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メールで相談する「家電通販サイトを作りたいけど、どんなデザインにしよう?」
サイト制作を検討していても、デザインがなかなか決まらず悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
家電通販サイトでは、単にデザイン性に優れていること以上にユーザーにとってわかりやすいサイト設計と購買意欲を高める工夫を施すことが重要です。
本記事では、
について解説していきます。サイト制作の参考にしてみてください。
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ここまで説明してきたように、ユーザーにとって分かりやすいサイト設計、購買意欲を高める工夫が家電通販サイトには求められます。ここでは、サイトをデザインするにあたって意識したいポイントを、実際の家電通販サイトの事例を用いて説明していきます。
出典:XPRICE
ファーストビューで新生活など季節ごとのキャンペーンや話題のゲーム特集への導線が設置されており、幅広いユーザーに対して興味を持ってもらいやすいデザインです。トップページにはキャンペーン情報、売れ筋ランキング、カテゴリー、お客様の声などが掲載されており情報量が多いものの、まとまりがあってシンプルに感じられます。
上部メニューの商品カテゴリーを開くと、たくさんあるカテゴリーがすっきりと整理されているほか、カテゴリー選択後のページでは絞り込み検索で詳細まで絞り込める仕様になっており、見やすく使いやすいです。
出典:ecカレント
セール情報が一番はじめに目に入り、さらにキャンペーン情報が流れるスライドが設置されているので、ユーザーに回遊してもらいやすいデザインといえます。サイドバーに設置されたカテゴリーにカーソルを合わせると、より細分化されたメニューが表示されるので、スムーズに商品まで辿り着くことが可能です。
家電通販サイトは情報量が多く見にくくなりがちですが、ecカレントにおいてはレコメンドや売れ筋ランキングなど必要な情報は網羅しつつも、全体的に余白が十分にとられていて、背景も白とシンプルでスッキリとした印象に仕上がっています。
出典:エディオン
エディオンは大手家電量販店の1つであり、商品点数が多い一方でトップページをシンプルにまとめることで、ページの表示速度を早くしておりストレスを感じにくいです。
サイドメニューのカテゴリーでは、メニューをクリックしたときに展開されるサブメニューにたくさんのジャンルが表示されるので、一覧性が高く目的のページへ早く辿り着きやすくなっています。トップページ真ん中あたりには季節家電や話題のジャンルがアイコンで表示されており、商品ページへのアクセスをうまく促進しているデザインです。
出典:+style
IoT家電を販売する通販サイトである+Styleは、具体的にIoTでどのようなことができるのかをファーストビューで訴求しており、IoTの複雑なイメージを払拭しています。トップページを眺めているだけで、「IoTでこんなことができるのか」という気付きがあるので、興味を持ってサイトを閲覧してもらえるデザインです。
商品ページへの導線はカテゴリー表示だけでなく、目的や利用シーンの選択も用意されており、ユーザービリティが高くなっています。
出典:家電のSAKURA
卸値での販売を売りにしている家電のSAKURAは、ファーストビューの目立つ部分に話題の商品への導線を配置しており、ユーザーの興味をひきやすいデザインとなっています。新商品やレコメンド商品に複数ジャンルを掲載しているので、目的のジャンルのものがあればクリックされやすいです。取り扱いジャンルが多いことをアピールすることで、目当ての商品が見つかるかもしれないという期待を高めています。
出典:Joshin
新商品とおすすめ商品の画像がスライドして、ジャンルごとに次々と紹介されていくので、ページを移動することなく興味のある商品をスムーズに閲覧できます。商品数が多いにも関わらずページの表示速度は早いので、快適に買い物を楽しむことが可能です。サイドバーにあるカテゴリーメニューの種類も多く、探している商品のジャンルを見つけやすいです。
出典:アイリスプラザ
文字だけだと見にくくなりがちなサブメニューに写真が掲載されており、ひと目でジャンルがわかるように工夫されています。複数のランキングを用意しており、特にタブをクリックするだけでジャンルが切り替えられるカテゴリー別ランキングは、ページ移動がなく軽快に閲覧することが可能です。
商品の使い方のレクチャーやレビューを掲載しているWEBマガジンの発行も行っているので、使用時のイメージが湧きやすく購入につながりやすいといえます。
しつこい営業一切ありません!
出典:itoh shop
生活家電からデザイン家電まで幅広く取り扱うitoh shopの通販サイトは、高画質の写真とフォントによって上質な雰囲気を演出しています。文字を画像の中に組み込んでいるものが多く、見やすい印象です。商品画像は高画質な写真を使用し中央に配置することで、まとまりのあるデザインに仕上がっています。
出典:ビックカメラ
割引情報やビックカメラで買い物をするメリットを、ファーストビューに表示することで購入を促進しています。カテゴリーメニューはメインメニューに配置されていても見つけにくいこともありますが、ビックカメラの通販サイトではトップページを少しスクロールすると中央部分にカテゴリーが表示されるので、スムーズな商品探しが可能です。トップページ下部にはおすすめ商品に関する紹介記事を掲載しており、購買意欲を高める工夫を施しています。
出典:秋葉原アウトレットプラザ
秋葉原アウトレットプラザは新品からアウトレット品、中古品などを取り扱う家電通販サイトであり、ファーストビューにて新品を低価格で提供できるという自社の強みをアピールしていることが特徴です。低価格でありながらも、メーカー品を提供することを宣言しているので、偽物をつかまされるのではないかといったユーザーの不安を払拭しています。また、商品タイトルに新品や取り寄せ品などの説明を盛り込むことで、購入時に間違えないように対処されています。
家電通販サイトで押さえておきたいポイントは次の4つです。
これらのポイントを押さえることで、ユーザーの使いやすさや購買意欲を高められるので、それぞれの項目を確認しておきましょう。
欲しい家電があっても、具体的な商品名や型番がわからないと商品ページへ辿り着けないこともあります。実店舗と違い商品の一覧性が低い家電通販サイトでは商品をスムーズに探せる工夫が必要です。商品のジャンルを分けてカテゴリーメニューを設置しておけば、メニューを辿って商品ページへ到達できるので、通販サイトでの買い物に慣れていないユーザーでも使いやすいデザインとなります。
実店舗に比べて商品説明が手薄になりがちなのが家電通販サイトの弱点ですが、動画を活用することによって克服できます。商品説明を動画にして商品ページに設置すると、実店舗さながらの詳しい商品説明ができ、商品の魅力を伝えやすくすることが可能です。
また、コミュニケーションが取りづらい通販ショップであっても、動画で説明を行うことでユーザーとの距離を縮められます。
実際に商品を使用するシーンの紹介によって、生活における必要性を訴求できるので、購買意欲の向上につながります。ユーザーの中には潜在的な悩みを抱えていても、自分では気付いていなかったり、解決を後回しにしていたりする人もいるでしょう。
商品説明文にどのような場面で利用するのか、どんな悩みを解決する商品なのかを具体的に記載することで、イメージが湧きやすくなり、購入の促進が期待できます。商品を実際に使用している動画もあると、より伝わりやすいでしょう。
ページの表示速度はユーザーの利便性に大きく関わる重要なポイントです。家電通販サイトでは商品を見比べる際に商品ページを行き来することが多いため、ページの表示に時間がかかるとユーザーはストレスを感じてしまいますし、場合によっては、アクセス自体されないことにもつながりかねません。さらにSEOにおける評価も下がり検索順位が下がってしまうおそれがあります。
このように、表示速度が遅いことによるデメリットは大きいため、サーバーを強化したり、商品ページのデータ容量を圧縮したりするなど、早く表示する工夫が必要です。
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家電通販サイトに必要と思われるコンテンツは次の4つです。
これらはユーザーの購買意欲を高めたり、リピートにつなげたりする重要なコンテンツです。それぞれのコンテンツの内容と効果を説明します。
商品を購入した人のレビューは、取り入れたいコンテンツの1つです。実際の購入者のレビューがあると、購入を検討している人の参考になります。
良いレビューと悪いレビューの両方が書き込まれる可能性がありますが、悪いレビューには丁寧に返信を書き込んでおく、または適宜対応の上非公開にすることが大切です。悪いレビューをそのままにしておくと、購入を検討している人の不安があおられて購入をやめてしまうおそれがあるので、こまめな管理が必要です。
また、レビューを書き込んでもらうために、次回購入時に使えるクーポンを進呈するなどのインセンティブを用意しておくと良いでしょう。
品切れとなった商品の再入荷に関するお知らせは、家電通販サイトに必須のコンテンツです。目的の商品が品切れしているとサイトを離脱し、他のサイトへ移ってしまいます。品切れになってしまっても次回の入荷日を記載したり、再入荷通知メールを設置することで、売り逃しや他サイトへの流出を防げるでしょう。
家電通販サイトの売り上げを大きく左右するのが、カートリマインド機能です。カートリマインド機能を導入すると、カートに商品を入れたままサイトを離脱したカゴ落ちユーザーに、未購入の商品が残っていることを通知でき、サイトに戻ってきてもらいやすくなります。
カゴ落ちユーザーは、商品を購入しようと思っていたり、購入しようかどうか迷っている内に忘れてしまったりしていることが多いので、カートリマインドによって通知することで購入に至る可能性が高いです。カートリマインド機能は必ず設置するようにしましょう。
ユーザーの閲覧パターンや関連性に合わせた商品の提案を行うレコメンド機能を採用していると、まとめ買いしてもらえる可能性が高まります。目的の商品に取り付けるアタッチメントや交換部品など、ユーザーにとって必要と思われる商品を提示することで、気付きを与え購買を促します。
レコメンド機能の導入により客単価のアップが見込めるので、結果として売り上げアップにつながるでしょう。
家電通販サイトをデザインする際には、ユーザーが商品を探しやすく、購買意欲が高まるような設計を意識することがポイントです。実店舗での買い物と違い、どこに目的の商品があるかわかりにくいので、商品のカテゴリー分けをしっかり行いましょう。カテゴリーはサブメニューなどを使ってメインメニューよりも細かいカテゴリーを表示するようにし、文字だけでなく写真を活用すると商品を探しやすくなります。
商品を購入した後のイメージを湧かせることで購買意欲が高まりやすくなるので、商品を使っている写真や活用例、使用方法を積極的に紹介するようにしましょう。
吉田哲也
コンサルタントの吉田です。Webのプロとして、現在までに累計50社程度のWeb制作に携わってきました。「知識がない方にもわかりやすいアドバイス!」がモットーです。お気軽にご相談ください!