おもちゃ通販サイトのデザイン10選！制作のポイントや注意点も解説

「おもちゃの通販サイトを作りたい」
「凝ったデザインにしたいけどイメージがまとまらない」

おもちゃ通販サイトを制作するにあたり、参考サイトが見つからずに困っている方もいるのではないでしょうか。デザインをするにあたっては実際におもちゃを購入する親に向けて子供が遊ぶイメージを持ってもらうことが重要です。

本記事では、

• デザインの参考になるおもちゃ通販サイト10選
• 制作時に気をつけるべきポイント

を解説していきます。おもちゃ通販サイトの顧客は大人から子供まで幅広いので、本記事のポイントをしっかり抑えて魅力的なページを作ってください。

おしゃれで可愛いおもちゃ通販サイトのホームページデザイン10選

ここからは、おもちゃ通販サイトの制作で参考になるホームページデザイン10選をご紹介します。おしゃれなホームページ、可愛いホームページなどさまざまなデザインの通販サイトを集めました。各ホームページがおもちゃ販売のために行っている工夫についても解説するので、参考にすれば通販サイトを作りやすくなるはずです。

博品館オンラインショップ

出典：博品館オンラインショップ

銀座にある老舗のおもちゃ屋・博品館のオンラインショップです。

トップページにはオリジナル商品や人気のおもちゃがスライドショー形式で表示されており、品揃えの多さが伝わります。

デザイン自体は見やすさ重視でシンプルながら、「CATEGORY」を開くと男の子向けや女の子向け、キャラクターグッズなど細かく分類されています。

「CATEGORY」の下層ページはジャンルの絞り込みやおすすめ順、価格順、新着順でソート可能になっており、おもちゃを探しやすくて便利です。商品写真も豊富で、おもちゃを買いやすいページ作りが徹底されています。

mori-no-oto

出典：mori-no-oto

木製の楽器おもちゃを制作する会社、モリノオトの通販サイトです。

アクセスしてすぐ目に入る木のおもちゃが特徴的。おもちゃを探す人がホームページを訪れた時、好奇心を刺激する作りとなっています。一見すると使い方がわからないものも多いですが、遊び方の動画があるので困ることはありません。子供はもちろん、大人もわくわくするでしょう。

おもちゃを制作する動画が公開されており、ホームページを見る人に向けて、手作りおもちゃのよさや温かみを伝えたい熱意が伝わってきます。

Kukkia公式オンラインショップ

出典：Kukkia公式オンラインショップ

Kukkiaは主におもちゃブランド「kiko+」「gg*」を販売している通販サイトです。

国際展開しているためか、販促写真モデルに外国人の子供を起用していて、木のおもちゃで遊ぶ様子がとてもおしゃれに感じます。

ページの左側にメニューバーが独立して設置されており、おもちゃがカテゴリー別に細かく分類されているのが特徴です。このデザインのおかげで、ページの見やすさと探しやすさが両立されています。

パーツ販売を行っているのも、子供が小さい家庭には嬉しい配慮です。対象はすべてのおもちゃではありませんが、紛失しやすいパーツを買えるので、何度も利用したくなるでしょう。

GOODSMILE ONLINE SHOP

出典：GOODSMILE ONLINE SHOP

GOODSMILE ONLINE SHOPは、アニメ・漫画・ゲームのおもちゃやグッズを手がける株式会社グッドスマイルカンパニーの通販サイトです。

トップページは画像を多用した新商品・予約商品の案内が中心なので、おもちゃを買うだけでなく、最新情報を確認したい人にも便利です。

「受注締日情報」から、各商品の終了予定日時を確認できるのは注目すべきポイントでしょう。人気商品・受注生産商品を取り扱う場合は、こういう配慮があると利用者に喜ばれます。

TOY SAPIENS

出典：TOY SAPIENS

TOY SAPIENSは香港のフィギュアメーカーであるホットトイズのオンラインショップです。

アメコミを元にした大人向けに商品を多数扱っていることから、作品のワンシーンを連想する画像が前面に押し出されています。商品自体を活かしたホームページのデザインには、ファン心をくすぐるマーケティング精神と、ハイクオリティな商品に対する自信が感じられます。

カテゴリーの分類に作品タイトルやロゴを多用しているため、一目で何がどこにあるのかがわかりやすいのも素晴らしいです。

アイアップ

出典：アイアップ

アイアップは子供向けのおもちゃ、キャラクター雑貨を取り扱う通販サイトです。子供向けなのはホームページのデザインにも現れており、緑を基調としたポップなデザインが目を引きます。

特筆すべきはおもちゃの個別紹介ページで、遊び方が動画や画像付きで詳しく解説されていること。動画は小さな子供でも理解できるので、おもちゃに対して興味を持たせやすくなって、購入にも繋がるはずです。

動画を撮るのはハードルが高いですが、ぜひ参考にしてみてください。

もりくま堂

出典：もりくま堂

おもちゃをオーダーメイドで作るホームページを考えているなら、もりくま堂が参考になるでしょう。

トップページにはわかりやすく「お見積もり・お問い合わせ」が表示され、実際に制作されたパペットの画像が多数掲載されています。制作の流れや制作実績が詳しく書かれており、初めてオーダーメイドを検討するユーザーにも親近感を湧かせ、興味をそそらせるでしょう。

さらに見積もりは無料で行っているので、オーダーメイド発注への心理的ハードルが下がって、頼みやすくなっています。

フレンドリーバルーンショップ

出典：フレンドリーバルーンショップ

フレンドリーバルーンショップの通販サイトでは、可愛いバルーンを用いたポップなデザインが参考になります。カラフルな色使いが印象的で、幸せで楽しい様子が伝わってくるようです。

主にお祝い事に贈るバルーンを取り扱っており、動物やキャラクターもの、季節別の商品が豊富。バルーンのアレンジサービスがあり、「ギフトバルーン」のページで詳しい説明が見られるようになっています。

結婚式祝いや開店祝い、お誕生会など目的があって流入したユーザーへの導線も用意している点がポイントです。

人形工房ひととえ

出典：人形工房ひととえ

人形工房ひととえのホームページを開くと、愛らしい雛人形が出迎えてくれます。スライドショー形式で画像が切り替わるようになっており、飾り台から小物に至るまで、こだわり抜かれたアイテムでユーザーにアピール。

職人が手作業で作っているため価格は高めですが、それでも思わず買ってみたくなる工夫がいくつかされています。たとえば無料サンプル貸し出しです。

1点のみに限られますが、人形を一定期間貸し出してもらえます。もう1つユニークなのが「WEB deカスタマイズ」。インターネット上でサイズ、人形の個数、飾り台を選択肢の中から選べるサービスです。

実際に手に取ったり、オリジナルの組み合わせができることで、「商品を欲しい」と思っている人の背中を押すことが可能です。

イクプル

出典：イクプル

イクプルは幼児向けおもちゃの月額レンタルサービスです。通販とは少し違いますが、エンタメ性の高いデザインがおもちゃ通販サイトの参考になるでしょう。

特に説明の合間にある足跡のアニメーションが非常に秀逸。足跡が視線誘導になっていて、自然にトップページを上から順に見せられます。レンタルサービスと聞くとちょっと二の足を踏みそうですが、読んでいくとイクプルにかける想いや安全性、新しいおもちゃが届くわくわく感が増すでしょう。

あまり馴染みのないサービスを通販サイトに組み込む際に、ワンポイントを置いてユーザーの理解度を深める施策が参考になりますね。

おもちゃ通販サイトの制作で意識すべき3つのポイント

おもちゃ通販サイトを制作する上で大事なのは、購入する顧客が何を考えているかということです。単に商品情報を載せて終わるのではなく、顧客に「ここでおもちゃを購入したい」と思わせる心境に誘導する施策が必要となります。そこで、おもちゃ通販サイトのホームページ制作で意識すべき3つのポイントをご紹介しましょう。

おもちゃで遊ぶ姿を想像できる写真

通販サイトでおもちゃを購入するケースは色々ありますが、よくあるケースは親が子供に買い与える場合でしょう。そこで重要になるのが、遊ぶ姿を想像できるかどうかです。

ほとんどの親は、おもちゃを選ぶ際に「このおもちゃが気に入るだろうか？」「遊んで楽しいだろうか」と考えます。この時に影響するのが、商品ページなどにあるおもちゃの紹介写真です。

色々な角度から写された写真やおもちゃを使って遊ぶ子供の写真を見て、多くの親は我が子の遊ぶイメージを膨らませます。ぴったりイメージがハマれば、購入する動機になるでしょう。

販売機会を増やす意味でも、遊ぶ様子を想像できるような写真をできるだけ用意しましょう。

コンテンツマーケティング

おもちゃ通販サイトの顧客を増やすには、まず人を呼び込む必要があります。そこで意識すべきなのがコンテンツマーケティングです。

コンテンツマーケティングとは能動的に情報を発信し、潜在的顧客の興味を引く手法です。発信した情報が検索エンジン上位に掲載されるかSNSで拡散されれば、潜在的顧客の目にとまりやすくなります。そういった潜在的顧客を、コンテンツによって上手く商品ページへ誘導すれば販売機会に繋がります。

決まったやり方はないので、制作するおもちゃ通販サイトに適したコンテンツを考えましょう。テーマに沿ったおもちゃのレビュー記事や動画、おもちゃにまつわる面白いエピソードの募集と紹介、壊れやすいおもちゃを長持ちさせる工夫など色々なものが考えられます。

オモチャの安全性

10未満の子供向けのおもちゃを扱う場合は、安全性のアピールを意識しましょう。

10未満の子供、特に乳幼児は心身が未発達なため、おもちゃで何をするかわかりません。そういった子供におもちゃを買い与える顧客は、安全性を何よりも重視します。

角が尖っていないか、重すぎないか、誤嚥防止の対策はあるのか…など、色々な面からおもちゃが安全かどうか確認します。

商品ページに安全性の記載があれば、顧客は安心しておもちゃを買いやすくなります。

おもちゃ通販サイトを制作する上で注意すべき3つのポイント

おもちゃ通販サイトを成功させるためには、忘れてはいけないポイントが3つあります。仮に集客が増やせたとしても、ユーザーを意識したデザインがおろそかになっていれば売り上げに繋がりません。ここからは制作する上での注意点について詳しく解説していきます。

顧客に不安感を与える要素をなくす

1つめの注意点は顧客に不安感を与えないことです。インターネット通販は自宅から買い物をできるのが利点ですが、実店舗と違って商品が届くまで本当に購入が完了したのかわかりません。

通販サイトに不安を覚える要素があると、顧客は取引を恐れて購入を踏みとどまる可能性があります。たとえば誤表記や商品画像の入れ替わり、価格の間違いは顧客の不安感を煽るので注意しましょう。

顧客に安心感を与えるためには、基本的な「プライバシーポリシー」や「特定商取引法に基づく表記」に加えて、おもちゃ通販サイトの運営方針やサービス向上の取り組みを紹介するページ、顧客の疑問点を解消する「よくある質問」などを充実させるとよいでしょう。

購入までの導線を整備する

2つめは購入意欲を削ぐページ作りをしないことです。

新商品の告知やコンテンツマーケティングで顧客の購入意欲を刺激しても、肝心の商品がどこにあるのかわからなければ、顧客は通販サイトから離脱してしまいます。通販サイト全体のデザインを工夫して、商品を購入するまでの動線を整備しましょう。

特に上記3つが大事です。顧客が特定の商品に興味を持った時、スムーズに商品ページでおもちゃのイメージを掴んで購入に踏み切りやすくなるでしょう。購入を後押しするページ作りが徹底できていれば、通販サイト売上アップに繋がります。

決済機能を充実させる

3つめの注意点は決済方法です。自分の決済手段で支払えるかどうか重要といえます。

顧客が利用したい決済方法がなかった場合、購入を躊躇する恐れがあります。購入機会を失わないために、できるだけ多くの決済方法に対応した方がよいでしょう。

クレジットカードはブランドがいくつもありますが、有名なVISA・Mastercard・JCBに対応していれば問題ありません。

おもちゃ通販サイトにあった方がよい5つのコンテンツ

おもちゃ通販サイトには、可能なら用意した方がよい5つのコンテンツがあります。いずれも収益を上げている通販サイトでほぼ共通するものばかりです。意識すべきポイントや注意点と合わせて、以下でご紹介するコンテンツを充実させれば、利用する顧客数がアップするでしょう。

ニュース・イベント・キャンペーン

売上アップとリピートに繋がるのが、新商品のニュース、季節イベントや期間限定キャンペーンのページです。

おもちゃ通販サイトに来る顧客は大抵特定の商品が目当てですが、お得商品やキャンペーンのページを設置しておくことで、告知を見るために何度も訪れるようになります。

季節イベント、期間限定キャンペーンも重要です。季節イベントとして定期的に割引セールや会員ポイント増加を行えば、ホームページの利用率が上がります。顧客の心を掴み、普段から利用するリピーターとなるでしょう。

ブログなどのSNS

制作するおもちゃ通販サイトの方向性によっても違いますが、ブログやSNSを開設するのはとても有効です。

通販サイトはできるだけ頻繁に更新すべきですが、商品の入荷を除けば更新する部分があまりありません。ブログやSNSを設置すれば、常に話題を発信できるようにするのです。

たとえば、スタッフセレクトのおすすめおもちゃ紹介や思い出エピソードなどの話題なら、顧客の興味を引きやすいでしょう。親しみを感じる内容がベストで、顧客に信頼や安心感を与えられます。

ショップの紹介

顧客の信頼を得るために、ショップの紹介ページを作るのがおすすめです。経営理念やおもちゃにかける想いなど、経営者の人となりがわかれば顧客は安心できます。

オーダーメイドをするなら、画像付きで制作実績を掲載しましょう。制作実績から制作日数や費用がわかると、オーダーメイドを依頼する時の目安にしやすいです。

サポート情報

おもちゃ通販サイトを利用するに当たって、顧客をサポートするページを用意しましょう。営業日や配送料、配送にかかる日数などを「よくある質問」としてまとめておけば、質問と回答にかかる手間を省けます。

顧客は通販サイトを初めて利用する時に、「よくある質問」を確認することが多いです。頻繁に見られるわけではありませんが、新規顧客の目に触れるサポート情報がおざなりな内容だったと印象が悪くなります。

誠実な対応を意識して、サポート情報は丁寧に記載しましょう。

問い合わせ

「問い合わせ」はほとんどの場合、「よくある質問」で疑問を解決できなかった顧客が利用します。商品の購入を除けば、顧客がお店側に対して能動的にコンタクトを取れる唯一の方法です。その内容は商品の購入と密接に関係しており、中にはクレームであることも。

内容にもよりますが、上手く対処すれば顧客によい印象を与えられますし、商品やサービスの改善につながることもあります。顧客がスムーズに問い合わせできるように「問い合わせ」ページを設置して、メールフォームや電話連絡先を記載しましょう。

おもちゃの通販サイトは顧客を意識してデザインしましょう

いかがでしたでしょうか。本記事では、

おもちゃ通販サイトのデザイン10選
ホームページを制作する上で大事なポイント3点
掲載すべき5つのコンテンツ

を解説してきました。

突き詰めるとカスタマーファーストの精神に行き着きます。おもちゃの通販サイトを制作する時には、決して押しつけにならないように、顧客側に立って使いやすいホームページを目指しましょう。

今回ご紹介したデザインや解説したポイントを踏まえれば、きっと素晴らしいおもちゃ通販サイトを作れるはずです。本記事の内容がお役に立つことを願っています。