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メールで相談するTwitterは、アイテムやサービスを検索したり、トレンドを調べたりするために、よく利用されます。そのため、ファン獲得やブランディング、アプリのダウンロード、WEBショップへの誘導などを行いたい場合には、Twitter広告を活用するのがおすすめです。
しかし、中小企業のマーケティング担当者や個人事業主の方の中には、Twitterにおけるターゲティングや広告の種類がよくわからないと頭を抱えている方も多いのではないでしょうか。
Twitter広告は広告のタイプが細かく分かれている上に、費用も一律設定ではないため、ハードルが高いと感じる人が多いのも事実です。この記事では、Twitter広告の細かい種類や費用の目安、さらに実際の成功例を含めて詳しくご紹介します。効率よく最大限に効果を得るためのコツもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
Twitterは、人々が関心のあること、世界で実際に起きていることなどをリアルタイムで検索できるSNSです。中小企業や個人事業主がターゲットとするようなニッチなジャンルであっても、工夫をしながら戦略的に広告を展開することで、高い効果を得ることができます。
Twitter広告の以下5つの魅力についてくわしく解説していきます。
総務省から発表された「令和3年通信利用動向調査の結果」によると、20代のTwitter利用率は78.6%、10代の利用率は67.4%と、若年層を中心に多く利用されていることが分かります。また、30代の利用率も57.9%と、半数以上の人がTwitterを利用しています。若者向けのサービスや商品のアピールを行いたい場合、Twitter広告を出すことでよりターゲット層に届きやすくなるでしょう。
Twitter広告では、どんな人に情報を届けるのかを細かく設定することが可能です。たとえば、特定のアカウントをフォローしている人スポーツ関連のツイートをした人、地域別・性別・言語別など、属性を指定して広告を掲載することもできます。ターゲットを絞って情報を届けることで、効率よく集客や商品購入につなげられるでしょう。
Twitter広告では、広告を利用する目的に合わせて以下のさまざまなフォーマットが使えます。
また広告のフォーマットを3種類以上使用することで、キャンペーンの認知度が20%、さらに購買意欲が7%向上するというデータもあります。広告を複数組み合わせることで、より効果的なアプローチが可能です。
Twitter広告は、課金対象となるユーザーのアクションによって費用が決まります。それぞれの広告プランは具体的な目標に特化していて、課金対象となるユーザーのアクションも異なります。
たとえば、ブランド認知度の向上を目的としたプランを選択した場合、課金対象はインプレッション数(閲覧数)になります。つまり、インプレッション1000件あたりのコストで料金が決まります。
そのほかにも、プランによって
などのユーザーアクションが課金対象になります。
このように、何らかの形で広告とユーザーが接触したときにしか費用がかかりません。そのため、費用対効果が得られやすいのがTwitter広告の魅力です。
Twitterには、リツイートという情報を拡散する機能があります。リツイートがされれば、自分のフォロワー以外にも情報が拡散され、連鎖的にアカウントの存在やサービスについて多くの人に知ってもらう機会となります。
総務省の情報白書によると、自ら積極的に情報を発信する人は少ないものの、他の人の投稿を共有するために毎日情報を拡散する人は約17%にのぼるという結果があります。情報を拡散するかどうかを決める基準は、内容に共感したかどうかが46.2%、内容が面白いかどうかが40.4%という結果になっています。つまり、自ら積極的にツイートするよりも、共感を持ったり、面白いと感じたものをリツイートする人が多いということです。
実際に、企業アカウントのツイートが大きく拡散されニュースに取り上げられることも少なくありません。また、個人アカウントのツイートでも、日常の何気ない投稿が大きく拡散されることもあります。このように、企業の規模にかかわらず、情報を大きく拡散させやすいのがTwitterの魅力といえるでしょう。
Twitter広告では、コンテンツの魅力を最大限にアピールできるように、以下5つの広告が用意されています。
それぞれ詳しくご紹介します。
プロモ広告とは、Twitterのタイムライン上に表示される投稿と並んで表示される広告です。広告には、プロモーションというサインがつくものの、通常のツイートと同じような自然な形でユーザーに届きます。
通常の投稿と同じように、「いいね」やツイートなどのリアクション可能で、無課金で広告を大きく拡散できる可能性があるのも大きな特徴です。さらに、投稿に返信してもらうこともでき、フォロワーとコミュニケーションを深めるのにも役立つでしょう。
一方で、通常ツイートに紛れて流し見されてしまうというデメリットもあります。簡潔で分かりやすい内容にしたり、目に留まりやすいクリエイティブな内容にすることが大切です。プロモ広告の中でも以下の種類に分かれているため、広告の内容に合わせてタイプを選んでみましょう。
画像広告 | 商品やサービスについて、画像を使って紹介する広告 |
---|---|
動画広告 | 動画を使ってブランドメッセージを伝えたり、ウェブサイトに誘導したりするための広告 |
カルーセル広告 | 複数の商品やアイテムを紹介するために、複数の画像・動画をスワイプで紹介する広告 |
モーメント広告 | 一連のツイートを制作し、内容にストーリー性を持たせる広告 |
テキスト広告 | シンプルで一般的なツイートに溶け込むような広告 |
フォロワー獲得広告とは、自社に興味を持ってもらえそうな利用者にフォローを促す広告です。タイムライン・おすすめユーザーのセクション・検索結果などさまざまな場所に自社のアカウントを表示できます。
以下のように、細かい情報からターゲットを最適化することで、効率のよいアプローチが可能です。
フォロワー数を増やしたい、Twitterの中や外でメッセージを拡散してくれそうなファンを作りたいという時に最適です。
Twitterテイクオーバーは、最も強力な訴求ができる広告です。それぞれの広告枠に対して1つの国あたり1広告主と定められており、1日中独占表示が可能になります。
Twitterテイクオーバーには以下3つの種類がありますが、いずれも目立つ部分に広告が掲載されるため、ブランド認知に高い効果を発揮します。
掲載箇所 | 広告タイプやフォーマット | |
---|---|---|
タイムラインテイクオーバー | 毎日一番最初に表示される | 対応フォーマットは以下の通り
|
トレンドテイクオーバー | 関連地域のトレンド画面に表示される | 広告の構成要素は以下の通り
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トレンドテイクオーバープラス | 「話題を検索」というページの最上部に表示される | 広告の規定は以下の通り
|
Twitter Amplifyは、タイムリーな動画コンテンツと広告動画をマッチさせる広告です。報道機関や大手メディアなどTwitterと連携しているコンテンツパートナーなどの動画の前に広告を出すことができます。
実際にユーザーが視聴している動画と連動した広告を表示させることで、ユーザーが受け入れやすいベストタイミングで広告を提供できます。Twitterによると、実際にプレミアム動画と組み合わせて広告を配信した場合、ブランド好感度が2.2倍、さらに購買意欲は1.7倍になるとの発表もあります。以下2種類のプランが用意されているため、予算やターゲットに合わせて選びましょう。
参考:オーディエンスの受容度が高い広告フォーマット:Twitter Amplify|Twitter
プラン名 | 内容と特徴 | おすすめの使い方 |
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Amplifyプレロール |
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Amplifyスポンサーシップ |
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参考:オーディエンスの受容度が高い広告フォーマット:Twitter Amplify|Twitter
Twitterライブは、世界に向けてライブ放送を配信できる機能です。ユーザーがリアルタイムで参加できるため、コミュニケーションをとりやすい点が魅力となっています。イベントの中継や製品紹介を行うなど幅広い利用が可能です。また、ユーザーと会話できることから、ユーザーとの距離感を縮めるのにも役立ちます。
Twitter広告は、オークション形式で料金が決まります。最小金額がないため少額から利用でき、細かい調整も可能です。事業の規模や予算に応じて費用を賢くカスタマイズしましょう。
課金は、キャンペーンの目的ごとに設定したアクションが発生した場合に行われます。たとえば、クリック課金方式であれば、ユーザーが広告をクリックした場合のみ課金される仕組みです。そのため、いくら広告が沢山の人の目に触れても、クリックに繋がらない限りは課金されません。
このように、課金方式ごとに費用が発生するアクションが細かく定められているため、最小限の予算で目標にリーチできます。
それぞれの課金方式については、以下の表を確認してください。
課金方式 | 費用が発生するアクション | 相場費用 |
---|---|---|
クリック課金 | ユーザーが広告をクリックした場合 | 1クリックあたり25円から200円程度 |
エンゲージメント課金 | フォロワーが広告について、いいねやリツイートなどのアクションを起こした場合 | 1エンゲージメントあたり40円から100円程度 |
フォロー課金 | 広告を経由してアカウントがフォローされた場合 | 1フォローあたり40円から100円程度 |
アプリインストール・クリック課金 | アプリがインストールされた場合 アプリを起動するためにクリックが行わた場合 | 1インストールあたり100円から250円程度 |
再生数課金 | 広告の動画が50%以上表示された状態でさらに2秒間再生された場合・ 全画面表示が行われた場合 | 1再生あたり5円から20円 |
インプレッション課金 | 広告が1000回表示された場合 | 1000インプレッションあたり400円から650円程度 |
オークションの入札方式には、自動入札・上限入札単価・目標入札単価という3つが用意されています。それぞれで入札の仕組みが異なるため、経験値に合わせて入札方法を選択するのがおすすめです。
入札方式 | 入札の方法 | おすすめしたい人 |
---|---|---|
自動入札 | 最小限の費用で一番大きな結果が得られるように入札額が最適化されたもの | 初めてTwitter広告を利用する人におすすめ |
上限入札単価 | 請求が行われるアクションに応じて、細かく費用を管理できる入札方法 | 各アクションをある程度予想できる経験豊富な広告主におすすめ |
目標入札単価 | 請求が行われるアクションに応じて目標となる金額を設定する方法 (それぞれの予算が平均的に計算され、予算内に収まるよう設定される) | 予算内に収めつつ、リーチを最大化させたいという広告主におすすめ |
通常は単価が高い広告が表示されやすいですが、同程度の金額が入札された場合、広告の品質スコアにより優先順位が決まります。品質スコアは広告の共感度・関連性・情報の新しさなどを元に算出されます。入札金額と広告スコアが高ければ高いほど、より多くの人に広告を届けることが可能です。
ターゲティングとは、広告を届けたいユーザーを細かく設定することを指します。適切なターゲティングを行うことで、ピンポイントで適切な広告配信を行うことが可能になります。Twitter広告で設定ができる以下3つのターゲティングを紹介します。
オーディエンスの特性によるターゲティングでは、利用者の特性を細かく絞ってリーチすることが可能です。オーディエンスの特性としては以下の設定に分かれています。
ターゲットの特性を細かく指定することで、よりビジネスの内容に合った広告効果が期待できます。
オーディエンスタイプによるターゲティングでは、ユーザーが参加している会話や興味関心を持っていること、フォロワーが似ているアカウント、エンゲージメントなどを設定することで、趣味嗜好に合わせた広告を配信できるようになります。
たとえば、会話ターゲティングであれば、スポーツ・ビデオ・ゲーム・本など25カテゴリー1万種類以上の会話トピックから最も適切なものを選ぶことができます。また、エンゲージメントの情報を設定すれば、過去に自社のツイートを閲覧・リツイートしたユーザーにさらなるリーチを行うことも可能です。
その他にも、
などが設定できます。これらを上手に活用するためにも、商品やブランドのターゲットとなる人の趣味嗜好について細かく分析しておきましょう。
既存のオーディエンスには、フォロワーターゲティングとカスタムオーディエンスの2種類があります。フォロワーターゲティングとは、アカウントのフォロワーにリーチする方法です。一方で、カスタムオーディエンスでは、顧客のメールアドレスリストやWebサイトのアクセス情報、アプリで行われる特定のアクションなどによるリーチが可能になります。
中小企業の中には、Twitter広告を利用して大きな成果を得ている以下3つの企業について紹介していきます。
ナッシュ株式会社は、自社工場で製造した冷凍の宅配食サービスを展開している会社です。利用の目的として、顧客とのコミュニケーション増進・新規獲得を掲げていて、プレゼント企画・フォローキャンペーン・新規顧客獲得キャンペーンなどを数多く展開しています。
ターゲティングでは、オーディエンスタイプ別によるターゲティングをうまく活用して、ガジェット・ゲーム好き、投資に興味のあるひとなどの属性に対して的確にアプローチすることに成功しました。そうすることで、少ない予算でありながらも、Twitter広告のラストクリックからの新規顧客獲得数は4.8倍へ増加という高い結果を得ています。
goPuff社は、数千点に及ぶ生活必需品を全米500都市に提供するデリバリーアプリを運営する会社です。goPuff社は、アプリのダウンロード促進を目的としてTwitter広告を利用しています。
1つのツイートにスワイプ可能な画像・動画を最大6つ掲載できるカルーセル広告を使用することで、自社のブランドストーリーや幅広い品揃えをアピールすることに成功しました。結果として平均クリック率が15%〜30%向上し、その他の広告フォーマットに比べて1.5〜2倍の購入率上昇という効果を得ています。
大阪ガスマーケティング株式会社は、暮らしのサービスやリフォームなどを担うエネルギー関連の会社です。グループ会社のTwitter公式アカウントは、2013年から運用が続けられています。Twitter広告を利用する目的は新規顧客獲得、認知・形成、サービス理解促進の3つです。
Twitter広告とその他の動画プラットフォーム広告にて、同時期に同予算で広告を掲載した結果、Twitter広告では、その他のプラットフォームフォーム広告に比べて2.6倍のリーチ数を達成しました。広告作成にあたり、テレビCMの動画をそのままTwitter広告動画として利用するのではなく、固定メッセージの帯を入れたり、音声情報なしでも内容が分かりやすいように字幕を設定したりという工夫を行っています。
Twitter広告で最大限の効果を生み出すためには、ポイントをしっかりと押さえて広告を作成する必要があります。以下3つのポイントを解説していきます。
Twitter広告のクオリティを大きく左右するのがビジュアルです。利用者の97%がビジュアルを重視しているということを踏まえた上で、目を引くようなクリエイティブな画像・動画・GIF画像を作成してください。さらに、ビジュアルとツイート本文に一貫性を持たせることも大切です。
動画の長さは最大でも15秒を目安として、情報を詰め込みすぎないように注意してください。とくに、最初の数秒間にはユーザーの注意を引き付けるようなメッセージを含めるのもポイントです。ブランドロゴや字幕などを豊富に取り入れて、視聴者にメッセージが届きやすい広告にしましょう。
ハッシュタグのつけすぎには注意が必要です。ハッシュタグが必要以上についていると、利用者の注意が別の方向に向かいやすくなるからです。広告から離脱してしまわないよう、アプリダウンロードページや自社ウェブサイトのリンクなど、コンテンツの出口を一つに集中させることが大切です。
Twitterではリアルタイムの情報収集をしている人が多いため、臨場感のある広告が受け入れられやすい傾向にあります。すぐに行動を起こすべき理由をユーザーに示し、アプリのダウンロードやウェブサイトへの誘導を行いましょう。たとえば、先着10名限定の特典や期間限定の特典配布などを行うことで、ユーザーが即時にアクションを起こしやすくなります。
Twitter広告を利用している人の中には、その他のSNS広告が気になっているという方も多いのではないでしょうか。実はそれぞれのSNSで広告の特徴が異なります。ここでは比較対象になりやすい以下3つのSNS広告について解説します。
Twitterと並んで若年層に人気があるのがInstagramです。20代から30代の女性利用者が多いイメージではありますが、現在は男性ユーザーも42%まで増えています。Instagramでは、
などの広告が使えます。最近では、商品やアイテム検索、レストランやホテルの検索などをInstagramで行う人も増えているので、商品購入に直接つながるような広告を出したい人におすすめです。
参考:令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 <概要> 令和4年8月
ショート動画で10代から20代に圧倒的な人気を集めているのがTiktokです。Tiktok広告では、ユーザーを巻き込んだ広告を展開できるのが魅力となっています。たとえば、チャレンジ広告は、企業側でテーマをハッシュタグとして設定し、そのハッシュタグに合わせた動画をユーザーに投稿してもらうという参加型の広告です。
その他にも、おすすめ欄に投稿される動画広告や、アプリ起動時に全てのユーザーへ表示される1日1社限定の起動画面広告などがあります。若者にリーチしたいケースにとくにおすすめです。
YouTube広告は、子どもからシルバー層まで幅広い層にアプローチできるのが特徴です。以下のようにさまざまな広告が用意されているため、目的に応じて使い分けられます。
高クオリティな動画広告でブランドイメージをユーザーにしっかりと伝えたい時や、幅広い世代にリーチしたい時におすすめです。
Twitter広告では、目的に応じたさまざまなタイプの広告が用意されています。また、実際に得られた効果に応じて料金が決まるため、コストパフォーマンスに優れているのが大きな魅力です。細かいターゲティング設定を行い、動画や画像を積極的に活用しながらさらなる集客・販売につなげましょう。