魅力が伝わる神社のホームページデザイン事例7選！参拝客を増やすための活用法も解説

「神社のホームページはどんなデザインがいい？」
「魅力が伝わるデザインに仕上げたい」

と検討している神主さんやWeb担当者の方。

魅力が伝わりおしゃれなホームページを制作することで参拝客の増加も見込めます。デザインの際は、行事や住職の挨拶などで差別化を図る以外にも外国人観光客に向けて多言語をするなどユーザビリティを意識することが大切です。

本記事では、

• 神社ホームページのおしゃれなデザイン事例
• 制作すべきコンテンツ
• デザインの際に気をつけるべきポイント

を紹介します。デザインごとに特徴やおすすめポイントを解説するので、どこが優れているのか確認しながら見ることが可能です。ホームページデザインにお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

神社ホームページのおしゃれなデザイン7選

ホームページを制作する際に「どんなデザインにすればよい？」と悩む人がほとんどです。デザインのイメージが決まらなければ、ホームページを作り始めるのは難しいでしょう。やみくもに作り始めると、読みにくいホームページに仕上がってしまうことも少なくありません。

作り始める前に「同業のおしゃれなデザイン事例」を確認しておきましょう。ここからは、数多くのホームページを比較して厳選した神社ホームページのおしゃれなデザイン7選を紹介します。デザインが定まらずお悩みの方は、ぜひチェックしてみてください。

寒川神社

出典：寒川神社

「寒川神社」のホームページを開くと、神社の写真に雲をイメージしたアニメーションが表示される幻想的なデザインです。トップページのメニューにポインタを合わせると、各メニューの様子がムービーで紹介されます。文字だけのメニューに比べてイメージしやすく、読者を惹きつけるポイントといえるでしょう。

下に進むと「歴史」や「八方徐」といったメニューが表示されますが、いずれも最低限の文字数で簡潔に紹介されており、ストレスを感じさせません。

小野照崎神社

出典：小野照崎神社

「小野照崎神社」のホームページは、神社の写真がスライド式で移り変わり、葉っぱが舞い散るアニメーションが印象的です。スクロールすると右上にメニューボタンが現れ、必要な情報を短時間でチェックできるよう工夫されています。トップメニューの次に表示される「お知らせ」では、ピックアップニュースをいくつか表示し、他のお知らせは一覧から確認できるので文字が多すぎないシンプルなデザインです。

月ごとに変化する御朱印を動画で紹介しており、御朱印集めをしている人は思わず足を運びたくなるでしょう。ページの後半ではコラム記事として「七夕と神社の特別な関係」といった思わず読みたくなる季節に合わせた豆知識を発信しています。このように、コラム記事をうまく活用することで、ほかの神社と差別化につながるのです。

宝満宮 竈門神社

出典：宝満宮 竈門神社

大ヒット漫画「鬼滅の刃」の聖地として一躍有名になった「宝満宮 竈門神社」は、文字を一切用いない写真だけを使ったトップページが印象的です。ページ全体に桜の写真が多く、桜のイラストによるアニメーションがあることから、桜の季節がもっとも見応えがあると伺えます。

ページをスクロールすると「歴史」や「境内」とったカテゴリーに分かれており、必要な情報を素早く確認できます。インスタグラムも運用して季節ごとの写真を投稿しているため、遠方から訪問する際の時期を決めるのにも役立つでしょう。

春日大社

出典：春日大社

神社の写真を大きくアピールする「春日大社」のホームページでは、白と朱色に統一されたカラーデザインが特徴です。スクロールすると「お知らせ」が表示され、1年間の行事を確認できます。お知らせメニューの中には「朝のお参り」「学びの会」という定例行事も記載されており、日時や集合時間、料金などの詳しい情報をチェックすることが可能です。

ページ後半に用意された「境内のご案内」では「御本殿（回廊内）」「一之鳥居〜御本殿」のようにエリアごとの写真が掲載されています。敷地内マップも用意されているため、歩くルートを決めるのに役立つでしょう。「特選 映像館」というオリジナルコンテンツでは、映像作家による美しい神社の写真と動画を見ることができ、より魅力を感じるよう工夫されています。

貴船神社

出典：貴船神社

「貴船神社」のホームページでは、豊かな自然の写真が印象的です。自然豊かな風景にフォーカスすることで森の中にある神社の魅力をアピールでき、神秘的な雰囲気のページに仕上がっています。「サウンドスケープ」として自然の音を動画として掲載し「湧き出る水の音」「山々の呼吸の音」を伝えることで、自然を感じながらリフレッシュしたい人にアプローチできるでしょう。

ページ後半に記載された交通アクセスは、公共交通機関や大型バス、自動車などのさまざまな交通手段に合わせて記載されています。想定される交通手段をすべて記載しておくと、読者にとって親切なページとして好印象を与えられるでしょう。

星川杉山神社

出典：星川杉山神社

ポップなイラストを用いた「星川杉山神社」のホームページからは明るく爽やかな印象を感じます。メニューは手書き風文字で優しい雰囲気を感じ、最後まで飽きずに読み進められます。イラストと手書き風文字を組み合わせることで親近感が湧くデザインに仕上がっていますね。

大分縣護國神社

出典：大分縣護國神社

「大分縣護國神社」のトップページは、ポインタの位置によってメイン画像が変化するよう設計されています。写真とともにカテゴリーが表示され「恒例行事」や「由緒・歴史」など必要な情報をチェックすることが可能です。

ページ後半に用意された「ニュース」では、行事の日程変更や注意事項が記載されており、行事に参加する際は事前に確認することが可能です。参拝客だけでなく、行事への参加者にも配慮した優れたページといえるでしょう。

神社のホームページに含めるべき5コンテンツ

神社のホームページを読みやすく仕上げるには、デザインにこだわるだけでは不十分です。読者が求めるコンテンツを網羅しておく必要があります。デザインとコンテンツの両方を重視することが、読者満足度の向上につながり、参拝客の増加が期待できるのです。ここでは、神社のホームページに含めるべき5つのコンテンツを紹介します。

魅力・アピールポイント

神社を検索する人の中にはまだ訪れたことがない人もいます。魅力を感じなければ、訪問するのを断念することもあるでしょう。まずは神社の魅力を最大限アピールすることが大切です。

立地やイベント、季節ごとの風景など、アピールポイントを明確に伝えることでほかの神社と差別化を図れるでしょう。歴史や経緯に興味を持っている人も多いので、詳細情報も掲載しておくと参拝客増加につながるでしょう。

行事・イベント情報

神社で行事やイベントを開催している場合、具体的な情報をまとめておきましょう。「お知らせ」として一つのコンテンツを作り、日程順に行事やイベントを紹介すると読みやすくなります。

行事やイベントを定期的に発信していくことで神社が積極的に活動しているイメージを作れますし、面白い行事であれば訪問の動機にもつながります。

基本情報（対応時間・電話番号・アクセス）

神社に参拝する前にホームページで対応時間を確認する人もいます。基本情報として、対応時間や電話番号、アクセスなどを載せておくと親切です。とくにアクセスを記載する場合、駐車場の位置や利用できる交通手段をまとめておきましょう。

遠方から訪問する人は、アクセスまで詳しく知りたいはずです。電車でも訪問できるのか、タクシーやレンタカーを借りる必要があるのかなど、アクセスを把握しておけば事前に準備を整えて訪問できます。

住職・宮司のあいさつ

「住職・宮司のあいさつ」も含めるべきコンテンツの一つです。神社のホームページを検索する人の中には「どんな人が対応しているのか」を気にする人もいます。住職・宮司のあいさつとして、神社の対応や歴史、神社に対する想いなどをまとめておくと、読者のニーズを満たせるでしょう。あいさつ文とともに顔写真を載せておくと、安心感を与えられます。

よくある質問

読者からの問い合わせを想定して「よくある質問」にまとめることも重要です。ホームページに必要な情報を網羅しても、デザインやレイアウトによっては伝わりにくい場合があります。必要な情報を確認できなかった読者は、離脱につながってしまうかもしれません。

これらの問い合わせをあらかじめ想定し、Q&A形式でホームページに記載しておけば、問い合わせを利用せずに読者は必要な情報を確認できます。読者の満足度向上につながるだけでなく、問い合わせ件数を減らせるので業務改善も期待できるでしょう。

神社のホームページを活用して参拝客を増やす3つのコツ

ホームページから参拝客を増やすには、ただ制作するだけではなく、効果的に活用しなければなりません。ここからは、神社のホームページを活用して参拝客を増やす3つのコツを紹介します。

SNSと連携して魅力を拡散する

ホームページを制作したら、SNSと連携して神社の魅力を拡散しましょう。若年層を中心に人気が高いSNSですが、年配の利用者も徐々に増えています。行事やイベント情報などをホームページに掲載後、SNSで告知すればより多くの人に情報が届き、行事やイベントの参加をきかっけに参拝客の増加も期待できるでしょう。

SNSは写真や動画、文字を組み合わせることで、神社の魅力を効果的にアピールできます。非日常を体験できる神社ならではの魅力を発信することで、写真映えスポットとして注目を集め参拝客を増やすこともできるでしょう。

多言語翻訳に対応したホームページを制作する

神社を訪問する観光客は日本人だけではありません。日本文化の一つとして海外でも人気が高い神社は、外国人観光客の訪問も想定されます。事前に情報を確認したいとホームページを開いても、言語が対応していなければ理解してもらえないでしょう。

外国人観光客を想定し多言語翻訳に対応させておくことが大切です。多言語翻訳に対応していれば、外国人観光客にも正確な情報を届けられ、親切な神社として好印象をもたれるでしょう。

スマホデザインにも対応する

ホームページのスマホ対応も必要不可欠です。インターネットで検索する人の多くは、スマホを利用します。対応していなければストレスを感じ、離脱の原因になりかねません。ページデザインを考える際には、スマホでの利用を考慮した設計やレイアウトにしましょう。

デザイン事例を参考に神社の魅力が伝わるホームページを制作しましょう

いかがでしたでしょうか。本記事では、これから神社のホームページを制作する担当者向けに、

魅力が伝わりやすい神社のホームページ事例7選
神社のホームページにあるべき5つのコンテンツ
ホームページ制作時に気をつけるべきコツ3点

について詳しく解説しました。

神社のホームページデザインに悩んだら、おしゃれなデザインを参考にするのがおすすめです。おしゃれなデザインには、読者を惹きつける写真やイラスト、独特なフォントなど、さまざまな工夫が施されています。魅力的に感じたデザインは積極的に取り入れ、独自のアイデアと合わせて活用することで、質の高いホームページに仕上げましょう。

ただし、ホームページを制作するだけでは参拝客を増やせません。SNS連携や多言語翻訳、スマホ対応デザインなどを取り入れ、多くの読者に対応させましょう。とくにSNSで拡散すれば、神社を知らない人にも魅力を発信でき、初めて神社を訪問する参拝者の増加が期待できます。

本記事を参考に、参拝客に魅力が伝わるホームページを制作しましょう、