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おすすめ検索エンジン12選!日本・世界の人気ランキングを徹底解説

樋口 可奈

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樋口 可奈

おすすめ検索エンジン12選!日本・世界の人気ランキングを徹底解説

「検索エンジンってどんな種類がある?」
「Google以外に良い検索エンジンってないの?」

このような疑問を抱えていませんか?「検索エンジンといえばGoogle」とイメージする方は多いと思いますが、実際には数十種類の検索エンジンが存在しています。

本記事では、

  • 日本・世界の検索エンジンランキング
  • おすすめの検索エンジン12選
  • 【目的別】おすすめ検索エンジン

について解説します。

検索エンジンごとの特徴やシェア率の高い地域等を紹介するので、普段使いの検索エンジンを悩んでいる方や、海外向けのマーケティング調査への活用をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

日本・世界の検索エンジンランキング

2023年5月のデータをもとに、日本・世界での最新の検索エンジンシェアをランキング形式で紹介します。

日本の検索エンジンシェアTOP6

日本での検索エンジンシェア率を示す円グラフ

以下が、日本の検索エンジンシェアのランキングです。

順位 検索エンジン シェア率
1位 Google 77%
2位 Yahoo! 13.93%
3位 Bing 8.02%
4位 Coc Coc 0.33%
5位 DuckDuckGo 0.29%
6位 Yandex 0.13%

参照:Search Engine Market Share Japan|Statcounter Global Stats

Googleは安定的なシェアを確立しており、Yahoo!も日本で人気が継続しています。そのため、2つの検索エンジンを意識したマーケティングを行えば、国内の対策はほとんど完了します。

しかし、Yahoo!はGoogleの検索アルゴリズムを採用しているため、実質シェアの90%はGoogleです。したがってSEOに関しては、Googleを意識しておけば問題ありません。

Bingは、AIを搭載したことやEdgeのデフォルト検索エンジンに設定されていることが起因してシェアを高めています。

注目すべきは4位のCoc Cocです。Coc Cocは、ベトナムで開発された検索エンジンで、複雑なベトナム語の入力の手間を省く予測変換機能が優れていることから、現地で人気があります。直近約1年で日本国内でのシェア率が伸びており、背景として在日ベトナム人の増加や日本企業のベトナム進出などが考えられます。

Google、Yahoo!、Bingの人気は今後も続くと考えられますが、貿易国の変化や在留外国人の推移によって4位以下の順位は変動が起こるかもしれません。

世界の検索エンジンシェアTOP6

世界での検索エンジンシェア率を示す円グラフ

以下が、世界の検索エンジンシェアのランキングです。

順位 検索エンジン シェア率
1位 Google 93.12%
2位 Bing 2.77%
3位 Yandex 1.15%
4位 Yahoo! 1.11%
5位 DuckDuckGo 0.51%
6位 Baidu 0.49%

参照:Search Engine Market Share Worldwide|Statcounter Global Stats

世界でみると、Googleのシェア率が圧倒的であることがわかります。次いでBingが人気で、主にWindowsユーザーが利用していると考えられます。Yandexは、ロシアで最も使われている検索エンジンです。

多くの地域でGoogleがシェア率トップを獲得していますが、ロシアではYandexのシェア率が約60%と最も使われています。また、6位のBaiduは中国でシェアNo.1の検索エンジンです。中国ではインターネット検閲が行われており、Googleのサービスを利用できないため、独自の検索エンジンが発達しています。

ロシアのYandexや中国のBaiduのように、Google以外の検索エンジンのシェアが高い地域もあります。国外でのSEMを考える場合、各国のシェアを事前に調査し、打ち手を考える必要があるでしょう。

おすすめ検索エンジン一覧

数十種類ある中から厳選した、以下の検索エンジンについてくわしく解説していきます。

  • Google
  • Yahoo!
  • Bing
  • Coc Coc
  • DuckDuckGo
  • Yandex
  • Baidu
  • Ecosia
  • NAVER
  • Brave
  • Startpage
  • Perplexity AI

    Google

    Googleの検索ページ

    Google
    URL https://www.google.com/
    運営元 Google LLC(アメリカ)
    日本国内のシェア 77%(1位)
    世界でのシェア 93.18%(1位)

    Googleは、世界・日本ともにシェア率トップを誇る検索エンジンです。ユーザーファーストを掲げて運営しており、この理念に沿った検索アルゴリズムを採用しています。

    検索エンジンを使った代表的な集客手法にSEOがあります。日本国内向けの「SEO」は、Googleで上位表示されるための対策を指すことがほとんどです。これは、後述する、シェア2位のYahoo!JAPANでもGoogleの検索アルゴリズムが用いられているためです。

    GoogleとYahoo!のユーザーにページが表示されれば、日本国内のほとんどの検索ユーザーにリーチできます。ただし、定期的にプログラムのアップデートを行っているため、常に最新の動向を意識しておかなくてはなりません。

    ほとんどの国で主流の検索エンジンとして人気を誇るGoogleですが、中国ではアクセスができなかったり、ロシアでは他の検索エンジンの人気が高かったりと、地域によって差があります。国外での検索エンジン対策を行う場合、各国の検索エンジン利用状況を調査した上で実施しましょう。

    Yahoo!

    Yahoo!の検索ページ

    Yahoo!
    URL https://www.yahoo.co.jp/
    運営元 米Yahoo!→Yahoo!(アメリカ)
    Yahoo!JAPAN→ヤフー株式会社(日本)
    日本国内のシェア 13.93%(2位)
    世界でのシェア 1.11%(4位)

    Yahoo!は、日本で2位、世界で4位のシェアを誇る検索エンジンです。日本で使われている「Yahoo!JAPAN」は、日本企業のヤフー株式会社が運営しており、他国のYahoo!とは運営元が異なります。

    Yahoo!JAPANは、検索画面にニュースが表示されたり、ショッピング、トラベルなどのYahoo!が提供するサービスにアクセスできたりと、ポータルサイトのような仕様になっています。

    日本では、年代が上がるほどYahoo!のシェア率が高い傾向にあるため、国内向けのサービスで広告を出稿する場合は、ターゲット層に合わせた検索エンジン選びが重要といえるでしょう。

    Yahoo!JAPANは、Googleの検索アルゴリズムを採用しているため、おおよそGoogleと同じ検索結果が表示されますが、Yahoo!ニュースやYahoo!知恵袋といった独自のサービスが優先的に表示されるようになっています。

    Bing

    Bingの検索ページ
    Bing
    URL https://www.bing.com/
    運営元 Microsoft(アメリカ)
    日本国内のシェア 8.02%(3位)
    世界でのシェア 2.77%(2位)

    Bingは、Microsoft社が運営する検索エンジンです。WindowsのデフォルトブラウザであるMicrosoft EdgeでBingが規定の検索エンジンとして設定されていることから、スマートフォンよりもPCでの利用者が多い傾向があります。他の検索エンジンに比べてBingの検索結果は、画像や動画、ニュースといったWebページ以外の情報が多く表示される点が特徴的です。

    また、2023年2月にAIが搭載されたことで、人間のような自然な言語で回答ができるようになりました。質問に対して端的な回答が得られるだけでなく、回答のソースとなったWebページがリンクで示されるため、複数のページを行き来しなくても情報を深掘りできます。

    Coc Coc

    Coc Cocの検索ページ
    Coc Coc
    URL https://coccoc.com/
    運営元 Cốc Cốc(ベトナム)
    日本国内のシェア 0.33%(4位)
    世界でのシェア

    Coc Cocは、ベトナムでGoogleに次ぐ人気を誇る検索エンジンです。日本でも2022年末頃からシェアを伸ばし、現在4位のシェア率となっています。

    複雑な文字を操るベトナム語に特化した検索エンジンで、精度の高い予測変換機能が搭載されているため、多くの文字を入力する手間が省けます。また、動画等のファイルを短時間でダウンロードできるダウンローダー機能も人気の理由の1つです。ベトナムでのビジネス展開を考えるのであれば、注目しておくべき検索エンジンといえるでしょう。

    DuckDuckGo

    DuckDuckGoの検索ページ
    DuckDuckGo
    URL https://duckduckgo.com/
    運営元 DuckDuckGo, Inc.(アメリカ)
    日本国内のシェア 0.29%(5位)
    世界でのシェア 0.51%(5位)

    DuckDuckGoは、個人情報の収集や検索履歴の保存・追跡をしない、プライバシー保護を重視している検索エンジンです。表示される広告が少ない上、最低限の機能に限られており、すっきりとしたインターフェースも人気の理由の1つです。

    DuckDuckGoには、特定のサイト内での検索結果にすぐにアクセスできる機能「bang」が搭載されています。たとえば「!p インテリア」と入力すると、Pinterestで「インテリア」と検索した結果が表示されるというものです。通常であれば一度サイトにアクセスする手間がかかりますが、この機能を使えば求める情報にスムーズにアクセスできます。

    Yandex

    Yandexの検索ページ

    Yandex
    URL https://yandex.com/
    運営元 Yandex(ロシア)
    日本国内のシェア 0.13%(6位)
    世界でのシェア 1.15%(3位)

    Yandexは、ロシアで約60%と高いシェア率を誇る検索エンジンです。ロシア国内とその周辺のユーザーにターゲットを絞ることで対象地域のニーズを捉え、人気を集めています。

    Googleと似た機能やサービスが多く、検索画面で画像・動画検索ができるほか、無料のメールサービスやクラウドストレージサービスなどを提供しています。

    ロシア向けのSEO対策を検討しているのであれば、Yandexの検索アルゴリズムを意識したアプローチが必須です。

    Baidu

    Baiduの検索ページ

    Baidu
    URL https://www.baidu.com/
    運営元 百度(中国)
    日本国内のシェア
    世界でのシェア 0.49%(6位)

    Baiduは、中国で最も利用されている検索エンジンです。中国でのシェア率の高さや、インターフェースが似ていることから「中国のGoogle」と呼ばれることもあります。

    Baiduは検索以外にも、動画・画像サービスやニュースサイトなど、中国人ユーザーのニーズにマッチしたサービスを展開しています。リスティング広告やアドネットワーク広告、インフィード広告など、広告の種類も豊富で、中国市場への進出を考える場合、見過ごせない存在といえるでしょう。

    Ecosia

    Ecosiaの検索ページ

    Ecosia
    URL https://www.ecosia.org/
    運営元 Ecosia GmbH(ドイツ)
    日本国内のシェア
    世界でのシェア

    Ecosiaは、植林活動に利益の80%以上を寄付している、地球環境に配慮した検索エンジンです。検索するほど多くの木が植えられる仕組みで、45回程度の検索で1本の木が植えられます。

    インターフェースはごくシンプルで、通常の検索のほかには画像・動画検索、ニュース、マップ検索と機能も多くありません。機能性よりも、理念に共感して利用するユーザーが多いと考えられるでしょう。

    NAVER

    NAVERの検索ページ

    NAVER
    URL https://www.naver.com/
    運営元 NAVER(韓国)
    日本国内のシェア
    世界でのシェア

    NAVERは、韓国でGoogleに次ぐシェアを誇る検索エンジンです。日本でいうYahoo!のようなサービスを展開しており、ポータルサイトとしても人気があります。

    検索結果は、検索意図に応じて辞典やニュース、動画などが出しわけられる仕様です。Webページが上部に表示されるケースが少ない反面、広告が10件以上表示されることもあるため、NAVERでのアプローチを考える場合、広告出稿を視野にいれておいたほうがよいでしょう。

    Brave

    Braveの検索ページ

    Brave
    URL https://search.brave.com/
    運営元 Brave Software, Inc.(アメリカ)
    日本国内のシェア
    世界でのシェア

    Braveは、2021年に開発されたプライバシーを重視した検索エンジンです。ユーザーの検索やクリックなどのデータを収集しないため、第三者に共有・販売されることがありません。

    また、独自のインデックスに基づいて検索結果を表示している点も特徴的です。以前は検索結果を決めるシステムの一部にBingを活用していましたが、2023年4月27日に完全に独立しました。これにより、ランク付け方法に真の透明性を確立したことになります。

    Startpage

    StartPageの検索ページ

    Startpage
    URL https://www.startpage.com/
    運営元 Startpage B.V(オランダ)
    日本国内のシェア
    世界でのシェア

    Startpageは、完全プライベートを実現する検索エンジンです。Googleの検索アルゴリズムを採用しているため、検索結果はGoogle検索とほとんど同じですが、位置情報や履歴をもとにパーソナライズされることはありません。

    たとえば、「コンビニ」と検索すると、Googleであれば現在地から近いコンビニがマップで示されます。一方Startpageの場合、マップは表示されず、上位表示されるのは大手コンビニチェーンの公式サイトがほとんどです。

    個人情報を保護しつつ、Googleの便利なサービスを利用したいというニーズを満たす検索エンジンといえるでしょう。

    Perplexity AI

    Perplexity AIの検索ページ

    Perplexity AI
    URL https://www.perplexity.ai/
    運営元 Perplexity AI(アメリカ)
    日本国内のシェア
    世界でのシェア

    Perplexity AIは、対話型AIを搭載した検索エンジンです。従来の検索エンジンでは、基本的に単語(複数の単語)で検索し、Webページが表示されるというものでした。一方、Perplexity AでIは、文章による検索に対して、人間と会話しているかのような自然な文章の回答が得られます。

    昨今話題のChatGPTと比較されることの多いPerplexity AIですが、ChatGPTは2021年9月までのデータをもとにしているに対し、Perplexity AIはインターネットの情報をリアルタイムで検索して回答を提供できるという違いがあります。回答には、情報ソースがリンク付きで表示されるため、手軽に情報を深ぼりすることも可能です。

    【目的別】Google以外でおすすめの検索エンジン

    個人情報保護に強い検索エンジン

    プライバシー保護の観点でおすすめの検索エンジンは下記の3つです。

    • DuckDuckGo
    • Brave
    • Startpage

    Googleは、ユーザーの位置情報や検索履歴、YouTubeでの動画視聴履歴等を収集しています。これらの情報は、検索結果や表示する広告などに反映させており、ユーザーが興味関心の高い情報を提供することに役立てています。

    Googleの個人情報を活用したサービスは、ユーザーの利便性を高める一方、重要な情報が漏れているのではと不安に思う人が多いのも事実です。

    一方で「DuckDuckGo」「Brave」「Startpage」は、ユーザーの安全性を確保することを重要視しています。それぞれ取り扱うデータに差がありますので、くわしく知りたい方は、各検索エンジンのプライバシーに関する見解をご確認ください。

    AI搭載の次世代型検索エンジン

    AIを搭載した検索エンジンとして、下記の2つがおすすめです。

    • Perplexity AI
    • Bing

    GoogleもAIを自社開発していますが、本格的な実装には至っていません。

    一方、Perplexity AIは、対話型の検索体験を実現しており、その精度の高さから人気を集めています。また、Bingに関しても、いち早く検索技術とAIをかけあわせたことで話題となり、利用者が増加傾向にあります。

    今後「AIを搭載した検索エンジン」が主流になるかもしれません。変化の渦中にある今、これらの検索エンジンに慣れておくと、変化にも対応できるでしょう。

    自分に合う検索エンジンを見つけよう

    検索エンジンによって重視していることが異なるため、検索結果や使い勝手に差があります。自身に合う検索エンジンを見つけるには、気になるものを1度使ってみるのがおすすめです。

    また、世界的にみてGoogleが圧倒的な人気を誇っていますが、国によっては他の検索エンジンのシェアが上位を占めていることもあります。ビジネスで海外進出を考えている場合、対象国でのシェアを確認した上で戦略を考える必要があるでしょう。

    ぜひ本記事を参考に、さまざまな検索エンジンを試してみてください。

    この記事を書いたライター

    樋口 可奈

    樋口 可奈

    運営元のJetB株式会社メンバーで優良WEB立ち上げから参加。得意ジャンルはSEO、マーケティングやEC分野。これまでに数百記事を執筆した経験を活かし、読者にわかりやすい記事を提供します。趣味はアイドルのライブや漫画鑑賞。

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    この記事を監修した人

    藤澤 尚也

    藤澤 尚也

    優良WEB編集長・JetB株式会社メディア事業部SV。前職の大手IT企業の同僚から誘いを受け、2018年に営業として入社。その後Webディレクターに転身し、3年以上経験を積む。多様な経験からくる幅広いWebリテラシーと持ち前の文章力を買われて優良WEBの編集長に抜擢。ベースとラーメン二郎をこよなく愛する。

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