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メールで相談する「ページエクスペリエンスアップデートで何が変わったの?」
「ページエクスペリエンスの評価は検索順位に影響する?」
このような疑問をお持ちではないですか?ページエクスペリエンスアップデートは、2021年6月から段階的に行われたユーザー体験に関するGoogleのアップデートで、ページエクスペリエンスを評価する指標が更新されました。検索順位への大きな影響はなかったと考えられていますが、SEOに取り組む上で無視できないアップデートです。
本記事では、
について解説していきます。
SEOに取り組む方は、本記事でページエクスペリエンスアップデートへの理解を深め、日々のサイト運用の参考にしてください。
ページエクスペリエンスアップデートは、2021年6月から段階的に行われたユーザー体験に関するGoogleのアップデートです。既存のページエクスペリエンスに関するランキング要素にウェブに関する主な指標であるCore Web Vitalsを追加し、これらのシグナルを検索の基盤にするという変更が行われました。
拡大するユーザーの期待に応え、測定できる要素を拡充するために年単位でさらに多くの指標を導入する計画もあるとのことなので、動向に注目しておく必要があるでしょう。
ページエクスペリエンスアップデートにより、主に下記の3点が変更されました。
各変更点に関して、くわしく解説していきます。
アップデート以前は、以下の4つがページエクスペリエンスを評価するための重要な指標として活用されていました。
アップデートにより、以前から用いられていたページエクスペリエンスに関する検索シグナルにCore Web Vitalsが加わり、セーフブラウジングが削除される形で、ページエクスペリエンスシグナルが確立されました。これらのシグナルは検索順位決定の指標の1つとして2023年8月現在も使用されています。
Core Web Vitalsについてくわしく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
以前はAMPに対応していることが、トップニュースカルーセルに表示されるための条件でした。しかし、ページエクスペリエンスアップデートにより、AMP対応は必須条件ではなくなり、Googleニュースのコンテンツポリシーさえ満たしていれば表示の対象となるように変更されました。Googleニュースアプリでも同様の変更がなされ、非AMPコンテンツの使用が拡大しています。
以前はAMP対応のWebページに雷マークのバッジが付与されていましたが、ページエクスペリエンスアップデートにより廃止となりました。
AMPバッジを廃止する一方、優れたページエクスペリエンスを備えたコンテンツに、以前とは異なるモチーフのバッジの付与を検討しているとのことでしたが、試験運用のみで終わったようです。
ページエクスペリエンスアップデートは、段階的に行われました。下表は、アップデートの遍歴です。
年 | 月日 | 内容 |
---|---|---|
2020年 | 5月28日 | Googleが「ページエクスペリエンス指標を組み込んで変更した検索ランキングを公開する予定である」と発表 参照:より快適なウェブの実現に向けたページ エクスペリエンスの評価 |
11月10日 | ページエクスペリエンスシグナルを導入したランキングを2021年5月にリリースすることを発表 参照:Google 検索へのページ エクスペリエンスの導入時期 |
|
2021年 | 4月19日 | ページエクスペリエンスアップデートの概要を発表 参照:ページ エクスペリエンスの更新に対応するための期間、ツール、詳細情報 |
6月15日~8月31日 | ページエクスペリエンスアップデートの実施 | |
11月4日 | 「2022年2月より、パソコン向けランキングシステムの一部としてページエクスペリエンスの使用を開始する」と発表 参照:パソコン向けページ エクスペリエンスによるランキングの導入スケジュール |
|
2022年 | 2月22日~3月4日 | ページエクスペリエンスアップデートがPC向けにも展開 |
実際にアップデートが行われたのは、2021年6月15日~8月31日と2022年2月22日~3月4日の2回です。1回目のアップデートではモバイル検索、2回目にPC検索のランキングシステムに展開されました。
ページエクスペリエンスアップデート実施後、サイト運用者の間では検索順位に関する大きな変動はなかったと考えられています。実際にGoogleは検索順位への影響に関して、下記のように言及しています。
ページ エクスペリエンスの構成要素はすべて重要ですが、ランキングでは、ページ エクスペリエンスの一部の要素が平均以下であっても、総合的に優れた情報を含むページが優先されます。優れたページ エクスペリエンスが関連性の高い優れたコンテンツに勝ることはありません。しかし、同様のコンテンツを含むページが複数ある場合は、ページ エクスペリエンスが検索ランキングで非常に重要になります。
検索ランキングにおいて、依然としてコンテンツの有益性を重要視していることが強調されています。ただし、コンテンツの質が同程度の場合にはページエクスペリエンス品質によって順位に影響が出る場合があるとのことです。
このことから、SEOでの成果を出すために、ページエクスペリエンスの向上ばかりにとらわれる必要はないといえます。まずはユーザーにとって有益なコンテンツ作りに注力し、コンテンツの質を高めた上で快適に利用できるサイト作りも意識するようにしましょう。
ページエクスペリエンスの評価は、Googleサーチコンソールで確認できます。手順は下記の通りです。
Googleサーチコンソールにアクセスする
サイドメニュー内の「エクスペリエンス」>「ページエクスペリエンス」をクリックする
ページエクスペリエンスの概要が表示されます
ページエクスペリエンスアップデートに伴い、Googleサーチコンソールにこの項目加わりました。改善が必要なページや指標が表示されるため、効率的に改善できます。
Googleサーチコンソールで確認できる項目は下記の通りです。
また、「検索パフォーマンス」>「検索結果」から確認できる「検索結果のパフォーマンス」においては、「ページエクスペリエンス:良好」というフィルタを選択できます。この機能を使うと、ページエクスペリエンス評価による検索順位・CTR等の差を検証できるため、改善の指針となるでしょう。
ページエクスペリエンスアップデートが検索順位へ与える影響は、さほど大きくないため注視する必要はありません。しかし、ランキング要素の1つである以上、不良判定となっている指標は改善したほうが良いでしょう。
Googleサーチコンソールの「エクスペリエンス」>「ページエクスペリエンス」から評価を確認し「不良」となっているURLがあれば、問題のある指標を確認の上、改善のための施策を講じてください。
特に不良と判定されるケースが多いのが、Core Web Vitalsに関するスコアです。具体的な改善方法に関しては、以下の記事を参考にしてください。
アップデートにより重要性を高めたページエクスペリエンスは、SEOに取り組む上で無視できない指標です。依然としてコンテンツの質が最も重要ですが、同様のコンテンツが複数存在する場合、ページエクスペリエンスの評価が検索順位に影響するとされています。
Webサイトを運用している方は、Googleサーチコンソールで評価を確認し、「不良」と判定された場合は、該当する項目を改善しましょう。適切に改善され、ユーザーがストレスを感じることなく操作できるWebサイトになれば、検索上位だけでなくビジネスにも良い影響を与える可能性があります。
ぜひ本記事でページエクスペリエンスアップデートの基本を押さえ、サイト制作や運用にお役立てください。