BASEに商品説明の動画を導入するメリットは？動画導入方法や作成時のポイントも解説

「BASEで商品の魅力を効果的に伝える方法はないのだろうか」
「サイトのデザイン性を向上させるにはどうすればいいの？」

BASEでショップを開設したものの売上が伸びず、上記のような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

そんな方におすすめしたいのが動画の導入です。商品説明に動画利用すれば、顧客への訴求力を飛躍的にアップできる可能性があります。

本記事では、次の項目について解説します。

• BASEに動画を導入するメリット
• BASEのサイトで導入すべき動画の種類
• BASEの商品説明動画を作成するポイント

BASEに動画を導入する方法も解説しているため、売上を上げたい方はぜひ参考にしてください。

BASEのサイト構築に動画を導入するメリット

BASEのサイト構築において、動画を導入すると得られる主なメリットは3つです。

• デザイン性のあるサイトに仕上がる
• 商品を紹介しやすくなる
• 利用シーンをイメージできる

それぞれ詳しく解説していきます。

デザイン性のあるサイトに仕上がる

動画の最大の利点は、サイトのデザイン性の向上です。テキストや写真だけでは表現できない情報でも、動画を使えば詳細まで伝えられます。

また、ユーザーの注目を集めやすいのも大きなメリットです。撮影を工夫してすれば、商品の雰囲気や魅力、質感がよりリアルに伝わります。

結果として購買意欲の促進にもつながります。

商品を紹介しやすくなる

動画を使うと、短い時間で多くの情報を伝えられるため、商品の概要を伝えやすくなります。商品の動作や機能を実際に見せながら紹介すると、ユーザーは購入後のイメージを持ちやすくなります。

また、使用感やサイズ感は写真よりも動画の方が伝わりやすいです。実際に手元に届いた際に「イメージしていたものと違った」といったクレーム防止にもつながります。

利用シーンをイメージできる

利用シーンを見せると、ユーザーは商品を購入した後の姿が具体的に想像できるため、購買意欲が促進します。

加えて、商品の使いやすさや利便性も伝わるため、商品への興味付けも可能です。たとえば、収納グッズやガジェットなどは使用している動画があると、機能性や有用性が伝わりやすくなります。

BASEに動画を導入する方法

BASEでは「商品説明カスタムApp」と「HTML編集App」を活用すると、手軽に動画を導入できます。ここでは、それぞれの使い方を解説していきます。

商品説明カスタム App

商品説明カスタムAppは、BASEの商品ページに動画を挿入する時に便利なアプリです。YouTubeやVimeoなどにアップロードした動画のURLを商品説明カスタムに貼るだけで、商品ページに動画を表示できます。

HTMLやCSSの知識がなくても動画やスライドショー、見出しを追加設定できるため、誰でも簡単に高品質な商品ページの作成が可能です。

使い方

商品説明カスタム Appを使用して動画を追加するための手順は、次の通りです。

商品説明カスタムAppで使用できるパーツは「動画パーツ」「画像パーツ」「テキストパーツ」の3種類です。画像パーツは1枚のみとスライドショーの2種類が利用できます。

テキストパーツは「見出し」と「説明文」に分かれているため、画像の前に見出しを入れることも可能です。

ただし、「HTML編集 App」でカスタマイズしたテーマを利用中の方は、別途設定が必要です。未設定の場合は、BASE｜Developersを確認しましょう。

HTML編集 App

HTML編集 Appは、HTML・CSS・JavaScriptなどを編集し、より細かいデザインやレイアウトの調整を可能にするアプリです。カスタマイズの自由度が広がるため、自分好みのデザインに仕上げられます。

ただし、利用にはWeb制作の専門知識が必要なため、上級者向けのアプリです。また、編集はPC上からのみで、技術的なサポートは提供されていない点にも注意が必要です。万が一不都合が生じた場合、自身でメンテナンスを行いましょう。

使い方

HTML編集 Appを使用して動画を追加するための手順は、次の通りです。

HTML編集 Appで編集したテーマは、新機能や不都合修正のアップデートがあった際、自動更新が適用されません。そのため、自分で更新情報を確認し、反映させる必要があります。

また、動画のサイズを100％以外にするとレスポンシブにならず、スマホではみ出て表示されるため注意しましょう。

BASEのサイトに導入したい動画の種類

BASEのサイト内に導入すべき動画の種類は、商品の使い方や特徴・機能の紹介、顧客の声を集めて伝える動画などさまざまです。多彩な種類の動画を活用し、商品説明の内容を充実させましょう。

利用方法を伝える動画

利用方法を伝える動画の掲載すれば、ユーザーに概要を簡単に伝えられます。商品利用のデモンストレーションを含めると、操作手順や使用上の注意点がわかるため便利です。

利用方法を伝える動画を作成する際は、次の点を意識しましょう。

特徴や機能を紹介する動画

特徴や機能を紹介する動画は、商品の魅力や利点を伝えやすく、顧客の購買意欲を促進する効果があります。商品の特徴、競合商品との差別化ポイントなどを示す動画に仕上げることが大切です。

商品の特徴や機能を紹介する動画は、次の点を考慮して作成するとよいでしょう。

顧客の声を伝える動画

商品を使用した顧客の感想や体験談は、訪問者に信頼感を与えるために役立ちます。

ECサイトにおいて、商品購入の決め手として多くの顧客が見るのはレビューです。そのため、商品の価値や効果がリアルに伝わるように、顧客の生の声や表情を動画で見せることが大切です。

次の点を意識して作成すると、より効果的な動画に仕上がるでしょう。

BASEの商品説明動画を作成するポイント

BASEに掲載する商品説明動画を作成する際に、意識すべきポイントは以下の3つです。

• 顧客のニーズを意識する
• 商品の強みを盛り込む
• 継続的に更新する

それぞれくわしく解説していきます。

顧客のニーズを意識する

動画を作成する前に、ターゲットとなる顧客のニーズや関心事をリサーチし、悩みや疑問などの課題を洗い出す必要があります。顧客のニーズを無視して動画を作っても、ターゲットに商品の魅力が伝わらず、購入にはつながりません。

顧客のニーズを把握するために年齢や性別などの属性を調査し、ペルソナを設定することが重要です。ターゲット層の属性やライフスタイルを基に考慮し、動画の内容を決めましょう。

商品の強みを盛り込む

商品説明の動画制作において、商品の強みや独自性のアピールは不可欠です。競合商品との差別化ポイントを明確にし、商品の特徴や機能を具体的かつ分かりやすく説明しましょう。

顧客からの高評価を得ていたり、業界で賞を獲得したりしている場合にも、動画で紹介すれば信頼性や優位性を訴求できます。実際の使用例や効果などをデモンストレーションで示し、優れている点を明らかにしましょう。

継続的に更新する

動画を継続的に更新すると、常に新鮮な情報を提供できるため、長期的に顧客の関心を惹く効果が期待できます。下記は、継続的に更新するためのアイデア例です。

季節の変わり目や特定のイベントに合わせて商品説明動画を更新し、タイムリーな情報を提供しましょう。また、新商品の登場や既存商品の改良時にも、情報更新は重要です。

また、定期的に顧客から寄せられる質問やリクエストを集めてもよいでしょう。Q＆A形式の動画を作成して更新すれば、顧客の悩みや不安の解消につながり、ショップのイメージアップにも効果的です。

業界のトレンドや最新ニュースを取り入れれば、自社で提供している商品の分野について知識があることをアピールでき、信頼につながります。

【ジャンル別】商品説明動画を作るポイント

商品説明動画を作るポイントを以下のジャンル別に解説します。

• ファッション
• 化粧品
• 家具・インテリア

ファッション

ファッション業界においては、トレンドや着こなしのポイントを正しく伝えることが重要です。

ファッション商品の魅力を引き出すには、ブランドイメージと合うモデル選びが大切です。ターゲットに合ったモデルを選定し、着用イメージを正しく伝えましょう。

顧客の多くは、商品を購入する際にコーディネートや着こなしを重視しています。そのため、動画で異なるスタイルやアイテムとの組み合わせを提供すると、購買意欲を高められます。

また、ファッションでは商品の品質や素材感なども、購入の決め手となる重要な要素です。詳細な説明は、着用モデルの表情や仕草などで上手く表現し、動画を制作しましょう。

加えて、ファッションは季節ごとに変わるため、動画で季節感を反映させることも大切です。たとえば、春夏向けの商品は、暖かい陽気を感じさせる明るいトーンの映像。秋冬向けの商品は、暖かみを感じられるような映像で演出すると効果的です。

化粧品

化粧品の紹介動画では、使用感や効果を具体的に伝える必要があります。

化粧品の使用前後で効果を明確に示す動画の制作が最適です。視覚的な説明やデータ・数値を用いると効果が伝わりやすくなります。加えて、使用方法などをステップ形式で丁寧に説明すれば、購入への誘導力が向上します。

製品が無添加やオーガニックであれば、安全性をアピールすることも重要です。品質管理についての説明も加えると、顧客からの信頼を得られます。

また、年齢や肌タイプなど、ターゲット層に合わせて悩み別に適した商品のラインナップも紹介しましょう。最後に、購入者からのレビューや体験談を掲載すると、購買意欲が高まる動画が完成します。

しかし、化粧品の場合過剰な製品アピールや効果を誤解させる内容を含めると、薬機法に抵触する可能性があります。

動画の制作前に薬機法についてしっかり理解、公開前に問題がないか綿密な確認を行いましょう。

家具・インテリア

家具やインテリアの魅力は、写真だけでは伝わらない場合が多いです。しかし、動画を利用するとデザインやカラーバリエーションなど、さまざまな角度から商品の魅力を伝えられます。

家具・インテリアでは、デザイン性や機能性、実際の使用シーンなどの詳細を伝えることが重要です。また、デザインコンセプトやデザイナーの背景情報も追加すると、商品の魅力が引き立ちます。

動画で実際の使用シーンやスタイリング例を提示すれば、インテリア全体のイメージが広がるでしょう。加えて、収納機能や組み立て方法、耐久性・耐荷重など性能面の説明も入れると、顧客の疑問や不安の解消につながります。顧客のライフスタイルやニーズに合わせた提案をして購買意欲を高めれば、売上向上も期待できます。

まとめ

本記事では、

BASEに動画を導入するメリット
BASEのサイトで導入すべき動画の種類
BASEの商品説明動画を作成するポイント

などについて解説しました。BASEのサイトに商品説明動画を導入すると、デザイン性が高まるだけでなく、より商品の魅力が伝わりやすくなります。各ジャンルごとに特徴を活かした動画制作が求められるため、顧客のニーズに応じたアプローチが必要です。

また、動画制作においては顧客の声や商品の強みを盛り込み、継続的な更新も重要となります。今回の記事を参考に商品説明動画を活用し、商品の魅力を最大限に引き出して売上アップにつなげましょう。