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メールで相談する「Bardの使い方を知りたい」
「Bardの特徴は?」
このような悩みや疑問はありませんか?BardとはGoogleが開発した文章生成AIです。Googleのデータベースから回答の根拠を得ているため、最新の情報にも対応しています。また、今後プラグイン機能の導入も明言されており、現在注目のAIです。2023年5月11日からは日本語にも対応したため、利用を検討している方も多いでしょう。
多様な機能を持つBardですが、毎日のようにアップデートを重ねており、新しい機能が次々に追加されています。そのため使い方や特徴が理解できていない人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、Bardについて以下の項目を解説していきます。
この記事で解説していること
この記事を読めばBardの基本的な操作方法が理解できるため、多くの機能を使いこなせるようになります。また、活用方法は公式発表をもとに紹介しています。ぜひ参考にしてください。
Bardは2023年2月にGoogleが開発した文章生成AIです。当初は一部のユーザのみに提供され、対応言語も英語のみでした。しかし、アップデートを重ね日本語や韓国語に対応し、180を超える国や地域で利用可能になりました。(2023年5月現在)
また、プラグインの実装も発表されており、さらなる利便性の向上が期待されることから、ユーザー数の増加も見込まれています。(Google Japan Blog | Bardが日本語に対応)
BardはGoogleから情報を得るため、時事問題などにも回答できます。そのため、検索に代わる手段としても期待されています。また、ライティングやコーディング、アイデア出しなどにも活用可能です。
利用規約や注意点など、概要をくわしく知りたい方は下記記事をご覧ください。
Googleアカウントがあれば、以下の手順で誰でも簡単に利用できます。
Bardの導入方法
出典:Bard
出典:Bard
Bardはスマホでも使用できます。導入手順はパソコンと同じで、開放されている機能にも違いはありません。
Bardには、主に以下の使い方があります。
この章で解説するBardの使い方
それぞれくわしく解説していきます。
Bardに質問や指示を出す際は、画面下部のボックスを使用します。文章による入力のほか、音声でも入力可能です。Googleをソースとしているため、たとえば以下のように「最新のJリーグの得点王」についても解説してくれます。
文章をコピーする場合は、右下の3点リーダーから「コピー」を選択。また、著作権侵害など問題のある回答が出力された場合は、「法的な問題を報告」からGoogleにレポートを送信できます。
ちなみに、入力するテキストの改行は「shift+enter」で行えます。また、間違えて送信してしまった場合は、下記画像のように「テキストを編集」ボタンで修正できます。
Bardは、異なる3つの出力結果を表示できます。生成された文章の右上に表示される「他の回答案を表示」を選択してみましょう。
「日本でおすすめの観光名所を教えてください」と入力した際の、3つの出力結果を並べました。それぞれ内容には違いが見られ、「東京」「京都」のように地名を示す回答や、「富士山」「東京タワー」など固有名詞を提示する場合もあります。「おすすめの〇〇」など答えのない質問で、多様な回答を得たい時に活用できます。
Bardは生成した文章を、GmaiやGoogle ドキュメントにエクスポートする機能が備わっています。毎回コピペする手間が省け、GmailやGoogleドキュメントとのシームレスな連携が可能です。
以下は、Googleドキュメントにエクスポートする方法です。
ドキュメントにエクスポートする方法
Bardで文章を生成したら「Google ドキュメントにエクスポート」をクリックします。
左下に表示される「ドキュメントを開く」から、エクスポートしたドキュメントに移動できます。
簡単にエクスポートができました。同様の作業でGmailにもエクスポートできます。本機能によって、ブログ作成やビジネスメールの作成など、さまざまな業務が効率化できるでしょう。
2023年5月現在、エクスポート機能はGoogle Workspaceアカウントでは使用できないようです。BardをGmailやドキュメントと連携させたい方は、個人アカウントで登録・利用しましょう。
「Googleで検索」とは、質問に関連する検索ワードを表示させる機能で、クリックするとそのままGoogle検索に遷移します。ユーザーが確認することで、回答の網羅性や正確性を高める目的があります。出現条件として以下の3つが挙げられます。
Googleで検索が表示される条件
Bardの知識で完全にカバーされていない場合、またはBardが提供した回答が、より良い情報源からの情報によって改善される可能性がある場合に表示されます。
SEOについて質問すると、「SEOとは」というワードが提示されました。クリックすると、そのワードの検索結果に遷移します。生成されたテキストのファクトチェックを行う際に便利です。
2023年5月15日のアップデートで、ソース表示機能が追加されました。Bardには次のように掲載されています。
便利なソース表示
更新内容: Bard からの回答のどの部分がソースと一致しているかがわかりやすくなりました。ソースがある回答の場合、回答と並んで番号が表示されます。番号をクリックすると、ソースに一致するテキストのセクションを確認して簡単に移動できます。
ソースの提示によって、出力されたテキストの正確性をすばやく確認できます。
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設定で、BardでのアクティビティをGoogleアカウントに保存するかを選べます。
ただし、「Bardアクティビティ」をオフにしても、履歴はGoogleに保存されます。公式には次のように記載されていました。
Bard アクティビティをオンにすると、Google は、ユーザーが送信したメッセージや受信した回答などの Bard でのアクティビティを Google アカウントに保存します。
この設定はいつでもオフにできるほか、時間やトピックに応じて古い Bard アクティビティを手動で削除することもできます。この設定をオフにしても過去のデータは削除されません。人間のレビュアーが確認した、または注釈を付けた Bard との会話は別途保存され、Google アカウントには関連付けられないため、Bard アクティビティを削除しても消えることはありません。会話は最大 3 年間保存されます。
Bard アクティビティがオフになっている場合でも、会話は最長で 48 時間アカウントに保存されます。これにより、Google はサービスを提供し、フィードバックを処理できます。このアクティビティはユーザーの Bard アクティビティには表示されません。
入力内容がBardのバグで流出する危険も考えられます。アクティビティの設定に関わらず、機密・個人情報の入力は避けましょう。
Bardの活用方法は多くあり、以下のような活用方法が考えられます。
Bardの活用方法
使いこなせれば多くの業務を効率化できるため、ぜひ参考にしてください。
Bardは、検索に代わるリサーチ手段としての利用が期待されています。実際にGoogleは、AIの回答を検索結果に反映させると発表しました。
参考:Supercharging Search with generative AI|Google
AIの検索性能が上がれば、よりユーザーのニーズに合った情報が提示されるようになるかもしれません。
タイムリーな情報も得られるBardは、今日の気温や推奨される服装なども教えてくれます。
Bardは
など20を超えるプログラミング言語のコーディングや、Google スプレッドシートの関数を生成できます。また、Bardに作成させたPythonのコードをGoogle Colabにエクスポートできます。
下記は、「特定のWebサイトのタイトルをスクレイピングする」Pythonコードを、Colab上で実行するまでの流れです。まず、必要な機能をBardに説明してコーディングさせます。
エクスポート機能から、「Colabにエクスポートする」を選択し、画面の表示に従ってGoogle Colabに遷移してください。
特定のWebサイトのURLを入力して、タイトルをスクレイピングできました。上手く作動しなければ、他の回答案のコードを試したり、Bardにデバックさせたりして改善しましょう。
Bardはアイデア出しにも活用できます。夕飯の献立など身近な生活に関するアイデアを考えさせるほか、複雑な条件や背景を持たせた問題にも対応可能です。
たとえば、ホームページで集客を上げるための改善策について聞くと、下記のような施策を紹介してくれました。コンバージョン率の向上など、利益が上がらない場合の適切な改善策を提示しています。具体的な施策も紹介しているため、実行しやすいアイデアです。
Bardにブログ作成に関する以下の作業を任せられます。
Bardに任せられるブログ作成に関する作業
また、さまざまな業務を同時進行で進められるため、制作時間を大幅に短縮できます。ただし、誤った内容を出力する場合もあるため、人間によるリライトは必要です。
Bardは2023年5月時点で、
の3言語に対応しており、これらの言語間であれば簡単に高精度の翻訳ができます。下記は、ルイボスティーに関する日本語の説明文を英訳させた後、再度日本語訳させた結果です。
文章の意味を変えることなく再翻訳できました。細かい文脈も通っているため、翻訳ツールとして問題なく使えると言えます。
ちなみに、Bardは対応言語以外で指示を出すとエラーが出現しますが、翻訳は問題ないようです。以下は日本語のテキストをフランス語に翻訳した際の結果です。
フランス語に翻訳はできましたが、指示言語としては利用できません。入力しても、「そのリクエストには答えられません」と表示されます。
Bardは画像を使用した入力・出力が可能になると公式から明言されています。
Bard とのコラボレーションをより視覚的に
Bard の質問と回答がより視覚的に表示される機能を近日中に公開する予定です(英語対応のみ)。これにより、テキストに加えて、画像でも回答が得られるため、調べていることがより直感的に分かりやすくなります。また、テキストに加えて、画像でも質問できるようになるため、これまでとはまったく違う新しい方法で創作活動や調べ物のお手伝いが可能になります(英語対応のみ)。
本機能は、「Googleレンズ」の強化版とも考えられます。たとえば、いくつかの食材が写った画像をインポートしても、Googleレンズでは食材の名前や近所のスーパーの位置を表示する程度です。しかし、Bardを利用すれば、写った食材の中から作れる料理のレシピを提示させるなど、より多くの活用方法が期待できます。
すでにドキュメントやGmail、ColabはBardからエクスポートする機能が備わっています。しかし、今後はドライブやマップなど、さらにツール間連携を強めていくと公式が述べています。
お気に入りのサービスとの連携
今後、Google ドキュメント、Google ドライブ、Gmail、Google マップなど、お使いいただいている Google のアプリやサービスの機能を Bard の体験と統合する予定です。もちろん、これらのツールや拡張機能を使う際には、常にユーザーがプライバシー設定を管理できます。
多くのGoogleツールと統合されれば、エクスポートだけでなく直接Gmail上で執筆する機能などが実装されるかもしれません。特に業務にWorkspaceを活用している企業であれば、従来の仕事をより短い時間で遂行できるようになるでしょう。
Bardは、プラグイン機能による他社製品との統合も視野に入れているようです。
パートナーの拡張機能を通して、Bard が Web 上の様々な種類のサービスと連携できるようになります。今後数か月以内に、 Adobe Firefly と Bard が連携することで、自分だけの創造的なアイデアを簡単かつすばやく高品質の画像に変換して編集したり、Adobe Express で自分のデザインに追加したりできるようになります(英語対応のみ)。
プラグインが実装されれば、たとえばBard上に指示したイメージを、画像生成AIのAdobe Fireflyを通じて出力できるようになります。
出典:Adobe Blog | Google Bardとの連携により、数百万人のGoogleユーザーのもとに Adobe FireflyとAdobe Expressを
このように、Bardは他社製品とも連携し、活用の幅を広げていく考えです。
近い将来、新しい機能の搭載が見込まれるBardですが、出力結果のクオリティに関するアップデートも繰り返しています。
2023年5月15日、18日にそれぞれJリーグの順位を聞き、違いを検証しました。なお、質問時点での実際の順位は以下のとおりで、15日から18日の間で順位の変動はありません。
出典:Jリーグ
15日に出力した結果は、不正確な情報が含まれていました。また、各数字が示す項目が分かりにくく、表が見づらいです。
18日の出力結果は正確です。また、表の見やすさが改善され、「Googleで検索」も追加されました。このように、常に言語処理能力や回答のレイアウトは更新されているため、使うたびに新発見があるかもしれません。自身の業務にBardを取り入れようと考えている方は、定期的に試してみましょう。
本記事ではBardに関する以下の項目を解説しました。
この記事で解説した項目
Bardは優れた文章生成AIですが、複数回答やエクスポート機能など、文章生成以外の機能が充実しているため、リサーチやメール作成等のさまざまな業務を効率化させられます。ただし、情報漏洩の観点から、個人的な情報などの入力は避けましょう。
設定方法についても触れたので、自身のアカウントに履歴を残しておきたくない方は「Bardアクティビティ」をオフにしすることも重要です。ぜひこの記事を参考に、多様な活用方法を試してみてください。