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メールで相談する「Wixを使ってみたいけれど、SEO対策に弱いって本当?」
「検索順位を上げる方法はある?」
そのような不安や疑問を抱いている人もいるのではないでしょうか。
Wixは簡単に利用できるホームページ作成ツールの1つです。サーバーとツールが一体化していることから、手軽にホームページが作成できます。
しかし、SEO対策も含めてどの程度の集客効果を見込めるのかは事業者次第となっています。
本記事では以下の項目について詳しく解説
WixのSEO対策について知りたい方は、参考にしてください。
Wixの無料プランでは「独自ドメインが使えない」「表示スピードに時間がかかる」といった理由でSEO対策に弱いといわれています。しかし、どちらも対策を取ることが可能です。
ここでは、WixがSEO対策に弱いといわれている理由と対策についてみていきましょう。
Wixには有料プランと無料プランがあります。無料で運営する場合、Wix.comのサブドメインを利用するため、独自ドメインが使えません。
Wix.comのサブドメインで運営する以上、Wixドメインの影響を受けます。
Wixのドメインパワーは高いものの、多くの事業者が多種多様な目的でドメインを利用しています。ドメインの一貫性が低く、SEO対策としては弱いといえるでしょう。
Wixドメイン内に自社と似た内容の記事が複数ある場合は注意が必要です。お互いの記事がカニバリゼーションを起こすため、検索上位に表示されない可能性があるといったデメリットがあります。
有料プランの独自ドメインの利用で、デメリットや記事の重複は解消可能です。
店名などの独自ドメインを利用した場合、SEO対策だけでなく顧客に覚えてもらいやすいというメリットも作り出せるでしょう。
Googleは「ホームページの読み込み速度を順位付けのアルゴリズムの1つとする」と発表しています。
表示速度面では、サイトの読み込みに時間がかかるケースが少なくありません。
とくにページ数や画像が増えると、読み込みが遅くなる傾向があります。多くのページや画像を利用して情報を掲載するコンテンツ作りには向いていないといえるでしょう。
ページ速度改善のために意識したいこと
Wixには自動でXMLサイトマップを作成する機能があります。
XMLサイトマップはサイト内の情報を記載したファイルのことです。検索エンジンのクローラーがXMLサイトマップを読み取ることで、素早い検索結果への反映を期待できます。
SEO対策において、サイトを更新した場合は検索エンジンに素早く巡回してもらうことが大切です。サイトマップが更新されたことをすぐにGoogleに通知しなければなりません。
しかし、無料プランにはサイトマップ自動送信機能がありません。手動で送信するには、Googleサーチコンソールとの連携が必要です。
有料のプレミアムプランであれば、サイトマップの更新を自動通知する機能がついているため、無料プランの手間を削減できます。
Wixの無料プランで利用できるSEO対策機能は以下になります。
とくに無料でセキュリティに配慮した機能を利用できる点はメリットといえるでしょう。
ここからは、Wixで検索順位を上げるためのポイントを8つ紹介します。
SEO分析機能やページタイトルの設定など利用できる機能を活用し、サイトやコンテンツの評価を改善していくことが大切です。
SEO WizはSEO設定のための機能です。
利用するとSEO対策の分析が行われ、サイトカテゴリーごとに問題点を知らせてくれます。
どのような対策を行えばよいかレポート形式で具体的に知らせてくれるため、指示に基づいてサイト修正を行いましょう。
無料プランの利用者も使用できるだけでなく、SEOについて詳しくない初心者にとって心強い機能です。
SEO対策として何を行えばよいのかわからない場合、気軽に利用してみましょう。
SEO Wizの設定画面
検索キーワードは顧客の視点に立ち、想像し入力してみましょう。設定画面ではキーワードの選択方法をまとめた動画を視聴可能です。
具体的なキーワードが思い浮かばない場合は、動画を視聴し参考にしてみましょう。
Googleサーチコンソールはホームページの改善点を分析するツールです。
主な機能は次のとおりです。
Wixの無料プランはサイトマップ作成機能はあるものの、自動送信機能がありません。サイトマップを手動送信するために、Googleサーチコンソールと連携を行いましょう。
作業時には、GoogleサーチコンソールとWixの画面どちらも開いておくことを推奨します。
Googleサーチコンソールを利用するためには、Googleアカウントを用意してください。
Googleサーチコンソールとの連携手順
GoogleサーチコンソールのURL検査を利用すると、検索エンジンへの登録を促せます。
連携後はGoogleサーチコンソールからXMLサイトマップの送信を行いましょう。
サイトマップ送信手順
サイトマップURL入力欄に【 sitemap.xml 】と入力、送信
ページタイトル・メタディスクリプションを設定可能です。
検索結果にはページタイトルとメタディスクリプションがページ情報として掲載されています。
検索ユーザーが思わずクリックしたくなるようなものを設定するように意識するとよいでしょう。
注意点として、Googleは重複コンテンツを「低品質なコンテンツ」とみなし、SEOに悪影響を与えます。
重複コンテンツとみなされるリスクを避けるために注意すべき項目
上記の項目は、使い回しをしないように心がけましょう。
検索エンジンロボットは画像を読み込めません。画像に代替テキストを設定し、検索エンジンに文章で説明する必要があります。
代替テキストを設定することで、画像でトラフィックを獲得可能です。SEO対策としても良い影響を与えるでしょう。
Wixは編集画面で画像をクリックすれば、簡単にテキストが追加できます。
長い文章や不自然な言葉の入力は、SEOに悪影響をもたらす場合があるため、代替テキストを設定するときの注意点を確認しておきましょう。
代替テキストを設定するときの注意点
モバイルフレンドリーとは、スマートフォンからの閲覧に合わせてサイトを最適化することをさします。
スマホ対応のサイトであることも、SEO最適化のポイントの1つです。Wixはデバイスに合わせて閲覧を自動で最適化する「レスポンシブ対応」が導入されています。
しかし、サイトの状況によって自動対応のみでは足りないケースもあるでしょう。
自動対応だけでなく、自社でモバイルフレンドリーを強化できる方法もあります。
Wixのサイト編集画面でモバイルマークを選択すると、モバイルエディタを確認可能です。
編集画面からのモバイル閲覧時で、さらに読みやすいレイアウトに編集できます。
SEO対策として、キーワード選定は欠かせません。以下のように検索キーワードを正しく選定できているか確認しましょう。
キーワードに関しては、検索回数を意識して選定することが大切です。キーワードプランナーを使用すれば、検索回数を分析できます。
その際、月間検索回数が10,000回以上のビッグキーワードをチェックしてみましょう。
ビッグキーワードは、ドメインパワーの強いサイトが上位を占めている場合が多いです。新しいサイトで上位を取るのは難易度が高い傾向にあります。
一般的にサイト立ち上げ時期は、検索ボリュームが100~1,000のスモールキーワードをメインに書くことを推奨されている点も知っておきましょう。
ビッグキーワードと比較すると、スモールキーワードは月間検索回数が少ないため、SEO対策に自信がない場合でも上位表示を狙うことが期待できます。
SEO対策を意識する場合、文字数やキーワード、網羅性などを中心に考えてしまうケースもあり得ます。
顧客にとって有益なコンテンツ作りがおろそかになる可能性が高くなるため、今一度サイトの指針を見直しましょう。
「キーワードを検索した疑問や質問を解決できるコンテンツ」が顧客にとって有益とみなされます。
疑問解決だけでなく、顧客の滞在時間の長さもGoogleが定義する良いコンテンツの判断基準の1つです。
例えば、多くの顧客がタイトルに惹かれてサイトに訪れたものの、情報が少なくて疑問が解決できなかった場合です。顧客の求めていた情報がないと他のサイトへ移動してしまうため、自サイトの滞在時間は短くなります。
このような記事ばかりでは、Googleから低品質なコンテンツとみなされる可能性が考えられます。
顧客の疑問を解決できる有益なコンテンツ作りを意識することはユーザーの滞在時間を伸ばすことにもつながるといえるでしょう。
検索上位に表示するためには、上位サイトや競合サイトの調査は欠かせません。
検索上位サイトは「Googleが良質なコンテンツとみなしたサイト」であると考えられています。
上位サイトをしっかり分析し、自社サイトとの違いを把握しましょう。
競合記事に足りないコンテンツや独自の専門的な情報があれば、自社サイトで補います。競合サイトよりもわかりやすい説明、見やすいレイアウトを心がけることが大切です。
8つのポイントを試してみてもなかなか上位表示されない場合は、Googleの公式ガイドラインに目を通しましょう。
基本方針やコンテンツの評価基準、ペナルティ対象となる不正行為に関する情報などが明記されています。
SEO対策では、次の2点を考慮してみてください。
E-A-Tと呼ばれる「専門性」「権威性」「信頼性」を担保することを意識しましょう。E-A-Tを高めるとGoogleからのサイト評価が上がり、SEO効果が見込めます。
E-A-Tとは
専門性の高いサイトを作るには、特定の分野に特化した情報を発信することが大切です。
具体的には「旅行」「不動産情報」「英語学習」「服」を取り扱う業者があったとしたら、この中から1つのトピックに絞ることで専門性の高いサイトが構築できます。
権威性を高めるには発信情報を、その分野の専門家が語っているかどうかも重要です。
誰が書いているのかわからない情報よりも、名前や立場を明らかにしている専門家が発言した方が、情報の信頼性は向上します。
例えば、税務情報を発信する場合、匿名ではなく素性を明らかにした税理士による情報を発信した方が「権威性が高い」とみなされます。
顧客がサイトの情報について、信用できるかどうか判断されるポイントが信頼性です。
以下のような情報がサイトの信頼性に影響を与えます。
古い情報のままサイト内容を更新せずに放置していても、信頼性が低下するため注意しましょう。
YMYLは「Your Money or Your Life」の略語です。
顧客の金銭・人生に重大な影響を与えるテーマを意味します。YMYLを扱うジャンルを確認しておきましょう。
YMYLジャンル
上記に関して不確定な情報が出回ると、検索ユーザーの幸福や健康、金銭を損なう恐れがあります。
低品質なYMYLページが上位表示されることはありません。YMYL領域を扱う場合は、より一層高いクオリティが求められるといえるでしょう。
Wix無料プランを利用する場合、以下のようにSEO対策的に不便な点があります。
上記に加えて、Wixでは無料プランから有料プランに切り替える時に301リダイレクトが出来ません。
有料プランに切り替えた場合、それまで無料プランで築き上げたSEO評価を新ドメインに引き継げなくなります。
将来的に切り替える可能性がある場合は、サイト運営をスタートする前にSEO評価の観点からも有料プランを検討しましょう。
いかがでしたでしょうか。本記事では、
WixがSEOに弱い3つのポイント
検索順位を上げるための8施策
無料プラン利用時の注意点
について詳しく解説しました。
Wixの利用によって、必ずしもSEO的に不利になるわけではありません。
無料プランでもSSLやレスポンシブ機能などは対応しています。
SEOの知識が詳しくない場合でも、SEO Wiz機能を利用すると簡単にSEO対策を行うことが可能です。
しかし、有料プランでなければ独自ドメインの運用が難しくなります。本格的なサイト運用をスタートさせる前には、プラン選定を慎重に行わなければなりません。
検索順位を上げたい場合は、本記事を参考にタイトルやディスクリプションなど、すぐ実行できる対策から行いましょう。