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メールで相談する「ブラックハットSEOって何?」
ここ数年の間にWeb業界に入った方は、ピンとこない方も多いのではないでしょうか。
「ブラックハットSEO」とは、Googleのガイドラインに反して不正に検索順位を上げようとする手法のことです。代表的な手法には「購入した被リンクを大量に設置」「隠しテキスト・隠しリンク」などがあります。
本記事では、
を中心に、SEO初心者の方にもわかりやすく解説します。「知らないうちにペナルティを課せられてしまっていた…」なんてことにならないよう最後まで読んで、日々のSEO対策にお役立てください。
ブラックハットSEOとは、検索エンジンのアルゴリズムを逆手にとり、不正に検索順位を上げようとする手法のことです。Googleは、基本方針として以下の4点を掲げています。
- 検索エンジンではなく、ユーザーの利便性を最優先に考慮してページを作成する。
- ユーザーをだますようなことをしない。
- 検索エンジンでの掲載位置を上げるための不正行為をしない。
- どうすれば自分のウェブサイトが独自性や、価値、魅力のあるサイトと言えるようになるかを考えてみる。
上記の方針に反するサイトが、ブラックハットSEOにあたります。反対に、ガイドラインに沿い、ユーザーにとって有益な質の高いコンテンツを作成し、検索上位を狙う手法のことをホワイトハットSEOと呼びます。
ブラックハットSEOを行っている、とGoogleに判断されてしまった場合「手動による対策」がとられます。簡単に言うと「ペナルティが課される」ということです。ペナルティの内容は以下のようなものがあります。
ブラックハットSEOと判断されると、該当ページだけでなくサイト全体の評価に悪影響が及ぶことも。
1度受けたペナルティは二度と解除されず、サイトごと作り直さないといけないケースもあるなど、ブラックハットSEOはとてもリスクのある施策です。
検索順位を決めるGoogleのアルゴリズムは何度も変更を繰り返し、現在に至ります。
Google検索エンジンの歴史のなかでターニングポイントとも言えるのが「ページランク」「ペンギンアップデート」「パンダアップデート」です。
ページランクは、多くの被リンクを獲得したページを高く評価するアルゴリズムで、1998年にGoogleの創設者の1人であるラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンによって発明されました。
このアルゴリズムは、学術論文の評価の考え方から着想を得たもの。研究の世界では、多くの研究者に引用されている論文が高い評価を得ています。「よく引用されている情報は信頼がおける」という考え方をWebサイトの評価に取り入れることにしたのです。
それにより、検索精度は一気に高まりました。他社の検索エンジンを追い抜き、現在のGoogleの一強時代を作ったきっかけともいえます。
しかし、多くのSEO業者はこのアルゴリズムの隙をついた手法で上位表示を狙うようになったことで、状況は一変します。コンテンツの質などは一切度外視し、とにかく大量の被リンクを貼ることで、人気があるページのように見せかけるという手法が出回り始めました。これがブラックハットSEOの始まりです。
2000年代には、被リンク購入(ペイドリンク)を用いたブラックハットSEOが横行。質の高いコンテンツを適切に評価することを目的として取り入れられた評価基準だったはずが、低品質なコンテンツが検索上位を独占するようになってしまいました。
これはユーザーにとってもGoogleにとっても思わしくない状況です。Googleはそうした状況を打破すべく、ブラックハットSEOに対する対抗措置としてアルゴリズムのアップデートを行いました。それがペンギンアップデートとパンダアップデートです。
ペンギンアップデートは、自作自演の不正行為を取り締まるアルゴリズムです。2012年4月から取り入れられるようになりました。下記のような不正を行うサイトがペナルティの対象です。
パンダアップデートは、低品質のコンテンツを取り締まるアルゴリズムです。2012年7月から取り入れられ、下のような不正を行うサイトをペナルティの対象としました。
一方、検索ニーズに沿った良質なコンテンツを掲載しているサイトの評価を高め、検索結果上位に表示されるようになりました。
ペンギンアップデートとパンダアップデートにより、ブラックハットSEOで成果を上げていたサイトの多くが検索順位を落とされたり、インデックスから削除されるといった厳しいペナルティが課されることになりました。
小手先のSEO対策が通用しなくなったことでブラックハットSEOに依存していた業者は撤退し、インターネット上から悪質なコンテンツの多くが姿を消したのです。
ブラックハットSEOの手法は近年のアルゴリズムに適しておらず、サイトにとってプラスになることは無いため取り入れることは絶対にやめてください。
ただし、手法を知らないと気づかないうちにブラックハットSEOに該当してしまうケースもあるため、以下で紹介していきます。
企業から大量のリンクを購入する、というブラックハットSEOの代表的な手法です。ページランクが導入され、ペンギンアップデートとパンダアップデートが適用されるまでの時代に横行していました。
今でも被リンクは検索順位の評価基準として重要視されていますが、あくまでナチュラルリンクに限られています。
未だに被リンクの販売を行っている業者の中には「うちのリンクは良質なので大丈夫です!」と謳っている業者が多いですが、鵜呑みにするのは禁物です。
リンク販売を行っている業者は、ユーザーに無益で極めて品質の低い「コンテンツファーム」をリンク元としている場合がほとんど。SEO対策の業者側からすると、リンク元のコンテンツの品質を低くするほど利益が出るため、本当に良質なリンクなどまず無いといって良いでしょう。
リンクファームは相互リンク集とも呼ばれています。自社サイトを登録することで、サービスに登録されているサイト全てから被リンクが得られる仕組みです。手軽に被リンクが得られる手法として数多く利用されていました。
前述のコンテンツファームと似ていますが、コンテンツファームはSEO業者が販売するためのリンクを生成するためのサイトなのに対し、リンクファームは相互リンクをお互い貼り合う媒体のため業者が介在することはまずありません。
ディレクトリ登録とは、ポータルサイトのカテゴリに登録することを指します。大手サイトからのリンクが獲得できるためSEO効果があるとされてきました。
しかし、2013年に国内のディレクトリサイトに対してペナルティを課したことで、ほとんどのディレクトリサービスが終了、もしくはリンクにnofollowがつくようになり現在はSEO効果が無い施策となっています。代表的だったディレクトリサービスは、2018年にサービスが終了した「Yahoo!カテゴリ」などです。
サテライトサイトとは、SEO対策や集客のために本サイトとは別に立ち上げたサイトのことです。衛星サイトとも呼ばれます。
サテライトサイトの質が高く、自然な文脈で本サイトのリンクを貼ることは、むしろSEOに効果的です。しかし、質が低く更新もあまりされていないようなサテライトサイトは、Googleが禁止する誘導ページ(ドアウェイページ)と判断される恐れがあり、ペナルティの対象となります。
かつて対策キーワードが多く入っているコンテンツを高く評価していたことが原因で、キーワードスタッフィングとも呼ばれるキーワードの乱用が横行していました。この手法はユーザビリティを低下させ、検索順位に悪影響を及ぼす可能性があります。
特にSEO初心者の方はとにかくキーワードをたくさん盛り込めば良い、と考えられることが多いですがそれは明確に誤りです。
隠しテキスト・隠しリンクとは、テキストやリンクの存在をユーザーに発見されにくいようにしつつ検索エンジンには読み取れるようにする手法です。具体的には、文字の色を背景色と同化させたりフォントサイズを0に設定して隠すといった手法が用いられます。
対策キーワードを多く盛り込み有益なサイトに見せかける自作自演で、ペナルティの対象となる行為。悪気なくやってしまいGoogleからブラックハットとみなされる代表例です。
仮に「デザイン的におしゃれだから」という理由で白の背景にアイボリーの文字を入れたとしても、隠しテキストとみなされてしまうので注意しましょう。
ワードサラダとは「文法的には間違っていないが支離滅裂」な自動で生成されたテキストコンテンツのことです。「被リンク用のサイトに載せるテキスト」を作成する時間を省略するために用いられました。
現在でも稀に見られる手法ですが、以前に比べ検索エンジンの制度が上がり、ユーザーにとって有益なコンテンツではないことがすぐに見透かされてしまうようになったため、徐々に減ってきています。
クローキングとは、検索エンジンとユーザーにそれぞれ異なるコンテンツを表示させる手法のことです。
検索エンジンが好まないようなコンテンツをユーザーに見せたいときに用いられます。例えば、Flashなどを多用した複雑な構成のページを閲覧者に見せたいときなどです。
検索エンジンにHTML構造がシンプルなページを見せることで検索順位の下落を避けることができますが、ガイドラインでは禁止されています。
コピーコンテンツとは、他サイトのページと全く同じ、もしくはよく似ている内容やコンテンツのことです。他サイトの一部を抜粋し「参考サイト」「引用」「出典」の記載とリンクがあれば問題ありませんが、そういった記載もなく丸ごとコピペをしてしまうと場合によっては著作権侵害にあたる恐れも。
著作権侵害は、ブラックハットSEO以前の問題です。当然、Googleからもペナルティになる可能性が高いですし、場合によっては著作権者からGoogleに対して「デジタル・ミレニアム著作権法違反」の通報がいくこともあります。通報が認められた場合、当該ページは検索結果からただちに削除されますので注意しましょう。
自サイト内でのコピーコンテンツは?
自サイト内でのページのコピーは、無断でコピーされたものではないのでペナルティの対象ではありません。しかし、サイト全体のコピー率が高い場合「重複コンテンツ」として評価を下げられることがあります。
意図的ではなく、何らかの原因で知らないうちに外部のサイトに隠しリンクや隠しテキストが貼られた場合にも、ペナルティが課されることがあります。
このようなことが起こらないよう、定期的に被リンクを調べたりGoogleからの警告が届いていないか確認しましょう。
Google Search Consoleで[セキュリティと手動による対策>手動による対策]を選択することで、スパム判定されたか確認ができます。
上の画像のように「問題は検出されませんでした」と表示されればスパム判定されていません。「手動による対策」が行われている場合は、実施された回数が表示されます。
近年「AIを使ったSEO対策」という言葉を耳にすることが増えてきました。もし本当に効果が出るのであれば、いち早く導入し、SEO対策の手間から解放されたい方も多いのではないでしょうか。
しかしこの「AIを使ったSEO対策」は従来型とはまた違う、新たなブラックハットSEOになってしまうのではないかと予想されます。
近年「アレクサ」や「Siri」といったAIアシスタントは身近な存在になりましたが、話しかけても求めている答えが返ってこないことは多々あります。最先端のAIでも現在の技術ではそのレベルです。
SEOにおいて最も重要な「良質なコンテンツを作成する」ことを任せようと思っても、人間が読んで違和感のない文章を作る技術はまだありません。
かつてコンテンツ作成の手間を削るために用いられたワードサラダに比べると性能は格段に上がっていますが、AIに任せっきりにできるようになるまではまだ時間がかかりそうです。
今後AIはさらに進化し、人々の生活の助けになるでしょう。今後SEO対策においてもポイントで取り入れられることが増えてくるかもしれません。しかし、その存在に甘んじてしまうことは避けるべきです。現在のAIのレベルではSEO対策をするのは、不可能だといえます。
ブラックハットSEOを行うことで、短期的には良い結果が現れるかもしれません。しかし、いつアルゴリズムが変わって通用しなくなるかわかりませんし、いつペナルティの対象となってしまってもおかしくない状況です。
Googleの隙をつくことに注力し、体力を消耗するくらいなら本当にユーザーが求めるものとは何かを考え、質の高いコンテンツを作ることが得策です。
そうすることで、Googleのアップデートを恐れる必要はなくなります。むしろアップデートを重ねるほど質の高いコンテンツが正しく評価されるようになるため、喜ばしいことです。
本記事を参考に自身のサイトのSEO施策を見直し、今後の改善に役立ててみてはいかがでしょうか。