です。
ページがインデックスされた時に通知がくることはありません。新たに作成したページがインデックスされているかどうかは、以下の方法にて自力で調べましょう。
黄色い枠で囲まれた検索ボックスに、インデックスされているか調べたいページのURLを入力しましょう。バツ印の「URL入力欄」を使って検索してしまうと、サイトに直接アクセスしてしまいますので、インデックス数を調べる際には通常の検索ボックスを使います。
この時、「“”(ダブルコーテーションマーク)」をURLの前後に付けましょう。そうすることで、調べたいページが、ダイレクトにインデックスされているかどうかわかります。
例えば「“https://jetb.co.jp/”」と入力するとJetB株式会社の自社サイトのみが検索結果に表示され、入力URLを含むコラム記事は表示されません。
ダブルコーテーションマークを付けずに検索すると、検索したURLを含むページ(自社サイト・外部サイト問わず)がすべて検索結果に出てきてしまいますので注意しましょう。
インデックスされていない場合
クローラは、今までに登録しているページや内部リンクなどのリンクを辿り、インデックスをしています。
できたばかりのホームページや、リンクが少ないWebサイトはインデックスされていない場合も。その際は、Google Search Console内の「URL検査」を利用して、クロールを促してインデックスさせましょう。
「URL検査」はかつて「Fetch as Google」と呼ばれていたので、その名前になら聞き覚えがあるという方もいらっしゃると思いますが、機能は同じものになります。
それでは、インデックス申請の手順を見ていきましょう。
手順①:Google Search Consoleを開き、左側のリストの中から上の画像で黄色い枠線で囲んだ「URL検査」をクリック
手順②:サイト上部の検索バーにインデックスさせたいページのURLを入力
手順③:上の画像でピンクの枠線で囲んだ「インデックス登録をリクエスト」をクリック
申請が受理された場合、早ければ数時間後にインデックス登録されます。
※ページにエラーなどがない限り、大抵の場合問題なく受理されます。
インデックス数の確認方法
最近では、単体の記事やページのみで検索結果上位を目指すことは難しい傾向があり、関連した記事をいくつか作成して一貫性のあるWebサイトにすることが重要。
自社の記事ページ数がいくつあるのかを理解し、競合他社のインデックス数と比べてみることも、自社サイトの検索結果を上位にする一つの手段です。
自社サイトのインデックス数
他社と比較するためにも、まずは己を知らなければなりません。SEOのためではなくても「たくさんコラムを書いてきたけど、どのくらいインデックスされているんだろう?」と疑問を抱いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
自社サイト内の記事がどれくらいインデックスされているかを調べる方法を紹介いたします。
検索エンジンから調べる方法
検索ボックスに「site:対象サイトURL」と入力して検索するだけです。そうすると、上図黄枠の箇所に、対象サイト内だけのインデックス数が表示されます。
Google Search Consoleから調べる方法
Google Search Console内で「カバレッジ」という項目を見ると、インデックス数やインデックス数の推移・さらにはインデックスされなかったエラーページなどを見ることができます。
先ほど紹介した「検索エンジンから調べる方法」では、現在の登録されている数しか見れません。よりしっかりと自社サイトのインデックス数を調査したい場合は、Google Search Consoleを使うことをおすすめします。
競合サイトのインデックス数
競合サイトのインデックス数を調べる時も、自社サイトのインデックス数を調べる時と同様に「site:競合サイトURL」で検索すると、確認できます。
さらに、もう少し細かく分析したい場合「site:競合サイトURL キーワード」で検索すると、競合サイトの中に特定のキーワードを含んだ記事が何記事あるかを表示できるので参考にしていただければ幸いです。
例えば上の画像のように、JetB株式会社のURLの後に「SEO」というキーワードを入力。すると、JetB株式会社の自社サイトの中で「SEO」というキーワードを含む記事のインデックス数が表示されます。
検索エンジンのインデックス数の確認
ご存じの方も多いかと思いますが、特定キーワードのWeb全体でのインデックス数は、検索ボックスにキーワードを入れて検索結果ページを開くだけで知ることができます。
インデックス数とSEOは関係ある?
インデックスされたページのみが検索結果に表示されるので、もちろんSEOに関係はありますが、インデックスされた数が多いほどSEOに有利なのかと言ったらそんなことはありません。
重要なのは「質×量」。質の高い記事をたくさんインデックスさせることで「サイト全体が質の高いもの」として、検索エンジンから評価される可能性が高いでしょう。
SEO対策①:ブログを書いて質の高い記事を増やす
コラムや用語集などのブログ記事を作成してインデックス数を増やすことで、自社サイトの検索順位を上げる効果が期待できます。
多くの記事を制作すると関連性のあるものが出てきて、内部リンクを付けますよね。内部リンクは、外部リンク同様SEOで重視されている点です。
Google公式「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」内の「ユーザーの信頼を得られるようにサイトを構築する」でWebサイトの質を上げるコツとして書かれているように、特定の分野で専門性と信頼性を得ることが必要になり、それがサイト全体のテーマ性にも繋がっていくでしょう。
こういった点から、コラムなどのブログを作成することで「質の良いコンテンツ」としてインデックスされる可能性が高まります。
SEOを意識したブログ作成ポイント
では、具体的にブログを作成する場合、どんなことに意識してブログを書いていけば良いのか紹介します。
キーワード選定
ラッコキーワードやキーワードプランナーなどのツールを使って、検索にヒットしやすいキーワードを選びます。タイトルには決まったキーワード入れ、その言葉に沿って記事を作成することが重要です。
いくつもの一貫性のない内容が盛り込まれた場合、評価も分散してしまい、上位に表示されにくくなってしまいます。
信憑性の高い引用
記事に載せる情報を他のWebサイトから引用する場合は、公の情報を引用するようにしましょう。ソースがはっきりしないWebサイトから引用してしまうと、自社の記事も質の低い記事と認識されてしまう可能性があります。
ユーザビリティの高い内容
誤字脱字の注意はもちろん、読みやすい文章や、画像を使ってわかりやすく説明するなど、ユーザビリティを意識した文章を作成しましょう。
オリジナリティ
筆者の見解を入れたり体験談や付加価値を意識して、他の記事との差別化を図ることも、評価を高めるために必要です。
SEO対策②:質の低いページをインデックスさせないのもSEO対策のうち
画像が多すぎて文字数が少なかったり、売り込みばかり書かれたページ、重複率の高い記事がある場合、Googleが質の低い記事であるとみなし、サイト全体の評価を下げてしまう可能性があります。
インデックス数が多いのに検索順位が上がらない場合は、逆にインデックス数を減らしてみることを検討しても良いかもしれません。質の低いページをインデックスさせたくない時は「noindexタグ」を使いましょう。
no indexタグとは
「noindexタグ」とは、ページを検索エンジンにインデックスさせないようブロックする、メタタグの一種。メタタグとはサイトページの情報を検索エンジンやブラウザに伝える道しるべのようなタグのことです。
no indexタグの仕組み
クローラが情報収集をし、インデックスされたページが順位を付けられて、検索結果に表示というのがWebページがユーザーに認知される流れです。no indexタグを使うと、クローラが情報収集をした状態で流れを止めることができます。
クローラには認知されているけれど、検索結果には表示されず、評価対象にはならないという仕組みです。内部リンクを付けた記事をno indexしても、クローラ自体は内部リンクにクロールしてくれるので、安心ですね。
質の低い記事に内部リンクを設定している場合は、内部リンク先も質の低いページであると認識されてしまう可能性があるので注意してください。リンク同士はSEO評価の受け渡しをしています。
質の低いページにどうしてもリンクを貼らなければならない場合、「nofollowタグ」を設定して、リンク先に関与させないようにしましょう。
no indexタグの設置方法
対象のページ内HTML内のhead要素に以下のメタタグを埋め込むだけです。
設置方法
<meta name=”robots” content=”noindex” />
質の高い記事を数多くインデックスさせましょう!
インデックス数が多ければ多いほど良いのではなく、「質の良いコンテンツ」をつくることがSEO対策の近道。場合によって質の低いコンテンツとみなされてしまったページは、インデックスから外し、ユーザーにとって価値のあるものだけをインデックスさせることがSEOにとって最も重要です。
質の良い記事をたくさん作ってユーザーに認識してもらえる回数が増えれば、自社の認知も高まる可能性があります。インデックスとSEOの仕組みを正しく理解し、検索結果の上位を目指しましょう!