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メールで相談する「Shopifyでは売れないから閉鎖しようかな・・・」
「ストアを一時的に停止させたい」
Shopifyを運営している事業者の中には、上記のように悩んでいる方もいるでしょう。
しかし、Shopifyの解約や一時停止をする場合、解約する前にいくつかの注意点があります。
そのため、本記事では以下の項目についてくわしくみていきましょう。
売上があがらない、戦略を考え直したいなどの理由で解約・一時停止を検討している方は参考にしてみてください。
Shopifyを解約する理由として想定される理由は、以下のものが挙げられます。
特に売り上げに関しては、他のECサイトである程度実績やノウハウがある、そもそもマーケティングや集客面に強みがあるなど、サイトや人材に対して独自の強みがなければ競争に勝ちにくい点もあるのは事実です。
ちなみに、Shopifyの場合はパートナーで収益を上げる方法もあるため、収益に関しては導入前にある程度計画しておくことが大切なポイントになります。
では、それぞれの要素についてくわしくみていきましょう。
解約理由として、売り上げがが確保できないケースが多いといえます。
Shopifyでは売り上げが発生しなくても月額料金が発生する点から、利用継続が困難になるためです。
期間限定の商品を販売した場合や、一時的に在庫がなくなった場合などは一時停止が選択肢になります。
販売できない期間であっても利用料金が発生するため、取り扱う商品のジャンルや特徴を把握しておきましょう。
Shopifyは数千種類のAPIを追加できるため、デザイン・機能面で使い勝手に優れるサイトであるものの、使い方が把握できてない・他のサイトを試してみたいという場合も一時停止・解約につながる理由になります。
ちなみに、Amazonや楽天、Yahoo!とも連携することが可能であるため、戦略を立てるためには一度ECモールごとの顧客の属性・売り上げを分析する必要もあります。
Shopifyの解約・一時停止について、実行する前に把握しておくべき内容があります。
ここでは、以下の3種類の内容と注意点について知っていきましょう。
ストアを完全に閉鎖するために解約してしまった場合、管理画面へのアクセスができなくなる点に注意が必要です。
そのため、完全に閉鎖する場合は、未払い料金の精算・アプリの停止・自動更新の停止を行いましょう。
しかし、同じストア名・myshopifyドメインは使用不可になるものの、ストアの閉鎖から90日間はストア情報が保持されるため、いつでも再開できる点は把握しておきましょう。
販売のみを停止したい際は、Pause and Buildプランを利用しましょう。
Pause and Buildプランは、ストアへのアクセスや編集は問題無く行うことが可能です。
期間限定で販売を行いたい時や在庫がなく注文を受けられない時、戦略的な立て直しが必要な場合に有効だといえます。
Pause and Buildプランの利用には、以下2つの注意点があります。
無料体験期間が終了してすぐの場合は、Pause and Buildプランを利用できないため、ある程度計画性を持ってShopifyを導入しましょう。。
販売だけでなく、ストア自体を一時的に停止するためのPauseプランがあります。
Pauseプランの注意点は、3か月間は管理画面からの編集も不可となるため、サイトに対する一切の作業が行えなくなることです。
また、3か月以内にストアの再開がなかった場合は、Pause and Buildプランにアップグレードされる点にも注意しましょう。
Pauseプランの利点は月額料金が発生しない点です。
Pauseプランも有料プランを60日以上使用している人だけが選択できます。
ここでは、具体的にShopifyを解約・一時停止する方法をみていきましょう。
解約までの流れは以下になります。なお、ストアオーナーのみ手続きの権限があります。
一時停止の際に活用できるPause and Buildプランに変更する方法もみていきましょう。
Pause and Buildプランでは、月々に支払うサブスクリプションが月額9ドルに減額されます。
ここでは完全にストア機能を停止させるPauseプランの手順に切り替える方法をみていきましょう。
それぞれの変更方法を把握したうえで、解約・一時停止をおこなつていきましょう。
Shopifyの解約・一時停止をする前に、行わなくてはならない作業があります。
未払いの精算や各アプリの解約が、Shopifyの解約後には行えなくなる可能性があるためです。
では、解約・一時停止の注意点についてくわしくみていきましょう。
解約・一時停止前には、未払い料金の精算をしましょう。支払い状況を確認したい場合は、管理画面にある【請求情報】をみれば把握できます。
Shopifyの利用では、1回限りの料金請求と定期請求があるため、とくに以下の定期請求には注意が必要です。
サブスクリプションに関しては前払いであるため、未払いは起きにくいといえるでしょう。
しかし、アプリ使用料金と取引手数料に関しては、確認して払い込む必要があります。
1回限りの料金には以下のものがあります。
それぞれの項目を確認し、未払いを解消していから解約・一時停止を行いましょう。
Shopifyの解約・一時停止をする場合は各アプリの解約も必要です。
忘れた場合、新たな請求が発生してしまう可能性があります。
稀なケースではあるますが、開発者との間でトラブルが起きる可能性もあるため、注意しましょう。
外部サービスによって購入したドメインは、手続きをする前に削除しましょう。
事前に削除しなければ、他のwebサイトでドメインが使えなくなるなどのトラブルが発生するケースも想定されます。
解約した月の月額料金は返金されないことを把握しておきましょう。
先払いでまとめて1年・2年・3年で支払っていた場合、残りの利用日数に応じて返金されることはないため、解約する際に注意が必要です。
Shopifyの利用を一時停止する際の注意点として、ストア内の表示や商品情報を変更しましょう。
一時停止手続きでは、販売は行えないものの、商品ページの閲覧は可能であるためです。利用者が商品購入できると勘違いする可能性があることから、問い合わせが来ないような表示が必要です。
例えば、商品価格を非表示にする・商品をカートに追加できないようにテーマを変更するなどの作業を行いましょう。
商品ページの閲覧を制限したい場合は、パスワードを入力しないと商品ページにアクセスできない仕様へ変更しましょう。
変更方法は以下の手順です。
ストアアクセス用のパスワードはトラブル防止のため、管理画面のログインパスワードと異なるものを選択することが大切です。
パスワードによるページの保護を解除する際は【パスワードページを有効にする】のチェックを外すことも意識しておきましょう。
一時停止したストアを再開したい場合は、以下の手順を実行しましょう。
再開できるのはストアオーナーとしてログインした場合のみです。
プラン選択をすれば一時停止が解除され再開できます。
なお、一時停止前に利用していたプランに戻るわけではないため、選択の際に確認しておきましょう。
解約・一時停止をする前に、
といった2つの手段を検討してみましょう。
扱っている商品だけでなく、事業者としてのノウハウやアピールする顧客層などマーケティング要素などもふくめたうえでShopifyの運営内容を把握しておくことで、様々な手段を検討できます。
Shopifyの月額料金がネックとなる場合、プランをグレードダウンさせる方法があります。
例えば、以下を参照するとスタンダードからベーシックに変更するだけでも、2倍以上の料金差がある点は把握しておきましょう。
料金(月額) | 特徴 | 取引手数料 | |
ベーシック | 29USドル | 利用できないサービスがあるが基本的な機能は揃っている | 2% |
スタンダード | 79USドル | 利用できるサービスが増える | 1% |
プレミアム | 299USドル | 高度なレポートビルダーや外部サービスの計算済み配送料が基本機能に含まれる | 0.5% |
店舗そのものの機能でいえば、ベーシックプランであっても基本的な機能は揃っているため、問題なく利用できるでしょう。
注意点としては、取引手数料のパーセンテージが高くなります(※Shopifyペイメントを使用しない場合)。
月額利用料と手数料、売り上げを対比し、プランを変更していきましょう。
プラン変更の手順は以下の通りです。
Shopifyでは、ストアを他の事業者に売却できるサービス「Exchangeマーケットプレイス」を用意しています。自社では、ストアを続けていくことが困難であると判断しても、ストアの閉鎖をしたくない場合に有効活用できる可能です。
注意点としては、日本のユーザーもExchangeマーケットプレイスを利用できるものの、日本向けのストアが少なく買い手がつかない可能性があります。
Exchangeはオークション形式ではなく、提示された価格による売買のみの取り扱いである点は把握しておきましょう。
解約・一時停止のやり方が難しいと感じた場合はサポートに連絡しましょう。
Shopifyの日本語サポートはメールのみである点に注意が必要です。
解約した場合は、管理画面にログインできなくなってしまうため、サポートの手を借りながら慎重に手続きすることが大切です。
メールサポートだけでなく、同じようにShopifyを利用しているユーザー同士で相談し合えるコミュニティの場も設けられています。
コミュニティを活用し、疑問を解決していきましょう。
本記事では、
Shopifyの解約・一時停止を考える理由や方法
解約・一時停止にあたっての注意点
について解説しました。
売れない・管理しきれないなどの理由で解約や一時停止を考えた際は、ストアの問題点を分析するところからスタートしましょう。
そして、項目ごとに一時停止・解約の手続きを進めていくことが大切です。
未払い料金の精算・他のアプリの利用停止などやることは多いものの、ひとつずつ確認すれば難しくはないでしょう。