ホームページ作成の費用相場について
いくらくらいが適切なの?
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コーポレートサイトの制作会社を探している中で「制作会社によって料金が違うのはなぜ?」と疑問に思う方が多いと思います。コーポレートサイトに限らず、ホームページ制作は、含まれるサービスや対応ページによってその価格が大きく変動します。
そこで今回は、
の3つを使って、コーポレートサイト制作に関する料金相場を解説します。
さらに、「コーポレートサイト制作会社を選ぶ上で注意するポイント」と「相場を理解する上でのポイント」も詳しく解説します。 ぜひ、自社に最適なコーポレートサイト制作会社を見つける参考にしてください。
具体的な料金相場を紹介する前に、以下の4つのポイントにより料金が変動することを理解しておきましょう。
制作するコーポレートサイトの規模によって料金は変動します。バラ料金で「1ページいくら」と設定していることもあれば、「30ページでいくら」とプラン設定している制作会社もあります。
つまり、ページ数が多い大規模なサイトになるほど、制作費用も上がるということです。
また、HTML・CSSでのコーディングによる制作会社に依頼した場合、1ページ更新の度に料金がかかることが多く、大規模なサイトになるほど更新ページが多くなり、ランディングコストも高くなります。
CMSを使って自社でページを更新できるように、コーポレートサイトを制作してくれる制作会社もあります。
CMSベンダーに依頼した場合、すべての箇所をCMSで編集できますが、制作会社に依頼した場合は、特定のコンテンツだけしか自社編集ができない場合が多いです。
基本的には、編集できる箇所が増えるほど、制作費がかさみます。
しかし、あらかじめCMSを導入することで、ページ更新の度にかかっていたランニングコストを削減できるので、初期投資としてできるだけ多くの箇所をCMS対応させておくと最終的には安く済むかもしれません。
中小企業型のブランディング要素を含むコーポレートサイトを制作する場合には、コストが上昇します。
その理由は、ブランディング要素を含む場合、市場調査やコンサルティング業務が必要になることが多く、サイト制作の域を超えたサポートが必要になるためです。
また、ブランディングとなると自社のイメージ定着のために他社との差別化を図ることが重要になります。差別化を図るための施策としてオリジナルデザインで制作することが必要になり、さらにコストがかかります。
Webサイトを運営する上で、SEO対策が必要なのは周知の事実ですが、特に知名度が低い企業のコーポレートサイトの場合、企業名からの検索で流入することが難しいため、SEO対策がさらに重要になります。
ただし、SEO対策がプランに含まれている制作会社は、含まれていない制作会社に比べて当然、料金が高くなります。SEO対策の専門の業者が存在するほどSEO対策には専門的な知識も必要であり、プロでも手間や時間がかかる施策のため、制作費とは別に料金が発生するのです。
また、SEO対策はそもそも集客の目的でつけられるサービスなので、同じく集客に必要なコンサルティング業務がセットになっていることが多く、先ほど紹介したブランディングと同様に、コーポレートサイトをより効果的なものにするためのサービス料金が上乗せされるということで、料金相場が高くなります。
ここからは、コーポレートサイト制作にかかる料金の相場を、価格帯別に解説していきます。
作りたいサイト | 料金相場 | デザイン | サイト規模 | 制作期間 |
安価なサイト | 10~30万円 | 最低限のテンプレート | 小規模(4ページ以下) | 1ヵ月 |
基本的な機能が揃っ たサイト |
30~150万円 | テンプレート・セミオ ーダーメイド |
中規模(5~20ページ) | 1~3ヵ月 |
集客ができるような サイト |
150~300万円 | セミオーダーメイド・ フルオーダーメイド |
中規模~大規模(20~ 50ページ) |
3~6ヵ月 |
本格的なブランディ ング要素を含むサイト |
300万円以上 | フルオーダーメイド | 大規模(50ページ以上) | 6~10ヵ月 |
この価格帯でコーポレートサイトを依頼する場合は、
というような、取り急ぎ制作したいというニーズへの対応が多く、できることも限られます。
この価格帯でコーポレートサイトを依頼する場合は、
といったようなオリジナリティを求めるニーズに応えることができるようになります。ただし、予算的にテンプレートになることも多いです。
この価格帯でコーポレートサイトを依頼する場合は、
というようなニーズに応えた、集客やブランディングなどのマーケティングを意識したサイト制作ができるようになります。
この価格帯でコーポレートサイトを依頼する場合は、
というような、サイト制作だけではない、事業の戦略に関わるような相談ができるようになります。
ここからは、具体的な制作会社を価格帯別に紹介していくので、プラン内容を比べ、コーポレートサイト制作の相場に関する知識を深めましょう。
価格帯 | 制作会社名 | プラン数 | 制作期間 | 料金ページURL |
10~30万円 | A.S.TDESIGN | 2種類(30万円以下 は1種類) |
記載なし | http://www.ast- design.jp/price/ |
30~150万円 | 株式会社ドコドア | 5種類 | 1~6か月(プラン による) |
https://docodoor.co.jp/ plan/#comparison/ |
150~300万円 | NEO INDEX | 3種類(150~300万 円は1種類) |
2~3ヵ月 | https://www.neoindex.co.jp /price/ |
300万円以上 | mighty myT | 4種類(300万円以上 は2種類) |
5~10ヵ月 | https://www.mighty2.com/ lp-m2/corporate_site/ |
出典:A.S.TDESIGN
A.S.TDESIGNは、 “GOOD DESIGN, GOOD PRICE”をコンセプトに、会社やお店のロゴデザインをはじめとした、チラシやリーフレット・名刺・会社案内など販促物の、デザイン制作から印刷までを一括して承っているデザイン会社です。
「お手軽スタートプラン」18万円~(税別)
打ち合わせ・デザイン案(1案)・修正無制限・コーディング(WEB構築)・Web公開までが含まれた価格で、費用を抑えながらおしゃれなコーポレートサイトが作れます。
A4サイズ5ページ分ほどの内容を、ランディングページのように1ページでまとめたデザインのサイトが納品されます。情報が1ページにまとまっていると見ずらい場合もありますが、ページ数が少ないことで離脱率低下に繋がるメリットもあります。
お問い合わせフォームやニュースなどの項目の用意はありませんが、ボタンを押してメール画面に誘導する仕組みは対応してくれるので、そこまで気にすることはありません。
「しっかりホームページプラン」35万円~(税別)┗7ページ程度のページ数に対応し、お問い合わせフォームやニュース項目の設置もサービスに含まれているプランが用意されています。ランディングページ調のデザインに抵抗がある方や、スタートプランだとコンテンツが少ないと思った方は、こちらのプランもおすすめします。
出典:ドコドア
ドコドアは、情報力不足で悩む全国の中小ベンチャー企業とはじめとしたクライアントのIT戦略を、包括的にサポートしているホームページ制作会社です。また、アプリ開発や企業支援など、ITに関わる色々なサービスの提供も行っています。
ドコドアは、全部で5つの料金プランを用意していますが、どのプランもページ数はすべて10ページまでの対応です。頭金は0円でも依頼することができ、分割払いにも対応しているので、今すぐまとまったお金を用意できないという会社でも、魅力的なコーポレートサイトが制作可能です。
「スタートプラン」36万3000円(税込)┗10~30日で制作が完了するプランで、原稿は自分で用意する必要があります。また、デザイン案は1つのみです。
「シンプルプラン」「ベーシックプラン」66万円(税込)/99万円(税込)┗制作日数はシンプルプランが60~90日、ベーシックプランが90~150日です。両プランとも、オプションで取材をしてもらうことができます。また、デザインは1つのみの提案ですが、要望があれば修正が可能です。
どちらも、原稿を用意する必要がありますが、ベーシックプランのみ、原稿を手直ししてくれるサービス付きです。
「マスタープラン」132万円(税込)┗制作日数は120~180日です。取材を行うサービスがあり、原稿作成も任せることができるプランです。
また、デザインは2つ用意され、要望があれば修正も可能です。
「パーフェクトプラン」 330万円(税込)┗制作日数は90~180日です。マスタープラン同様、取材を行うサービスがあり、原稿作成も任せることができます。さらに、このプランを選ぶと、デザインをあらかじめ3つ用意してくれます。
出典:NEO INDEX
ネオインデックスは東京池袋にあるホームページ制作会社で、高品質なWebデザインを、大企業から中小企業まで様々な企業に提供しています。
「ベストプラン」150~250万円(税別)
このプランの制作期間は2~3ヵ月で、対応ページ数は10~20ページですが、SEO対策もプラン内のサービスに含まれています。最大の特徴は、プロデザイナーがオーダーメイドで1からデザインしてくれる上に、依頼人が満足するまで無制限でデザイン修正を行ってくれることです。
また、ニュースと導入事例のコンテンツなど、2か所までCMSを導入でき、お問い合わせフォームも2つ設置できます。
ただし、原稿作成や写真撮影を依頼する場合は、別途費用が掛かるので注意しましょう。
「ZOOM専用プラン」 100~150万円(税別)┗このプランは、最初から最後までZOOMのみでのヒアリングで制作するので、東京近郊に会社がなくとも依頼が可能です。デザインに関しては、オーダーメイドではありませんが、セミオーダーメイドに対応しています。お問い合わせフォームは1つのみ設置が可能です。
「フルサポートプラン」 250~350万円(税別)┗CMS導入は3か所でき、コンテンツマーケティング用のWordPressも導入可能できる、まさにフルサポートのプランです。取材、原稿作成、写真撮影もプランに含まれています。
出典:mighty myT
mighty myTはコーポレートサイト制作を続けて25年の老舗の制作会社です。
「カスタマイズ プランスタンダード」400~500万円┗制作期間5~6ヵ月は、50~100ページまで対応したプランです。CMS導入箇所は、「ニュース」と「製品・事例紹介」の2か所で、お問い合わせフォームは各種サービスと連携が可能です。
取材、撮影サービスはもちろん、分析やSEO対策サービスも込みの料金プランです。 また、CMSの脆弱性検査をしてくれるのでセキュリティ面でも安心です。
「カスタマイズ プランスペシャル」800万円~┗制作期間は6~10ヵ月で、150ページ以上に対応してくれるプランです。CMSの導入箇所は、「ニュース」と「製品・事例紹介」に加えて「ブランディング記事」にも対応しています。また、TDnet、EDINETとの連携しているので、IR情報の掲載が楽になります。
「テンプレート プランシンプル」「テンプレート プランベーシック」┗プランシンプルは80~150万円で制作期間は2~3ヵ月、プランベーシックは200~300万円で制作期間3~4ヵ月です。両プランとも、CMS対応は「ニュース」のみで、お問い合わせフォームは簡単なものが設置されます。取材、撮影サービスは「ベーシック」のみの対応です。
ここからは、制作会社を選ぶ上で注意すべき制作会社の特徴を紹介します。
安価なコーポレートサイトを作りたいからといって、「5万円から制作できます!」などの文章につられてしまうと、のちのち後悔する場合が多いです。
なぜなら、ページ更新の度に費用がかかり、ランニングコストがかさむことが多いからです。「1ページいくら」ならまだ良い方で、「制作時間〇分でいくら」という制作会社もあります。
そのため、初期費用は掛かってはしまいますが、CMSを導入していて、自社での編集が可能な制作会社を選んだ方が5年、10年の長期的なスパンで見るとお得です。
初期費用や制作費が安すぎる制作会社の中には、「毎月〇万円でコーポレートサイトが制作できます!」などの月額制のところがあります。
そのような月額制の制作会社でコーポレートサイトを制作してしまうと、ホームページリースの契約をさせられ、自社で所有権を持つことができない場合が多いです。自社に所有権がないので、ページ更新の有無に関係なく、コーポレートサイトを持つ限り永遠にリース費用を払わなければいけません。
毎月3万円だったとしても10年契約すれば360万円で、本格的なブランディング要素を含むコーポレートサイトが制作できる価格と同じになります。それゆえ、目先の安さにとらわれず、先々のことを考えて制作会社を選ぶことをおすすめします。
ホームページリースについて詳しく知りたい方はこちら:ホームページリースとは
ホームページ制作会社をいくつか閲覧した方はご存知かもしれませんが、公式ホームページのデザインが、とても簡素だったり古めかしいデザインの制作会社が存在します。
そのような制作会社に依頼した場合、納品されるコーポレートサイトも簡素なデザインである可能性が高いので、デザイン面を気にしている方は注意が必要です。
また、技術の問題ではなく純粋に更新がされていないためにデザインが古いままの場合もあり、すでに廃業している、ということもあります。
コーポレートサイトは先述の通り、ニュースや実績など、頻繁に更新が必要だったり、速報性が求められるコンテンツが多いです。しかし、制作会社に依頼してCMSを取り入れたコーポレートサイトを制作すると、CMSで編集できる箇所が限られていたり、価格が高額になります。
それを避けるために、CMSベンダーと直接契約をしてコーポレートサイトを制作することも多いです。
コーポレートサイトにCMSが向いている理由を詳しく知りたい方はこちら:CMSを使ったコーポレートサイト制作方法
そこで、ここからはCMSベンダー(独自開発型有料CMS)の相場を紹介します。
独自開発型CMSの特徴 | 相場が決まるポイント | 料金相場(運営費用を含む) | サイト規模 | 実例 |
費用を抑えたCMS | 制限が多い | 0円~20万円 | 小規模 | Movable Type |
基本的なCMS | Webサイトを作るために必要 な機能が豊富 |
20万円~100万円 | 中規模 | RCMS |
コーポレートサイト向き のCMS |
コーポレートサイトに必要な コンテンツがすべて揃っている |
100万円~500万円 | 大規模 |
この価格帯のCMSベンダーに依頼する場合は
というような、予算の用意はあまりないけれど、形だけでもコーポレートサイトを作っておきたいというニーズに応えたコーポレートサイトを制作することができます。ただし、価格が低い分、できることの制限も多いです。
この価格帯のCMSベンダーに依頼する場合は
などのニーズに応えた、他社との差別化を図ったコーポレートサイトを制作できるようになります。
この価格帯のCMSベンダーに依頼する場合は
というようなニーズに応えた、量や質にこだわりがあるコーポレートサイトを制作できます。
①サポートが充実している
┗サポート費用は運営費に含まれているので追加料金はなく、初期設定などの面倒な作業はベンダー側でやってくれます。CMSによっては、大規模な災害があった場合でもサイト運営が止まらないようにサーバーインフラを二重に設定しているものもあり、運営において心配事がほとんどない状態です。
②制限がなくなる
┗ページ制限や管理者数の制限がなくなるので、大規模なコーポレートサイトにも対応できます。
③セキュリティ対策が万全
┗プラン内のサービスで、強固なセキュリティ対策が含まれていることが多いです。中には、サーバー監視を24時間行ってくれたり、随時自動バックアップを行ってくれるCMSもあります。
④月額無しのCMS
┗この価格帯の中には、一千万以上の費用が掛かるが、月額費がないという買取型のCMSもあります。運営が長くなるほど、ランニングコストがかさむので、買取型の方が結果的に安いことが多いです。
適正な料金を支払い、目的を達成できるコーポレートサイトを制作するには
の3つを実行することが大切です。
この3つを実行することで、金額が適正価格になりやすいのはもちろん、制作会社からの提案の質が上がることも多いです。
今回は、コーポレートサイト制作の相場と、実際の料金、CMSの相場を早見表を使って解説しました。
コーポレートサイト制作の相場は、
の4つで決まることが多いです。
つまり、作りたいコーポレートサイトの用途によって、その相場は変わってきます。「集客を目的としたコーポレートサイト」を作りたいのであればブランディング要素やSEO対策が必要になってくるので、必然的に料金も高くなります。
ぜひ、この記事を参考にして相場を知り、自社の求めるコーポレートサイトにはどこまでのサービスが必要なのかをしっかりと理解した上で、適切な制作会社に依頼しましょう!