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メールで相談する「他の人はこちらも検索はどんな時に出てくる?」
「他の人はこちらも検索の便利な使い方はある?」
こんな疑問をお持ちではないでしょうか。「他の人はこちらも検索」とはGoogleが検索の利便性を向上させるために取り入れた機能で、2017年頃から日本でも導入され始めました。しかし、表示されるトリガーや、使い方がわからない人もいるようです。
そこで本記事では「他の人はこちらも検索」の概要や仕組みなどを解説します。使い方を工夫すれば市場調査やSEO対策に活用できる機能です。ぜひ参考にしてください。
「他の人はこちらも検索」は、検索ワードのニーズを汲み取り、より具体的な言葉や関連するキーワードを提案する機能です。元々Googleの検索ユーザー向けに取り入れられた機能で、「利用者のニーズにマッチした言葉を記載する」という性質があります。
「他の人はこちらも検索」はBingなど他の検索エンジンでは出現しませんが、Yahoo!は例外です。Yahoo!はGoogleと同じ検索システムを採用しているため、「他の人はこちらも検索」が表示されます。
「他の人はこちらも検索」は2016年に「people also search for」として、海外で初めて試験導入されました。「people also search for」で表示されるキーワードは、頭文字を取って「pasfキーワード」と呼ぶ人もいます。日本では2017年にスマートフォンを対象に導入され、2018年2月頃からパソコンにも導入されています。
「他の人はこちらも検索」が取り入れられた背景としては以下2点が考えられます。
「他の人はこちらも検索」が取り入れられた背景
「他の人はこちらも検索」で検索者の潜在的なニーズを満たすワードが提示できれば、ユーザーは他の検索エンジンよりもGoogleが有用だと認識し、検索エンジンのシェア拡大に繋がります。
また、「他の人はこちらも検索」に記載されているワードを検索者がクリックし、訪問するサイト数が増えれば、掲載される広告の数も比例して増加し、Googleはより多くの広告収入を得られます。
「他の人はこちらも検索」によって利用者のサイト訪問数が増えたとしても、あまり広告収入に差はないように感じますが、世界中に存在する利用者全体の訪問数で考えれば、発生する利益は莫大なものになるはずです。
「他の人はこちらも検索」のアルゴリズムについて公式の解説は無く、出現する詳しい仕組みについては現在不明です。ただし、「どのようなトリガーで表示されるのか」など基本的な情報は解明しているため、現段階でわかっている情報について解説していきます。
パソコンを使用した場合、「他の人はこちらも検索」はブラウザバックがトリガーとなっており、その記事名の下部に出現します。
検索結果に本来必要なかった情報が記載される、「他の人はこちらも検索」が煩わしいと感じる人もいるようですが、パソコン版に限り右上の×ボタンをクリックすれば一時的に削除できます。
しかし、削除後に他のサイトを訪問してブラウザバックすると再度出現してしまうため、毎回表示したくなければ後述するNo Search Forや、Google Search Focusなどの拡張機能を使用しましょう。
「他の人はこちらも検索」が出現するのは1ページ目に掲示しているサイトのみで、2ページ目以降に表示されることはありません。
「パーソナルトレーニング」の検索結果です。1ページ目に掲示の”パーソナルトレーニング”という記事下部には「他の人はこちらも検索」が出現しますが(画像左)、2ページ目の一番上に掲示されている”【安い順】新宿のおすすめのパーソナルジム(料金)・…”という記事下部には出現しません(画像右)。
2ページ目のサイトに移動してまで情報収集を行う人は、その時検索しているワードでしか得られない情報にニーズを感じていると推測できます。そのため「他の人はこちらも検索」が表示されないのかもしれません。
スマホを使用して検索した場合「他の人はこちらも検索」は常に表示されており、トリガーはありません。
スマホの場合は画面の横幅いっぱいに「他の人はこちらも検索」が表示されるため、パソコンよりも画面を占める面積が広くなっています。
「他の人はこちらも検索」には以下の3つの特徴が見られました。
「他の人はこちらも検索」の特徴
それぞれについて、くわしく解説していきます。
「他の人はこちらも検索」に記載されるワードは、検索ボックスをクリックすると現れるサジェストや、検索結果の最下部に出現する「関連キーワード」の内容とリンクしています。下記の画像をご覧ください。
「他の人はこちらも検索」に記載される6項目と、サジェストの上位6ワードは完全一致しています。
補足
さまざまなワードで確認した結果、「他の人はこちらも検索」に記載される内容と、検索ボックスに表示されるサジェストの上位6ワードは同一であると判明しました。使いやすい方でユーザーのニーズ調査を行いましょう。ただし、Googleのアルゴリズムが変わり、同一ワードが表示されなくなる可能性も考えられるため、時間に余裕があればどちらの内容も確認しておくことをおすすめします。
「安い、女性、東京」など、「他の人はこちらも検索」と関連キーワードの内容には重複が確認できます。一部重複していない言葉もありますが、基本的に関連キーワードの中身とリンクしていると考えて良さそうです。
どのWebサイトから検索画面に戻ったとしても、検索ワードが同じであれば「他の人はこちらも検索」の内容は変わりません。下記の画像はそれぞれ違うサイト下部に表示された「他の人はこちらも検索」ですが、内容は6つとも同じものでした。
Googleは検索ユーザーの位置情報によって、表示する検索結果を変えています。例えば東京で「ラーメン屋」と検索すると、「検索者は東京のラーメン屋を探している」とGoogleは判断します。そのため、検索者が「東京」と検索ボックスに入力しなくても、検索結果には東京近郊のラーメン屋が自動的に表示されるのです。
「他の人はこちらも検索」も、ユーザーのニーズに合わせた言葉の組み合わせであるため、検索者の位置情報に合わせたワードが提示されます。
検索ワードや、訪れるページによっては「他の人はこちらも検索」が現れないことがあります。Googleがアルゴリズムの解説をしていないため断言はできませんが、表示されにくい検索ワードやページにはいくつか傾向が確認できました。
公的機関のWebサイトが掲示されているページでは、検索画面に戻ったとしても「他の人はこちらも検索」が現れない傾向にあります。
上記の画像は「マスク」の検索結果です。最上部には”健康・医療マスクの着用について”という厚生労働省のサイトがありますが、このサイトからブラウザバックしても、「他の人はこちらも検索」は提示されませんでした。同様に、”マスクの通販”という楽天市場のサイト下部にも提示されません。
違う単語で検索した際も、公的機関のサイトが掲示されている検索結果には「他の人はこちらも検索」が表示されにくいと感じました。しかし、下記画像のように、公的機関である厚生労働省のサイトであっても表示されることはあるようです。
また、コロナやがん、その他病気名でも表示されにくいようでした。「マスク」や「パンデミック」でも出現しなかっため、「COVID-19に関する検索結果には他の人はこちらも検索を表示しない」といったアルゴリズムがあるのかもしれません。
仮説ですが、情報ひとつで人々に強い不安を感じさせてしまうワードには、「他の人はこちらも検索」を表示させにくくするアルゴリズムを適用させているのではないでしょうか。
強調スニペットとして掲載されているWebサイトから検索画面に戻る場合は「他の人はこちらも検索」は現れませんでした。今回紹介する3つのケースの中で唯一例外が見つからず、下記は「花粉症」で検索した結果の画像ですが、一般的な言葉や公的機関のサイトが掲示されていない検索結果でも「他の人はこちらも検索」は現れませんでした。
画像上部の強調スニペットとして表示されている全日本病院協会の”「花粉症」について:みんなの医療ガイド”の記事下部には「他の人はこちらも検索」が出現していませんが、画像下部の強調スニペットとして表示されていないアレルギーポータルの”花粉症”という記事下部には、通常通り出現しています。
下記画像のように、ツリー形式で2つ以上ページが掲示されているWebサイトであれば、ブラウザバックしても「他の人はこちらも検索」は現れないようです。
また、「他の人はこちらも検索」について解説しているインターネット上の記事を確認すると、以下のようなケースでも現れにくい傾向があると記載されていました。
「他の人はこちらも検索」が現れにくいケース?
実際に以上のケースについて確認してみましたが、現れにくいといった傾向は特に見受けられませんでした。
ニーズが絞りきれていない単一のワードである”りんご”や、検索ボリュームの少ないニッチなワードであり、複合ワードでもある”土木学会 会費 未納”でも「他の人はこちらも検索」は表示されています。
SEOコンテンツは検索者にとって有益であることが前提です。「他の人はこちらも検索」の内容は、検索者のニーズに合わせた単語の組み合わせであるため、使い方を工夫すればSEOコンテンツ作成の補助ツールとして使用できます。
以下2点の活用方法について実際の使用例も交えながら、くわしく解説していきます。
「他の人はこちらも検索」の活用方法
SEOに強いコンテンツの作成には、ユーザーのニーズに合わせたキーワード選定が必要です。狙いたいキーワードの検索結果に出現する「他の人はこちらも検索」の内容はユーザーが求めている情報であるため、コンテンツの方向性を定めるプランニングの参考にもなります。
以下は、実際に「他の人はこちらも検索」を使用して、潜在ニーズを確認した際の流れです。
まずはコンテンツとなるキーワードで検索します。下記画像のように1単語で検索するか、ある程度方向性が決まっていれば複合キーワードで検索しましょう。今回は「冷凍餃子」を例に進めていきます。
冷凍餃子に提示された「他の人はこちらも検索」の内容と予測されるニーズは、以下のようにまとめられます。
キーワード | 予測されるニーズ |
冷凍餃子 焼き方 | 冷凍餃子の焼き方が知りたい |
冷凍餃子 人気ランキング | 冷凍餃子の人気ランキングが知りたい |
冷凍餃子 自販機 | 自販機で買える冷凍餃子の場所や評判が知りたい |
冷凍餃子 アレンジ | 凍餃子のアレンジレシピが知りたい |
冷凍餃子 レンジ | レンジで作れる冷凍餃子のレシピが知りたい |
冷凍餃子 おすすめ マツコ | 有名人の番組で紹介されていた冷凍餃子について知りたい |
以上から、「冷凍餃子」と検索しているユーザーは、焼き方や人気の餃子の情報が気になっていると考えられます。
次に、「冷凍餃子 アレンジ」で検索している人のニーズを深掘りしてみましょう。
「冷凍餃子 アレンジ」で検索した際の「他の人はこちらも検索」です。この中から「冷凍餃子 アレンジ 丼」「冷凍餃子 アレンジ チーズ」についてさらに深掘りしていきます。
料理名や固有名詞がワードが提示されているため、「冷凍餃子 アレンジ」で検索しているユーザーは冷凍餃子の人気があるアレンジレシピにニーズを感じていると推測できます。また、テレビや有名人が紹介していたレシピにもニーズがありそうです。
以上の作業で得られたニーズをまとめていけば、記事の見出しや構成を練るヒントになります。「冷凍餃子の人気アレンジレシピ」という中見出しを作るとすれば以下のような構成が作成できそうです。
構成例
h2:冷凍餃子の人気アレンジレシピ
h3:冷凍餃子を使った丼レシピ
h4:餃子マヨネーズ丼
h4:餃子あんかけ丼
h3:冷凍餃子にチーズを使ったレシピ
h4:チーズタッカルビ
h3:テレビや有名人が紹介していたレシピ
今回はあくまで例として挙げているため簡単に済ませましたが、実際はさらにキーワードを深掘りして潜在ニーズを確認します。以上の流れで、ユーザーの知りたい情報が盛り込まれた質の高い記事制作を目指しましょう。
自分の名前や会社名で検索した際、「他の人はこちらも検索」にはネガティブな単語(”やばい” “危険” など)が表示されることがありますが、ネガティブワードは自身や自社の評判低下に直結するため、削除したいと考えるはずです。
Google公式のヘルプセンターであるGoogle検索ヘルプには以下のような記述がありました。
※正確にはサジェストについての記述ですが、両者の内容はリンクしているため、どちらも削除されます。
・名前を示された個人のプライバシーに関する言葉や中傷的な言葉:
→名前を示された個人のプライバシーに関する言葉や中傷的な言葉に関する候補は許可されません。これには次のような候補が含まれます。
ハラスメント、いじめ、脅迫、不適切な性的対象化に関連するおそれのあるもの
ハラスメント、身元詐称、金融詐欺を招くおそれのある表現で個人情報または機密情報を公開するもの
・重大な悪意のある行為
→十分に確立された証拠や専門家が示す証拠がない場合は、重大な悪意のある行為を行うと疑われる個人または集団に対する非難と解釈しうる候補は許可されません。
引用:Google検索ヘルプ
ネガティブワードであれば、申請によってGoogleが削除に応じてくれる場合があるようです。こちらのLegalヘルプに必要事項を記入すれば簡単に削除申請ができます。
関連キーワードやサジェストにはユーザーが求めている情報が表示されます。似た機能ですが、若干異なる部分もあるため、下記の表で確認しておきましょう。
表示場所 | アルゴリズム | |
関連キーワード | 検索結果最下部 | Web上の情報をもとに構成されている。ユーザー全体の検索ボリュームやトレンドが反映される。 |
サジェスト | 検索ボックス(クリックした時か、検索ワードにスペースを入力した時に表示される。) | ユーザー全体の検索の他に、検索したユーザー本人の過去の検索結果も反映される。 |
「他の人はこちらも質問」とは検索結果に表示される項目で、タブをクリックすれば質問に対する回答をすぐに閲覧でき、検索者は気になった質問に関する情報を簡単に得られます。また、文章で構成されているため、検索者が必要とする具体的な情報や、状況の把握に便利です。
タブをクリックすると質問に対する回答が表示され、「他の人はこちらも質問」の項目が増加します。また、「関連する質問」「他の質問」などの名前で表示されることもあるようですが、内容に違いはありません。
ラッコキーワードは無料で利用できるキーワードリサーチツールで、サジェスト調査に活用できます。サジェストや関連キーワードに出て来ない言葉も確認できるため、より多角的なニーズの分析ができます。また、GoogleだけでなくBingやYouTube、Amazonのキーワードリサーチもできる、汎用性の高いツールです。
「他の人はこちらも検索」はブラウザバック時に出現しますが、プラグインを使用すれば常時表示が可能です。Extract People also search phrases in GoogleはGoogleChromeのプラグインで、インストールするだけで常時表示できます。
市場のニーズ調査に時間をかけられない人は、Extract People also search phrases in Googleで効率的にキーワードを選定し、ニーズ調査を進めましょう。
「他の人はこちらも検索」は検索者が欲する情報を記載されていますが、ページを圧迫するため邪魔だと感じる人もいるようです。自身の求めている情報が明確で、検索ワード以外の情報を表示させたくければ、以下の方法を利用してみましょう。
「他の人はこちらも検索」はGoogleのシステムとして組み込まれているため、Google以外の検索エンジンを使用すれば出現しません。
おすすめの検索エンジンはアメリカの会社によって開発されたDuckDuckGoで、検索結果に余計な情報が表示されず、データの収集も行いません。安全に利用ができる検索エンジンとして近年注目されています。
Google以外の有名な検索エンジンとしてYahoo!とBingが挙げられますが、Yahoo!はGoogleと同じ検索システムを使用しているため、「他の人はこちらも検索」が表示されてしまいます。Bingも「関連するページ」という項目が表示されてしまうため、検索結果に直接関係する情報だけを収集したい人には不向きです。
「他の人はこちらも検索は無効にしたいけど、Googleは便利だから使用したい」
と考える人はプラグインを利用してみましょう。GoogleChromeとFirefoxの拡張機能をそれぞれ紹介していますが、どちらも難しい設定は不要です。使用しているブラウザに合わせてインストールを検討してみてください。
GoogleChromeを使用していればNo Search Forをおすすめします。特に設定を行う必要もなく、右上にある「Chromeに追加」ボタンを押すだけでインストールが完了し、インストール後は「他の人はこちらも検索」が現れなくなります。
Firefoxを使用していればGoogle Search Focusがおすすめです。Google Search FocusもNo Search Forと同様、インストールだけで機能が適用されます。
※ここでは手軽に利用できるプラグインを紹介しましたが、CSSを上書きするStylusやコンテンツフィルタリングができるuBlock Originnなどの拡張機能でも、「他の人はこちらも検索」の解除が可能です。ただ、これらのプラグインはインストール後にコードを入力する必要があり、やや難易度が上がる点に注意してください。
No Search ForやGoogle Search Focusは便利なプラグインですが、スマホ版のGoogleChromeはそもそもプラグインのダウンロードができません。しかし、Firefoxのモバイル版アプリであるFirefox Focusであれば導入できます。スマホの検索結果に表示される「他の人はこちらも検索」を解除したい人は、Firefox Focusをインストールして快適なブラウジングを楽しみましょう。
本記事では「他の人はこちらも検索」の概要や仕組みなどについて解説しました。
「他の人はこちらも検索」に掲載される言葉は検索者のニーズ調査に合った情報であるため、使い方を工夫すれば市場調査などに活用できます。本記事を参考にして、SEO対策に活かしてみましょう。