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メールで相談する「Shopifyから報酬がもらえる、パートナーってどんな仕組み?」
「具体的にどうやったらパートナーになれるの?」
Shopifyは世界中で注目度が高いだけでなく、今後より日本に対応していくことが期待できるECプラットフォームです。
そしてShopifyには、ネットショップの構築・紹介、アプリやテーマの開発などを行うShopifyパートナーという制度があります。
そこで、本記事では以下の項目について詳しくみていきましょう。
今後、Shopifyのパートナーになりたいと考えている方は参考にしてみてください。
Shopifyパートナーとは、Shopifyにおけるネットショップの構築やテーマ制作、拡張機能となるアプリの開発などを行う協力者のことです。
パートナーとなることで、Shopifyから報酬を受け取ることができるプログラムとなっています。登録費用は発生せず、登録する条件もありません。
Shopifyパートナーになるメリットは、現在世界シェア率1位のECプラットフォームであるだけでなく、日本でのシェア率も伸びつつあることから、将来性を期待できるサービスという点です。
世界でも日本でも、これからさらなる市場成長の見込めるECプラットフォームであることから、パートナーとなることで報酬の伸びも期待できる魅力的なプログラムだといえるでしょう。
ここでは、Shopifyパートナーになると利用できる様々な機能をみていきましょう。Shopifyを導入する事業者とはまた違った画面やプログラムがある点を知っておくことで、パートナーとして活動しやすくなります。
パートナーになると専用の管理画面にアクセス可能です。クライアント向けに複数のストアの構築や管理、アプリ開発などが行えます。
トライアル期間はなく、登録後すぐに利用可能です。
一般的なShopifyと比較しても、制限機能はほぼありませんので、費用をかけずに練習用としてのストア構築を行うことも可能です。
オンライントレーニングや認定プログラムを無料で受講できます。
アカデミーには基礎シリーズとして11コースが準備され、コースの内容は以下のように大きく2つに分けられています。
それぞれに認定試験も準備されているため、合格すると管理画面に認定書が表示されます。
Shopifyでは、アプリストアで既に数千種類のアプリを提供しています。
パートナーとなった場合には、APIを活用したマーケティング支援や在庫・注文間管理などの特定分野に特化したクライアント向けのアプリ開発や販売が可能です。(Shopifyアプリストア内にて)
API導入について、詳しくはチュートリアルで学習できます。また、アプリ開発の際は以下のような種類があることを把握しておきましょう。
開発する前からある程度、ストア内のアプリも類似アプリがないかどうか調べる必要があります。
一般的なShopifyプランでは、ストアにログインできるスタッフアカウントの数に制限があります。
アカウント数制限はプランによって異なるものの、仮にパートナーがクライアントのストアにログインした場合、スタッフアカウントを利用することになってしまいます。アカウント数制限によっては、ストアの作業に支障が出ることもあるでしょう。
しかし、パートナーであれば、コラボレーターアカウントとして認識されるため、クライアントストアのスタッフアカウントを使用することなくアクセスできます。
Shopifyパートナーになった場合、公式パートナーのロゴを自サイトなどに掲載可能です。
Shopifyのパートナーであることを示すロゴの記載によって、ビジネスチャンスの広がりに期待できるでしょう。
Shopifyパートナーは全部で4種類あるため、それぞれの特徴と違いを把握しておくことが大切です。
新規クライアントが利用するストアの構築を行うパートナーです。他のECプラットフォームからリプレイスする場合にも利用できます。
毎月受け取れる報酬は、プランに応じてクライアントがShopifyに支払う月額利用料の20%です。
プラスプランを利用する場合は、報酬額は月額料金の10%となります。
ただし、継続して報酬を受け取るためには、パートナー自身のアカウントがアクティブであることが必須条件です。
アクティブであるためには少なくとも過去12か月のうちに一度以上、次のいずれかの条件を満たす必要がある点に注意しましょう。
・構築パートナーとして、新規ストア紹介による有料プランの利用
・アフィリエイトリンクを利用したストア紹介による有料プランの利用
・既存のマーチャントがプラスプランにアップグレード
Shopifyの紹介コード用い、新しくストアをオープンするマーチャントを集客・紹介するパートナーです。
報酬は、紹介コードを用いたマーチャントの月額利用料2ヶ月分です。
なお、紹介パートナーとなるためにはアフィリエイトに申請・承認が必要となります。
申請フォームには次の内容を記入し、集客方法などをわかりやすく詳細に伝えましょう。
紹介パートナーとなるために必要な条件は次のとおりです。
「Shopify App Store」で開発したアプリを販売することで報酬が得られます。
これまで、報酬額はアプリの販売価格、あるいはサブスクリプション手数料の80%でした。
2021年8月1日以降、新規プランに登録すると売上内で、年間収益における最初の100万米ドル(約1億1000万円)までは全額入手可能となりました。
100万米ドルを超えた部分はアプリの販売価格、あるいはサブスクリプション手数料の85%を得られます。
現段階では英語で作られたアプリが多いことから、国産アプリの需要の伸びに期待できる魅力の高い分野です。
Shopifyで利用できるテーマ(テンプレートデザイン)を制作し、ストア販売することで報酬が得られます。
報酬割合は条件によって異なる点に注意が必要です。
1.販売額の70%
テーマに関するバグや質問に対して全て回答する義務が生じます。テーマは会社や個人のWebサイトなどでの販売も可能であるものの、オープンなマーケットプレイスなどでのWeb販売はできません。
2.販売額の50%
テーマに関するバグや質問に対する返答はShopifyが行います。テーマ販売できるのはShopifyストアのみであることを把握しておきましょう。
なお、2021年9月15日以降では、年間収益の最初の100万米ドルについては全額を受け取ることが可能です。
報酬額はShopifyパートナーの管理画面で確認できます。なお、払い出しにはPayPalアカウントが必要です。
支払日は次のとおりです。
なお、残高が$25未満の場合、次の支払日まで保留となります。
Shopifyパートナーになるために特別な資格はいりません。誰でも無料で登録し、パートナーになれます。
登録はShopifyパートナープログラムの公式ページより以下の手順で行いましょう。
1.メールアドレスを入力の上、「今すぐ登録」をクリック
2.氏名を入力、パスワードを作成の上「アカウントを作成する」をクリック
3.必要事項を入力の上、利用規約に同意、「ダッシュボードを表示」をクリック
必須入力事項:「ビジネス名」「住所」「職業」「電話番号」
4.確認のため届いたメールを開き、「メールを確認する」をクリック
Shopifyエキスパートとは、優れた実績を持ち、申請・承認されたパートナーだけに与えられる上位のパートナーシップです。
Shopifyの専用ページに会社名やリンクが掲載されます。エキスパート専用のロゴマークを自社サイトなどに掲載可能となるため、Shopifyからの信頼が厚いことを広くアピールできます。
Shopifyエキスパートのさらに上位として「Shopify Plusパートナー」があります。日本国内には、Shopify Plusパートナー該当企業はほんの数社しかありません。Shopify Plusへの構築実績が厚いパートナーが様々な条件をクリアしたうえで審査に参加できるプログラムです。
ShopifyPlusを利用している企業であれば可能性はあるものの、ストア構築のスピードやこれまでのサービスの状況なども審査対象となるため、ハードルは高いといえます。
Shopifyパートナープログラムには様々な規約が定められています。英語で書かれているためつい読み飛ばしている方も多いでしょう。
しかし、規約違反行為は知らなかったでは済まされないこともあります。ここでは、知らないうちについやってしまいがちな違反行為をみていきましょう。
サイトドメイン内に「shopify」という言葉を利用することは違反となります。単独使用だけでなく、shopify-〇〇〇.comなどの表記も禁止です。
ドメインだけでなく、Google広告をはじめとした検索エンジンの広告や商標、メールアドレスなどにもShopifyの商標だと誤解を招く危険性のある表現は使用できません。さらに、サービス名に対してもShopifyを入れることも禁じられているため、注意しましょう。
メールマガジンやブログ記事などに、Shopifyに関する情報をShopifyの許可なくリリースすることは違反行為です。
例えば、公式内でも発表していない情報を憶測で発表するなどは違反行為に該当します。
Shopifyに関連した検索キーワードを用い、自社の広告を出稿すると違反になります。
広告出稿の際は注意しましょう。
Shopify認定パートナー、公式パートナーという呼称はありません。そのように名乗ることは禁じられています。
Shopifyパートナーとのみ名乗ることができます。場合によっては、信頼度を上げるためにつけたくなることもあると想定できるものの、違反行為です。
仮にShopifyエキスパートなどのパートナーとして認められてる場合は、正しい呼称を利用しましょう。
Shopifyパートナーは開発ストアという特別なストアを無料で作成・管理することができます。
開発ストアは納品前であるため、パスワードが付いています。決済機能は導入されておらず、ストアとしての利用はできません。
そして、開発ストアを多くの人が閲覧可能な場所に貼る、パスワードと共に公開することは禁じられています。
なかには「自社開発ストアの様子を伝えるために、つい一般公開してしまう」パターンも想定されるものの、違反行為に該当する点に注意が必要です。
本記事では、Shopifyパートナープログラムについて解説しました。
世界第1位の利用率を誇るECストアであることから、今後日本での広がりが期待されています。
Shopifyパートナーになることで、ストア構築やアプリ開発、テーマ開発に携われるため、ビジネスチャンスを広げることも可能です。
紹介パートナーとなることで以下のようなメリットもあります。
新しいビジネスの形式としてShopifyパートナープログラムを検討している場合は、一度利用してみましょう。