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メールで相談する「中学校の魅力が伝わるホームページ制作ってどうすればいいのだろう?」
「参考になる中学校のホームページデザインが知りたい!」
中学校のホームページを制作していく上で、上記のような悩みを持つ担当者も多いのではないでしょうか。
ホームページには、中学受験を控えた受験生や保護者の方が多く訪れます。受験生や保護者は、掲載された教育内容や雰囲気を見て受験校を選択するため、求めている情報を簡潔にわかりやすくまとめ上げることが大切です。
本記事では、以下の項目について解説します。
ホームページ制作において重要なポイントをはじめ、参考にしたいデザイン事例の魅力や工夫に関しても詳しくみていきましょう。受験を控えている小学生や保護者の方に向け、教育内容や入試情報だけでなく学校の雰囲気や特色を感じ取れるようなホームページ制作の参考にしてみてください。
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ホームページ制作において、ターゲットユーザーの明確化は重要なポイントです。中学校のホームページには「どの中学校を受験しようか悩んでいる」受験生や保護者が多く訪れます。ホームページ上で受験生や保護者に中学校の魅力を伝えなければなりません。
ここでは、中学校のホームページを制作する上で大切な3つのポイントについて解説していきます。
中学校ホームページのターゲットユーザーは、主に小学生の子どもを持つ保護者です。進学前の小学生ではなく、保護者が中学校を決めるケースが多いでしょう。保護者に向けた内容を中心に掲載することを推奨します。
「入学者を増やすために、あらゆる人に見てもらうべきでは?」と、さまざまな層に向けた情報発信は避けましょう。ターゲットユーザーを絞らないと情報同士が衝突し、見づらいサイトとなる恐れがあります。ターゲットユーザーはしっかりと明確にしてください。
閲覧者に信頼感と安心感を与えるホームページを制作するためには、以下のような視点が大切です。
例えば、情報が複雑に乱立しており、どこをクリックすればいいのかわからないサイトに対し、訪問者は安心感を抱けません。「年間行事やお知らせの更新が5年前で止まったまま」など、更新・保守が行われていないと学校の信頼が落ちる可能性もあります。学校側が熱心に教育している様子は、イベント行事やお知らせなどの情報を頻繁に更新することで、保護者に伝わるでしょう。
掲載内容は、ターゲットユーザーが求めている情報を考えて決定することが重要です。しかし、どれだけ掲載内容が優れていても、見づらく更新が途絶えていては説得力にかけてしまいます。より説得力を持たせるためには、ユーザビリティに配慮したホームページ制作を心がけることが大切です。
学校行事やお知らせに関して、頻繁な更新を前提としたデザインにしましょう。情報発信をするたびに、HTMLやCSSなどのマークアップ言語を使用したプログラミングやプロにホームページ制作を依頼すると、記事の更新に手間や費用がかかってしまいます。更新が滞る原因にもなりかねないため、CMSの利用を推奨します。
CMSとは
コンテンツ・マネジメント・システムのことで、専門知識がなくても簡単に記事の更新が行えるツールです。ブログの投稿フォームに似ており、入力したテキストや画像など、自動で簡単にホームページへと掲載できます。
中学校のホームページに掲載すべきコンテンツは以下のとおりです。
中学校のホームページに掲載すべきコンテンツ
ここからは、それぞれのコンテンツを掲載したい理由について解説します。
進路実績・進学情報は必ず掲載しましょう。私立の中学校はエスカレーター式が多く、高校受験を必要としないケースもあります。進学先の高校が大学進学に有利かどうか気になる保護者は多いため、進路実績・進学情報を掲載すると安心感を与えられるでしょう。進路実績は、進学した人数を数値化し具体的に掲載することにより、保護者の信頼感を得られます。
中学校入学を検討する上で、大切な子どもがどのような教育を受けるのかを重要視するケースが考えられるでしょう。とくに保護者は、以下のような点について気にしています。
上記の視点で教育内容を具体的に掲載し、他校との差別化を図りましょう。
「校風が子どもに合っているか」「中学校の生活が子どもの成長にどんな影響を与えそうか」といった視点は、中学校の選択において決め手となる重要な部分です。
保護者は「子どもの自主性を重んじ、自立した生徒像を目指している学校か?」「生徒ひとりひとりの個性を大切にし、のびのびと過ごせる学校なのか?」など、様々なニーズを持っています。子どもに合っているかどうかを考える保護者がいることを踏まえ、学校の特色や施設紹介など校風を全面的に押し出したページを作成するとよいでしょう。
ホームページ制作において、クオリティの高い写真を掲載することが大切です。画質が荒いと古臭い印象を与えたり、信頼感を落としたりする可能性があります。学校生活の様子がわかる写真は子どもが学校で過ごす様子を連想させ、保護者の信頼感と安心感を獲得できるでしょう。
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ここからは、中学校のホームページで参考にしたいデザインを解説していきます。それぞれの中学校によってデザインの魅力や工夫は異なります。そのため、学校の教育内容や校風に適したデザインを参考にするとよいでしょう。
出典:比治山女子中学校
学校生活の様子が分かる写真を画面いっぱいに表示させて校風を伝えており、ピンクを基調としたカラーからは可愛らしさを感じさせるトップページが印象的です。登下校や勉強の様子、校舎の写真などがスライドショーで表示されます。
中高一貫校のため、進路状況のページに各大学へ進学した人数を数値化し掲載しています。進路学習は、写真と簡潔な説明文でわかりやすくまとめた保護者に信頼感を与える仕上がりです。
年間行事や1日の過ごし方、クラブ活動などが写真とともに掲載されているため、閲覧者は学校の雰囲気・特色を十分に読み取れるでしょう。保護者だけでなく、小学生自身が閲覧し進路を決める際にも問題のない内容となっています。
出典:神戸龍谷中学校
全体的に緑色と明朝体を使用し、統一感と信頼感を与えるデザインが特徴的です。トップページの下層にある年間行事は、画面の横幅を全て使用し掲載しています。横にスクロールすると、月々の行事が順番に確認できるような構造です。
教育内容や学校生活を抜粋し配置しているため、保護者は他のページに移動しなくても校風が掴めます。実際に通っていた卒業生からのメッセージを紹介することで、信頼感や信憑性も与えられるでしょう。
出典:福岡雙葉中学校
クオリティの高い写真と簡潔にまとめられた教育方針をトップページに配置したデザインです。トップページの限られたスペースを利用し、学校の雰囲気を伝えています。
施設案内のページでは、使用する画像を丸や四角に切り取って散りばめ、飽きのこないデザインに仕上げている点にも注目しましょう。遊び心のある飽きのこないデザインは、閲覧者のページ離脱を防げます。教育に関するページは画像や図を惜しみなく使用し、目で見ただけでも内容がすぐ入ってくるような仕上がりとなっています。
1日の流れ・年間予定のページは、時系列順に画像を並べてストーリー性のある仕上がりです。閲覧者が学校生活を想像しやすい魅力的な構成のデザインといえます。
幾何学模様を背景とし、ポップで飽きさせない印象を与えるホームページです。メインビジュアルのすぐ下にニュースを配置することで、活気ある印象を与えます。
ニュースは入試情報やお知らせ、学校生活に関する情報などジャンル分けされており、在校生と入学前の閲覧者への配慮を施しています。わかりやすさが追求された親切な工夫は、閲覧者の信頼獲得につながるでしょう。
中学校のクラス・コース紹介では図や写真を多く使用し、情報をわかりやすく伝えています。
出典:富士見中学校高等学校
白を基調としたシンプルなデザインに細めのフォントを使用し、繊細かつ洗練された仕上がりとなっています。校内の施設を360度パノラマビューで紹介されているため、実際に学校へ行って校舎内を見て回るようなオンライン上での探索が可能です。
各教科の取り組み方をクオリティの高い画像とともにわかりやすく紹介されており、教育内容を重視している保護者に対し信頼感を与える工夫が施されています。
1日の生活を紹介するページでは、アニメーションで時計がくるくると回るギミックやスクロールで写真が現れるような仕掛けを施し、遊び心のあるデザインとなっています。
トップページのメインビジュアルで複数枚の写真をスライドし、校風や生徒の学校生活を掴みやすいデザインとなっています。ニュースやメニューなどの要素は丸みのあるカード状に作成し、見やすく親しみやすい工夫が施されている点に注目です。
月に5~6回の頻度で記事をアップしているため、閲覧者は学校の活気や熱意を感じられるでしょう。ポップでどっしりとしたゴシック体とオレンジの暖色系のカラーリングにより、明るく楽しそうな印象が受け取れます。
出典:立命館守山中学校高等学校
ファーストビューが動画になっており、活発な学校生活をイメージさせます。下部には検索窓を設置し、閲覧者が知りたい情報を素早く見つけられるような工夫も。トップページには教育内容やSNS、ニュースなどをきれいに並べて情報に強弱がつけられているため、情報衝突が起こりにくい仕上がりです。
在校生や受験生、保護者だけでなく、卒業生に向けたページも用意されています。卒業後のフォローアップも充実していることが伺えるホームページといえるでしょう。
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出典:梅花中学校・梅花高等学校
女子高らしく華やかで可愛らしい色遣いが印象的なトップページです。女性に人気のパステルカラーが所々に使用されているため、やわらかい印象となっています。各コースの紹介ページでは、コースの魅力が簡潔に説明されており、どのような学習を行っているのかわかりやすい点にも注目です。
入試に関する複雑な情報も丁寧にまとめ上げ、色つきの表を取り入れた見やすい工夫が施されているため、初めてサイトに訪れた人も迷いにくい仕上がりといえるでしょう。
トップ画像がスライドショー になっていますが、どの画像もフォントなどにこだわりがあり、インパクトがあるデザインです。
施設紹介や行事などのページでもクオリティの高い画像が多数使用されており、学校の雰囲気がより伝わりやすくなっています。ニュースやトピックスなどの記事が充実しているため、閲覧者に活気のある印象を与えられるでしょう。在校生や卒業生だけでなく、入学に悩んでいる受験生や保護者も見ていて楽しめる内容となっています。
出典:甲南高等学校・中学校
白をベースに青と補色の赤を使用し、真面目さとエネルギッシュさが調和するようなデザインです。部活動紹介では文化部と運動部を分けて表示し、40近くの全ての部活に詳細ページが用意されています。入学前から部活動にも興味を持てるような仕上がりです。
生徒の声では、在校生の生の声を確認できます。実際の学校生活の様子を掲載し、受験生や保護者に信頼感や安心感を与えている点にも注目しましょう。中高一貫であるため、大学進学を見据えた進路学習に取り組んでいる様子もわかります。
進路実績は、大学を国公立大・私立大・海外・医学・甲南大学などに分類し、具体的な進学人数を掲載しています。将来を見据えて中学を受験する学生や保護者への配慮が感じられる構造です。
出典:北西学園女子中学高等学校
笑顔溢れる写真を画面いっぱいに広げたメインビジュアルが魅力的です。ニュース・トピックスの箇所には行事・お知らせをはじめ、部活動のみのニュースを集めた情報があります。小まめに更新している様子から、部活動にも力を入れていることが閲覧者に伝わるでしょう。
トップページには教育方針やキャリアデザイン、スクールライフ、部活動、アクセスなど11個の層が連なっています。それぞれ層ごとにデザインが異なっており、長いスクロールでも飽きさせない工夫が施されています。リンク先に飛ばなくてもスクロールのみで欲しい情報までたどり着ける点を見ても、ユーザビリティに優れたホームページといえます。
いかがでしたでしょうか。本記事では、
中学校の魅力が伝わるホームページ制作3つのポイント
中学校のホームページに掲載すべき4コンテンツ
ホームページの参考事例11選
について詳しく解説しました。
学校の特色によってデザインは大きく異なるため、トップページだけでも中学校の個性が出ます。中学校のホームページ制作において「ターゲットユーザーに対し配慮した内容」は、学校側が最も力を入れている傾向にあります。多くの閲覧者は、ホームページから無意識のうちに情報を敏感に感じ取り「校風があっているのか」「良い学校であるか」などを判断するでしょう。校風を正確に表現し、訪問者に配慮したホームページを制作することが重要です。
中学校のホームページは、小学生や保護者が受験するかどうかを検討する判断材料となります。
中学校の教育内容や入試情報の掲載をはじめとし、雰囲気や特色など他校にはない魅力が伝わるようなホームページを制作しましょう。
吉田哲也
コンサルタントの吉田です。Webのプロとして、現在までに累計50社程度のWeb制作に携わってきました。「知識がない方にもわかりやすいアドバイス!」がモットーです。お気軽にご相談ください!