「CMSを使用することになったけど、種類が多すぎてどれを選べばいいのかわからない…」
「どのCMSが人気なんだろう?」
「自社に合うCMSはどれ?」
などの疑問を抱えている、Web・マーケティング担当者になったばかりのそこのあなた!有料・無料を含めて様々な種類のCMSが存在しますが、優良WEBでおすすめしているのはWordPressです。本記事では、
- おすすめCMS3選
- CMSの種類
- オープンソース型CMS4種
- オンプレミス型CMS4種
- クラウド型CMS4種
について、図・写真・表を用いて、わかりやすく解説していきます。WordPressをはじめとした何種類かのCMSを種類別にピックアップして比較していますので、CMS選びの参考にしてみてください。
目次
優良WEBおすすめのCMS3選
- オープンソース型:WordPress
- オンプレミス型:Movable Type
- クラウド型:Pattern Style CMS
優良WEBのおすすめのCMSは、上記の3つです。ぜひ、この後注目してみてください。
CMSの種類

大きく分けてオープンソース型と独自開発型の2つに分類されます。独自開発型に関しては、オンプレミス型とクラウド型の2種類がある、ということを覚えておきましょう。
①:オープンソース型CMS
オープンソース型とは、CMSのプログラムコードが無料で公開されている、誰でも利用可能なライセンスのことです。
デフォルトの状態だと必要最低限の機能のみが利用できます。機能が少ないことをマイナスに感じる方も多いかもしれませんが、その分、操作方法を覚えるための工数をかけずに済みますよ。
独自開発型との決定的な違いは、豊富なプラグインを利用して機能の拡張が可能なので、ベースを好きなようにカスタマイズして、オリジナルのCMSを作ることもできるということです。
ただし、カスタマイズしたり管理するにはそれ相応の知識が必要なので「時間をかけて独学で努力する」「知識がある人材を雇う」「制作会社に依頼する」のうち、いずれかを選ぶことになります。
②独自開発型CMS
独自開発型とは、制作会社などが独自にカスタマイズして制作したCMSのことで、商用CMSとも呼ばれています。オープンソース型よりも、サポートが手厚く、アップデートも簡単にできるのでWeb初心者の方におすすめです。
独自開発型の中でも、自社でサーバーを用意するオンプレミス型と、インターネット上のサーバーを利用するクラウド型の2種類に分かれます。
オンプレミス型CMS
自社内の設備で情報を管理するので、オープンソース型やクラウド型CMSと比べて情報漏洩のリスクが少なく、セキュリティ面で安心して利用できるタイプのCMSです。
このタイプのCMSは自社専用にカスタマイズして作られるので、表現の幅が広くこだわったWebサイトを作ることが可能。ただし、自社でサーバーを用意・管理しなければならず、費用がかさみます。
クラウド型CMS
クラウド型CMSは、自社でサーバーを用意する必要がないため、初期費用がオンプレミス型に比べて格段に安いです。
登録後は面倒な設定作業がないため、すぐに使用できる場合が多いのも特徴。特別な設定をせずとも、モバイルからアクセスできるなど、オンプレミス型よりも短時間でWebサイトが作れるCMSというイメージで良いでしょう。
ただし、オンプレミス型よりもカスタマイズ性が限定的だったり、利用年数や利用人数によってはオンプレミス型よりも高額になる場合があるなどのデメリットもあります。
【オープンソース型】CMS比較(早見表)
ここからは、オープンソースのCMSを4つ紹介していきます。
サイト規模 | 特徴 | 拡張機能の数 | インストール難易度 | |
WordPress | 小規模~大規模 | ・利用者数が世界№1 そのため、本・動画・サ イトなど解説ツールが多い |
2019年時点 で有効イン ストール数 は5万5000 以上 |
中:ある程度知識がある 人向けに説明文があるが、 初心者には難しい |
Drupal | 中規模~大規模 | ・80か国以上の言語に対応し ている ・日本向けのマニュア ル、デザインが用意さ れている |
推定:3万3,310 | 高:英語表記なので理解 に時間がかかる |
Joomla! | 中規模~大規模 | ・海外での評価が非常 に高い ・国連機関の一部でも 採用されている |
約5,000 | 高:初期設定方法につい て明記されていない |
SOY CMS | 小規模 | ・国産のCMS ・拡張機能が豊富 |
記載・まとめ 共になし |
低:インストール方法 がPDF形式でわかりや すく説明されている |
オープンソース型CMS①:WordPress
出典:WordPress
【概要】
WordPressは、言わずと知れた世界最大級の無料CMSですが、もともとはCMSとしてではなくブログツールとして開発されたシステムでした。
しかし、バージョンアップを繰り返していくうちにWordPressはCMSとしての機能を兼ね備えるようになり、現在ではCMSとして認知されています。ブログ・コーポレートサイト・ECサイトなど、あらゆる目的に対応できるCMSになりました。
ちなみに、CMSとブログツールには、
- CMSは大量のWebページに対応可能だが、日記などの頻繁な更新は不向き
- ブログツールは日記などの頻繁な更新には適しているが、規模の大きいWebサイトの構築は難しい
という違いがあります。
【特徴】
1番の特徴は、プラグインとテーマが多いことです。
インストールしたばかりの状態では必要最低限のツールしか入っていません。そこに自社で必要なツールを選び、クオリティの高いオリジナルCMSを作り上げていくようなイメージです。
テーマに関しては、世界各地のWebデザイナーやエンジニアが制作した数多くのテンプレート作品が存在。さらに、知識さえあればそのテンプレートを改良してオリジナルのものを作ることも可能なので、テーマの幅はさらに広がります。
また、利用者多い分、解説している本や動画、サイトが多いので独学でも始めやすいCMSです。
オープンソース型CMS②:Drupal

出典:Drupal
【概要】
Drupalは、大手グローバル企業から教育機関、政府機関などを含めた、世界の100万サイト以上で使用されているオープンソース型CMS。信頼できるCMSがゆえに、Drupalを取り入れたサービスを展開している代理店も多いです。
利用者が多い分、提供する側の人数も多く、1万5,000人以上の技術者がDrupalを日々改善しています。無料のオープンソース型CMSでありながら、数千万以上のハイエンドCMSと並び称される製品です。
【特徴】
最大の特徴はセキュリティが強固であることです。オープンソース型CMSはソースが公開されているため、サイバー攻撃を受けやすいことは周知の事実ですが、Drupalのセキュリティの強固さは有名で、ホワイトハウスなどの国家機関でも使用されています。
そんなDrupalでは、セキュリティチームが専門で用意されていて、常にシステムの情報を管理しているとのこと。
セキュリティ評価は、5段階評価で周知され、その度にシステムのアップデートが行われています。利用者が毎回アップデートを行っていれば、常に最大のセキュリティで守られていることになりますね。
オープンソース型CMS③:Joomla!
出典:Joomla!
【概要】
Joomla!はDrupal同様、海外で人気のオープンソース型CMSで、世界シェアは2位です。エッフェル塔やハーバード大学の大学院のホームページもJoomla!を使って構築されており、ビジネスサイトや公共機関のサイトに最適だといわれています。
あのマクドナルドやIKEAなどの大手企業でも使用されるなど、大規模なサイトにも対応可能です。
公式サイトは英語表記ですが「Joomla! JAPAN」という日本人用の公式サイトが別に用意されていて、そのサイトにアップデート情報や拡張機能の入手方法など、必要な情報が載っています。英語が苦手な方でもスムーズにインストールできますよ。
【特徴】
特徴としては、初心者でもカスタマイズしやすいことが挙げられます。
Joomla!は初めから必要な機能が備わっていたり、拡張機能をインストールする際も、WordPressよりも簡単に実行できる点が魅力的です。WordPressの場合PHPというプログラミング言語の知識がなければデザインや機能の拡張ができません。一方Joomla!の場合は、PHPの知識がなくても拡張できる範囲が広いのです。
オープンソース型CMS④:SOY CMS
出典:SOY CMS
【概要】
SOY CMSは、集客力を意識したWebサイトを作るための国内で作られた、オープンソース型CMSです。国内で作られたものなので、サポート(有料)も日本語で対応してくれます。今まで紹介したオープンソース型CMSは、
- 外国製なのでサポートが日本語対応されていない
- 対応していても掲示板のような場所での情報共有のみであることが多い
など、個人間での手厚い日本語サポートを実施しているCMSはありませんでした。
SOY CMSは日本語サポートのオプションが用意されているので、初心者だったり、何かあった時に頼れる場所が欲しいと考えている方に向いています。
【特徴】
EC用の拡張機能に力を入れていることもあり、ショッピングサイト制作のためにこのCMSを導入している事例が多いです。
公式サイト内の「SOY Shop」という拡張機能の説明欄に「月商数十万円~1億円程度のショップで導入事例があります」と記載されていることから、オープンソース型でありながら商用としても申し分ないシステムを兼ね備えたCMSであるということがわかります。
ギャラリーページ作成のための「SOY Gallery」や、ランディングページ作成のための「SOY LPO」など、コンバージョン率を上げるために必要な拡張機能が用意されていることも特徴です。
【オンプレミス型】CMS比較(早見表)
料金 | サイト規模 | 特徴 | インストール難易度 | |
Movable Type | 198,000円 | 中規模~大規模 | ・ページを表示速度が速い サイトが制作できる ・写真のリサイズを自動で 行ってくれるプラグインが ある |
高:導入方法の記載は あるが、CMSの知識が なければ導入は難しい |
SITEMANAGE | ・初回料金50万円 ・各サイトプラグ イン代金 →EC:135万円 コーポレート:15万 円 ポータル:125万円 |
小規模~大規模 | ・コントロールパネルの カスタマイズができる ・CMSでありながら、 Webデザイナーが1から デザインをつってくれる |
中:インストールまで の具体的な流れの記載 はなかったが、操作レ クチャーは5万円です ると記載されていた |
a-blog cms | 初期費用:5万5,000 円 バージョンアップ 費用:年/1万1,000円 |
小規模~中規模 | ・編集画面を開かずに公開 ページ上で編集可能 ・HTMLやCMSの知識不要 で装飾がつけられる |
高:無料CMSと同様、 基本自力でインストー ルし、不可能な場合は 制作会社に頼む |
A-BiSU | 記載なし(準備中) | 小規模 | ・ASPサービスと連携した ECサイトを制作可能 ・レコメンド機能でSEO対 策も可能 |
中:流れの記載はなか ったが、デモサイトを 遠隔操作で表示可能と の記載があったので、 サポートをしてくれる 可能性がある |
オンプレミス型CMS①:Movable Type
出典:Movable Type
【概要】
Movable Typeは、オンプレミス型とクラウド型、どちらも用意されていて、日本国内で5万サイト以上に導入されているCMSです。具体的な使用率としては、
- 日経平均株価構成銘柄の54%
- 東証一部上場企業の35%
- 日本国内の大学の43%
- 国立大学に絞ると81%
となっています。
通常のオンプレミス型とクラウド型以外にも「記事の公開申請、承認処理機能」のプラグインがセットになったプランと、商用データベース対応の大規模運用環境用プランの、4つを用意しているとのことです。
【特徴】
多くのCMSが動的サイトを生成することが多いですが、Movable Typeでサイトを制作すると静的サイトが生成されるので、他のCMSに比べてページの表示速度が速いです。
Movable Typeのプラグインの中に、写真のリサイズを自動で行ってくれるものがあるのも、表示スピードの速さに関係しています。
画像を追加したりリサイズするのはサーバーにかなりの負担がかかる上に、工数がかかります。しかし、このプラグインを使った場合、サーバーに負荷をかけるのは、アップロードの時のみであるため短時間でサイト構築が可能。
画像を大量に使用するギャラリーサイトやECサイトを制作する場合に、いいかもしれません。
また、Movable Typeはセキュリティ面が強いといわれています。その理由は、自動でアップデートしてくれるので常に最大のセキュリティ対策が施されている状態であるからです。
オンプレミス型CMS②:SITEMANAGE
出典:SITEMANAGE
【概要】
SITEMANAGEは、「直感的に操作できること・業務的な固い運用ではなく楽しくホームページが作れること」をコンセプトに開発されたオンプレミス型のCMSです。
このCMSはオンプレミス型には珍しく、インストール段階では必要最低限の機能しか設置されていません。オープンソース型CMSのようにプラグインを重ねてオリジナルのものを作っていくようなCMSです。
なお、プラグインは100種類以上用意されているので、欲しい機能が必ず見つかると公式サイトで謳われています。
オプションサービスも豊富で、Google Translation APIと連携して多言語のコンテンツ作成をサポートする機能や、決済サービスと連携できる機能などが用意されているとのことです。
【特徴】
コンセプトの「楽しくホームページを作ること」通り、コントロールパネルを自由にカスタマイズできるという特徴があります。
具体的には、プラグインの名称を自由に変更できたり、プラグインをよく使う順などに並び替えできたり、自分好みに編集画面のテーマカラーの変更が可能。編集画面にも遊びを施すことで、編集者のモチベーションを上げ、サイトの更新を促しています。
多くのCMSがテンプレート化されたデザインを提供していますが、SITEMANAGEはプロのWebデザイナーが1から自社のためだけのデザインを作ってくれるので、他社サイトと差別化を図ることができますよ。
オンプレミス型CMS③:a-blog cms
出典:a-blog cms
【概要】
a-blog cmsを開発したのは、有限会社アップルップルという名古屋のWeb制作会社です。Web制作会社が開発していることもあり、知識豊富なスタッフからのサポートをメール・オンライン・対面で受けられます。
a-blog cmsはPHPのコードの記述は不要で、HTMLとCSSで構築できるので、サイバー攻撃を受ける可能性が低いCMSです。バージョンアップはセキュリティ対策のためではなく、最新機能が欲しい場合のみに実行すればよいのでメンテナンスコストが低くて済みます。
さらに、a-blog cmsはデフォルトの状態でも充実したカスタマイズ性を有しているため、プラグインという概念が存在しません。
【特徴】
最大の特徴としては、編集画面に移動せずとも公開されているページ上で直接更新が可能ということです。通常のCMSは、編集画面を開かなければページの内容を更新できません。
しかし、公開ページを直接更新できることで、レイアウトの確認をするために編集画面と公開ページの行き来する必要がなく、作業時間が短縮できます。文字の編集だけではなく、ドラッグ&ドロップするだけで構成を変更できるので直感的なレイアウト変更が可能です。
管理画面から編集する際もデフォルトの状態で装飾などが揃っているので、面倒なコードを入力することなくデザインを調整できます。
オンプレミス型CMS④:A-BiSU

出典:A-BiSU
【概要】
A-BiSUは自らを次世代型CMSであると謳っています。その訳は、マーケティングに必要な「レコメンド機能・SEO対策・コンテンツ編集・問い合わせ対応管理・アクセス解析・A/Bテスト」など、様々な機能を搭載しているからです。
- ユーザーの関心が高そうな記事やコンテンツを自動紹介する機能
- AIが自動でA/Bテストをしてくれる機能
など、単なるブログツールではなく、集客のためのサイト作りを助けるツールが多数用意されています。
【特徴】
次世代型CMSというだけあって、今までのCMSとは異なる特徴を持っています。
カラーミーショップとショップサーブというASPサービスと連携したECサイトを制作することが可能。決済やマイページなどバックヤード側の管理をすべてASP側に任せることができます。
通常のCMSは、決済サービス会社と個別に契約を結ばない限りは、サイト内でクレジットや電子決済の支払い方法を選択できないので、その手間とコストが削減できるのはメリットです。
「レコメンド機能」という、ユーザーのサイト内での閲覧履歴を基に、興味がありそうな事柄をAI分析し、当てはまる記事やコンテンツを自動で紹介する機能がついているので、直帰率を下げるのに効果的で、SEO対策にも繋がります。
【クラウド型】CMS比較(早見表)
料金プラン | サイト規模 | 特徴 | サポート | |
Pattern Style CMS |
【CMSサーバのみ構築】 初期費用:240,000円~ 月額費用:78,000円/月~ |
中規模~大規模 | ・外国語対応したサ イトが作れる ・CMS活用について の無料セミナーを定 期開催している |
・サイト制作、マー ケティング、セキュ ティなど多方面でサ ポートがある ・24時間365日監視 されていて、故障な どにも迅速に対応 |
RCMS | 【スタンダードプラン】 初期費用:44,000円 月額利用料:11,000円 |
中規模~大規模 | ・カスタマイズ性が ある ・サポートが手厚い |
・申し込み後すぐ に利用開始できる ・サポートサイト が用意されており、 写真を用いてわか りやすく説明され ている |
Wix | 【アドバンスプラン】 月額費用:1,300円 【ビジネスプラス プラン】 月額費用:2,600円 |
小規模~中規模 | ・CMSの知識とHTM Lの知識どちらも必要 ない ・こだわったデザイ ン やいろいろな機能を 初心者でも実装でき る |
・購入方法の専用記 事が用意されている ・専用サポートも用 意されている |
BlueMonkey | 【CMS BlueMonkey SS】 →共用サーバープラン 月額費用:5.5万円 【CMS BlueMonkey 専用スタンダード】 →専用サーバープラン 月額費用:7.7万円 |
小規模~中規模 | ・集客力のあるサイ ト制作 ・コンサル要素がある |
・サポートサイトが 用意されている ・電話、メールでも サポートしてくれる |
クラウド型CMS①:Pattern Style CMS
【概要】
BIGLOBEが提供する「Pattern Style CMS」は、国産CMSの「WebRelease 2」とBIGLOBEのマネジメントサービスがセットになったクラウド型CMSです。このCMSは、コーポレートサイト制作をメインとしています。
ご存知の方も多いかと思いますが、BIGLOBEは、人々が安心・安全・快適にインターネットを利用できることを目指し、メールやブログ、ホームページ管理、セキュリティ対策、会員サポートなどのサービスを提供している会社です。
サイトの制作・運用だけではなく、SEO対策とMEO対策を含んだマーケティング事業の支援サービス(別料金)も行っています。
【特徴】
インターネット事業の会社が提供するCMSなだけあって、セキュリティ面で安心できるということが特徴です。サイバー攻撃によるWeb改ざんを検知する「Webサイト改ざん検知(GRED)」や、サイバー攻撃されやすい環境になっていないかを毎日チェックする「脆弱性診断(SCT SECURE)」が用意されています。
さらに、24時間365日BIGLOBEのデータセンターで保守専門チームが監視して稼働状況を管理。アラーム検出時には迅速に対応するとの記載があるので安心して利用できます。
その他、CMS活用についての無料セミナーを開いているなど、CMS初心者でも安心して利用できるサービスが豊富で、Webサイト制作会社に依頼しているのと変わらないくらい手厚いサービスが受けられることも特徴です。
クラウド型CMS②:RCMS
出典:RCMS
【概要】
RCMSは「世の中の90%以上のWeb構築はシステム化できる」という考えでつくられたCMSで、クラウド型プランが2つとオンプレミス型プランが1つ用意されています。
大手企業や大学などあらゆるジャンルの導入事例があり、コーポレートサイト・求人サイト・コミュニティサイト・オウンドメディアサイトなど幅広いサイトの作成に対応。
- ECサイトならカート機能や決済代行接続の機能
- コミュニティサイトならコメント管理や掲示板の機能
- メールマガジン発行
など、各サイトに合わせた250種類を超える豊富な機能がデフォルトで用意されているので、本格的なWebサイトを作ることができます。
【特徴】
RCMSはデフォルトでも多くの機能が備わっていますが、拡張性が高いことが特徴として挙げられます。
通常、クラウド型はオンプレミス型に比べてカスタマイズ性が低いです。しかし、RCMSはクラウドのメリットである安価なライセンスで運用ができると同時に、オンプレミスのメリットである自社に合わせてカスタマイズされたCMSが利用できます。
拡張機能開発後も開発元の株式会社ディバータがしっかり管理しており、不明点や不具合には電話やメール等ですぐに対応してくれるので安心です。
クラウド型CMS③:WiX
出典:WiX
【概要】
WiXはビジネスサイトからECサイト、ブログまで様々な目的に対応可能な機能を備えたクラウド型CMSです。料金プランは4つあり、500円のプランから、ロゴ作成まで含まれたVIPプランまで用意されています。
通常プランの他に「ビジネス&Eコマースプラン」という拡張機能を集めたプランが別に用意されていて、SNSチャンネルで販売できる機能やサブスクリプションに対応した機能が備わっているとのことです。
SEO対策についても、オリジナルツールの「Wix SEO Wiz」を使って簡単に実践できます。
【特徴】
WiXはホームページ制作ツールとして提供されているので、PHPやHTMLコードを入力しなくても、あらかじめ用意されているコンテンツをマウス操作だけで簡単に移動が可能。まったくのWeb初心者の方でも簡単に始めることができます。
スライダーや画像ギャラリーが追加できる機能があり、そこに好きな画像をマウスで選択するだけで、簡単にWebサイト内に動的な写真を設置できるのです。
SNS連携やチャットツールも、クリックするだけでサイトに追加できるので、Web初心者でもプロ並みにこだわったサイトが簡単に作れるということが最大の特徴です。
クラウド型CMS④:BlueMonkey
出典:BlueMonkey
【概要】
BlueMonkeyは、タレントの指原莉乃さんを起用したCMが印象的な「Cloud CIRCUS」が提供するCMS・オウンドメディア構築に特化したサービス。プランは4種類あり、
- 1台のサーバーを複数の会社で共用するプランが2つ
- 自社専用のサーバーのプランが2つ
用意されており、サイトの目的や会社の規模によって選択可能。
ECサイト用・コーポレートサイト用などサイトの目的ごとにテンプレートが用意されているそうです。拡張機能を選んでインストールしなくても、すでにテンプレート内に機能が備わっているので、文字や画像を埋め込むだけで目的ごとの専門的なWebサイトが作れます。
【特徴】
BlueMonkeyは、提供元がデジタルマーケティングに特化した会社なので、集客力に強いサイトを作れるという特徴があります。
Webサイト制作前に各分野に精通したプロフェッショナル集団が実績に基づいて、最適なホームページを提案。その上で、マーケティングを意識してサイトを構築します。
作り終えてからも、Google広告やIndeed広告の出稿をサポートしてくれたり、コンテンツマーケティングやメールマーケティングなどホームページの運用を効率的に行うための対策を行うとのこと。
ゆえに、コンサル業務がセットになったCMSというイメージが一番近いかもしれません。
様々なCMSを比較して、自社に最適なものを見つけましょう!
今回は、オープンソース型・オンプレミス型・クラウド型のCMSを4種類ずつ比較表とともに紹介していきましたが、いかがでしたか?CMSの種類ごとに特徴が異なるのはもちろん、同じ型のCMSでも少しずつ得意としていることやターゲット層が異なります。
ぜひ、この記事を参考にしながら自社に合ったCMSを選び、魅力的なWebサイトを制作していきましょう。