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「被リンクって何?」
Web業界に入って間もない方は、聞きなじみのないこのワードに戸惑われた経験があるのではないでしょうか?
「被リンク」とは、外部のサイトから自分のサイトに向けて貼られたリンクのことです。Googleがコンテンツを評価する際に重要視している基準の1つであり、SEO対策を行う方は正しく理解しておく必要があります。
本記事では、
についてわかりやすく解説します。実践的なコンテンツも用意しているので、ぜひ参考にしてみてください。
被リンクとは、外部のサイトから貼られたリンクのことです。「バックリンク(backlink)」や「外部リンク」と呼ばれることもあります。被リンクはSEO対策において重要な要素の1つです。
SEOには大きく分けて「内部対策」と「外部対策」の2つの対策方法があります。
内部対策…サイトの内容を検索エンジンにとってわかりやすくする
外部対策…外部のサイトからリンクを貼ってもらう
つまり被リンク対策と外部対策はほとんど同義であると言えます。
この内部対策と外部対策は、アルゴリズムの変動に伴い、重要視される比率は変化してきました。
以前は内部対策:外部対策が1:9と言われるほど外部対策が重要視され、被リンクを多用する外部対策が横行していたことも。
しかし、アルゴリズムが改定され、内部対策の重要度が増したことで、以前のような対策がとられることはほとんどなくなったのです。
現在でも被リンクはSEOで重要な要素の1つです。ここからは被リンクがなぜ重要なのかを解説します。
GoogleがWebサイトを評価する基準の1つに、被リンクが含まれています。
4. ウェブ上の民主主義は機能する。
ページ間のリンクを「投票」と解釈し、どのサイトが他のページから最高の情報源として投票されているかを分析します。この手法なら、新しいサイトが増えるたびに情報源と投票数が増えるため、ウェブが拡大するにつれて効果も高まります。
検索エンジンは、被リンクをユーザーからの投票と捉え「多くの投票を得るページ=ユーザーにとって有益なページ」とみなして、検索順位に反映させています。
被リンクを獲得したページだけでなく、トップページ・カテゴリページなど、そのページと内部リンクで繋がっているページの評価も向上します。
つまり、被リンクの獲得はサイト全体の評価の向上に繋がるということです。
検索エンジンのクローラーは、リンクを辿ってページの情報を集めることでページの内容を理解しています。
被リンクが増えると、ページへの導線が増えることになり、クローラビリティ(クロールしやすさ)が向上。ページを更新した際など、検索エンジンが素早く更新に気づいてくれるようになるためページ評価の更新にかかる時間が短縮されます。
検索エンジンが評価する被リンクは、ナチュラルリンクであることが前提条件です。
自然発生したリンクというのは無償かつ、自発的に設置したリンクのことで、ユーザーからの共感や信頼を得て獲得したことを意味します。
ナチュラルであればどんな被リンクであってもプラスの評価につながるというわけではありません。対象ページとリンク元のページの関連性が高いことが重要です。
Googleは、ユーザーの役に立つコンテンツを高く評価します。そのため関連性の低いリンクを貼っているページは質の高いコンテンツと認めてもらえないのです。
Googleは、下記の通り多数のユーザーに評価されている著名なサイトからの被リンクを高く評価しています。
コンテンツの品質
内容の信頼性や権威があるかどうかを評価するために、同様のクエリについて多数のユーザーに評価されているサイトを見つけます。検索内容に関連する他の著名なウェブサイトがそのページにリンクしている場合は、情報の質が高いことの確かな証拠となります。
引用:検索アルゴリズムの仕組み
わかりやすく言い換えると、検索エンジンは「信頼性が高いサイトがリンクしているのだから、リンク先のページは質の高いコンテンツであるはずだ」と判断し、検索順位にも反映させています。
テキストと飛び先ページの内容の関連性が高いほど、検索エンジンからの評価は高くなります。
逆に、全く関連性のないテキストにリンクが貼られていると、不自然に思われ、ペナルティを受ける可能性があるので注意しましょう。
Googleは、単純に被リンク元のページ数が多いよりも、異なる複数のドメインからの被リンクが多い方を高く評価します。
例えば「同じドメインから5つの被リンクを獲得しているページ」と「5つのドメインからそれぞれ1つずつ被リンクを獲得しているページ」を比べると、後者のページの評価のほうが高いということです。
実際にツールを使って被リンクを調べる方法を解説します。
自社サイトの被リンクは、Google Search Consoleで確認できます。
外部リンク(被リンク)の数だけでなく、どのサイトから多くリンクされているかということまでわかりますよ。
Ahrehs(エイチレフス)は、世界で60万人が導入しているSEO分析ツールです。自社サイトの被リンクチェックに加え、競合サイトの被リンクを知ることができます。さらに、被リンクの数だけでなく、
といった詳細な情報も得ることが可能です。
良質な被リンクを増やすには、質の高いコンテンツが不可欠です。
それを多くの人に知ってもらうための施策としてSNSで宣伝したり、シェアボタンを設置しサイトを訪れたユーザーに拡散してもらえるよう促しましょう。
「質の高いコンテンツ」とは、ユーザーにとって有益で信頼できると感じてもらえるWebコンテンツのこと。
など、ユーザーの目線に立って細部までこだわることが重要です。
このようなコンテンツは検索エンジンにも評価され、上位表示されやすいです。それにより多くのユーザーに見てもらうことができれば、良質な被リンクが増えることを期待できます。
Web上にあまりない情報を含んだコンテンツを作成するのも、被リンクを増やすためのコツです。他にも「おもしろさ」や「速報性」を持たせるなど、多くのユーザーが参照したくなるようなコンテンツ作成を心がけましょう。
より多くのユーザーに存在を知ってもらうために、FacebookやTwitterなどのSNSを活用して宣伝しましょう。
ただPRするだけでなく、日常的に有益な情報の発信を続けることでファンが増えます。ファンが多いほど、拡散力も高まりますよね。
WordPressなどのCMSではTwitterやFacebookへの同時投稿ができるプラグインなどもあるので、手間を削減したい方はそのような機能を活用するのも良いでしょう。
コンテンツを気に入ってくれたユーザーに拡散してもらえるよう、シェアボタンを設置します。
SNSでコンテンツについて発信する場合「URLをコピーし、SNSを開いて投稿を作成する」必要があり、手間を感じて諦めてしまう人もいるでしょう。そこで、シェアボタンを用意しておけば、手間がかからずに済むのでハードルが下がります。
悪質な被リンクとは、自作自演で設置したリンクや、公序良俗に反したサイトからのリンクのことを指し、スパムリンクと呼ばれます。
代表的な例として下記のようなものがありますので、覚えておきましょう。
かつて検索順位上昇のための被リンクの売買が横行し、ユーザーにとって有益とは言い難いサイトが、検索上位を占めていた時代がありました。リンクを貼るためだけの目的で作られた「コンテンツファーム」などから大量のリンクを購入したサイトが、上位に表示されていたのです。
そういった状況を立て直し、正しくWebサイトを評価するため、Googleは検索アルゴリズムをアップデートしました。有名なアップデートに「ペンギンアップデート」と「パンダアップデート」があります。
ペンギンアップデートでは、悪質な被リンクが貼られたWebサイトにペナルティを課すという内容が加えられ、パンダアップデートでは、良質なコンテンツを持つサイトが上位に表示されるようになったのです。
特に、ペンギンアップデートの影響は大きく、施行された当初はかなりの数のサイトがペナルティを受けました。ペナルティの内容は、検索順位を下落させたり、インデックスから削除したりと非常に厳しいものとなっています。
もし悪質な被リンクと判断されてしまった場合、すぐにペナルティを受けるのかというと、そうではありません。事前に、Google Search Consoleに警告メッセージが届くようになっているので、定期的に確認しましょう。
もし、警告メッセージが届いてしまった場合は、下記の方法で対処することで回避できる可能性があります。
スムーズに応じてもらえれば当日中にも解決できるかもしれません。ただし、被リンクが貼られた経緯によっては応じてもらえない場合もあります。
もし自分から対象のサイトにリンクを貼ってもらうよう依頼していたり、被リンクを買っていた場合は削除依頼にも応じてもらいやすいでしょう。
しかし、自分から依頼したわけでもなく勝手にリンクを貼られ、かつそのサイトがスパムサイトだった場合、削除依頼に対応してもらえない可能性のほうが高いと考えられます。
2つ目は、Google Search Consoleを使って否認を行うという方法です。サイト運営者に連絡がつかない場合やついても依頼に応じてもらえなかった場合はこの方法で対処しましょう。
ただしこの方法は複雑で、SEOに悪影響を与えてしまう可能性もあるので慎重に行う必要があります。否認する方法は下記のリンクから確認してください。
サイトへのリンクを否認する-Search Consoleヘルプ
このように、悪質なリンクを削除、もしくは否認をするにもかなりの労力や知識が必要なことから、世の中にはペナルティ解除を専門とする業者も存在します。
どんな手法で対策を取るかもわからず「とにかく上位表示させます」という言葉を鵜呑みにしてSEO業者と契約をしたばかりに、悪質な被リンクがついてしまう。その結果、Googleからペナルティを受けてしまい、ペナルティ解除にまたお金がかかるということをしっかりと理解しましょう。多大な労力とコストをかけてようやく±0の評価に戻すケースもなくはないのです。
被リンクを購入するSEO対策だけは、絶対に手を出さないでください。
SEO対策において、被リンクを多く獲得することは効果的です。
だからといって不正な方法で被リンクを集めるとペナルティを課せられてしまうので絶対にやめましょう。被リンクは量も大事ですがそれ以上に質が重要です。良質な被リンクを獲得するには、質の高いコンテンツを地道に作り上げる以外に方法はありません。
本記事を参考に被リンクについての理解を深め、良質な被リンクを増やせるよう、コンテンツを見直してみてはいかがでしょうか?