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SEO内部対策とは?絶対やるべき20のチェックリストとやってはいけない対策法

樋口 可奈

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樋口 可奈

SEO内部対策とは?絶対やるべき20のチェックリストとやってはいけない対策法

「SEO内部対策って何?」
「内部対策にはどんな施策がある?」

Web業界の方は、よく耳にするのではないでしょうか。

SEO内部対策とは、検索エンジンにコンテンツを適切に評価してもらうためにサイト内部を最適化する施策のことです。サイトの土台のような役割を担っており、ここがしっかりしていないと、どれだけ良質なコンテンツを作成しても評価が上がらないなんてことも。

本記事では、

  • SEO内部対策の概要
  • やるべき20の内部対策
  • やってはいけない内部対策

について解説します。すぐに実践に活かせるコンテンツとなっていますので、ぜひ最後まで読んでサイト改善にお役立てください。

内部対策とは

内部対策とは、検索結果で上位に表示されるためにサイト内部を最適化する施策のことです。具体的には、以下の施策が挙げられます。

  • タグを最適化する
  • サイト構造を最適化する
  • サイトマップを作成する
  • 読み込み速度を高める

後ほど他の施策も含めて詳しく解説しますね。ちなみに、SEO対策のゴールは検索結果で上位表示させることですが、運営者がそれを望むのはなぜでしょうか。上位表示させて多くの人に見てもらったり、サイト内で商品やサービスを知ってもらいたいという思いが根本にあるはず。

そのためには、サイト内を見やすく、使いやすい環境にする、内部対策が重要なのです。

内部対策と外部対策の違い

内部対策と外部対策はその名の通り、「サイト内を改善する施策」か「サイト外で良い評価を得るための施策」かという違いがあります。

2000年代は「他のサイトからのリンクを多く獲得しているサイト」が良い評価を受けるような検索アルゴリズムで、外部対策が最重要とされていました。しかし、様々なアップデートを経てGoogleの評価基準が変わり、現在ではサイト内が整備され、質の高い情報を提供しているものが評価されるようになりました。

そもそもSEO対策は以下の3つに分けられます。

  1. コンテンツSEO:コンテンツの質
  2. 内部対策:サイト内を整備する
  3. 外部対策:サイト外で良い評価を得る

現在ではコンテンツの質が最重要とされていますが、中身を見てもらうためには「内部対策」でサイト内を整えることが必須です。この2点を押さえておけば、特別「外部対策」を行わずとも自然と外部からの支持を得られるという相互性を持っています。

以前のような小手先だけのテクニックでSEO対策を行うことは時代遅れで、コンテンツSEOと本記事で解説する内部対策が重要です。

内部対策の目的

内部対策を行う主な目的は以下の3つです。

  • クローラーに内容を正しく伝える
  • クローラーの巡回を促す
  • ユーザビリティを高める

内部対策の目的の1つ目は、クローラーに内容を正しく伝えることです。いくらコンテンツの質にこだわっていても、クローラーが理解できる形式にしていなければ、内容が正しく伝わらないため意味がありません。
クローラーがコンテンツの存在に気づき、インデックスしてくれない限り検索結果に表示すらされないため、巡回を促すことも大切です。

さらに、Googleは「ユーザーにとって有益なページを評価する」と明言しているため、ユーザビリティの追求はそのままSEO内部対策になると言っても過言ではありません。検索エンジンの方ばかり見るのではなく、本来目を向けて欲しいところ=ユーザーを重視することが結果的にGoogleからの評価にも繋がるのです。

内部対策20のチェックリスト

ここからは、具体的な対策方法を解説します。以下が行うべき20のリストです。

クローラーに内容を正しく伝える

  • タイトルにキーワードを含める
  • 見出しタグを最適化する
  • meta descriptionタグを最適化する
  • 引用タグを適切に使う
  • 画像を最適化する
  • 良質なサイトのリンクを貼る
  • 構造化データをマークアップする

クローラーの巡回を促す

  • XMLサイトマップを送信する
  • robots.txtを設置する
  • 内部リンクを最適化する
  • パンくずリストを設置する
  • 階層を深くしすぎないようにする
  • URLを統合する
  • ナビゲーションメニューをテキストで設定する
  • ページネーションは数字で設定する

ユーザビリティを高める

  • 文字サイズを適切にする
  • ページの読み込み速度を高める
  • モバイルファーストインデックスに対応する
  • SSL(HTTPS)化する
  • 404エラーページを設定する

クローラーに内容を正しく伝える

①タイトルにキーワードを含める

タイトルには、検索エンジンにページの内容を伝える重要な役割があります。なるべく先頭付近に対策キーワードを入れ、乱用することなく自然な文脈の題名にしましょう。

最近では、検索エンジンがコンテンツの内容を理解する精度が高まったため、タイトルにキーワードが入っていなくても上位表示することがありますが、依然として重要視されていることに変わりありません。

検索ユーザーにとっても題名は、そのページの第一印象であり、クリック率に大きく影響します。検索エンジンではなく閲覧者目線でクリックしたくなるような文章にすることが重要です。

②見出しタグを最適化する

タイトルはh1タグを使う検索エンジンはページを評価する際、h1タグから順に見ており、h1に書かれていることからページの内容を把握しています。

h1が複数あったからという理由だけで評価が下がることはありませんが、主題がわかりにくいコンテンツになってしまうため、基本的には1度だけ使用し、そのコンテンツ全体を表す文章を設定しましょう。

文中でh2やh3タグを使い構造を明らかにする

h2やh3などの見出しタグを使って、コンテンツ内の構造を明らかにしましょう。見出しタグを設定せずに文章が羅列しているようなコンテンツは、ユーザーにとってもクローラーにとってもわかりにくいため、評価を下げてしまいます。

見出しタグを順番通りに用いる

見出しタグは基本、「h1の次はh2」「h2の次はh3」というように、数字の順番通りに用いるようにしましょう。この順番が入れ替わると検索エンジンが混乱してしまう上、ユーザーにとっても中身を理解しにくくなります。
とはいえ、Googleのジョン・ミューラー氏によると「順番通りでないからといって評価が下げられることは無い」とのこと。

見出しの順序はそこまで重要ではありません。ページの内容を理解するために見出しを多少は使いますが、厳密に順序通りである必要はありません。

ユーザーにとってプラスになるのであれば、見出しが順番通りになっていないことなど、何ら問題ないということです。

「検索順位に影響するポイントだけを改善すればよい」という考え方をやめ、ユーザーにコンテンツの内容をわかりやすく伝えるにはどうすべきかを考えることが重要といえます。

③meta descriptionタグを最適化する

meta description(メタディスクリプション)タグは、検索エンジンにページの要約を伝える役割があります。現在、SEOに影響を与える要素ではないとされていますが、タイトルと同様に検索結果に表示されるため、クリック率を左右する重要な要素です。

デバイスによって表示される文字数は異なり、PCでは120文字程度、スマホでは50文字程度。70文字~100文字程度にまとめ、文章の前半に重要な情報を盛り込みましょう。省略されてしまっても内容が伝わるのでおすすめです。

メタディスクリプションとは?最適な文字数・クリック率が上がる書き方のコツ

④引用タグを適切に使う

Googleは、Webマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)にて「無断複製されたコンテンツ」を使用することを禁止事項として挙げています。

無断転載は著作権の侵害にあたる可能性もあるため、他サイトから引用する際は必ず引用タグを使い、引用元のリンクを貼るようにし、コピーコンテンツではなく引用であることを明確にしましょう。当然ながら、引用タグだけつければ良いというわけではありません。Webの引用ルール(引用部分と本文との主従関係など)もしっかり遵守した引用をしてください。

⑤画像を最適化する

ファイル名を設定する

画像のファイル名は、記事におけるページタイトルのようなものです。画像の内容と一致した、検索頻度の高いキーワードを設定しておくと、画像検索で上位表示されやすくなります。

altタグを設定する

検索エンジンは画像のaltタグをみて、どのような画像かを判断し、コンテンツ内で適切に使われているかを評価しています。サイトに関係のないことをaltタグに書くとペナルティを受ける可能性があるため、画像の内容と一致した名称を設定しましょう。

キーワードを不自然に盛り込んだり、あまりにも長すぎると評価を下げてしまうので注意が必要です。

⑥良質なサイトのリンクを貼る

コンテンツに関連性が高い情報を外部の良質なサイトから引用し、リンクを貼ることで、検索エンジンに正確に内容を伝えることができる上、質の高い情報を扱っている点が高く評価されます。

ただし、あくまで必要なポイントのみにし、コピーコンテンツにならないようにしましょう。

⑦構造化データをマークアップする

構造化データとは、HTMLで書かれた情報を検索エンジンが理解できるようにタグ付けしたものです。本来HTMLの羅列だけでは、クローラーは意味まで読み取ることができません。

例えばNAP情報を構造化マークアップすると、固有の「店舗名・住所・電話番号」などの情報を判別してもらえるようになります。その結果、E-A-Tの観点からサイトの信頼性が高まったり、サイテーションを正しく評価してもらえるようになるといった効果が得られるのです。

さらに、パンくずリストを構造化マークアップすると検索結果に表示されるようになり、ユーザーの目を引いたり、内容を理解してもらいやすいといった効果が期待できます。

E-A-Tとは?SEOで重要視されるGoogleの品質評価基準を解説

【3分で理解】サイテーションとは?SEOやMEOに与える効果を解説

クローラーの巡回を促す

⑧XMLサイトマップを送信する

検索エンジンのクローラーは、リンクを辿ってサイトを巡回します。開設したばかりのサイトは外部からのリンクが無い、もしくは少ないため、すぐにはクロールされず、検索結果に表示されることも難しい状況です。

XMLサイトマップを送信することで、開設したばかりのサイトや公開したてのページであってもすぐにインデックスしてもらうことができます
Google Search Consoleを使い、以下の作業を行うことで、数日のうちにクローラーがサイトを訪れてくれるでしょう。

  1. メニュー欄の[サイトマップ]を選択する
  2. [新しいサイトマップの追加]に「sitemap.xml」と入力し送信する

サイトマップとは ❙ 簡単な作成方法とツールの紹介、SEO効果まで

⑨robots.txtを設置する

robots.txtを設置し、発見されるとサイトの評価を落としてしまうようなページへのクロールを阻止し、重要なページがたくさん巡回されるようにします

  • リンク切れになったページ
  • ユーザーに価値のない低品質なページ
  • 広告出稿ページ

上記に該当するページがある場合、robots.txtを設置しましょう。こちらもGoogle Search Consoleから設定・送信が可能です。

⑩内部リンクを最適化する

サイト内の重要なページに内部リンクを集め、クローラーにアピールしましょう。ただやみくもに貼るのではなく、関連性があるものを繋げることが大切です。
むやみに関連性のないリンクを貼ることは、検索エンジンからの評価が下がる上、ユーザビリティを損ねてしまうので注意しましょう。

⑪パンくずリストを設置する

パンくずリストは、検索エンジンとユーザーの双方に、サイトの階層において現在どこにいるかを把握してもらいやすくするためのものです。
クローラーはリンクを辿ってサイト内を巡回するため、適切なカテゴライズをし、正しく内容が伝わるようなアンカーテキストを用いたパンくずリストを設置しましょう。

パンくずリストとは?確実に理解できるように画像付きで解説!

⑫階層を深くしすぎないようにする

コンテンツが増えると階層が深く複雑になりがちです。しかし、あまりにも複雑になりすぎるとクローラーが全てのページにたどり着けず、最悪の場合クロール漏れが起こってしまうこともあるため、できる限りシンプルなものにするのが望ましいです。
目安としては、トップページから2クリック以内で全てのページに移動できる3階層までが良いとされています。

⑬URLを統合する

サイトによって複数のURLが同じページを指しているケースがあります。その場合、検索エンジンからの評価が分散されてしまったり、重複コンテンツとみなされSEOで不利になる可能性があるため、URLを1つに統合することで回避しましょう。

Googleが公式ページ内でURLを正規化する方法を公開しています。下記のリンクを参考にしてみてください。

参考:重複したURLを統合する|Google検索セントラル

⑭ナビゲーションメニューをテキストで設定する

ナビゲーションメニューは、できるだけテキストで設定しましょう。画像を用いているサイトも多く存在しますが、検索エンジンにとってはテキストのほうが理解しやすいのです。画像よりテキストの方が読み込みスピードが速い、ということも関係しています。

グローバルナビゲーションって?役割からSEOへの影響・デザイン例までを解説

⑮ページネーションは数字で設定する

ページネーションとは、内容量が多いコンテンツを分割するときに使用されるリンク群のことです。アンカーテキストは、「←新しい記事 古い記事→」のようにするのではなく、数字のページネーションを実装しましょう。

ユーザビリティを高める

⑯文字サイズを適切にする

デザイン性を重視するサイトにありがちなのが、文字を小さくしすぎてしまうことです。サイトを閲覧する状況を想定し、使いやすさを損ねない範囲でデザインにこだわりましょう。
ちなみに、一般的に良いとされている文字サイズは16ピクセル。最低でも12ピクセル以上にしましょう。

⑰ページの読み込み速度を高める

サイトの表示に3秒以上かかると40%のユーザーが去ってしまうと言われています。ユーザビリティを高めるためにも、画像の容量を抑えたり数を減らしたりといった対策を行い、読み込みの負担を減らしましょう。

最適化を終えたら、Googleが提供する「PageSpeed Insights」で確認することを推奨します。モバイルとパソコンそれぞれの読み込みスピードをスコア化してくれるツールで、URLを入力するだけで測定可能です。

⑱モバイルファーストインデックスに対応する

2021年3月からモバイルファーストインデックスに完全移行され、これまでPC版のページがインデックス・評価されていたのが、スマホやタブレット向けに用意されたモバイル版のページを主に評価するようになりました。PC版しか用意されていないサイトの評価が落ちるといった情報は発表されてはいませんが、その可能性は高いです。

モバイルに対応していないこと自体が要因ではないとしても、モバイル端末からのユーザーのユーザビリティを損ね、順位が下落することは考えられます。PC版しかない場合は、早急にレスポンシブデザインなどを用いてモバイルに対応させましょう。

2021年3月に完全移行?モバイルファーストインデックスの現在と対応方法を徹底解説

⑲SSL(HTTPS)化する

SSL(Secure Sockets Layer)とは、インターネット上の通信を暗号化する技術です。SSL化することでサイト情報や個人情報が流出したり改ざんされたりといった深刻な事態を回避できます。

WebサイトのURLをhttpからhttpsに切り替えるため、HTTPS化とも呼ばれており、GoogleはHTTPSを検索順位の決定要因として使用すると公表。

SSL化していないサイトは、マイナスの評価を受けてしまうためSEOにおいて不利な上、ユーザーにとって不安材料となってしまいます。早めの対応を検討しましょう。

⑳404エラーページを設定する

404(not found)エラーページとは、存在しないページにアクセスしたときに表示されるページのことです。例えば、下記のようなケースが挙げられます。

  • 削除されたページ
  • URLが間違えている
  • リンク切れ

単にエラーメッセージだけが表示されるとユーザーは離脱してしまうため、TOPページや人気なコンテンツへのリンクを貼り、サイトから離脱しないように誘導しましょう。

やってはいけない内部対策

内部対策の中には、かつてはSEOに効果があったものの現在は効果がない、もしくはペナルティを受ける可能性がある対策が存在します。それがブラックハットSEOです。

ブラックハットSEO

ブラックハットSEOとは、2000年代に横行した検索エンジンのアルゴリズムを逆手にとり、不正な方法で検索順位を上げる手法のことです。現在は様々なアルゴリズムアップデートを経て、効果を失っており、Googleのガイドラインで禁止事項として挙げられています。

代表的な手法としては、被リンクの購入やリンクファーム登録といった外部対策がメインですが、内部対策もいくつか存在。それが「隠しテキスト・隠しリンク」と「クローキング」です。

かなり昔に流行した対策なので、現在では意図的に行うケースはあまり考えられませんが、Googleから誤解されてペナルティ扱いになってしまうケースも。正しい対策を取るために間違った対策方法も知っておいてください。

ブラックハットSEOとは?そのリスクとやってはいけない10の手法を徹底解説

隠しテキスト・隠しリンク

隠しテキスト・隠しリンクとは、テキストやリンクの存在をユーザーにはわからないようにしつつ検索エンジンには伝えるという手法です。

テキストの色を背景と同化させたり、フォントサイズを0に設定して見た目には表れないようにします。かつて、大量にキーワードを盛り込んだコンテンツが高い評価を受けていたため流行しました。

クローキング

クローキングとは、検索エンジンとユーザーにそれぞれ異なるコンテンツを表示させる手法のことです。検索エンジンが好まないようなコンテンツをユーザーに見せたいときに用いられる手法ですが、現在では禁止されています。

まとめ

SEOにおいて、内部対策は重要な要素であり、最低限行うべき施策です。

内部対策がきちんと行われていればコンテンツの内容が正しくクローラーとユーザーに伝わります。質の高いコンテンツとして認められれば、被リンクやサイテーションが自然と増える、という流れを意識し、サイト全体を改善していきましょう。

まずは、本記事で解説した20のチェックリストを参考に内部対策を実施し、SEO対策にお役立てください。

この記事を書いたライター

樋口 可奈

樋口 可奈

運営元のJetB株式会社メンバーで優良WEB立ち上げから参加。得意ジャンルはSEO、マーケティングやEC分野。これまでに数百記事を執筆した経験を活かし、読者にわかりやすい記事を提供します。趣味はアイドルのライブや漫画鑑賞。

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この記事を監修した人

⽵内 勇⼈

⽵内 勇⼈

JetB株式会社代表取締役。2014年に同社を創業し代表取締役に就任。同社では『広告費合戦に巻き込まれないWebマーケティング』をコンセプトにWebサイト制作やコンテンツ制作サービスを提供。中小企業を中心に1,200社以上の顧客を抱える。

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