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メールで相談する「動的サイト・静的サイトって何?」
Web業界に入って間もない方は、それぞれのサイトの特徴がわかりずらいと感じるのではないでしょうか。
簡単に説明すると、動的サイトはアクセスした時の状況に応じて異なる内容が表示されるWebサイト。静的サイトは、何度アクセスしても同じものが表示される、表示される内容が変わらないサイトです。全く異なる特徴をもつため、Webサイトを構築する際は、目的合わせてどちらかを選ぶ必要があります。
本記事では、
を事例や表を交えて解説していきます。どちらのサイトが合うのか考えながら読み進めてみてください。
動的サイトとは、アクセスした時の状況に応じて異なる内容が表示されるWebサイトのことです。
動的サイトでは、まずWebサイトから要求したWebサーバーがCGI(Common Gateway Interface:ホームページでプログラムを動かすための仕組み)を使ってプログラムを起動し、Webサイトから受信したデータや、Webサーバー自身が持っているデータを利用してHTMLファイルを作り出します。
その後、作成されたHTMLファイルをWebブラウザに送信することで、表示する内容を変えられるという仕組みです。
ユーザーが書き込むたびに内容が増える「掲示板サイトやブログ」、ログインするユーザーによって表示内容が異なる「ショッピングサイトや会員制サイト」、GoogleやYahoo!などの「検索エンジン」が動的サイトに該当します。
Amazon
https://www.amazon.co.jp/
Yahoo!
https://www.yahoo.co.jp/
ZOZOTOWN
https://zozo.jp/
ガールズちゃんねる
https://girlschannel.net/
aumo
https://aumo.jp/
5ちゃんねる
https://5ch.net/
静的サイトとは、何度アクセスしても同じものが表示される、表示される内容が変わらないサイトのことです。静的サイトは基本的に、HTMLファイルをベースに作られています。
静的サイトでは、ユーザーからリクエストされたデータをそのままブラウザに送信し、表示します。Webサイトを更新しない限り、内容が一切変化しないことが静的サイトの特徴です。
そのため、コーポレートサイトやブランドサイトなど、常に同じ情報を提供したい場合に適しています。
コカ・コーラ
https://www.cocacola.jp/
スターバックスコーヒー
https://www.starbucks.co.jp/
LINE株式会社
https://linecorp.com/ja/
Apple
https://www.apple.com/jp/
東京ディズニーリゾート
https://www.tokyodisneyresort.jp/
メルセデス・ベンツ
https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars.html
動的サイトと静的サイトの違いを整理すると以下のようになります。
動的サイト…ユーザーによって異なる内容が表示されるサイト
動的サイトの目的:ユーザー個人に対して最適な情報を提供すること
静的サイト…いつ誰がアクセスしても同じ内容が表示されるサイト
静的サイトの目的:いつ誰が見ても一定の情報を提供すること
もう少しかみ砕いて説明すると、動的サイトは『表示されると画面が動くサイト』というわけではありません。ユーザーごとに最適なコンテンツを表示させることのできるサイトのことです。画面が全く動いていなくても、パーソナライズされた情報が表示されていれば「動的サイト」になります。
静的サイトも同様に『視覚的に動かないサイト』というわけではなく、内容が固定されているサイトのことです。アニメーションやスライドショーが入っているサイトも、いつ誰が見ても同じ内容が表示されるなら「静的サイト」に該当します。
動的サイトではリアルタイムでページを生成するため、最新の情報を表示することができます。
動的サイトでは、ユーザーの要求に応じて、送信データやデータベースの情報からHTMLファイルをその都度生成します。そのため、検索結果や位置情報など、ユーザーごとにパーソナライズされた情報を表示させることが可能です。
静的サイトが要求されたデータをWebサーバーから送信するだけなのに対し、動的サイトの場合はリクエストされた後、Webサーバー上でプログラムを1回実行してからデータを返すという、2段階の動きが発生します。そのため、CPUに負荷がかかりやすく、Webページの表示速度は遅くなってしまいます。
ユーザーがアクセスする度にページを生成するので、アクセスが集中するとサーバーに負担がかかりやすく、サーバーダウンが起きる可能性が高くなります。
動的サイトの場合、サイトの内容や必要な情報・プログラムなどを蓄積するためのデータベースをサーバー上に設置しなければならないため、セキュリティ対策を頻繁に行う必要があります。
対して静的サイトの場合はデータベースが不要なので、動的サイトに比べてセキュリティ対策が簡単です。
ユーザーがアクセスするたびに最新のページを表示する動的サイトに対し、静的サイトは既に生成されているページを表示するだけなのでデータやり取りの処理量が少なく、必然的にサーバーダウンの可能性は低くなります。
要求データをWebサーバーに送信しているだけなので、素早くWebページを表示することができます。
静的サイトで最新の情報を表示するためには、HTMLやCSSを都度更新してFTPにアップして上書きする必要があります。手間がかかってしまうので、頻繁に情報を更新することは難しいでしょう。
※FTP(File Transfer Protocol)…ネットワーク上でファイルを送受信するときに使う決まりごと(通信プロトコル)
静的サイトは、誰がいつアクセスしても表示される内容は毎回同じです。そのため、サイトに訪れたユーザーごとに異なる内容を表示することは不可能です。
下表は、動的サイトと静的サイトの特徴をまとめたものです。
動的サイト | 静的サイト | |
セキュリティ | 必要な知識が多い | 対策が簡単 |
制作コスト | 高い | 安い |
運用コスト | 安い | 高い |
サーバーダウンリスク | 高い | 低い |
ページ表示速度 | 遅い | 速い |
最新情報の表示 | リアルタイム | ラグがある |
ユーザーごとに 異なる情報の表示 |
可能 | 不可能 |
ここまで、動的サイトと静的サイト、それぞれの概要と違いについて解説してきましたが、「どちらを選べばいいのかわからない」「どちらがおすすめなのか知りたい」という方もいらっしゃると思います。
どちらを選ぶべきなのかという疑問に対して、結論から言うと、一概にどちらが良いとは断言できないのが現状です。なぜなら、自社の目的によって選ぶべきものが異なるからです。
Webサイトに表示する内容を流動的にしたいのであれば『動的サイト』
更新を行わない限り、いつ誰が見ても同じ内容を表示させたいなら『静的サイト』
が良いでしょう。
上記の内容をふまえると、
・商品の入れ替えの頻度が高い「予約サイト」や「ECサイト」、情報が頻繁に更新される「ブログサイト」には『動的サイト』
・そこまで更新作業がなく、クオリティが重視される「ブランドサイト」や「コーポレートサイト」には『静的サイト』
が適しているでしょう。
今回は、動的サイトと静的サイトについて解説してきました。選択を誤ってしまうと、サイトを上手く活用できなかったり、思うようなサイト運営が難しくなったりする可能性があります。そうならないためにも、まずは自社の目的を明確にすることが重要です。
動的サイトと静的サイト、それぞれメリットもあればデメリットもあるので、目的に合わせて選び、効果的に活用していきましょう。