【初心者必見】Instagram広告とは？特徴や種類、費用をわかりやすく解説

「Instagram広告ってどんなもの？」
「Instagramに広告を出したいけどよくわからない…」

上記のような疑問や悩みをお持ちではありませんか？Instagram広告とは、Instagram上に出稿する広告のことです。さまざまな配置場所やフォーマットがあり、目的やターゲットに合わせて的確なアプローチができます。

Instagramは、国内月間アクティブアカウント数3,300万人（※2019年3月時点）を超える、影響力の高いSNSです。うまく広告配信できれば、高い宣伝効果が期待できるでしょう。

参考：総務省│令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 報告書

そこで今回は、Instagram広告について下記5つのポイントに絞って解説します。

この記事を読めば、Instagram広告の概要を理解できます。初心者の方にもわかりやすく解説していますので、最後まで読んでぜひ参考にしてみてください。

Instagram広告の特徴

Instagram広告とは、Instagram上に出稿できる画像や動画形式の広告のことです。通常のフィードやストーリーズと同じような形式で掲載され、投稿の隅には「広告」ラベルが表示されます。一見すると通常のユーザー投稿にも見えるため、広告感を抑えた自然なアプローチができます。

通常のアカウント運用では、フォロワーが少ないと投稿を見てもらえません。また、アルゴリズムの変化があった場合、インプレッションが激減してしまうこともあります。広告を使用すれば、フォロワー数やアルゴリズム変化にも影響を受けづらく、より早く成果を出せるでしょう。

Instagram広告の主な特徴は下記の4つです。

• 詳細なターゲティングができる
• 予算に合わせて始められる
• 多彩な広告フォーマットがある
• 若年層や女性ユーザーにリーチできる

1つずつくわしく解説します。

詳細なターゲティングができる

Instagram広告の大きな特徴は、ターゲティング精度の高さにあります。Instagramは、Facebookで知られるMeta社によって運営されています。そのため、世界最大規模の実名制SNSであるFacebookのデータを利用した、高精度なターゲティングが可能です。

ターゲティングには年齢や性別などの登録情報はもちろん、ユーザーの興味関心や行動履歴といったさまざまなデータが活用されます。狙ったターゲットに的確に広告を配信できるため、高い費用対効果が期待できるでしょう。

予算に合わせて始められる

Instagram広告は予算に合わせて柔軟に運用できます。自分でコストを設定でき、状況に応じて広告の差し替えや中断、予算変更も可能です。1日1ドルの低予算から始められ、効果測定をしながらコスト調整ができるため利用しやすいでしょう。

多彩な広告フォーマットがある

自社の目的や商材に合わせて多様な形式の広告を配信できます。画像や動画はもちろん、アンケート機能でユーザーと交流したり、人気インフルエンサーとコラボレーションして宣伝したりすることも可能です。

若年層や女性ユーザーにリーチできる

若者や女性がターゲットなら、Instagramは広告として最適の媒体でしょう。20代女性のInstagram利用率は63%を超えています。調べものをするときに、最初にInstagramで検索をするユーザーも増えているため、日常的に情報ツールとして利用されていることが伺えます。メインターゲットが若年層や女性であれば、利用しない手はありません。

参考：NHK放送文化研究所世論調査部│情報とメディア利用に関する調査

Instagram広告の4つの配置場所

Instagram広告には、以下4つの掲載場所があります。

• フィード
• ストーリーズ
• 発見タブ
• リール

それぞれくわしく解説します。

※現在、ショップタブはリールに変更されているため、本記事では解説しておりません。
参考：Metaヘルプセンター│Instagram navigation is changing in February

フィード

フィードはInstagramを開いて最初に表示される画面で、フォローしているユーザーの通常投稿が見られる場所です。メインコンテンツのため、幅広いリーチを期待できます。通常投稿の間に流れてきてもユーザーが違和感を抱かないような、広告感を抑えた自然なクリエイティブにすると良いでしょう。

引用：Meta│Facebook広告ガイド

ストーリーズ

ユーザーのストーリーズ投稿の間に表示される広告です。フル画面表示され、ユーザーの目に留まりやすいという特徴があります。広告を見たくない場合は、右から左へスワイプしてスキップできるため、ユーザーにも不快感を与えにくいでしょう。24時間で消える機能をもつストーリーズ枠に表示される広告のため、キャンペーンや期間限定商品の告知など、リアルタイム性の高い情報を配信する際にも有効です。

引用：Meta│ストーリーズ広告

発見タブ

アプリ下部の虫眼鏡アイコンをタップすると表示されるのが発見タブです。発見タブを使用するユーザーは、新たな情報を積極的に探している状態です。そのため、他の配置場所と比べて、アクティブなユーザーに広告配信ができるでしょう。発見タブの広告には以下2つの枠があります。

• 発見ホーム枠：発見タブをタップしてすぐに表示される発見グリッド内に広告が表示される。
• 発見タブ枠：発見タブをタップ後、発見グリッドの中から投稿をタップしてスクロールすると広告が表示される。

引用：Meta│Instagram発見タブの広告について

リール

TikTokのような短い動画をシェアできるリール機能では、ユーザーの投稿の合間に広告を表示できます。ストーリーズと同じくフル画面表示されるため、ユーザーにインパクトを与えられます。また、発見タブ同様、新たな情報を求めて閲覧している場合が多いため、アクティブなユーザーに広告を届けることが可能です。

引用：Meta│Instagram、リール広告の提供開始を発表

Instagram広告の種類（フォーマット）

Instagram広告には、以下4つのフォーマットがあります。

• 画像広告
• 動画広告
• カルーセル広告
• コレクション広告

1つずつ解説します。

画像広告

静止画1枚とキャプション（投稿文）で構成された、Instagram広告の基本的なフォーマットです。

動画広告

動画とキャプションで構成され、動きや音を入れて多くの情報を伝えられるフォーマットです。フィード、ストーリーズ、発見タブ、リールの全ての配置場所に表示できます。商品の使用方法や素材感など、画像では伝えきれない詳細な情報をユーザーに届けられます。

カルーセル広告

キャプションと2〜10点の画像・動画を使用して広告表示するフォーマットです。ユーザーは横にスワイプして順番に画像や動画を閲覧できます。特徴をいくつか解説するときや、複数の商品を紹介するときなど、1つの広告で多角的に情報を伝えたいときに適しています。画像や動画ごとにリンクを設定できるため、ユーザー行動を促しやすいのもメリットの一つです。

引用：Meta│カルーセル広告に動画を追加する

コレクション広告

メインビジュアルと複数のサブ画像で構成されたカタログのようなフォーマットです。メインの動画や画像でユーザーの興味を惹きつけ、サブ画像で複数の商品を一度に紹介できます。商品の発見から購入までを自然な流れでつなげられます。

引用：Meta│コレクション広告
※引用画像はFacebookです。

Instagram広告の機能

ここでは以下3つのInstagram広告の機能を紹介します。

• 商品タグ付き広告
• アンケートスタンプ広告
• パートナーシップ広告（ブランドコンテンツ広告）

1つずつ解説します。

商品タグ付き広告（ショッピング広告）

画像や動画に商品タグを付け、直接商品ページに移動させられる機能です。広告をタップするだけで、ユーザーを自社のECサイトへ遷移させられるため、商品の発見から購買まで、スムーズな導線でつなげられます。

引用：Meta│Instagramショッピングについて

アンケートスタンプ広告

ストーリーズに、二択の質問ができるアンケートスタンプをつけた広告のことです。ユーザーはタップするだけで質問に答えられ、回答結果もリアルタイムで確認できます。気軽に回答できるため、エンゲージメント数や認知度を高めるのに効果的です。もちろん、情報収集ができるメリットもあります。

引用：Meta│Instagramストーリーズ広告がインタラクティブ要素に対応

パートナーシップ広告（ブランドコンテンツ広告）

パートナーシップ広告とは、インフルエンサーによる投稿を広告として配信できる機能です。投稿には「〇〇（企業名やブランド名）とのタイアップ投稿」と表示されるため、広告であることが明らになり、ステルスマーケティングの対策になります。また、インフルエンサーが作る高品質な投稿を使用するため、手間をかけずに訴求力のある広告を配信できます。

インフルエンサーのアカウントからの投稿でも、企業はインサイトを閲覧して効果測定が可能です。

Instagram広告の4つの課金方式と費用相場

Instagram広告には、以下4つの課金方式があります。

課金方式課金タイミング費用相場目的CPM広告表示1,000回ごと0.2〜1円／インプレッション認知度向上CPC1クリックごと40〜100円／クリックコンバージョンCPIアプリ1インストールごと100～200円／インストールアプリのインストールThruPlay1動画につき15秒以上の再生100～200円／再生動画の再生数アップ

それぞれの課金方式についてくわしく解説します。

CPM-インプレッション課金

CPM（Cost Per Mille）は、広告が1,000回表示されるたびに費用が発生する課金方式で、費用相場は1表示0.2〜1円です。ブランディングや認知度向上を目的としている場合に適しています。アプリのインストールや自社サイトへの流入など、具体的なアクションを目的としている場合はあまり向いていません。

CPC-クリック課金

CPC（Cost Per Click）は、広告が1回クリックされるたびに費用が発生する課金方式で、費用相場は1クリック40〜100円です。クリック数に応じて費用が発生するため、余計なコストがかからない特徴があります。商品の購入や自社サイトへの誘導などを目的としている場合に向いています。

CPI-アプリインストール課金

CPI（Cost Per Install）は、アプリのインストール数に応じて費用が発生する課金方式で、費用相場は1インストール100〜200円です。その名の通りアプリインストールに特化していて、新規アプリのリリースやゲームアプリの紹介などで利用されます。

ThruPlay-動画視聴課金

ThruPlay（スループレイ）は、動画広告の1再生ごとに費用が発生する課金方式です。動画が15秒以上再生されると費用が発生する仕組みで、費用相場は1再生100〜200円です。ユーザーが最後まで視聴できるような、クオリティの高い動画を制作することが重要です。

Instagram広告の出し方

Instagram広告には以下3種類の出稿方法があります。

• スマホから簡易的に作成する方法
• Facebookページから簡易的に作成する方法
• Meta広告マネージャで作成する方法

最もおすすめなのがMeta広告マネージャで作成する方法です。スマホやFacebookページからの簡易的な広告出稿だと、使用できる機能にも制限があります。企業で広告配信をするなら、目的に合わせてターゲティングや配置などを詳細にカスタマイズできるMeta広告マネージャーで作成する方法が良いでしょう。

Instagram広告配信にはFacebookページが必要なため、ページを持っていない方は新たに作成をしましょう。Meta広告マネージャとは、FacebookやInstagramの広告を一元管理できるツールです。広告作成では、目的や予算などを設定してから入稿作業を進めます。画面に従って入力をしていけば広告が作成できるようになっています。

Instagram広告を効果的に活用してビジネスの成長につなげよう！

今回はInstagram広告の概要について解説しました。Instagram広告は、詳細なターゲティングによって、狙った層に的確なアプローチが可能です。また、ビジネスの目的に合わせて、多彩なフォーマットの中からベストな形式を選択できます。低コストで始められ、予算に合わせて柔軟に運用できるのも魅力の一つです。この記事を参考にInstagram広告の特徴を理解し、効果的に運用しましょう。