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Cohesiveとは?話題のAIエディターの概要と導入、文章作成の方法を解説

藤澤 尚也

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藤澤 尚也

Cohesiveとは?話題のAIエディターの概要と導入、文章作成の方法を解説

Cohesive(コヒーシブ)は文章作成に特化したAIエディターです。

導入すれば、さまざまな業務を効率化できますが、発表から日が浅く日本語にも対応していないため、話題のChatGPTなどと比べるとまだまだ認知が低いAIです。

しかし、公式が今後さまざまな言語に対応する旨を公表している点や英語での使い勝手の良さから、日本での普及でも遠くないと予想されます。

そこでこの記事では、Cohesiveの概要や導入のメリットなどを詳しく解説していきます。ぜひ参考にしてください。

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Cohesiveとは

Cohesive(コヒーシブ)は、アメリカに本社を置く「Cohesive AI」が開発、提供するAIエディターです。

WebコンテンツやSNS投稿、コピーライティング作成から事務作業の短縮まで、文章作成に関わるあらゆる作業の効率化が可能です。

シンプルなUIと、100種類以上の豊富なテンプレートを使って簡単に高品質な文章を生成できるため、初心者でも扱える便利なツールです。

またチャット形式ではなく、任意のプロンプトに対応するコンテンツを返す形式であるため、スピーディーな文章作成が実現しています。

生成された文章の編集機能もついているため、同一画面内で全ての操作が簡潔する点も魅力的です。

ChatGPTなど、多くのAIで課題となっているプロンプトを考えるコストを減らし、直感的なコンテンツ生成を可能としているため、今後世界的に広く普及普及することも考えられるツールです。

Cohesive日本語に対応している?(2023年5月追記あり)

Cohesiveは現在日本語に対応していません。2023年4月の時点で対応している言語は以下の8つです。

Cohesiveが日本語に対応しました!(2023年5月追記)

また日本語以外にも対応言語が増え、12か国語に対応しています。

Cohesiveの対応言語

  • 英語
  • フランス語
  • スペイン語
  • ポルトガル語
  • ドイツ語
  • イタリア語
  • ロシア語
  • ウズベク語

2023年5月に新たに追加された言語

  • 日本語
  • インドネシア語
  • 中国語
  • マレー語

しかしCohesive AIの公式Twitterから、今後対応言語を増やしていくとの発信があったため、日本語にも対応する可能性は十分にあります。→日本語対応しました!

Thanks for letting us know! We’re looking to add more languages in our upcoming releases. Meanwhile, you can also join our discord community to tell us what all you need-

知らせてくれてありがとう!今後のリリースでさらに多くの言語を追加する予定です。 その間、Discordコミュニティに参加して、必要なものを教えてください-

引用:Cohesive AI Twitter公式アカウント

また現状でもブラウザの翻訳機能を使ったり、英語で生成した文章を翻訳したり、工夫すれば日本語で利用可能です。

しかし、「Google Chrome」で日本語に翻訳したままツールを使用すると、高確率で以下のエラーが起こりました。

→翻訳で起こるエラーは、日本語対応後も変わらないようです。

エラー内容

Application error: a client-side exception has occurred – cohesive.so

訳:アプリケーション エラー: クライアント側の例外が発生しました

Cohesiveのエラー画面

Cohesive側がそのような利用方法を想定しておらず、文章生成の機能とブラウザの翻訳機能が干渉することが原因だと考えられます。

そのため、英語で生成した後に翻訳を行うのが無難です。

Cohesiveが活用できる場面と便利なテンプレート

Cohesiveは文章作成に関わるさまざまな業務に利用できますが、以下の6つでとくに役立ちます。

  • SEO対策
  • SNSマーケティング
  • 広告運用
  • カスタマーサポート
  • EC運用
  • 業務効率化

それぞれ解説していきます。

SEO対策

SEO対策はGoogleなどの検索エンジンで検索が行われた際に、特定のキーワードで自社のサイトを上位に表示させる対策です。

施策の内容はさまざまありますが、最も重要なのはコンテンツの品質だとされています。

つまり、高品質なテキストコンテンツを効率的に生成できるCohesiveは、SEO対策と非常に相性がいいツールです。

もちろん、AIが生成した文章をそのまま利用するのは好ましくありません。

しかし、アイデア出しや文章のおおまかな構成にCohesiveを使い、独自の情報を追加やターゲットに合わせた編集を手動で行えば工数を短縮しながら質の高いコンテンツを作れます。

また、SEO対策に便利なテンプレートも用意されているため、より効率的なコンテンツ作成を可能としています。

SEO対策用のテンプレート

  • ブログ作成
  • タイトルとディスクリプション作成
  • ランディングページのテキスト作成

SNSマーケティング

Cohesiveには、下記のようなSNSで利用できるテンプレートが豊富に用意されています。

テンプレートが用意されているSNS

  • Twitter
  • Facebook
  • Instagram
  • LinkedIn
  • TikTok
  • YouTube

投稿用のテキストはもちろん、ハッシュタグの候補を生成するものやコメント返信用の文章を作成してくれるテンプレートも存在するため、大幅な業務効率化が図れます。

また、Instagramであればリール動画のスクリプトや、TikTokであればキャプションなどSNSごとの機能に合わせてテンプレートが用意されている点も魅力的です。

広告運用

広告運用で、キャッチコピーはとくに重要です。キャッチコピーの良し悪しでクリック率が大きく変わるため、成果に大きな影響を及ぼします。

Cohesiveでは、以下の広告用のテンプレートが用意されています。

テンプレートが用意されている広告

  • Google
  • Facebook
  • TikTok
  • LinkedIn
  • Twitter
  • Amazon

ユーザーにフォーカスした、読みやすく魅力的な広告コピーが簡単に作成できるため、広告運用が初めての方の心強い味方になりそうです。

カスタマーサポート

Cohesiveを使えば、カスタマーサポート業務の工数も削減できます。

FAQの作成やカスタマーレビューへの回答、返信用のメール文章など、役に立つ文章生成テンプレートが多数用意されています。

カスタマーサポート用のテンプレート

  • FAQの作成
  • レビューへの回答
  • 顧客の課題解決
  • 顧客対応
  • サポートドキュメントの作成

カスタマーサポートは人の手で行うことに意味があるとも考えられますが、場合によっては一括で対応したほうがスピーディーで顧客満足度が高いこともあります。

Cohesiveを導入すれば、対応品質を保ったまま工数を削減できるため、業務の負担が減らせ、注力すべきポイントに割ける時間の増加も期待できます。

EC運用

ECの運用は、事務作業が多いです。

しかし、Cohesiveには以下のようなテンプレートが用意されているため、大幅に工数を短縮できます。

EC用のテンプレート

  • 取引きメールの文章作成
  • 業界動向の分析
  • 顧客からのネガティブな意見への対応文章作成
  • 販売プロセスの提案
  • ケーススタディの提案
  • Amazonの商品説明の作成
  • Amazonの商品見出しの作成
  • ユーザーマニュアルの作成

文章作成のみならず、動向分析や販売を促進するための戦略設計に役立つテンプレートも用意されています。

また、見込み客に訴求できる魅力的なコピーの作成やクリック率の向上が期待できる商品タイトルの作成など、ECに必要な要素を網羅的にアシストしてくれます。

業務効率化

Cohesiveには、Webマーケティング以外にも活用できるテンプレートが用意されています。

テンプレートが用意されている業務

  • 製品管理
  • 個人タスクの管理
  • アイデア発想
  • 人事管理
  • 法務
  • 教育

あらゆるタスクで欠かせない文章作成に特化したAIだからこそ、幅広い業務のアシストが可能です。

またテンプレートの使用は必須ではないため、自分なりの使い方を模索するのも面白いかもしれません。

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Cohesiveの使い方

Cohesiveは面倒な会員登録無しで無料で利用できます。

※2023年5月現在登録しないと利用できなくなりました。

Googleアカウントと連携すれば、無料のままでも生成した文章の保存や、他のメンバーとファイルの共有ができるようなるため便利です。

以下3つの基本的な操作方法についてそれぞれ解説していきます。

  • テンプレート無しで利用する方法
  • テンプレートを利用する方法
  • Googleアカウントとの連携方法

テンプレート無しで利用する方法

テンプレートを使わずに利用する場合は、以下の流れで簡単に利用できます。

2023年5月追記

会員登録が必須となったため、先に「Googleアカウントとの連携方法」をご確認ください。

テンプレート無しで利用する流れ

  1. Cohesiveの公式サイトを開く
  2. 文章作成のキーワードを入力
  3. 文章が作成されるのを待つ
  4. 翻訳する

各ステップについてくわしく解説します。

Cohesiveの公式サイトを開く

まず、Cohesiveの公式サイトにアクセスします

Cohesiveのトップページ

文章作成のキーワードを入力

ページ上部のキャッチコピーの下にある検索窓に「作成したい文章のキーワード」を入力し、「Generate」をクリックします。

複雑な文章でなければ、キーワードは日本語でも問題なく動作しました。

CohesiveにKWを入力

文章が作成されるのを待つ

画面がエディターに移り、文章が作成されるため完成を待ちます。

「Please provide your feedback on the teplate or generated output.」と表示されたら作成完了です。

Cohesiveで文章作成中の画面

Cohesiveで文章生成が完了した画面

翻訳する

文章は英語で生成されるため、ブラウザの翻訳機能を使って日本語に変換しましょう。Google Chromeであれば、下記の画像のようにアドレスバーから切り替えが行なえます。

しかし、日本語に翻訳したまま次の作業に入ろうとするとエラーが起こる可能性が高いため、新たな文章生成やテンプレートの切り替えを行う際は一度英語に戻しましょう。

Cohesiveを日本語に翻訳

テンプレートを利用する方法

テンプレートを利用する場合は、下記の流れで操作します。

テンプレートを利用する流れ

  1. Cohesiveの公式サイトを開く
  2. 上部メニューの「Templates」をクリック
  3. 利用したいテンプレートを選択
  4. 文章作成のキーワードを入力
  5. 文章が作成されるのを待つ
  6. 翻訳する

それぞれくわしく説明していきます。

Cohesiveの公式サイトを開く

まずはCohesiveの公式サイトを開きます。

Cohesiveのトップページ

上部メニューの「Templates」をクリック

上部のメニューから「Templates」をクリックするとテンプレートの一覧が表示されます。

Templatesをクリック

テンプレートの一覧

利用したいテンプレートを選択

左側のメニューからカテゴリーを選択し、任意のテンプレートを選びましょう。今回は、「Social Media」カテゴリーの「Twitterの投稿」を作成するテンプレートを使ってみます。

テンプレートが決まったら、「Use」をクリックします。

Cohesiveでテンプレートを選択

文章作成のキーワードを入力

作成したい文章のキーワードを入力し、「Generate」をクリックします。

こちらも複雑な文章でなければ、キーワードは日本語でも問題なく動作しました。

Twitter投稿用のキーワードを入力

文章が作成されるのを待つ

文章が生成され、3つの投稿案を提示してくれました。

Twitter文章の生成中

Twitter文章の生成完了

翻訳する

テンプレートを使わないときと同様に、ブラウザの翻訳機能を使って翻訳します。

Twitter投稿の日本語訳

Googleアカウントとの連携方法

Googleアカウントの流れは以下の流れで簡単に行なえます。

Googleアカウントの連携方法

  1. Cohesiveの公式サイトを開く
  2. 右上の「Sign up」をクリック
  3. 連携したいアカウント選択
  4. 「確認」をクリック

くわしい流れを解説していきます。

Cohesiveの公式サイトを開く

まず、Cohesiveの公式サイトを開きます。

Cohesiveのトップページ

右上の「Sign up」をクリック

右上のサインアップをクリックすると、ポップアップが表示されるので、「Continue with Google」をクリックします。

Cohesiveのサインアップボタン

CohesiveとGoogleアカウントの連携

連携したいアカウント選択

連携したいアカウントをクリックします。

Cohesiveに連携するGoogleアカウントを選択

「確認」をクリック

GoogleアカウントとCohesiveを連携する許可を求められるため、問題なければ「確認」をクリックします。

Cohesiveの画面に戻り、右上にGoogleアカウントのアイコンが表示されていれば連携完了です。

CohesiveとGoogleアカウントの連携を許可

CohesiveとGoogleアカウントの連携完了画面

Cohesiveには無料プランと有料プランが存在する

Cohesiveは無料でも十分使えますが、有料プランを契約すればより快適に利用できます。

Cohesiveの料金プランを表にまとめました。

プラン名 Starter Pro Team
料金 無料 $11/月 or &108/年 $11/月 or &108/年
機能 ・月10,000語の生成
・100以上のテンプレートの利用
・チーム間でのファイル共有
・無料ストレージの利用
・スタータープランの機能全て
・生成単語数が無制限
・カスタマーサポート(年中無休)
・視聴者とのコラボレーション
・プロプランの機能全て
・チーム単位での協力
・カスタマーサポートの優先

無料プランでも毎月10,000語生成でき、テンプレートも制限なく使えるため、試しに利用するには十分すぎるくらいです。

有料プランを導入する場合は、Teamプランが最も高機能ですが、Proプランと金額が変わりません。そのため、現状ではTeamを選択しておけば間違いないでしょう。

いずれのプランも機能を考えると安すぎるため、日本語に対応すれば国内でも広く普及しそうです。

契約についての詳細は公式サイトをご確認ください。

Cohesiveを使うときの注意点

Cohesiveを利用する際は以下の4つに注意しましょう。

  • 誤情報の生成
  • 18歳未満の利用禁止
  • 日本語未対応
  • 著作権の侵害

それぞれくわしく解説していきます。

誤情報を生成する可能性がある

Cohesiveに限らず、全ての文章生成AIに言えることですが、吐き出された文章が全て真実であるとは限りません。誤った情報を生成してしまう事があるため、AIで作ったテキストをそのまま使用するのは控えたほうがいいです。

とくにWebコンテンツやSNSでの投稿などは、誤情報がそのまま拡散されてしまい、トラブルを引き起こす恐れもあります。必ず有識者が生成文章を確認し、正しい情報であることを確認しましょう。

18歳未満は利用できない

Cohesiveは18歳未満の利用及び、プラットフォームへのアクセスを禁止しています。

18歳以上であることが証明できるGoogleアカウントと連携しなければ、生成したコンテンツの保存や共有ができないため、注意しましょう。

日本語に対応していない

Cohesiveは日本語に対応していません。そのため、利用規約なども全て英語で記載されています。

ブラウザなどの翻訳機能を使えばある程度は内容を確認できますが、翻訳が正確でないこともあるため、誤った認識で利用してしまうリスクがあります。

利用の際は十分規約を確認し、違和感がある場合は専門家や英語が出来る人に内容を確認してもらいましょう。

著作権の侵害に注意する

全てのAIで起こり得ることですが、Cohesiveで生成した文章が知らないうちに第三者の著作権を侵害してしまう可能性があります。

こちらに悪意がなかったとしても、著作者からの訴えがあればトラブルに発展することもあるため、十分注意しましょう。

生成された文章をそのまま使用するのは控え、ファクトチェックの実施をおすすめします。

Cohesiveを使えばさまざまな業務が効率化できる

Cohesiveは質の高い文章をスピーディーに生成できるAiエディターです。プロンプトを考える手間を減らし、豊富なテンプレートを用意することで、誰でも簡単に使える設計になっており、Webマーケティングはもちろん、業務効率の改善などさまざまな用途で利用できます。

しかし、Cohesiveは日本語に対応していないため、利用の際は翻訳ツールを組み合わせて利用する必要があります。

ただ、運営元が今後対応言語を増やす旨を公言していることや、日本語で出した指示に対して意図通りの文章を英語で返してくれることからも近いうちに日本語への対応も期待できそうです。

顧客対応やセールスライティングなど、文章作成に携わっている方は、ぜひ試してみてください。

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この記事を書いたライター

藤澤 尚也

藤澤 尚也

優良WEB編集長・JetB株式会社メディア事業部SV。前職の大手IT企業の同僚から誘いを受け、2018年に営業として入社。その後Webディレクターに転身し、3年以上経験を積む。多様な経験からくる幅広いWebリテラシーと持ち前の文章力を買われて優良WEBの編集長に抜擢。ベースとラーメン二郎をこよなく愛する。

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