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【無料・有料】Shopifyで人気のテーマ6選!テーマをカスタマイズする方法も紹介します。

鈴原 千景

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鈴原 千景

Shopify 人気テーマ6選

「Shopifyのテーマってなに?」
「自社に適したテーマってどうやって選べばいいの?」

Shopifyを利用し始めたばかりの方で、上記のような疑問を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?テーマとは、デザインテンプレートのことです。Shopifyには、無料・有料どちらのテーマもあります。本記事では、

  • Shopifyのテーマとは
  • Shopifyのテーマを選ぶ前にやるべきこと
  • おすすめテーマ6選(無料・有料)

などを解説していきます。記事後半では、既存のテーマをカスタマイズする方法も紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

Shopifyのテーマとは?

Shopifyのテーマとは、サイトデザインのテンプレートのことです。

Shopifyでは「テーマストア」と呼ばれるサイトに、テーマが数多く取り揃えられています。テーマによって利用できる機能やサイトの雰囲気も決まってくるため、テーマ選びは非常に重要な作業です。

Shopifyテーマの選ぶ前にやるべきこと

Shopifyで店舗を立ち上げる際にテーマ選びは非常に重要です。ではテーマ選びを失敗しないためには何をすればよいのでしょうか。

ここではテーマを選ぶ前にやっておくべきことについて解説してきます。

テーマを選ぶ前にやっておくべきこと

  • サイトに必要な機能や自社のコンセプトを明確にしておく
  • 商品や自社のカラーとテーマの雰囲気が合っているかを見極める
  • トップページのデザインだけで判断しない

①:サイトに必要な機能や自社のコンセプトを明確にしておく

自社の店舗を制作する前に、ブランドの方針やサイトに必要な機能、各ページに掲載するべき情報などの必要事項を事前にまとめておくことが重要です。

そのためには、掲載する情報や顧客にアピール内容を「整理」しておく必要があります。ECサイトに限らず、通常のWebサイトやサービスの開発において絶対に行うべき作業です。

サイトの方針がぶれてしまっては、ページごとの掲載内容にばらつきがでてしまうため注意しましょう。

情報を整理するポイントとしては、サービスが成立する上で必要不可欠な機能・競合サイトらが共通で持っている機能・逆に競合サイトのどこにもない機能などという観点で洗い出していきます。

「どのような機能にすればいいのかわからない」または「デザインを思い描けない」場合は、理想とする他のサイトをいくつか見て回るのも1つの手段です。

自社のコンセプトやカラーによっても、画像の配置や配色、文体が変わってきます。必要な機能や掲載するべき情報やブランドの方針などがあやふやだとサイト自体もあやふやになってしまうため、要件定義の整理は必ず最初に行いましょう。

②:商品や自社のカラーとテーマの雰囲気が合っているかを見極める

店舗のデザインやレイアウトは、顧客にとって大きな判断材料です。特にECのみでの事業展開を考えられている方は、店舗のイメージやブランディングを決定づけます。

そのため、サイトの雰囲気が会社や商品とマッチしているかという点は非常に重要です。

実際サイトデザインやレイアウトは、顧客が商品をクリックしたり購入したりするコンバージョンやサイトの信用性にも大きく関係します。自社の求める世界観を表現できるテーマを選びましょう。

トップページのデザインだけで判断しない

Shopifyのテーマは無料・有料を合わせると1,000種類以上あるとされていますが、デザインだけではなく使用できる機能も異なります。自社ECで求めるデザインを明らかにしておくのはもちろんのこと、必要な機能が搭載されているかはしっかり確認しましょう。

特にアパレルの場合は、検索ページで服の色やスタイル、サイズなどで絞込検索ができると顧客にとっての利便性は大きく向上します。

また、パソコンからだけではなくスマホから購入する方も多いので、スマホからサイトにアクセスした際の見え方にも注意しましょう。

Shopifyは優秀なデザインのテーマが多いため、トップページの見た目がよいと直感で選んでしまいたくなります。しかし選定する際は顧客の利便性を念頭におき、必要な機能が搭載されているかをしっかり確認するようにしましょう。

無料テーマの特徴と向いている事業者

Shopifyの無料テーマは、ECサイトの初期費用をなるべく抑えたい事業者向けです。

有料テーマは初期費用がかかることはもちろん、複雑なカスタマイズをするのであれば他社に依頼することになるためコストがかさむでしょう。無料テーマであってもECストア運営に必要な機能性は十分に備わっています。

Web知識があまりない事業者の場合は、最初からデザインに多くのコストをかけてしまうのは危険です。まずは無料テーマで小さいビジネスから始めてみましょう。

無料テーマは有料テーマに比べるとどうしても最低限のシステムしか利用できません。その点は仕方がないことです。事業者は無料テーマの強みと弱みを理解した上で導入しましょう。

Shopifyでおすすめの無料テーマ3選

次からは、Shopifyで特におすすめできる無料テーマを3つ解説していきます。今回解説するテーマは以下の通りです。

Shopifyでおすすめの無料テーマ3つ

  • Boundless
  • Supplly
  • Minimal

無料テーマ①:Boundless

「Boundless」はブランドのカラーを前面に押し出したいネットショップに便利なテーマです。スライドショー機能も付いており、視覚的にも顧客に大きな印象を残すことができます。

YouTube動画も簡単に組み込めるため、視聴者に映像でブランドの雰囲気や方針を伝えやすいでしょう。

高解像度画質への対応もしているため、すでに自社で用意してある商品紹介写真があり、ブランドの世界観を訴求したい事業者に向いているテーマです。

無料テーマ②:Supplly

「Supply」は多数の商品を扱うアパレル系店舗におすすめの無料テーマです。

サイドバーでブランドやサイズ、価格など様々な条件で絞り込むことができ、数ある商品の中からお目当ての商品が選びやすい仕様となっています。

公式にも書いてある通り、50点以上の商品でなおかつ5つ以上のコレクション・そして大型メニューを取り扱う事業者の方におすすめです。

また、「おすすめコレクション表示機能」では、売りたい商品をピックアップトップページに表示できます。テーマのデザインとしては、シックで落ち着いた雰囲気を出したい店舗に向いているでしょう。

無料テーマ③:Minimal

「Minimal」はシンプルで洗練されたデザインのテーマです。商品紹介に重きをおいており、サイトトップに複数の商品画像をスライド表示させたり、商品画像にカーソルを置くことでズームも可能。

検索機能についても商品ジャンルの他に値段の高い順や安い順などで並び替えできるため、顧客にとって利便性は高いといえます。シンプルでカスタマイズしやすいことも人気の理由の1つです。

ファッション系だけではなく生活雑貨やインテリア系にも向いているでしょう。

Minimalの概要

有料テーマの特徴と向いている事業者

Shopifyの有料テーマは無料テーマに比べてデザインの種類が豊富で、使用できる機能も豊富です。

現在の店舗デザインやシステム面に不満を持つ方や、デザインには人一倍こだわりたい方は有料テーマの購入をおすすめします。

また多くの有料テーマは、不明点や問題が発生した際に開発元が対応してくれるため安心です。ただ、英語対応をせまられる可能性があることは覚えておきましょう。

有料テーマだとすでにSEO対策が施されているテーマもあります。自動でサイトを最適化してくれることにより、事業者側にSEOの専門知識がなくても検索結果において上位表示される可能性が高くなるでしょう。

以上の2点は店舗運営において非常に嬉しい機能であるため、有料テーマの購入を検討する大きな要素となります。

Shopifyでおすすめの有料テーマ3選

次にShopifyにおいて特におすすめできる有料テーマを3つ解説していきます。今回解説するテーマは以下の3つです。

Shopifyでおすすめの有料テーマ3つ

  • District
  • Showcase
  • Sunrise

有料テーマ①:District

ネットショップの構築や操作に最初から不安がある方は、操作がやさしくある程度必要な機能がそろっている「District」がおすすめです。

パソコン版とスマホ版それぞれにトップページ画像を設定できるため、デバイスのサイズに合わせた画像選定もできます。

ページの最上部にプロモーションのバナーやマーケティングのためのポップアップなども掲載でき、セールや新商品入荷の告知に効果的です。必要な機能がそろっていて使いやすいだけではなく、マーケティング施策まで考えられている優秀なテーマといえるでしょう。

有料テーマ②:Showcase

「Showcase」はサイトの第一印象を重要視しています。トップページのビジュアルを大きく目立つ形で表示するだけでなく、サイト全体のデザインも非常にスタイリッシュです。

余白を詰めたタイル状のレイアウトがデザインのトレンドを押さえています。まるで海外のファッション雑誌のような印象を受けるでしょう。

商品紹介ページの画像に関してもスライドで大きく表示できます。サイトそのものをブランドブランディングの一環として表現し、顧客をブランドの世界観に引き込みたい方や、商品の細かいところまでしっかり魅せるストアを作りたい方にはおすすめのテーマです。

有料テーマ③:Sunrise

Sunriseは、たくさんの商品を扱うサイトに最適なテーマです。一画面に多くの商品を表示できるため、商品を検索する際にページをたくさんスクロールしたり次のページに飛ぶ手間が少なくなります。

また、ドロップダウンとサイドバーの両方にメニューが表示でき、サイト内移動がしやすい設計です。

Shopifyのテーマは比較的シンプルで落ち着いたデザインが多い傾向にありますが、Sunriseはキャッチーで明るい色味が特徴的で自然と顧客の目を引くでしょう。

おもちゃや雑貨系に向いており、他の店舗との差別化を図りたい場合にもおすすめです。

Sunriseの概要

既存のShopifyテーマを自分でカスタマイズする方法

Shopifyのテーマはいずれも優秀なデザインで機能も豊富のため、適切なテーマさえ選べばそのまま使えるものも少なくありません。さらにオリジナリティを持った店舗を制作したい場合、テーマをカスタマイズすることも可能です。

ここでは、カスタマイズ前にやるべきことやカスタマイズの手順、注意点について解説していきます。

カスタマイズ前にやるべきこと

テーマをカスタマイズする前にやるべきことは以下の通りです。

  • テーマを複製してバックアップをとっておく
  • Shopifyやテーマにおけるサポートレベルを把握する
  • 画像アップロードの要件と最適な画像条件を確認する

以上のことができなかったりよく分からなかったりする場合は、ShopifyパートナーといったShopifyの専門知識を持つ人に相談することをおすすめします。

カスタマイズの手順

今回紹介する方法はテーマエディタ―でカスタマイズする方法です。管理画面から販売チャネル→オンラインストア→テーマ→カスタマイズの順番でクリックしていきます。

カスタマイズではトップページや商品ページ、カートといったECサイトを構成するページそれぞれにセクションを編集・追加していきます。利用できるページやセクションは、テーマによって異なるため注意しましょう。

カスタマイズページの左上にある「テーマ設定」より、以下の項目が編集可能です。

テーマ設定で編集できる項目

  • 配色
  • サイトのフォント
  • SNSボタン
  • ファビコン(ページタブの左側に表示されるマーク)
  • カートに入ったままの商品についてメールで通知する機能
  • カートから注文完了までの画面
  • テーマスタイル

カスタマイズする際の注意点

Shopifyテーマのカスタマイズは、テーマエディタ―を使うことで簡単に行えます。しかし、何も考えずにむやみにカスタマイズすることはやめましょう。

事前に店舗の方針やスタイルを明確にし、効果的なカスタマイズを行うことが大切です。そもそもカスタマイズするべきなのかも不明な場合は、ShopifyパートナーのようなWebの専門知識を持つ人に相談することをおすすめします。

Shopifyテーマのカスタマイズではテーマコードを編集することでさらに細かいカスタマイズも可能です。ただし、テーマコードを編集するには以下のマークアップ言語の知識が必要になります。

テーマコード編集に必要な専門知識

  • HTML
  • CSS
  • JavaScript
  • Liquid(Shopify専用のテンプレート言語)

Shopifyのテーマを選ぶ際は事前いブランドの方針や掲載情報を想定しましょう!

Shopifyに限らず、ECサイトではデザイン次第で顧客への印象や利便性に大きな影響があります。売上にも直結する部分になるでしょう。本記事では、

  • Shopifyテーマを選ぶ際の注意点
  • Shopifyにおけるおすすめのテーマ

について解説しました。Shopifyには無料のテーマと有料のテーマがあります。それぞれに長所と短所があるため、自分の事業の大きさや予算と相談しながら選ぶようにしましょう。

選ぶ際には、あらかじめ掲載するべき情報やブランドの方針など、決めておくべきことがいくつかあります。

その時の気分でテーマを選んだりカスタマイズしたりすると、結果的にちぐはぐなサイトができあがってしまいます。後だしで修正が必要になることもあり、余計な費用までかかるかもしれません。

そうならないためにも、事前にしっかりと必要な項目を洗い出してから、テーマを選択するようにしましょう!

この記事を書いたライター

鈴原 千景

鈴原 千景

6年ほどライター・編集者・ディレクターを経験。マーケティング、ECサイト分野に強く、今まで数千記事を執筆。「難しいものを分かりやすく解説する」「クライアントと読者どちらの視点も考えつつ執筆する」をモットーにしている。

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この記事を監修した人

金井 宏透

金井 宏透

JetB株式会社顧客マーケティング支援部マネージャー。2008年から大手IT企業にて広告・SEOのセールマネージャーを経験した後、モバイルゲーム会社にてマーケティングに従事。2019年より優良WEB運営元であるJetB株式会社にジョイン。

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