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Shopifyパートナーとは?種類や利用方法、報酬を受け取る仕組みをやさしく解説

鈴原 千景

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鈴原 千景

Shopifyパートナーとは?種類や利用方法、報酬を受け取る仕組みをやさしく解説

「Shopifyから報酬がもらえる、パートナーってどんな仕組み?」
「具体的にどうやったらパートナーになれるの?」

Shopifyは世界中で注目度が高いだけでなく、今後より日本に対応していくことが期待できるECプラットフォームです。

そしてShopifyには、ネットショップの構築・紹介、アプリやテーマの開発などを行うShopifyパートナーという制度があります。

そこで、本記事では以下の項目について詳しくみていきましょう。

  • Shopifyパートナーの概要
  • Shopifyパートナーの種類や利用方法
  • 報酬額の規定

今後、Shopifyのパートナーになりたいと考えている方は参考にしてみてください。

Shopifyパートナーとは?

Shopifyパートナーとは、Shopifyにおけるネットショップの構築やテーマ制作、拡張機能となるアプリの開発などを行う協力者のことです。

パートナーとなることで、Shopifyから報酬を受け取ることができるプログラムとなっています。登録費用は発生せず、登録する条件もありません。

Shopifyパートナーになるメリットは、現在世界シェア率1位のECプラットフォームであるだけでなく、日本でのシェア率も伸びつつあることから、将来性を期待できるサービスという点です。

世界でも日本でも、これからさらなる市場成長の見込めるECプラットフォームであることから、パートナーとなることで報酬の伸びも期待できる魅力的なプログラムだといえるでしょう。

Shopifyパートナーが利用できる5つの機能

ここでは、Shopifyパートナーになると利用できる様々な機能をみていきましょう。Shopifyを導入する事業者とはまた違った画面やプログラムがある点を知っておくことで、パートナーとして活動しやすくなります。

Shopifyパートナーの管理画面

パートナーになると専用の管理画面にアクセス可能です。クライアント向けに複数のストアの構築や管理、アプリ開発などが行えます。

トライアル期間はなく、登録後すぐに利用可能です。

一般的なShopifyと比較しても、制限機能はほぼありませんので、費用をかけずに練習用としてのストア構築を行うことも可能です。

Shopifyパートナーアカデミー

オンライントレーニングや認定プログラムを無料で受講できます。

アカデミーには基礎シリーズとして11コースが準備され、コースの内容は以下のように大きく2つに分けられています。

  • プラットフォームとサービスを学ぶことができる「商品の基礎」
  • パートナーとして必要な知識が学べる「ビジネスの基礎」

それぞれに認定試験も準備されているため、合格すると管理画面に認定書が表示されます。

開発したアプリがShopifyのアプリストアに並べられる

Shopifyでは、アプリストアで既に数千種類のアプリを提供しています。

パートナーとなった場合には、APIを活用したマーケティング支援や在庫・注文間管理などの特定分野に特化したクライアント向けのアプリ開発や販売が可能です。(Shopifyアプリストア内にて)

API導入について、詳しくはチュートリアルで学習できます。また、アプリ開発の際は以下のような種類があることを把握しておきましょう。

  • Admin・・・顧客データの管理・呼び出し・書き込み
  • storefront・・・注文の作成、決済
  • Partner・・・複数のクライアントの管理
  • Marketing Activities・・・各種広告などマーケティング活動の管理
  • Liquid、Ajax・・・テーマ開発

開発する前からある程度、ストア内のアプリも類似アプリがないかどうか調べる必要があります。

マーチャントのストアへのアクセス権(無制限)

一般的なShopifyプランでは、ストアにログインできるスタッフアカウントの数に制限があります。

アカウント数制限はプランによって異なるものの、仮にパートナーがクライアントのストアにログインした場合、スタッフアカウントを利用することになってしまいます。アカウント数制限によっては、ストアの作業に支障が出ることもあるでしょう。

しかし、パートナーであれば、コラボレーターアカウントとして認識されるため、クライアントストアのスタッフアカウントを使用することなくアクセスできます

Shopifyパートナーのロゴ

Shopifyパートナーになった場合、公式パートナーのロゴを自サイトなどに掲載可能です。

Shopifyのパートナーであることを示すロゴの記載によって、ビジネスチャンスの広がりに期待できるでしょう。

Shopifyパートナーの種類と報酬について

Shopifyパートナーは全部で4種類あるため、それぞれの特徴と違いを把握しておくことが大切です。

種類①:構築パートナー

新規クライアントが利用するストアの構築を行うパートナーです。他のECプラットフォームからリプレイスする場合にも利用できます。

毎月受け取れる報酬は、プランに応じてクライアントがShopifyに支払う月額利用料の20%です。

プラスプランを利用する場合は、報酬額は月額料金の10%となります。

ただし、継続して報酬を受け取るためには、パートナー自身のアカウントがアクティブであることが必須条件です。

アクティブであるためには少なくとも過去12か月のうちに一度以上、次のいずれかの条件を満たす必要がある点に注意しましょう。

・構築パートナーとして、新規ストア紹介による有料プランの利用
・アフィリエイトリンクを利用したストア紹介による有料プランの利用
・既存のマーチャントがプラスプランにアップグレード

種類②:紹介(アフィリエイト)パートナー

Shopifyの紹介コード用い、新しくストアをオープンするマーチャントを集客・紹介するパートナーです。

報酬は、紹介コードを用いたマーチャントの月額利用料2ヶ月分です。

なお、紹介パートナーとなるためにはアフィリエイトに申請・承認が必要となります。

申請フォームには次の内容を記入し、集客方法などをわかりやすく詳細に伝えましょう。

  • 宣伝場所
  • 宣伝方法
  • デジタルマーケティングの実績
  • オーディエンスの詳細
  • Shopifyの運用実績

紹介パートナーとなるために必要な条件は次のとおりです。

  • アクティブなウェブサイトを所有、運営している
  • 確立されたオーディエンスがいる
  • オンラインコースやセミナー、ブログ記事や動画などのオリジナルコンテンツを作成している
  • Shopifyあるいは他のEコマースプラットフォームの使用経験がある
  • Shopifyパートナープログラムに同意している

種類③:アプリ開発パートナー

「Shopify App Store」で開発したアプリを販売することで報酬が得られます。

これまで、報酬額はアプリの販売価格、あるいはサブスクリプション手数料の80%でした。

2021年8月1日以降、新規プランに登録すると売上内で、年間収益における最初の100万米ドル(約1億1000万円)までは全額入手可能となりました。

100万米ドルを超えた部分はアプリの販売価格、あるいはサブスクリプション手数料の85%を得られます。

現段階では英語で作られたアプリが多いことから、国産アプリの需要の伸びに期待できる魅力の高い分野です。

種類④:テーマ開発パートナー

Shopifyで利用できるテーマ(テンプレートデザイン)を制作し、ストア販売することで報酬が得られます。

報酬割合は条件によって異なる点に注意が必要です。

1.販売額の70%

テーマに関するバグや質問に対して全て回答する義務が生じます。テーマは会社や個人のWebサイトなどでの販売も可能であるものの、オープンなマーケットプレイスなどでのWeb販売はできません。

2.販売額の50%

テーマに関するバグや質問に対する返答はShopifyが行います。テーマ販売できるのはShopifyストアのみであることを把握しておきましょう。

なお、2021年9月15日以降では、年間収益の最初の100万米ドルについては全額を受け取ることが可能です。

Shopifyから報酬を受け取る仕組み

報酬額はShopifyパートナーの管理画面で確認できます。なお、払い出しにはPayPalアカウントが必要です。

支払日は次のとおりです。

  • 売上日が毎月1日~15日の場合、15日の5営業日後
  • 売上日が毎月16日~末日の場合、月末日の5営業日後

なお、残高が$25未満の場合、次の支払日まで保留となります。

Shopifyパートナーになる方法

Shopifyパートナーになるために特別な資格はいりません。誰でも無料で登録し、パートナーになれます。

登録はShopifyパートナープログラムの公式ページより以下の手順で行いましょう。

1.メールアドレスを入力の上、「今すぐ登録」をクリック
2.氏名を入力、パスワードを作成の上「アカウントを作成する」をクリック
3.必要事項を入力の上、利用規約に同意、「ダッシュボードを表示」をクリック
 必須入力事項:「ビジネス名」「住所」「職業」「電話番号」
4.確認のため届いたメールを開き、「メールを確認する」をクリック

Shopifyエキスパートとは

Shopifyエキスパートとは、優れた実績を持ち、申請・承認されたパートナーだけに与えられる上位のパートナーシップです。

Shopifyの専用ページに会社名やリンクが掲載されます。エキスパート専用のロゴマークを自社サイトなどに掲載可能となるため、Shopifyからの信頼が厚いことを広くアピールできます。

Shopify Plusパートナーとは

Shopifyエキスパートのさらに上位として「Shopify Plusパートナー」があります。日本国内には、Shopify Plusパートナー該当企業はほんの数社しかありません。Shopify Plusへの構築実績が厚いパートナーが様々な条件をクリアしたうえで審査に参加できるプログラムです。

ShopifyPlusを利用している企業であれば可能性はあるものの、ストア構築のスピードやこれまでのサービスの状況なども審査対象となるため、ハードルは高いといえます。

【注意】よくありがちな規約違反行為について

Shopifyパートナープログラムには様々な規約が定められています。英語で書かれているためつい読み飛ばしている方も多いでしょう。

しかし、規約違反行為は知らなかったでは済まされないこともあります。ここでは、知らないうちについやってしまいがちな違反行為をみていきましょう。

違反行為①:自身のドメインに「Shopify」のワードを使用すること

サイトドメイン内に「shopify」という言葉を利用することは違反となります。単独使用だけでなく、shopify-〇〇〇.comなどの表記も禁止です。

ドメインだけでなく、Google広告をはじめとした検索エンジンの広告や商標、メールアドレスなどにもShopifyの商標だと誤解を招く危険性のある表現は使用できません。さらに、サービス名に対してもShopifyを入れることも禁じられているため、注意しましょう。

違反行為②:許可なくShopifyに関連するメールやコンテンツをリリースすること

メールマガジンやブログ記事などに、Shopifyに関する情報をShopifyの許可なくリリースすることは違反行為です。

例えば、公式内でも発表していない情報を憶測で発表するなどは違反行為に該当します。

違反行為③:Shopifyに関連するキーワードに広告出稿すること

Shopifyに関連した検索キーワードを用い、自社の広告を出稿すると違反になります。

広告出稿の際は注意しましょう。

違反行為④:Shopify「認定or公式」パートナーを謳うこと

Shopify認定パートナー、公式パートナーという呼称はありません。そのように名乗ることは禁じられています。

Shopifyパートナーとのみ名乗ることができます。場合によっては、信頼度を上げるためにつけたくなることもあると想定できるものの、違反行為です。

仮にShopifyエキスパートなどのパートナーとして認められてる場合は、正しい呼称を利用しましょう。

違反行為⑤:Shopifyの開発ストアを一般公開すること

Shopifyパートナーは開発ストアという特別なストアを無料で作成・管理することができます。

開発ストアは納品前であるため、パスワードが付いています。決済機能は導入されておらず、ストアとしての利用はできません。

そして、開発ストアを多くの人が閲覧可能な場所に貼る、パスワードと共に公開することは禁じられています

なかには「自社開発ストアの様子を伝えるために、つい一般公開してしまう」パターンも想定されるものの、違反行為に該当する点に注意が必要です。

【まとめ】Shopifyパートナープログラムは新しいタイプのビジネス

本記事では、Shopifyパートナープログラムについて解説しました。

世界第1位の利用率を誇るECストアであることから、今後日本での広がりが期待されています。

Shopifyパートナーになることで、ストア構築やアプリ開発、テーマ開発に携われるため、ビジネスチャンスを広げることも可能です。

紹介パートナーとなることで以下のようなメリットもあります。

  • 報酬を得られる
  • プログラムの参加費は無料
  • Shopifyについて詳しく学ぶ様々な講座を受講できる

新しいビジネスの形式としてShopifyパートナープログラムを検討している場合は、一度利用してみましょう。

この記事を書いたライター

鈴原 千景

鈴原 千景

6年ほどライター・編集者・ディレクターを経験。マーケティング、ECサイト分野に強く、今まで数千記事を執筆。「難しいものを分かりやすく解説する」「クライアントと読者どちらの視点も考えつつ執筆する」をモットーにしている。

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この記事を監修した人

佐々 享平

佐々 享平

JetB株式会社制作部マネージャー。2017年入社からディレクターとして数々のホームページ制作案件を担当してきた。ECサイトやSEOについてなど幅広い知識を保有し、プレイングマネージャーとして実務も担当している。趣味はダイビング。

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