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メールで相談する日本文化が世界各国で注目を集める今、新たな可能性を求めてShopifyで越境 EC に挑戦する事業者が増えています。Shopifyは、基本的には海外発送を前提として作られているプラットフォームであるため、簡単な設定行うだけで誰でも越境ECに参入できます。
しかし、海外発送を行うにあたって問題となるのが言語や通貨、発送に関する問題ではないでしょうか。それらを簡単に解決し、スムーズに越境ECに取り組むためには、Shopifyの関税計算アプリや配送代行業者などを活用するのがおすすめです。
今回は、Shopifyで海外発送を行う方法や便利なアプリ、さらに成功をおさめている越境EC事例についてご紹介します。
数あるEC販売のプラットフォームの中でも、特に海外発送に強いといわれているのがShopifyです。ここでは、Shopifyの強みをみていきましょう。
そもそもShopifyは、海外に発送することを前提として作られたプラットフォームです。そのため、送り状やインボイス、納品書の発行なども簡単に設定できるようになっており、どんな人でも簡単に越境ECにチャレンジ可能です。
海外発送を行う上での1番の大きな課題は「言語」です。しかし、Shopifyは50か国の言語に対応しているため、多くの国や地域の人に商品を知ってもらうことが可能です。さらにアプリを活用すれば、位置情報に合わせて言語や通貨を変更する機能も利用できます。
決済方法が100種類以上用意されている点も、Shopifyの大きな利点です。主要クレジットカードはもちろん、電子マネーやビットコインにも対応しているため、海外のどんな地域に住んでいる方でも簡単に決済可能です。
さらに、130カ国以上の通貨に対応しているため、どんな国や地域に住む人でも自国の通貨で商品の値段を把握できます。
ここでは、Shopifyで海外発送を行う方法について、ステップごとに詳しくみていきましょう。
まずは、商品の発送を行うエリアを設定してください。やり方は簡単で、管理画面から「設定」→「配送と配達」→「送料と管理」→「配送エリアを作成する」とクリックし、配送エリアを入力、該当する国と地域を加えたら「完了」ボタンを押します。
海外発送を行う上でポイントとなるのが関税についてです。商品の到着と同時に顧客が輸入税や関税を支払うことも可能ですが、先払いにしておくことで関税の審査による遅延リスクを軽減することにつながります。
Shopifyでは、いくつかの要件を満たしている場合のみ、アプリ不要で決済時に関税と輸入税を徴収することができます。
決済時にアプリ不要で関税・輸入税を徴収できる要件
※税金に関する登録は、ストアの拠点がアメリカ・カナダ・イギリス・ノルウェー・スイス・オーストラリア・ニュージーランドに置かれている場合のみ可能です。日本にストアの拠点がある方はアプリを使う必要があります。
これらの要件を満たしていない場合には、関税と輸入税の見積もりを決済時に表示させるためのアプリを使いましょう。
送料を設定するためには、
という3つのステップが必要です。
送料の設定方法にはさまざまな種類があり、例えば、国や地域にごとに設定された一律料金、購入金額に合わせた料金、アイテムの重量に合わせた料金、アプリによって個別に計算する料金などがあります。販売対象としている地域や、アイテムの内容に合わせて適切な料金体系を考えてみましょう。
送料の料金体系を決めたら、サイト上で実際に送料の設定を行います。
その他の送料を設定する場合には「送料を追加」をクリック、その他の地域の送料を設定する場合は「新しい配送エリアを作成する」から同じ手順を繰り返します。
最後に、ストアのページに「送料について記載するページ」を用意してください。
関税や送料の設定が済んだら、商品を梱包します。海外発送では移送中に商品が雑に扱われてしまったり、ダメージを受けたりする可能性が高いため、国内向けに発送する時よりも、厳重に商品を梱包してください。また、「壊れ物」や「FRAGILE」と明記していても、必ず丁寧に扱ってもらえるとは限らないということを理解しておきましょう。
配送業者は、日本郵便とクーリエ便の2種類から選ぶことができます。それぞれのメリットとデメリットを検討した上で、顧客のニーズに合った配送業者を選びましょう。
日本郵便は、近所の郵便局から配送手続きを行えるという手軽さと、価格の安さが特徴です。配送可能な国は180ヶ国以上と、ほとんどの国をカバーしているのも強みといえるでしょう。デメリットとしては、クーリエ便に比べると配送スピードが劣る点や、荷物の形状やサイズ規定が細く分かりにくいという点があげられます。
クーリエ便とは国際宅配便の総称で、FedEx・DHL ・UPSなど民間の配送業者によるサービスを指します。クーリエ便は、日本郵便と比べて配送スピードが速いのが特徴です。自社の飛行機を使って配送を行うため、アジア圏であれば3日程度で荷物を届けられるでしょう。
また、時間帯の指定や関税対応などのサービスもあり、顧客の希望に合わせて柔軟な対応がしやすい点も魅力です。デメリットとしては、自社ルートで配達を行うため、日本郵便に比べると価格が高くなってしまうという点があげられます。
Shopifyでは、初期設定の時点で世界中に配送ができるように設定されています。そのため、海外発送をしない人は国内発送専用の設定を行いましょう。
Shopifyで海外発送をよりスムーズに行うためには、アプリを活用するのがおすすめです。発送業務を簡略化できるよう、ニーズに合ったものを取り入れてみましょう。
Langifyというアプリを使えば、多言語に対応したストアへ簡単にカスタマイズ可能です。表示したい言語を選択し、商品や説明文を一つ一つその言語で入力していくという方法でストアを翻訳していきます。ある程度自分で言語能力がある方や、その言語に精通したスタッフが在籍しているという人におすすめです。
手動で翻訳を設定する手間はかかりますが、より自然な文章を設定できるので情報を正確に伝えられるという魅力があります。
手早く多言語に対応したストアにしたいという方におすすめなのがLangshopです。Langshopでは、全て自動翻訳機能を使って翻訳するため、語学の能力は必要ありません。とはいえ、あくまでも自動翻訳なので、言語によっては意味が正しく伝わらない部分や違和感を感じる部分も出てきてしまいます。
まずは、Langshopで多言語のサイトを作り、売上の規模に応じて正しい文章にリライトしていくのがよいでしょう。
BEST Currency Converteは、通貨に関する問題を解決してくれるアプリです。2種類のプランがあり、無料版であれば円・USドル・ユーロ・英国ポンド・カナダドルという5種類の通貨に変換可能です。無料版でもテクニカルサポートやデザインプレートの利用が可能なので、基本の機能を試してみたいという方はぜひ試してみましょう。
さらに、幅広い地域の通貨をカバーしたいという方には、月額9.95ドルの有料プランがおすすめです。有料プランでは、世界各国の通貨やビットコインなど164種類の通貨へ変換が可能です。さらに、ユーザーが住んでいる地域に合わせて通貨を自動変換する機能も付属しているため、より使いやすいサイトづくりを実現できます。
Easy Rates Japan Postは、配送料の計算を行ってくれるアプリです。日本郵便の料金体系に対応しており、自動でチェックアウト画面に送料を表示させることができます。また、
などのカスタマイズも可能で、自由度が高いのも特徴です。また、世界各国への配送状況をリアルタイムで反映しているため、社会状況による配送制限や遅延への警告メッセージも表示でき、事前にトラブルを回避しやすい点も魅力といえるでしょう。
Easy Label Japan Postは、配送ラベルをShopifyの管理画面から直接印刷できるという優れたアプリです。HSコード・商品名・重量を編集したり、保険オプションを適用させたりと、注文に合わせて自由に編集できるのも魅力です。ラベルの作成可能数が異なる3つの料金プランが設定されているので、出荷数に合わせてもっともお得なプランを選択しましょう。
毎月100個の配送ラベルを作成できるプラン | 14.9ドル(上限以上は1ラベル当たり0.15ドル) |
毎月300個のラベルを作成できるプラン | 39.9ドル(上限以上は1ラベル当たり0.13ドル) |
無制限にラベルを作成できるプラン | 69.9ドル |
海外発送を伴う注文の数が増えてくると、配送業務が大きな負担になります。そういった場合には、思い切って配送業務を外注してしまうのがおすすめです。ここでは、配送代行業者の利用に関するメリット・デメリットや選び方をみていきましょう。
配送代行業者とは、その名の通り商品の発送に関わる業務を代行してくれる業者です。配送代行業者を活用することで、在庫管理やピッキング、さらに梱包・出荷・配送まですべて任せられます。
配送代行業者を利用するメリットとしては、配送業務にかかる負担やコストの削減、そして発送業務の安定があげられます。発送業務を全て業者に任せることで、時間に余裕が生まれるため、商品開発や販売促進、マーケティングに力を入れることができ、ブランドのさらなる成長につながるでしょう。
デメリットとしては、サービスの利用料が必要になる点があげられます。とはいえ、自社で配送業務を行った場合にかかる梱包資材や人件費などのコスト、発生するミスへの対応する時間なども考慮すると、決して高すぎるということはありません。
一方で、配送代行業者を利用すると、顧客情報を配送代行業者と共有することになります。個人情報の取り扱いについては事業者の社会的信用につながる重要な部分なので、慎重に業者を選びましょう。
Shopifyに対応している配送代行業者は数多く、「個別倉庫タイプ」「物流倉庫タイプ」「一括お任せタイプ」の3種類があります。個別倉庫タイプは、受注管理を事業者が行い、出荷や保管業務を配送代行業者が行うというタイプです。一箇所の倉庫で商品を管理することになるため、倉庫内での作業を細かく設定したいという方におすすめです。
物流倉庫タイプは、全国にある複数の倉庫業者と契約している配送代行業者です。受注管理を事業者が行い、配送代行業者がそれぞれの倉庫から出荷と配送を行います。
一括おまかせタイプは、サイトの運営業務や受注管理も全て引き受けてくれる業者です。特に海外発送が順調に伸びている店舗運営を行っている方におすすめです。
このように、配送代行業者にはさまざまなタイプがあるので、売上の規模や任せたい業務に合わせて賢く業者を選びましょう。
Shopifyで海外配送を行うことで越境 ECを成功させたブランドは少なくありません。大手のブランドはもちろん、個人で始めた事業でもマーケットを広げることで大幅な売上拡大につなげることができるでしょう。ここでは越境ECの成功事例として、Shopifyでのサイト作りに着目しながらいくつかのブランドをみていきましょう。
出典:とらや
とらやといえば、日本一有名な和菓子店といっても過言ではありません。とらやの海外向けECサイトは、Shopifyを利用して作られています。対応言語は英語と中国語で、和菓子とは一体どういったものなのかを解説するコンテンツが豊富に取り入れられています。まさに、日本文化を和菓子という観点から世界に伝えるサイトといえるでしょう。
出典:BENTO&CO
BENTO&COは、世界中に日本のお弁当箱を販売している越境ECサイトです。Shopifyで構築したサイトは日本語・英語・フランス語に対応しており、お弁当箱そのものはもちろん、お弁当作りに欠かせない可愛らしいピックや抜き型、お箸、風呂敷など幅広い商品を取り扱っています。
さらに、日本の習慣や文化を紹介するPodcastをサイトに組み込むことで、コンテンツとしての価値を高めることに成功しています。
出典:田丸印房
田丸印房は、創業100年を誇る京都の老舗印章専門店です。圧倒的な仕上がりが自慢のスタンプは、その線の美しさから評判を集めています。
サイト言語は日本語・英語・フランス語・ヒンディー語・インドネシア語・中国語の6ヶ国語、対応通貨は円・ユーロ・US ドル・豪ドル・カナダドル・スイスフラン・ポンド・インドルピー・ルピーの9種類と、顧客の間口を広くカバーしているのが特徴です。
日本的なモチーフのスタンプも多く用意されており、老舗の持つ技術を越境ECと掛け合わせることでマーケティングを成功させている例といえるでしょう。
Fake food japanは、日本で生まれた食品サンプルを世界に向けて販売している越境ECサイトです。まるで本物のような食品サンプルは、アート感覚で海外の人に受け入れられています。Shopifyで構築した越境サイトは日本語と英語に対応しており、食品サンプルができるまでの工程を紹介した動画なども埋め込まれています。
また、カスタムオーダーで世界にひとつだけの食品サンプルを作るという体験も提供しており、オリジナリティを追求したことによる成功事例といえるでしょう。
Shopifyで行う越境ECでは、言語や発送などのシステム対応を行うだけで注文につながるというわけではありません。ここでは、売上を拡大するために欠かせない4つのポイントをご紹介します。
越境ECを行うにあたって、日本国内での販売以上に重要なのがマーケティングです。海外では、生活習慣も人々の趣味・嗜好も大きく異なるため、まずは現地のニーズを把握することが重要です。ざっくりと解説すると、アジアや中国では日本の食品・アパレル・家電・化粧品などが売れやすい傾向にあります。
一方で、欧米地域では日本らしさを全面に押し出したアイテムが人気を集めています。特に、漫画・アニメ・ゲームに関わるもの、日本の伝統工芸品をアレンジして使いやすくしたものなど、日本独自のものが売れやすい傾向にあります。このように、販売する地域で必要とされているものや人気を集めているものを徹底的にリサーチすることが大切です。
越境ECの販売では、顧客から信頼を獲得することが国内での販売よりも難しい傾向にあります。本当に商品は届くのか、詐欺ではないかなどの顧客の不安を取り除く必要があるでしょう。そのためには、Shopifyのサイトにチャット機能を取り入れ、スピーディーに顧客対応を行うのがおすすめです。
チャット機能の中には、ユーザーが自国の言葉でメッセージを送り、サイト運営者はその内容を日本語で確認、日本語で返答するだけでユーザーが自国の言葉でメッセージを確認できるという便利なサービスもあります。顧客が安心してショッピングを楽しめるよう、素早く正確な顧客対応を心がけてください。
越境ECで大きな売上を上げるためには、各国のイベントを上手に活用するのがおすすめです。例えば、中国の「独身の日」は世界で一番ものが売れる日ともいわれています。その他にも、「サイバーマンデー」や「ブラックフライデー」、夏休みを終えたばかりの子どもたちを対象とした「Back to Shcool」など、海外ではさまざまなイベントがあります。
売り上げを大きく伸ばすチャンスなので、タイミングを押さえてセールやキャンペーンを企画しましょう。
越境ECの成功例を見ると、そのほとんどが日本文化の発信と販売をうまく組み合わせて販売を行っていることが分かります。このように、海外のユーザーには、アイテムの存在や日本の習慣・文化を知ってもらうところからアプローチするのが効果的です。
例えば、YouTubeチャンネルを開設してアイテムや日本文化の紹介をする、Instagramに広告を掲載する、ブログ記事を投稿してSEO対策を行うなどの方法があげられるでしょう。ターゲットがしっかりと絞れている場合には、その地域や分野で活躍するインフルエンサーにアイテムを紹介してもらうという方法も効果的です。
このように、SNS対策やSEO対策に力を入れ顧客にブランドを知ってもらうことができれば、爆発的に売上を伸ばすことにつながるでしょう。
Shopifyでは、さまざまなアプリを上手に活用することで、簡単に越境ECに対応したサイト作りが可能となっています。売上の規模に合わせて発送代行業者などを活用し、スムーズに海外発送を行いましょう。また、越境ECを成功に導くためには、マーケティングや顧客対応なども欠かせません。日本の文化をアピールしながら販売につなげられるよう、SNSやブログを最大限に活用してください。