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メールで相談する「BtoC ECサイトってなに?」
「BtoC ECサイトはどうやって作るんだろう」
上記のような疑問や悩みをお持ちではありませんか?BtoC ECサイトとは、楽天市場やAmazonのように、個人が買い物をする際に使うWebサイトのことをいいます。世帯保有率9割近くまで普及しているスマホの影響もあり、消費者の間ではECの利用が定着化してきています。今後も拡大を続けることが予想されるBtoC EC市場に挑戦するには、特徴をよく理解してから取り組むことが重要です。
そこで今回は、BtoC ECサイトについて、以下6つのポイントに絞って解説していきます。
この記事を読めば、BtoC ECサイトの基本が一通り理解できます。事例も交えてわかりやすく解説していきますので、最後まで読んで参考にしてみてください。
ECサイトのビジネスモデルは、以下4つに分類されます。
BtoC | BtoB | CtoC | DtoC | |
---|---|---|---|---|
意味 | 企業から個人への取引 | 企業間取引 | 個人間取引 | 製造者から個人への直接販売 |
例 |
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BtoCは、企業が一般消費者に向けて商品やサービスを提供するビジネスモデルです。食料品や衣料品、旅行予約など、個人が日常生活で利用している商取引がBtoCにあたります。
BtoBは、企業が企業に向けて商品やサービスを提供するビジネスモデルです。企業で使用する備品や資材の購入などがBtoBにあたります。EC市場で最も規模が大きい取引です。
▼BtoB ECサイトについての詳細は、こちらの記事で解説しています。
CtoCは、個人間で行う商取引のことです。企業から提供されたプラットフォーム(フリマアプリやオークションサイト)で行う、不用品やハンドメイド品の売買などがCtoCにあたります。
DtoCは、メーカーが自社のECサイトを通して、個人に直接商品を売り込み、販売していくビジネスモデルです。仲介業者を通さず、企画から販売まで自社で行うことで、低価格で質の高い商品の提供を可能にしました。
BtoCのビジネスモデルの特徴は、以下の3つです。
1つずつくわしく解説します。
BtoCは、個人が日常的に購入できる低価格の商品を扱うため、顧客単価が低い傾向があります。ローコストで始められ、参入障壁が低いという反面、競合も多い市場です。他社と差別化を図るには、ブランド力を強化したり、商品の優位性をアピールしたりと工夫が必要です。
また、単価が低いため、売上をアップさせるには対象顧客を増やし、一度に多くの商品を購入してもらうための施策が重要になってきます。広告やSNSの活用によって認知度を上げる、有益情報の配信でリピーターの増加を目指すなど、売上を拡大させる施策を打ち出しましょう。
BtoBでは、購入する際に、社内稟議や決済者による承認が必要なケースが多く、購買まで時間がかかる傾向があります。一方、BtoCでは、本人の意志だけで購入の判断ができます。そのため、ECサイトには購入意欲が高まった顧客を取りこぼすことのないような工夫が必要です。スムーズな購買導線、決済方法の充実など、ストレスなく購入できるサイト構築が求められます。
BtoBでは、コストやスペックなどを鑑みて、合理的に判断された上で購入に至ります。一方、BtoCでは「おいしそう!」「かわいい!」といった衝動的な感情が購入の決め手になることもあります。そのため、ブランドイメージを洗練させる、感情に訴えかける広告を打ち出すなどの施策が効果的です。
経済産業省の発表によると、2022年の国内におけるBtoC EC市場規模は、22兆7,449億円で、前年比9.91%の増加となりました。上記グラフより、2020年はコロナ禍による影響で一時的な落ち込みはあるものの、過去10年間でBtoC EC市場規模が右肩上がりで推移していることがわかります。
スマホの利用拡大やキャッシュレス決済の普及などを要因として拡大しているBtoC EC市場は、今後もさらに成長を続けていくと予想されます。
ここでは、BtoC ECサイトに必要な機能について解説します。ECサイトの機能は、以下2つに分類されます。
それぞれくわしく解説します。
ユーザーが操作する部分の機能をフロントエンド機能といいます。ユーザーの利便性に直結するため、見やすさや使いやすさを重視して機能を揃えることが重要です。主なフロントエンド機能は以下の通りです。
会員情報の確認・管理を行う機能です。以下の機能を実装すれば、マイページの利便性が向上し、再購入につなげられます。
購入予定の商品を入れ、決済へつなげる機能です。カゴ落ちさせないためには、以下のような工夫をして購入完了までの流れをわかりやすく簡潔にすることが大切です。
希望する決済方法がなければ、ユーザーが購入を諦めてしまうこともあるため、数種類用意しておくと良いでしょう。ただし、やみくもに決済方法を増やすと、手数料がかかり運用コストが大きくなってしまいます。ターゲット層の年代や属性に合った決済方法を選びましょう。
問い合わせフォームがあれば、ユーザーは電話やメールよりも問い合わせがしやすくなります。気軽に問い合わせができるよう、氏名・メールアドレス・問い合わせ内容など、入力項目は最低限に絞り込んでください。また、返信日数の目安も表示しておけば、顧客は安心して返信を待てます。ユーザーの疑問や不安を解消し、購入につなげられる問い合わせ機能を実装しましょう。
購入者が商品の感想を投稿できる機能です。実物を見られないネットショッピングでは、購入前にレビューを参考にするユーザーが多いです。レビュー投稿者にポイントやクーポンを付与するサービスがあれば、レビュー数の増加や再購入の促進に効果があるでしょう。
運営側が操作する部分をバックエンド機能といいます。ユーザーからは見えませんが、ECサイトを適切に運営するための重要な機能です。主なバックエンド機能は以下の通りです。
受注管理機能は、受注・支払い・発送・配送の各プロセスを管理する機能です。効率的に業務を推進し、顧客のもとへ正確に商品を届けるために必ず導入しましょう。
在庫管理機能で適切に在庫調整をすれば、欠品による機会損失や余剰在庫を防げます。また、棚卸し作業の負担を減らし、人為的ミスを削減する効果も期待できます。
顧客管理機能は、氏名や住所などの基本情報や、購入履歴などのユーザー情報を管理する機能です。顧客情報をもとに、キャンペーンの案内やおすすめ表示など、ユーザーへのアプローチを最適化することもできます。
売上に関するデータを管理・分析できる機能です。受注数や売上高など、販促に役立つ情報をデータ化できるため、販売戦略の改善に役立ちます。
商品ページ以外のコンテンツを管理する機能です。特集記事やコラムなど、商品ページでは載せきれない情報をユーザーに伝えられます。魅力的なコンテンツを配信できれば、集客率や購買率の向上につなげられるでしょう。
ユーザーが安心して利用できるECサイトにするために欠かせないのが、セキュリティ機能です。顧客情報を暗号化するSSL化や、セキュリティツールの導入など、万全なセキュリティ対策を実施しましょう。
ECサイトの販売方式には以下の2種類があります。
それぞれの特徴を理解し、自社に最適な方法でECサイトを始めましょう。
Amazonや楽天市場のように、インターネット上のショッピングモールに出店する形態をモール型といいます。モールの集客力を利用できるため、集客コストを軽減できるのが最大のメリットです。また、フォーマットに沿って登録すれば簡単に出店できるため、初心者でも手軽に始められます。大手のモールなら、ショップ自体の知名度が低くても、ユーザーが抵抗感なく購入できるのも魅力の1つです。
デメリットは、出店料や手数料などのランニングコストがかかる点や、ブランディングが難しい点があげられます。
モール型の参考事例:ZOZOTOWN
ZOZOTOWNは8,900ブランドの人気アイテムを扱う、アパレル業界最大手のモール型ECサイトです。充実した絞り込み機能やカテゴリー分けでスムーズに欲しいアイテムを見つけられるような工夫が施されています。また、クーポン配布やセールなど、ユーザーの購買意欲を高める施策を積極的に実施しています。
その名の通り、自社で立ち上げて運営するECサイトのことを自社EC型といいます。構築方法にもよりますが、機能やデザインを自由に決められるのがメリットです。独自性の高いサイトを作り、長期的にブランドを成長させていきたいのであれば、自社EC型を選ぶと良いでしょう。
ただし、自社EC型の場合、運用を任せられる人材の確保が必要な上、構築には費用や時間がかかります。また、モールのような知名度がないため、自社で広告やSEOなどの集客施策をしなくてはいけません。成果が表れるまでには時間がかかるため、長いスパンで計画を立てる必要があります。
自社EC型の参考事例:北欧、暮らしの道具店
北欧、暮らしの道具店は、生活雑貨を中心に取り扱うECサイト一体型のオウンドメディアです。「読みもの」と「お買いもの」の2つのコンテンツで構成されています。読みものは、ライフスタイルの提案やお役立ち情報の配信が中心で、雑誌を読むような感覚で次々と読み進められます。ターゲットを絞って作り込まれたECサイトは「ユーザーの96%が週1回以上訪問し、そのうち72%が毎日閲覧する」というデータが得られるほどに、根強いファンの獲得に成功しています。
モール型でBtoC ECサイトを構築する手順は、以下の通りです。
順番に解説していきます。
モールによって特徴が異なるため、比較して自社に最適なサービスを選びましょう。費用や導入できる決済方法は、選定する際にチェックしておきたい重要なポイントです。
モールが決まったらアカウント登録に進みます。モールごとに必要書類や手順が記載されているため、予め公式ページをよく確認して準備しておきましょう。
次に、出店するための準備に取り掛かります。主な作業は以下の通りです。
各モールでの開店審査に合格したら、ショップをオープンできます。
自社EC型でBtoC ECサイトを構築する手順は、以下の通りです。
順番に解説します。
必要な機能やシステム、デザインなどをまとめた要件定義書を作成し、関係者と共有します。後から追加要件が発生すると、開発コストや工数も増えてしまいます。抜け漏れのないように、今後の展望を見据えた機能を洗い出しておきましょう。
次に、構築方法を選定します。自社ECサイトの構築方法には【ASP、クラウドEC、ECパッケージ、オープンソース、フルスクラッチ】の5種類があります。コストやカスタマイズ性、制作期間など、それぞれの特徴を理解して自社に最適な手段を選んでください。
ASP | クラウドEC | ECパッケージ | オープンソース | フルスクラッチ | |
---|---|---|---|---|---|
初期費用 | 0円~10万円 | 数百万円〜 | 数百万円〜 | 0円~数百万円 | 数千万円〜 |
月額費用 | 〜10万円 | 数万~数百万円 | 10万円〜 | 〜10万円 | 数十万円〜 |
制作期間 | 〜1ヶ月 | 3ヶ月〜 | 3ヶ月〜 | 3ヶ月〜 | 6ヶ月〜 |
カスタマイズ性 | △ | ◯ | ◯ | ◯ | ◎ |
▼構築方法についての詳細は、こちらの記事を参考にしてください。
ユーザビリティを意識し、利便性の高いサイトを設計していきましょう。制作会社に依頼する場合、この工程は委託先での作業になります。
開店前に購入者になったつもりでテスト注文を行い、機能や動作が正常かどうかを確認します。テストは複数人で実施し、PCやスマホ、タブレットなどの異なる端末を使用するのがおすすめです。制作チーム以外のスタッフに、テスト注文をしてもらうのも良いでしょう。トラブルを未然に防ぎ、円滑にECサイトを運用していくためには、あらゆる条件下で動作チェックをすることが大切です。
正常に稼働することが確認できたら、ECサイトをオープンします。自社ECサイトには、モールのような集客力はありません。予め以下のような集客施策を実施し、多くの人に認知してもらいましょう。
開店してからがECサイト運営の本番です。売上向上を目指し、継続的にECサイトの改善を続けましょう。
今回は、BtoC ECサイトの基本について解説しました。国内のEC市場は、右肩上がりの成長を続けています。中でも、BtoCは低価格で身近な商品を扱うため、参入しやすい市場です。しかし、競合が多い市場でもあるため、ビジネスモデルの特徴やECサイトの構築手順を理解し、計画的に戦略を立てることが重要です。
本記事を参考に、BtoC ECサイトについての理解を深め、ECサイト構築を成功させましょう。