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ChatGPTで論文やレポートの作成はできる?便利な活用法も解説!

田邊 竜大

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田邊 竜大

ChatGPTで論文やレポートの作成はできる?便利な活用法も解説!

「ChatGPTを使って論文は書ける?」
「ChatGPTを活用してレポートを簡単に作成できないだろうか?」

このような疑問をもっていませんか?ChatGPTは2022年11月にリリースされたばかりですが、すでにユーザーは1億人を突破。現在世界中で注目されている対話型AIです。

ChatGPTは短い文章による会話はもちろん、お題を提示すれば小説のように長く複雑な文章の出力も可能となります。そのため論文やレポート、読書感想文などをChatGPTに執筆させようとしている人も増えています。

しかし、ChatGPTは2021年までの情報からしか文章を出力できず、まだAIも完璧ではないため、完全に信頼できる文章を出力してくれるわけではありません。

この記事では、

  • ChatGPTによる論文作成の可否
  • ChatGPTを使用したレポート作成のコツ
  • ChatGPTの便利な活用法

などについて解説しています。ChatGPTが今できることを理解し、自分に合った使い方を模索してみましょう。

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現時点では、ChatGPTで論文やレポートの作成は難しい

ChatGPTに論文やレポートの作成を全て任せるのは、現状では難しいでしょう。

ChatGPTは長い文章であっても、人間が書いたような自然な文章を出力できます。アメリカのペンシルバニア大学ウォートンスクールの教授がChatGPTにMBA(経営学修士課程)の最終試験を受けさせてみたところ、合格したという実例も報告されています。しかし、誤情報を含んでしまうなどのミスも多く、教育現場での大事な試験や課題に文章をそのまま利用してしまうのはリスクがあります。この章では、ChatGPTが抱える課題について解説していきます。

信頼できる情報とは限らない

2023年2月現在、ChatGPTは誤った情報を出力する場合があり、完全に信頼できるほどのツールではありません。第一に、ChatGPTが出力する情報は2021年9月までのデータをもとにしているので、最新の情報は回答できません。また、2021年以前の情報でも、誤った情報を出力してしまう場合が多々あります。

以下は、筆者が実際にChatGPTに質問を行った際の画像です。試しに「FIFAランキング」とだけチャットしてみました。

chatgptに「FIFAランキング」と質問した

一見、文章に間違いは無いように思えますが、各国におけるサッカーの強さを示すFIFAランキングの更新頻度は、月に1回ではありません。2022年にFIFAランキングが更新された回数は6回のみなので、この情報は間違いです。

では、なぜChatGPTは間違えてしまったのでしょうか?実は、FIFAランキングは2018年までは月に1回更新されていました。そのため、ChatGPTは2018年までの情報をもとにした文章を作成してしまったと推測できます。

続いて、ChatGPTに「FIFAランキング10位までの国を教えて」と質問してみました。

chatgptに「FIFAランキング10位までの国を教えて」と質問した

ChatGPTは、2021年9月以降のデータは搭載していないはずなのにも関わらず、2023年2月最新のFIFAランキングについて回答してきました。しかし、質問時の最新のFIFAランキング(2022年12月データ)とは異なっており間違いです。このように、ChatGPTは誤った情報を出力する場合があるのです。

著作権に注意が必要

ChatGPTが出力する文章の著作権には注意が必要です。OpenAIの利用規約には以下のような記載があります。

As between the parties and to the extent permitted by applicable law, you own all Input, and subject to your compliance with these Terms, OpenAI hereby assigns to you all its right, title and interest in and to Output. 

引用:OpenAI利用規約

和訳:両当事者の間で、適用される法律で許可される範囲において、お客様はすべての入力を所有し、お客様が本規約を遵守することを条件として、OpenAIはここに、出力に対するすべての権利、権限および利益をお客様に譲渡するものとします。

2023年2月時点での利用規約では、出力された文章の著作権は文章を入力したユーザー側にあると記載されています。しかし、2022年12月に利用規約が更新されるまでは「商用利用を禁止する」旨の記載があったようです。法整備が追いついていないこともあり、AIによって生み出されたコンテンツの著作権はグレーな部分が多いといえます。

現段階では、論文やレポートにChatGPTを使用しても、著作権に問題は無いうです。ただし、今後も利用規約が変更される可能性は大いにあるので、注意が必要です。特に、商用利用とみなされるようなコンテンツへの使用は、しばらく様子をみるべきでしょう。

ChatGPTを使用禁止する海外事例

海外では、ChatGPTを使用したレポートの作成がすでに禁止されている大学や教育委員会もあります。禁止されている理由としては、子供の考察力や問題解決能力の低下が懸念されるという点です。ChatGPTの使用が禁止されている学校のパソコンからは、ChatGPTのWEBサイトにアクセスできないようになっています。

しかし、ChatGPTが生み出す文章は一見自然で、AIによって生み出されたものと判断できません。そのため、学校側が使用を禁止したとしても、「ChatGPTによって作られた文章を判別できなければ、生徒はバレないのでは?」と思う方も多いのではないでしょうか。

ノーザンミシガン大学の学生は、ChatGPTに書かせたレポートを提出したところ、ChatGPTを使用したレポートであると教授に見破られてしまったようです。実は、ChatGPTは人間が書くような文章を完全に生成できるわけではなく、検出ツールを使えばChatGPTを使ったかどうかが簡単にわかります。

AIの検出ツールはどんどん増加しています。中でも話題になったのが「GPTZero」というプリンストン大学の学生が作成したツールです。GPTZeroは250語以上の文章を入力するだけで、AIによって作成された文章を判断します。また、文章をChatGPTに入力し、「この文章はAIによって作成された文章ですか?」と質問するのも効果的です。ただし、100%判別できるわけではないので過信は禁物です。

ChatGPTを使用したレポート作成のコツ

ChatGPTは使い方を工夫することで、論文やレポートの執筆に役立つツールとなります。この章では「ChatGPTを使用したレポート作成のコツ」を紹介します。ぜひ参考にしてください。

アイデア出しに使う

レポートのテーマがなかなか決まらないときは、ChatGPTにアイデアを出してもらうといいでしょう。

例えば、経済学部の学生が「興味のある経済のトピックについて調べ、問題点や今後の課題などを自分なりに考察しなさい。」というレポートを提出しなければならないと仮定します。そこで学生は、「どのようなテーマにすべきか」のアイデアをChatGPTに問いかけてみました。

chatgptにアイディアを出してもらう

このように、ChatGPTは質問の意図を汲んだアイデアを5つ紹介してくれました。興味のあるアイデアがなければ、「~の分野で教えてください。」や「他のテーマを5つ追加で紹介してください。」などの質問を追加してみましょう。より精度の高い回答が返ってきます。

アイデア出しでChatGPTを使用する場合、直接レポートに執筆する内容を質問するわけではないので、AI検出ツールに引っかかる心配はありません。テーマ選定がうまく進まないときは、ChatGPTに頼ってみてはいかがでしょうか。

出典元を記載させる

ChatGPTは信頼性に欠ける文章を生成する場合があるので、「生成された情報が正しいものなのか」を人間が判断する必要があります。ChatGPTに出典元を記載させれば、人間が元の記事を読み、すぐに情報の正誤を判断できます。事実情報をChatGPTに出力させる場合は、「出典元も記載して。」「URLも記載して。」と一言付け加えるようにしましょう。

細かく具体的に質問する

ChatGPTは長文で質問することによって、細かい指示が可能となります。しかし、長文の質問はこちらの意図が伝わりづらく、思ったような回答が得られない傾向にあります。ChatGPTに質問をする際はレポートのテーマを細分化し、いくつかの短い質問に分けましょう。回答結果をつなぎ合わせれば、テーマに関して詳細に記述された文章が手に入ります。

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ChatGPTの便利な活用法

ChatGPTは文章の生成だけではなく、文章の要約や翻訳、校正もできるツールです。必要に応じて活用しましょう。

要約

ChatGPTは、文章の後に「この文章を要約して」と入力するだけで簡単に要約してくれます。要約の精度は高く、専門家であってもChatGPTで書かれたとは見抜けない場合があります。

ノースウェスタン大学は、専門家に人間とChatGPT、どちらが書いた要旨なのかを見抜かせる研究を行いました。結果として、専門家はChatGPTで作られた要旨のうち、32%は本物だと認識しました。

また、要約だけでなく、国語の問題のような「要素の抽出」も可能です。下記の画像をご覧ください。

chatgptnに要素を抽出させている

このように、ChatGPTは文章を理解し必要な要素のみを抽出することも可能です。

調べ物などで長い文章を読むのが大変な場合は、ChatGPTに要約や重要なポイントの抽出をしてもらい、効率的に情報収集を行いましょう。

翻訳

ChatGPTは翻訳ツールとしても使用できるので、論文執筆に欠かせない情報のリサーチにも役立ちます。高精度な翻訳ツールとしてDeepLというサイトがありますが、ChatGPTの翻訳精度も高いレベルに到達しています。現段階では、翻訳の精度だけを比べるとDeepLに軍配が上がりますが、ChatGPTは翻訳と同時に条件を追加できるので、

  • 英文中の動詞だけを抽出
  • 誤訳の訂正、検出
  • 「だ、である調」で生成するなどスタイルの指定

なども可能となります。このように、ChatGPTはDeepLに比べると翻訳の精度は劣りますが、幅広く指示出しできるのが特徴です。

校正

ChatGPTは校正ツールとしても使用できます。文章と共に「この文章を校正して」と入力すれば、誤字や脱字を訂正した文章を生成してくれます。校正機能を日本語の文章に使う機会は少ないかもしれませんが、英作文の添削やプログラミングコードのチェックなど、様々な用途で活用できます。

今後ChatGPTの規制はどうなる?

ニューヨークやシアトルの教育機関の一部では、すでにChatGPTの使用が禁止されており、イギリスの学術誌である「Science」も「AIは論文の著者にはなれない」と述べました。今後AIによって生成されたテキストの規制については、ますます議論が進められることでしょう。

ここからはあくまで仮定になってしまいますが、そもそもAIによる文章が規制される主な理由は

  • 子供の思考力や問題解決能力の低下が懸念されること
  • AIが出力された文章の著作権が定まっていないこと
  • AIが出力した情報の責任の所在が定まっていないこと

などが挙げられます。子供の思考力や問題解決能力の低下は恐らく避けられないので、教育現場での規制は今後も進んでいくと推測されます。

一方で、AI分野の法整備が進んでいけば、著作権や責任に関する問題は解決に近づくと考えられます。加えて、AI技術による情報の精度がより高まれば、教育機関以外での規制は徐々に緩和される可能性があります。

まとめ

ChatGPTは便利なツールですが、論文やレポートの作成にそのまま使用するべきではありません。しかし、ChatGPTの言語処理は精度が高いため、限定的な使い方をすれば有用なツールとして活用できます。

  • アイデア出し
  • 調査資料の収集
  • 論文要旨の作成、要約

以上のような使用方法であれば、論文やレポートの作成に効果的です。ただし自分自身でも情報を調査したり、追記したりすることが必要であることに変わりはありません。ChatGPTの有効な活用方法を考え、論文やレポートの執筆を効率化してみましょう。

ChatGPTを御社の営業マンや接客スタッフに

この記事を書いたライター

田邊 竜大

田邊 竜大

運営元のJetB株式会社メンバー。YouTubeやTikTokなど、さまざまなSNS運用をしていた経験を買われて優良WEBに参画。「難しいことをシンプルに」をテーマに記事を執筆。休日はフットサルかゲームをして過ごしている。神奈川県出身。

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この記事を監修した人

佐々木 健人

佐々木 健人

JetB株式会社ゼネラルマネージャー。2013年から大手IT企業にてSEO・SEMに携わり、2017年より優良WEB運営元であるJetB株式会社に入社。営業やマネジメントの経験を積み、現在は優良WEBの管理やマーケティングに従事。

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