おしゃれなデザインの旅館ホームページ11選！制作時のポイント・注意点も解説

「旅館のホームページを作ることになったけど、どんなデザインがいいだろう？」
「参考になるデザインを見てみたい」

このようなお悩みを抱えている担当の方もいるのではないでしょうか。

ホームページを制作することで旅館の集客アップにつながります。しかし、デザインが旅館の魅力にマッチしていなければ、ユーザーはすぐに離脱してしまい、予約を増やすことはできません。ただ作るだけではなく、デザインにこだわる必要があるのです。

本記事では、

• おしゃれな旅館サイトデザイン参考事例
• 旅館のホームページ制作で意識すべきポイント
• 旅館サイトに掲載すべきコンテンツ

を紹介します。これから旅館ホームページを制作・リニューアルされる方はぜひ参考にしてください。

旅館サイトのおしゃれなデザイン11選

旅館サイトを1から作るとき、デザインのイメージが湧かずに頭を悩ませていませんか？

ここからは、数ある旅館の中からデザインがおしゃれなサイト11選を紹介します。サイトの魅力やポイントを解説するので、ぜひ参考にしてください。

1.旅籠屋丸一

出典：旅籠屋丸一

旅籠屋丸一のホームページを開くと、施設の趣ある外観が目に飛び込んできます。数秒経つと画像が移り変わり、美味しそうな料理の写真や客室、温泉など施設全体の写真などが表示され、旅館のセールスポイントを明確に伝えています。画面右上の「宿泊予約」から日程を決めてスムーズに予約できるため、写真に惹かれた人は迷わず予約できるでしょう。

下にスクロールすると、客室や料理、温泉などのメニューが現れ、タップすることで詳細な写真や情報をチェックできます。無駄な情報がなく、シンプルなデザインが魅力です。

2.多田屋

出典：多田屋

多田屋のホームページを開くと、旅館からの景色がトップ画像に設定されています。「今日はどんな夕刻だろう。」という印象的なメッセージが、宿泊中の風景を想像させワクワクした気持ちになること間違いないでしょう。

スクロールすると、旅行プランに加え、アクセスマップが掲載され、交通手段や時間を確認することが可能です。予約ボタンの横に「よくある質問」が用意されており、支払いや宿泊プラン・サービスなどの必要な情報を簡単にチェックできる親切な設計となっています。

3.想古停源内

出典：想古停源内

想古停源内では、トップメニューに表示された食事の写真が、温泉や看板猫の写真に移り変わります。メイン写真を見ただけでも旅館のアットホームな雰囲気が伝わりますね。

トップメニュー右上に表示された料金プランは、「日帰り」と「宿泊」に分かれており、日帰りにも対応していることが一目でわかります。また、「7つの魅力」として利用者が短時間で魅力をチェックできるよう工夫しているのもポイントの1つです。

4.むさし

出典：むさし

むさしは、トップページで空室の検索から宿泊予約まで行える設計です。予約は「宿泊・和邸・団体」の3種類にわかれており、用途に合わせて選べます。

スクロールすると、サービスメニューやギャラリーなどが現れ、景色の移り変わりを写真で確認できます。ページの最後には、旅館の魅力を伝える動画が用意されているので、より詳しい情報をチェックしたい人に安心感を与えられるでしょう。

5.埜の家

出典：埜の家

埜の家は、旅館と自然を全面的にアピールできるデザインになっています。トップの写真からもイメージを堪能でき、スクロールすると「朝」「昼」「夕」「夜」ごとの写真と特徴を確認することが可能です。

キャンペーン情報と予約ボタンも表示されており、内容を確認して迷わず予約できるでしょう。柔らかい雰囲気のページにしておくと、ユーザーの滞在時間が長くなり、多くの情報を確認してくれると期待できます。

6.蓼科親湯温泉

出典：蓼科親湯温泉

蓼科親湯温泉は最大の魅力である「ライブラリーラウンジ」の写真をトップページに載せています。ほかの旅館では味わえない特有の魅力が、利用者の心を惹きつけているのです。下にスクロールすると、料理や宿泊部屋、温泉の写真が画面一面に広がっています。写真のサイズがインパクトを与え、想像力を掻き立てられるでしょう。

サービスやアクセス、バスの無料送迎についても記載されており、旅館までの交通手段に悩んでいる人の不安を取り除いてくれます。利用者の問題解決を意識した魅力的なホームページといえるでしょう。

7.奥の湯

出典：奥の湯

奥の湯は、周辺の環境や景色を魅力的にアピールしたホームページを制作しています。「宿が大自然の中にあること」や「広い敷地内では広大な自然と触れ合えること」など写真と共にメッセージで解説されており、短い言葉で利用者の心を掴めるでしょう。

さらに、休館日やイベントといった情報をブログで発信し、詳しい情報を知りたい利用者が困らない工夫が施されています。ブログ内にある「旅行日記」というコンテンツも魅力的です。季節による風景の移り変わりを写真と共に発信しており、利用者に「ワクワク」を与えられるでしょう。

8.貴船荘

出典：貴船荘

貴船荘のファーストビューは、数秒ごとに移り変わるムービーとなっており、旅館を楽しむ人が映しだされているのが特徴です。食事やくつろぎのシーンをイメージでき、思わず行きたくなってしまうでしょう。

読み進めていくと、季節ごとの景色や料理の変化がまとめられており、宿泊予定のシーズンをチェックして楽しむことが可能です。無料送迎やアクセスが明確なので、交通手段が不安な人も迷わず予約できるでしょう。

9.白玉の湯 華鳳

出典：白玉の湯 華鳳

白玉の湯 華鳳のメイン画像には「覚えておきたい、1日がある」という印象的なメッセージが描かれています。写真だけでなくインパクトのあるメッセージで利用者の心を惹きつけられるでしょう。サイトの雰囲気は黒を基調としたシックなもので、上品で落ち着いた印象を受けます。縦書きの中に重要な情報を横書きで見せている点もポイントですね。

さらに、言語を選択できるよう工夫されているので、外国人観光客でも迷わず予約できるでしょう。

10.柏屋

出典：柏屋

柏屋のホームページは、「カンカクテキ田舎ステイ」というメッセージや「和美再美」などの造語をまじえたテキストを配置することでユーザーに非日常を連想させます。

ページを下にスクロールすると、旅館最大の魅力である日本庭園の解説が表示され、写真と共に鯉が泳ぐコースや、季節の移り変わりを確認することが可能です。ページの最後に間取りや設備、備品などが記載されており、安心して予約できるでしょう。

11.大観荘せなみの湯

出典：大観荘せなみの湯

大観荘せなみの湯は、温泉や旅館から眺める海の景色がムービーで表示され、まるで映画のワンシーンです。臨場感溢れ、自分が現地に居るかのように感じられます。空室検索から予約までトップページのみで完結するのも、利用者のストレス軽減につながっています。

客室の種類ごとに写真が掲載されており、詳しい特徴を確認できるよう設計されているため、好みの部屋を簡単に選べるでしょう。泊まりたい部屋を選んだうえで料金プランを選択できる設計にもなっているので、予約までの動線がとてもスムーズです。

旅館のホームページ制作で意識すべき3つのポイント

旅館の集客力アップを目的として、ホームページを制作することは効果的です。しかし、やみくもに作るだけではユーザーに伝わらず、予約は増えません。利用者の心を動かし「行ってみたい！」とワクワクさせるには、3つのポイントを意識してホームページを作りましょう。

宿泊部屋と料理の写真にこだわる

意識すべき最初のポイントは、「客室」と「料理」の写真にこだわることです。写真1つで利用者の心を大きく動かし、料金が少し高くても「行ってみたい！」と思わせる効果があります。反対に、雑に撮影した写真では旅館の魅力が伝わらず、すぐにページを離脱してしまいかねません。宿泊部屋はアングルにこだわり、料理は明るさや入れ物も工夫して魅力的な写真になるようこだわりましょう。プロのカメラマンに依頼するのも選択肢の1つです。

宿泊プランをわかりやすく掲載する

ホームページにアクセスした人の多くは、「好みの旅館を見つけたらすぐに予約したい」と考えています。宿泊プランが他のメニューから差別化され表示されている方がスムーズに予約できて親切です。旅館ならではのアピールポイントを伝える絶好のチャンスでもあります。端的に魅力を伝え、詳細ページで詳しいプランを確認できるようデザインすると、読みやすいページに仕上がるでしょう。

スマホに対応したデザインにする

スマホの普及率は年々増加しており、2022年現在では、ほとんどの人が携帯端末で旅館を探し予約します。スマホに対応したデザインに整えるのは、もはや必須と考えてよいでしょう。一方で対応できていないページは、文字や写真が画面に収まっておらず、見続けるのがストレスです。旅館の魅力を伝えるためには、必ずスマホに対応したデザインに設計しておきましょう。

旅館サイトを運営する際の3つの注意点

旅館サイトをうまく活用すると、集客力アップにつながります。しかし、手間をかけて作ったサイトでも、旅館のイメージに合わないデザインだったり、予約システムが使いにくかったりすると、せっかくページを開いた利用者の離脱につながりかねません。注意すべき3つのポイントを解説します。

旅館のイメージに合わないデザインは避ける

こだわりのデザインでも、旅館のイメージに合わなければ逆効果に。ページを開いた利用者はデザインと旅館の写真に違和感を抱き、離脱してしまうでしょう。旅館の魅力を明確にし、セールスポイントに合わせたデザインを用いることが重要です。例えば、旅館からの景色や自然が魅力の場合、穏やかでナチュラルな雰囲気のデザインがよいでしょう。逆に主張の強いデザインは避けるべきです。旅館のイメージに合わせたデザインにすることで、ストレスを感じることなくページを見続けられるでしょう。

外国人観光客にも見やすいデザインにする

旅館の立地や環境にもよりますが、外国人観光客が多い場合があります。外国人でも見やすいデザイン、すなわち英語や中国語、韓国語などの複数の言語で閲覧できる工夫が必要です。

外国人が旅館を利用しようと考えていても、ホームページの言語が対応していなければ宿泊しても言葉が通じないと捉え、断念してしまうでしょう。外国人観光客が多い地域では、言語を追加しておくだけでも集客力アップに十分つながります。立地や環境に合わせて言語やデザインを工夫することが重要です。

予約システムは使いやすいよう工夫する

旅館のホームページを訪れた人の多くは、好みの旅館で予算が合ったらすぐに予約したいと考えるはずです。しかし、予約ボタンが見つからならけば、ほかの旅館を検討せざるを得ないでしょう。このような事態を防ぐには、予約までの動線を整えておくことが重要です。トップページに予約ボタンを設置し、空室状況などを確認できるようにしておけば親切です。

予約画面を見やすく設計することにも力を入れましょう。日付や人数、プランをシンプルにまとめ、入力する情報を極力少なくできれば利用者のストレス軽減につながります。

集客力の高い旅館ホームページに共通するコンテンツ

「ホームページを作成すれば集客力がアップする」と考える方が多いはずです。しかし、ホームページを作るだけでは集客力どころか、情報が不足して誤解を招くことも少なくありません。集客力を高めるには、コンテンツを意識する必要があります。ここからは、集客力の高い旅館ホームページに共通する3つのコンテンツを紹介するので、ぜひチェックしてみてください。

使いやすい予約フォーム

旅館サイトで集客力を高めるには、予約フォームを設置し使いやすく整えておくことが重要です。宿泊部屋や料理に興味を持った利用者は、料金プランを確認して納得すれば、すぐに予約しておきたくなります。しかし、サイトで予約フォームが見つからなかったり、見づらかったりすると諦めてしまうことも。予約フォームは利用者のストレスを減らし、スムーズに使えるようにしておきましょう。

旅館周辺の環境

多くの旅館サイトは、宿泊部屋や料理、温泉などの写真が中心になり、周辺環境の写真を疎かにしがちです。しかし、旅館を利用するうえで周辺の環境や景色を気にする人は、意外と少なくありません。非日常を体感する旅行では、旅館の周辺の環境も思い出の1つとして心に刻まれるため、旅館を選ぶ材料の1つになります。旅館周辺の写真やおすすめポイントなどをホームページに載せておくとよいでしょう。失敗したくないと考える人がほとんどなので、より情報量が多い旅館が選ばれる傾向にあります。

よくある質問

「よくある質問」があるページとないページでは大きな差が生まれます。利用者は「必要な情報をすぐさま確認したい」と考えますが、ホームページを最初から最後まで目を通すのには時間がかかります。そこで「よくある質問」があれば、Q&A形式の中から必要な情報をチェックできるため便利です。Q&A形式に検索窓を加えておけば、より利便性が高まります。キーワードで検索でき、利用者のストレスを最小限に抑えられるでしょう。

旅館に合わせたホームページをデザインし、利用者に魅力を伝えましょう

本記事では、これから旅館のホームページを制作・リニューアルする事業者向けに、

• 旅館ホームページのおしゃれなデザイン11選
  
• 制作する際の注意点3つ
  
• 旅館の集客を増やすための3コンテンツ

を紹介しました。旅館ごとに特徴はありますが、旅館の魅力に合わせたページデザインにすることがもっとも重要です。写真やコメントなど本記事で紹介したデザインを参考にしてみてください。

コンテンツや注意点も意識してホームページを制作することが重要です。旅館の魅力に合ったページでも、必要な情報が網羅されていなければ、集客力をアップさせるのは難しいでしょう。利用者が必要とする情報を含め、旅館の魅力を存分にアピールしていきましょう。