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メールで相談する「コーポレートサイトってホームページのこと?」
「コーポレートサイトは、ブランドサイトやECサイトと分けた方が良いの?」
という疑問を抱えている、Web担当者の方もいらっしゃるのではないでしょうか?コーポレートサイトは、会社概要や商品・サービスなどの情報を発信する目的で作られるホームページです。ブランドサイトECサイトとは、基本的に分けた方が良いでしょう。本記事では、
などを徹底解説していきます。比較表を用いてわかりやすく説明していくので、ぜひ参考にしてみてください。
コーポレートサイトは、会社概要や事業内容を社外に発信することで「企業の認知を広めること」を目的としたホームページのことです。ホームページという大枠の中に、コーポレートサイトやECサイト、採用サイトなどが含まれています。
そもそもホームページって何?
ホームページとは、Webページをまとめたものを指し、Webサイトと同じ意味で使われています。今見ている優良WEBもホームページ(Webサイト)です。
ただし、これはあくまでも日本の話で、英語圏ではWebサイトの構成で1番上にある「トップページ」をホームページと呼んでいます。また、Googleなどのブラウザを開いたとき、最初に登場するページをホームページという場合も。(参照:Google Chrome ヘルプ)
日本国内でもWeb業界に限り、英語圏と同じでWebサイトとホームページを区別している人もいますが、制作を依頼する時に「ホームページを作ってほしい」と言ってもトップページしか作られないということはないので、安心してください。
ここからは、コーポレートサイトと同じ、ホームページの一種である「ブランドサイト・ECサイト・採用サイト」と比べて、何が違うのかを解説します。
コーポレートサイト | ブランドサイト | ECサイト | 採用サイト | |
目的 | 会社概要や事業内容を社 外に発信することで、企 業の認知を広めることを 目的としたWebサイト |
特定の商品やサービス、 事業分野にスポットライ トをあてたWebサイト |
商品やサービスの販売 を目的とした Webサイト |
求職者の興味を引き 出し、応募率に繋げ ることを目的とした Webサイト |
ターゲット | ・顧客 ・取引先 ・投資家 ・株主 ・求職者など |
・購入意欲はまだ薄い 見込み客 ・休眠顧客 ・取引先 |
・購入意欲の高い 見込み客 ・既存顧客 |
求職者 |
構成コンテンツ | ・会社概要 ・商品、サービス紹介 ・採用情報 ・ニュース ・お問合せフォームなど |
・商品説明 |
・商品 ・商品ジャンル ・おすすめ ・カート ・sale情報 |
・代表メッセージ ・社員インタビュー ・キャリアパス ・社員座談会 ・1日の流れ |
ブランドサイトは特定の商品やサービス、事業分野にスポットライトをあて、コンバージョンに繋げるために作られた専用のWebサイトのことです。
例えば「コアラのマーチ」のブランドサイトでは、コアラのマーチに焦点をあてて、詳しい商品紹介やそのキャラクターなどの解説をすることで、商品に対するファンを増やして売上に繋げています。
一方、コーポレートサイトは、企業の認知を広めることを目的としていますが、それは商品に限ったことではありません。企業の環境問題への活動や、代表のメッセージや企業理念など会社に関する様々な情報を広め、企業に対する評価を高めることを目的としています。
例えば、先ほどのコアラのマーチは「ロッテのコーポレートサイト」内にある「商品紹介」項目のチョコレートジャンルの1つという立ち位置で、簡単な説明しかされていません。
目的が異なるとサイト内容も変わってくるので、別に作ることをおすすめします。コーポレートサイトは、会社の名刺のようなオフィシャルな存在であり、ブランドサイトはイメージを定着させるCMのような宣伝素材だと思ってもらうとわかりやすいかもしれません。
ただし、あまり知名度が高くない企業の場合、ブランドサイトとコーポレートサイトをまとめることがあります。
商品の認知度を広げ、コンバージョンを獲得することが、会社に利益をもたらすための優先課題となるからです。ブランドサイトと統合させることで、その課題を解決へと導きます。
ECサイトは、商品やサービスの販売を目的としたWebサイトのことです。
イメージを定着させる必要はなく、すでに購入意欲の高いユーザーが訪れるため、どれだけ商品が購入しやすいデザインかが肝になります。
具体的には、商品を見つけやすくしたり他の商品と比較しやすくするために、同じサイズの写真を均等に並べていることが多く、デザイン性よりも機能面を重視していることが特徴です。
一方、コーポレートサイトは企業自体にスポットライトがあたっているので、商品に関しては、企業のイメージを向上させるためのサブ的なポジションに過ぎず、商品紹介があっても写真の掲載が必須ではないなど、そこまで重要視されているわけではありません。
そもそも、コーポレートサイトは「イメージの定着」が目的で、ECサイトは「商品の販売」が目的なので、両者の目的は大きく異なります。
コーポレートサイトとECサイトを統合させることで「特定の商品=会社のイメージ」となってしまい、本来伝えたい会社のイメージを邪魔してしまう可能性もあるため、コーポレートサイトとECサイトは基本的には分けて制作します。
ただし、ブランドサイトと統合したコーポレートサイトの場合は、離脱した際の購買意欲の低下を考えて、ECサイトの要素を兼ね備えていることがあります。
採用サイトは、コーポレートサイトには載っていないような社内の情報を詳しく載せることで求職者の興味を引き出し、応募率に繋げることを目的としたWebサイトのこと。求職者の9割が参考にしている、ニーズの高い大事な情報源です。(参照:キャリタス就活「採用サイト好感度ランキング」)
会社の内部にスポットライトをあてており、社員インタビューや社内の様子、キャリアパスなどの情報を載せることで、自分が働いている様子をイメージさせ、応募率に繋げています。また、社内の情報をできる限りオープンにすることで、求職者に安心感を与えています。
一方、コーポレートサイトにも採用情報を掲載している場合もありますが、募集職種・勤務地・勤務時間などの必要最低限の情報しか載っていないことが多いです。
コーポレートサイトと採用サイトに関しても、分けて制作することをおすすめします。
コーポレートサイトのターゲットである、顧客・取引先・投資家・株主には、キャリアパスや福利厚生など、求めていない情報が無駄にある印象を抱かれてしまい、離脱率に繋がる可能性があります。ゆえに、両者は分けて制作した方が良いでしょう。
ただし、コーポレートサイトを参考にする求職者は多いので、採用情報の項目を設置しておき、ここからでも応募が可能な状態にしておくことで求職者のユーザビリティが向上します。
コーポレートサイトは「ポータルサイト」とも混同されることが多いですが、両者は異なるものです。
そもそもポータルサイトは、「コーポレートサイトとブランドサイト」というように並列して考えるものではありません。「コーポレートサイトとホームページ」のように異なる概念であることを覚えておくと、理解しやすいと思います。
以下では、ポータルサイトについて解説をしますので、コーポレートサイトと何が違うのか確認しましょう。
ポータルサイトは、企業の窓口の役割を果たすホームページのことです。自社で展開する様々なサービスを1つのホームページに集めて、各サービスに流入しやすくしています。
代表的なものが「検索エンジンのYahoo!」ですが、トップページを開くと、検索エンジンのサービス以外にも天気や占い、ショッピングといった自社(Yahoo!)のサービスにアクセスできますよね。
このように、1つのホームページで複数の自社サービスにアクセスできる窓口になっているもの全般、ポータルサイトです。
サービスを1つに集めていると聞くと、コーポレートサイトと少し似ているかもしれませんが、ポータルサイトは、自社の行うサービスにアクセスしやすくすることで「ユーザビリティを向上させる」目的で作られているので、「企業の認知」を目的としているコーポレートサイトとは異なります。
コーポレートサイトには、上記の5つが最低限含まれた構成で作られており、この他にも代表メッセージやスタッフブログなどが設置されている場合もあります。
また、大企業のコーポレートサイトにはIR情報やサステナビリティへの取り組みのコンテンツが用意されていることが多いです。
ここからは事例を用いて、コーポレートサイトがどんなものなのかを、具体的に紹介していきます。
出典:杉山家具製作所
事例から見るコーポレートサイトの特徴
出典:KDDI
事例から見るコーポレートサイトの特徴
コーポレートサイトは、問い合わせ獲得・資金調達など、企業によって目的が細分化されていますが「企業の情報を発信して、閲覧者に認知させることで、企業の発展に繋げること」という大前提があります。
これを逆手に取ると、企業の発展にはコーポレートサイトが必要であるということです。
インターネットが普及した現代では、多くの人が情報収集の手段として、ホームページを選択します。新型ウイルスの感染拡大防止のため、人との接触が避けられ、展示会や企業説明会なども開催することが難しくなっていることもあり、さらにWebサイトが重要視されています。
魅力的なコーポレートサイトを制作して、自社の魅力を多くの人にアピールしていきましょう!