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メールで相談する「WordPressで構築したサイトでShopifyの機能が使えるって本当?」
「連携させる方法って?」
WordPressで構築したサイトを既に持っている方で、上記のような疑問を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?WordPressで構築したサイトに、Shopifyの機能を搭載することは可能です。1からECサイトを構築するよりも安価に作れますよ。本記事では、
などを解説していきます。料金表も掲載していますので、ぜひ最後までご覧ください。
先述の通り、WordPressで構築したサイトに、Shopifyの機能を搭載することができます。両者を連携させる最大のメリットは、Shopifyの機能を低価格で利用できることです。
あらかじめWordPressで構築したサイトを持っていれば、最安プランの「スタータープラン」を契約すれば、Shopifyの基本的な機能を使用することができます。1からECサイトを構築する場合と比べて、余計な費用を抑えることができますね。
また、連携させることで、新たにサイトを構築する時間も不要。費用対効果を考えると、WordPressとShopifyは連携させた方が良いです。
ShopifyとWordPressを連携する方法は、以下の2種類。
1つ目の購入ボタンを制作する方法が一般的ですが、WordPressにプラグインを導入する方法でも連携できます。
まずは連携方法として一般的な、Shopifyで制作した購入ボタンをWordPressに貼り付ける方法について解説していきます。手順については以下の通りです。
まずはShopifyに登録し、アカウントを開設するところから始めましょう。Shopifyではアカウントを初めて作成した方に対して14日間の無料トライアルを実施しています。
クレジットカードは不要、メールアドレスと簡単なアンケートの記入のみでアカウントが作成可能です。約3分で簡単にアカウントが作成できますよ。
Shopifyにてアカウント作成が完了すると、管理画面にアクセスできるようになります。管理画面では決済や発送、送料といったような様々な設定を行うことが可能です。
ここではまず、決済方法について簡単に設定していきましょう。画面左下の「設定」から「決済設定」へと移動します。自分の好きな決済方法を設定しましょう。
もし、クレジットカードをメインの決済とするなら、「Shopifyペイメント」を利用すると決済手数料が最低限で済みます。Shopifyペイメントを利用した際の決済手数料について表にまとめました。スタータープランの決算手数料は、5%となります。
プラン | ベーシック | スタンダード | プレミアム |
月額利用料金 | 25ドル | 69ドル | 299ドル |
国内発行カードの手数料 | 3.4% | 3.3% | 3.25% |
海外発行/AMEX |
3.9% | 3.85% | 3.8% |
JCB手数料 | 4.15% | 4.1% | 4.05% |
取引手数料 | 2% | 1% | 0.5% |
レジットカードを決済方法に検討している方が、Shopifyペイメントを利用せずに外部の決済サービスで導入した場合は、元々の決済手数料に追加で0.5%~2%の手数料が発生することを覚えておきましょう。
ShopifyではPayPalやAmazonPayなども簡単に導入できますが、どちらもShopifyペイメントの範囲に含まれていないため、追加手数料が発生します。
決済設定が終わったら配送方法を設定していきましょう。こちらも管理画面から行えます。決済のときと同じように「設定」をクリックし「配送」へと移動します。
配送の設定画面では、エリアごとに送料を別々に決めることが可能です。「3,000円以上お買い上げの方は送料無料」といったような、購入金額ごとの設定も行えます。
次に、販売したい商品をShopifyに登録していきます。商品を追加するには画面左の商品管理ページに移動し「商品を追加する」ボタンをクリックします。
商品の編集画面では、商品名や商品説明、画像といった掲載に必要な情報を追加しましょう。
WordPressとShopifyの連携に欠かせないのが「購入ボタン」の制作です。まずは管理画面の左サイドバーにある「販売チャネル」を探して横の「+」を開きます。
すると「販売チャネルを追加」のウィンドウが表示されるので、「購入ボタン」の横にある「+」をクリックしましょう。左サイドバーに「Buy Button」が表示されたら「購入ボタンを作成する」をクリックして先に進みます。
次の画面で制作ボタンのタイプについて問われるため、自分の設置したいボタンを選びましょう。
コレクションとは商品をいくつかまとめてグループ化したものです。購入ボタンを貼ることでサイトにそのグループのギャラリーが表示されるようになります。
カスタマイズ画面での作業がある程度終わると、埋め込み用のコードが生成されます。必ずコードをクリップボードにコピーしておきましょう。
コードをコピーしたらWordPressの「コードエディタ」に貼り付けます。間違ってビジュアルエディタに貼り付けないようにしましょう。
貼り付けた後にプレビューでサイトを確認すると、購入ボタンが設置されて実際に商品販売ができることがわかります。
次に、Shopifyの購入ボタンを使わずに「WP Shopify」というプラグインを導入してShopifyと連携させる方法について解説していきます。
「WP Shopify」はShopifyで登録した商品の一覧ページや商品詳細ページを簡単に作成してくれるプラグインです。
商品詳細ページに設置される購入ボタンから商品の購入ができます。こちらの方法は先程の購入ボタンを作って貼る方法と手順が違うだけで、WordPressにShopifyの機能を搭載させるという点では同じということを覚えておきましょう。
まず、1つ目の方法と同様にShopifyのアカウントを作成し、決済方法や配送料などの設定をある程度設定しておきましょう。また、WordPress側で「WP Shopify」のインストールも行っておきます。
ショップ関連の設定が終わったら、管理画面の左サイドバーから「アプリ管理」に移動し、新しい画面の下部にある「プライベートアプリの管理」をクリックしましょう。
するとプライベートアプリの画面が表示されるので、「新しいプライベートアプリを作成する」をクリックしてください。
アプリの詳細画面にまでたどりついたら、プライベートアプリの名前と自身のメールアドレスを入力します。アプリ名はどんな名前でも問題ありませんが「WP Shopify」で使用しているアプリということがわかるような名前にしましょう。
プライベートアプリに名前を付けたら、次は下の「Admin API」の設定をします。
まずは商品の管理を「読み取りおよび書き込み」に変更しましょう。
次に「非アクティブなAdmin API権限を表示する」をクリックし、すべての項目を「読み取りアクセス」または「読み取りおよび書き込み」に変更します。
もし「読み取りと書き込み」がない場合は「読み取り」を選択するとよいでしょう。「Webhook APIのバージョン」を最新にしておくのも忘れないようにします。
さらに一番下までスクロールしていくと、「StorefrontAPI」という項目があるので、チェックボックスすべてにチェックをいれます。チェックを入れたらページ下の「保存する」をクリックし、アプリの作成を確認する画面が表示されるので許可してください。
すると、新しく作成されたストアフロントアクセストークンが表示されます。メモ帳やドキュメントにコピーしておくと良いでしょう。
最後に先程のプライベートアプリに戻り、作成したプライベートアプリ名から「Admin API」を確認します。
その後、WordPressのプラグインの画面に移動し、プライベートアプリから生成されたAPI情報を入力しましょう。完了したら、[Shopifyストアに接続]をクリックします。
以上で、WordPressでShopifyの商品を表示させる準備が整いました。
WordPressとShopifyを連携する場合は、Shopifyのプランはスタータープランで契約することをおすすめします。
スタータープランは月額5ドルです。Shopify上では管理画面のみが使用可能でサイトは構築できませんが、ブログやSNSにShopifyの販売機能を実装することができます。
プランの料金をを比較した表は以下の通りです。
スタータープラン | 5ドル(694円) |
ベーシックプラン | 25ドル(約3,470円) |
スタンダードプラン | 69ドル(約9,576円) |
プレミアムプラン | 299ドル(約41,497円) |
Shopify Plus | 2,000ドル(約277,577円) |
Shopifyペイメントはスタータープランでも利用できるため、クレジットカードを決済方法に導入するのであれば必ず登録しておきましょう。
本記事ではWordPressとShopifyを連携させるメリットや方法について解説しました。WordPressにShopifyを連携させると、WordPress上でもShopifyの機能が使えるようになります。
WordPressで1から自分でネットショップを開設するよりも簡単です。スタータープランで契約をすると月1,000円以下で導入できる点も魅力的です。
導入する方法としては、Shopify側で購入ボタンを制作する方法・プラグインを導入する方法のどちらでも問題はありません。自社に合った方法で導入してみましょう!