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メールで相談する「WooCommerceって何?」
ECサイト構築を検討している方であれば、耳にすることがあるのではないでしょうか。
WooCommerceは、WordPressをEC化できる無料のプラグインです。SEO効果の高さや販売手数料がかからない点が支持され、世界シェア41%にのぼります。
本記事では、
についてわかりやすく解説していきます。本記事を読めば、WooCommerceがどういったものなのか掴むことができるはずです。ぜひ最後まで読んで、ECサイトを構築する際の参考にしてみてください。
WooCommerceとは、WordPressをEC化できる無料のプラグインです。世界の300万サイトに導入されており、世界シェア41%にのぼります。世界で人気のWooCommerceですが、日本で普及率が0.15%という現状です。日本でのシェア率が低い理由は、米国で開発されたプラグインということもあり、日本向けにローカライズされていないためです。
そこで優良WEB運営元のJetB株式会社は、日本開発元の「WooCommerce for Japan」と共同開発を行い、日本の商習慣に合わせてローカライズされたWooCommerceの提供を行っています。
他のECプラットフォームとの違いを5つご紹介します。
ASPのカートシステムを利用した場合、別のページに遷移して購入の手続きをしなくてはならないため、離脱率は高くなりがちです。しかし、WooCommerceであれば自社サイト内で完結できるので、離脱を防ぐことができます。
WooCommerceは、WordPressにおけるプラグインの1つであるため、他のプラグインと組み合わせて独自のシステムを構築することができます。WooCommerceと組み合わせると便利なプラグインとして、表示速度を改善してくれるものや、商品と顧客情報を守るために自動でアックアップしてくれるものなどがあります。
ECサイトへのアクセスを増やすには、SEOで上位表示させることが効果的な施策ですが、普通のネットショップはSEOが得意ではありません。なぜならGoogleから評価を得られる情報発信用の機能がないからです。しかし、WordPressであればコンテンツマーケティングが可能であるため、SEOで上位表示を狙うことができます。
ECモールやASPと違って外部のサービスに頼らずECができるので、規約に縛られることなく運営できます。
開発が必要なパッケージやフルスクラッチと比べて、WooCommerceはあらかじめ機能が実装されているため、開発工数の削減ができます。また、販売手数料もかからないので固定費も抑えることが可能となっています。
WooCommerceは無料のプラグインを入れるだけでECサイトとして運用できるため、ECモールやASPのように売上に応じた販売手数料はかかりません。WordPressの環境さえあれば、月額固定のサーバー代とドメイン代のみでECサイトの運用が可能です。
※ただし、クレジットカードやコンビニ払いなどを利用する場合、別途決済手数料等はかかります。
有料・無料含めて、WooCommerceは対応テーマの種類が豊富です。国産の対応テーマはまだまだ数が少ないものの、海外のテーマではもはや「WooCommerceに対応していることは当たり前」という風潮になっています。海外の有料テーマには、デザイン・機能に優れたものがたくさんあります。
WooCommerceはクレジットカード情報が保存されず、脆弱性にも素早くアップデートされるようになっているため、安全にECサイトの運営ができます。
WooCommerceのセキュリティ設定は基本的にWordPressと同じであるため、定番のセキュリティプラグインも利用可能です。ただし、脆弱性のあるプラグインも存在し、複数のセキュリティプラグインを入れると逆効果になってしまうのでプラグイン選びは慎重に行いましょう。
また、キャッシュプラグインやサーバーのキャッシュ機能は利用を控えた方が良いとされています。
アプリを導入するだけで利用できるShopifyなどのASPとは違い、WooCommerceをWordPressのデザインに合わせて調整する必要があるため、専門知識が必要になります。
例えば、Shopifyであれば料金プランの中にドメイン、SSL証明書、サーバーの料金が含まれていますが、WooCommerceの場合は別途支払う必要があります。
しかし、SSL化済みのWordPressで作ったWebサイトを持っている方であれば、追加費用なしでECを始めることができます。
WooCommerceは構築・運用コストがほとんどかからず、外部のサービスに頼ることなく自分のWebサイト内で決済まで行えるため、以下のような人に向いています。
また、以下のような業種の方にWooCommerceはおすすめです。
優良WEBで調査したところ、以下のようなWooCommmerceで作られたサイトが見つかりました。事例を基に、具体的なWooCommerceのイメージを掴んでいただけたらと思います。
こちらは、ゴルフクラブの販売を行っている「三浦技研」のECサイトです。右上にお気に入りに入れた商品とカートに入れた商品の数がバッジで表示されるようになっています。
三浦技研のECサイトには、「WooCommerce Quick View(クイックビュー)」というプラグインが使われており、商品一覧のページで「クイックビュー」をクリックすると、上の画像のように商品一覧のページ上で商品情報が確認できます。
また、「 Customer Reviews for WooCommerce」というプラグインも使われており、ユーザーが商品に対するレビューや口コミを投稿できるようになっています。
WooCommerceを利用してECサイトを構築すると、別のECカートに遷移することなく自社サイト内で購入手続きを完結させることができます。
また、オプション設定機能を使うことで、バリエーションがある商品の販売も可能です。三浦技研のECサイトでは、商品の購入ページで「シャフト」「グリップ」「ソケット」が選べるようになっています。
出典:LUCY G. JEWELY
こちらは宝石の販売を行っている、イタリアの「LUCY G. JEWELRY」のECサイトです。商品をカートに追加すると、入れた商品の合計金額がページの右上に表示されるようになっています。
WooCommerceでは商材に合ったオプションを選ぶことができます。三浦技研のECサイトと同じようなイメージで、商品の購入ページで指輪のサイズを選択できるようになっています。
WooCommerceには、上の画像のようなクーポンを設定できる機能が標準で備わっています。このように、無料で自社カート内蔵システムを使えることが、WooCommerceの特徴です。
通常のプラグインをインストールするときと同じ手順です。
ダッシュボードからプラグインを開き、新規追加をクリックして右上の検索ボックスに「WooCommerce」と入力すると、WooCommerceのプラグインが表示されます。
本記事では、『WooCommerce』について解説してきました。WooCommerceは、WordPressで作ったWebサイトにECの機能を追加できる無料のプラグインです。
WooCommerceを利用することで、販売手数料がかからなかったり、低コストで構築ができたりと、ASPやパッケージ・フルスクラッチにはないメリットが得られます。
ECサイトの構築方法について悩んでいた方は、ぜひWordPressでのWooCommerceを使った運営も考えてみてください。