ホームページ作成の費用相場について
いくらくらいが適切なの?
日本最大級のホームページ制作会社検索サイト
お急ぎの方はお電話で !( 平日10:00〜19:00 )
0120-926-227無料でWeb発注相談 ! 24時間受付中 !
メールで相談する「強調スニペットって何?」
「強調スニペットに表示されるにはどうしたら良いの?」
という疑問を抱えている、Web担当者になったばかりのそこのあなた!強調スニペットとは、自然検索結果に表示されるページの中から、検索エンジンが「検索者の答えに最も適している!」と判断した箇所を、検索結果最上部に表示する仕組みのこと。本記事では、
などを、写真を使ってわかりやすく解説します。
記事後半では、強調スニペットを非表示にする方法・強調スニペットの答えが間違っていた場合の対処法などの、おまけ情報も掲載していますので、ぜひ最後までご覧ください。
強調スニペット(フィーチャードスニペット)とは、ユーザーが質問をするような検索ワード(「〇〇とは」「〇〇の方法」「〇〇の値段」など)を入力した際、その回答となる情報を、検索結果の最上部に強調して表示する仕組みのことです。
強調スニペットには、検索エンジンがサイト内から抽出した回答箇所の文章・ページタイトル・ページへのリンク・URLが表示されます。検索結果に必ず存在するわけではありません。表示されるのは主に質問型の「インフォメーショナルクエリ」に対してのみです。
毎日のアルゴリズム変更によって、入れ替わりもたびたび起こるので、1度強調スニペットになればずっと強調スニペットであるというわけではありません。
例えば「強調スニペット」で検索すると、上の画像のように「強調スニペットとは何か」が簡潔に記された、強調スニペットが表示されます。
検索クエリに対する回答とともに、掲載元のタイトルが表示されていますね。今回は写真と文字での回答ですが、これが表やリスト、動画の場合も。
出典:静岡県/紅ほっぺ
強調スニペットに表示されているサイトにアクセスすると、わかりやすいように強調スニペットで表示された箇所にジャンプし、該当の文章が黄色いマーカーで強調されます。マーカーは、検索エンジン側が付けたマーカーなので、スクロールすると消える仕組みです。
ナレッジグラフとは、検索結果に関連するWeb上の情報を切り取って表示したデータベースのことです。検索結果の画面右側に表示されますが、存在する場合としない場合があります。
例えば源氏物語の登場人物「玉鬘」を検索する場合、検索結果に強調スニペットとナレッジグラフの両方が出てきました。両方ともWikipediaのページが表示されていますが、表示されている内容が異なります。
そもそも「玉鬘」には源氏物語の登場人物の意味と、物語中の巻名の「玉鬘」の意味、2つの意味が存在。
強調スニペットは「人物の通称」と表示されている一方、ナレッジグラフには物語中の「巻名のひとつ」と書かれており、物語のさわりやタイトルの元となった和歌などが表示されています。
これは、Google側が「人物としての玉鬘」を表示することがユーザーにとって有益だと判断し、強調スニペットに表示しています。そして、その関連情報として「玉鬘の登場する物語」の解説をナレッジグラフに表示しているのです。
つまり、強調スニペットが問いに対する答えで、ナレッジグラフは問いに対する答えの関連情報を表示しているということです。
強調スニペットは、「スニペット」の1つです。スニペットは「強調スニペット」と「リッチスニペット」の2種類からできています。これから、強調スニペットのおおもとのスニペットと、仲間のリッチスニペットについて解説していきます。
スニペットとは、検索結果で表示されるページの説明文のことで、英語の「切れ端」という意味からきています。説明文の内容は、検索エンジン側が自動で抜粋した文章または、サイト管理者がmeta descriptionに記載した情報です。
上図の枠内がスニペットとなります。アクセス回数が表示される場合も。上図にはパンくずリストも表示されていますが、こちらはリッチスニペットになります。
上の画像のように、スニペット内に写真が表示されたり店の評価や価格が表示されているなど、ユーザーが内容を視覚的に想像できるスニペットを、リッチスニペットといいます。
強調スニペットは、文章のみが書かれている印象があると思いますが、その他に4つの表示タイプがありますので、1つずつ紹介します。
例えば「関ヶ原の戦い 勝者」と検索すると、このように文章の上に画像が表示されます。この画像は、強調スニペットのサイト中の画像である場合もありますが、他のサイトの画像である場合も。つまり、必ずしも画像と文章が同一ページのものではないということです。
最近では、目次から強調スニペットの文章を形成したために、リスト番号も強調スニペットに表示されていることがあります。
この画像の強調スニペットを見ると、内容がリスト化されていますね。実際にサイトにアクセスしてみると、リストになっておらず下の画像のようにいちごの写真の下に品種名が記載されています。
これはGoogle側が、リスト化した方がユーザーにとって有益であると判断し、自動的に強調スニペットでリスト化を実行。リストタグのHTMLコードで書いてある文字や、見出しタグ付きの文字がリスト化される場合が多いです。
余談ですが、上の画像は「いちご 品種」の強調スニペットなのですが、「強調スニペットとは」で使用したスクリーンショットと見比べていただくとわかるよう、午前と午後では強調スニペットが違うサイトの情報になっていました。
冒頭でも説明した通り、日々アルゴリズムを変更しているので、「あれ、さっきまでの強調スニペットじゃない!」ということもよく起こるのです。
交通手段やホテルなど料金の検索をしたとき、この表型の強調スニペットがよく表示されます。これはサイト内で実際に用いられている表です。その一部をGoogle側が抽出して強調スニペットに利用しているのです。
YouTube動画の強調スニペットは、曲名やレシピなどを検索した際によく出ます。
歌詞が表示されたり、アーティスト情報やこの曲が入っているCDアルバム名が表示されていることも。他のタイプの強調スニペットより情報量が多かったりと異なる点があります。
ここからは強調スニペットに表示されるメリットとデメリットについて解説していきます。
まずはメリットから見ていきましょう。強調スニペットになるメリットとしては、アクセス数の増加と音声検索で有利になるという2つのメリットがありますので順番に解説します。
強調スニペットになることで検索結果の最上部に表示され、自然検索の順位が7位だったとしても1位より上に表示されるので、1位と同等の扱いを受けることになるでしょう。
強調スニペットに表示されると、ユーザーに有益な検索結果であるために、Google側が自動的に答えとして最適な場所をピックアップします。
その2つの理由から絶対的にユーザーの目に触れるので、アクセスしてもらえる可能性が大きくなります。
ただし、強調スニペットは一度選ばれると永遠に強調スニペットでいられるわけではないので、継続したアクセスの増加と考えることは避けましょう。
「Hey,Siri」や「OK,Google」と、日常で音声検索を使う場合があると思います。運転中や料理中など手が離せないときに役立つのが、Siriやアレクサなどの音声検索です。海外を中心に利用者は増えていて、音声検索のSEOも注目され始めています。
音声検索で回答に選ばれやすいのが、強調スニペットなのです。音声だけの回答なので、端的でなければいけないことから、短文で的を得ている強調スニペットが選ばれやすい傾向にあります。
続いてデメリットを紹介していきます。せっかく1位を取っていても、強調スニペットになることによってアクセス数を下げてしまう場合もあります。
2020年の1月24日にGoogleが検索結果ページの表示方法を変えました。以下は、発表された文章の日本語訳です。
Webページが強調スニペットの位置に昇格した場合、結果の最初のページでそれを繰り返すことはなくなりました。これにより、結果が整理され、ユーザーが関連情報をより簡単に見つけることができます。強調スニペットは、表示する10のWebページリストの1つとしてカウントされます。
つまり、強調スニペットになることは検索結果1位であることと同等なので、検索結果には含めないということです。
このルールに変更になる前までは、強調スニペットの下に引用元のサイトが1位として表示され、強調スニペットと1位を両方占拠することができました。そうすることで、ユーザーが同じページにアクセスしてしまう可能性があり、ユーザーにとって不利益だとGoogle側が判断したのです。
今までのルールを廃止し、強調スニペット=検索結果1位として扱われることになりました。
しかし、Google側で「強調スニペット=検索結果1位」だとしても、強調スニペットになることで、いわゆる「ゼロクリック検索」が増加し、ユーザーの求めている答えがアクセスしなくても表示されるので、クリニック率が低下する可能性があります。
純粋な検索結果で1位を取っていたとしても、強調スニペット以降の結果で10位以内にランクインすることはできないので、流入のチャンスを失うことにもなるかもしれません。
アクセス数を上げることを目指している際は、強調スニペットを目指すよりも、純粋な検索結果で1位を目指す方が得策な場合もあります。
強調スニペットは毎日更新されるアルゴリズムに基づいて、表示される記事が変更されたり、強調スニペット自体が消えることもあります。
日々更新されるのは、ユーザーにとっては有益なことなので仕方ないですが、強調スニペットによる長期的な流入は望めません。
強調スニペットに選ばれるために必要な条件を紹介していきます。
強調スニペットは、検索クエリに対する最も適した答えです。つまり、ユーザーにとって有益な情報が書かれている必要があり、ユーザーの求める情報とその情報の信頼性、文字量、見やすさや独自性が大切になってきます。
それらを追い求めると、結果として上位表示されるというわけです。上位表示された=強調スニペットに近づいたという指標になります。
上位表示された記事を参考にしつつ、独自性を含んだ価値のあるコンテンツを作って上位化を目指しましょう。
「検索クエリに対する最も適した答え」が強調スニペットになりますが、答えを考えるには、検索クエリをしっかりと理解する必要があります。検索クエリとは、ユーザーが検索エンジンで検索したキーワードのこと。
検索クエリを理解するためには、ラッコキーワードなどのサジェスト検索ツールを使って、ユーザーが本当に知りたいことを調査してみることが必要です。検索結果上位の記事を参考にするのも良いでしょう。
参考にしてライティングしたものを見直し、わかりやすい言葉への言い換えや短文にできる場所を探し、文章をブラッシュアップしていきます。問いに対する答えの文章だということを意識して、必要な情報を判断していきましょう。そうすることで、結果的に検索クエリに対する最も適した答えになります。
Googleに良い記事だと理解してもらうためにはHTMLタグでマークアップが必要です。HTMLタグとは、文字の強調や見出しなどの装飾に使われる<head>や<title>などの<>で囲まれているもののことです。
題名にはタイトルのタグ、h2にはh2のタグをつけることで、記事をGoogle側に理解してもらいやすくなります。正しく理解してもらうことで、評価される可能性が上がるでしょう。
Googleは、強調スニペットに表示する内容には以下のものを含まないと明言しています。
【強調スニペット】Googleのポリシー
①露骨な性表現
②差別的である
③暴力的である
④有害で危険である
⑤公共性の高いトピックにおいて広く合意が得られている内容と反している
引用:Google検索ヘルプ|強調スニペットに関するポリシー
※このルールは強調スニペットに適用され、リスティング広告は含まない
これらの内容を含むと強調スニペットに選ばれる可能性が0になってしまうので注意しましょう。
ここからは番外編として、強調スニペットを非表示にする方法と、表示された強調スニペットが答えとして間違っていた場合の対処方法をご紹介します。
強調スニペットのデメリットを見て「強調スニペットにしたくない」と思った方や「この部分だけは強調スニペットにしてほしくない」という方向けに、強調スニペットに選ばれないようにする3つの方法がありますので紹介します。
このタグは、下記のようにhead内に設定します。
<meta name="robots" content="nosnippet">
このタグを置くことで、強調スニペットに表示されることはなくなりますが、通常のスニペットも非表示になってしまうので注意しましょう。
「強調スニペットにはなりたいけど、ここの文章は採用してほしくない」という場合、このタグを置くことで指定部分を強調スニペットに選ばせない設定ができます。
<p>This text can be shown in a snippet <span data-nosnippet>and this part would not be shown</span>.</p> <div data-nosnippet>not in snippet</div> <div data-nosnippet="true">also not in snippet</div> <div data-nosnippet>some text</html> <!-- unclosed "div" will include all content afterwards -- <mytag data-nosnippet>some text</mytag> <!-- NOT VALID: not a span, div, or section -->
このタグを設置すると、強調スニペットと通常のスニペットの両方の文字数を制限できます。前提として、強調スニペットに表示される記事は、Googleの指定する最低文字数を超えていることが条件です。このタグを少ない値に設定するほど、強調スニペットに選ばれる可能性が低くなります。
値を0にすればnosnippetタグと同じ役割になりますが、通常のスニペットにも少し文字を表示させたいという場合に、このタグが有効です。
18文字に制限したいとき
<meta name="robots" content="max-snippet:18">
強調スニペットは、「検索クエリに対する最も適した答え」です。しかし、強調スニペットの答えが間違っていたり、不適切なものが表示されていた場合もあります。
その場合は、ユーザーがGoogleに報告することが可能です。
例えば上の画像のようにクエン酸を大さじ1用意したとき、重さはいくつになるのか検索します。すると、強調スニペットには、大さじ1は14グラムと書かれていますね。
しかし、他のサイトを閲覧してみるとクエン酸の大さじ1は9グラムと書かれています。
「クエン酸 大さじ 重さ」で検索すると、大さじ1は9グラムという情報が表示されました。このように、間違えた情報が表示されていることがあります。その場合は、間違っている方をGoogleに報告しましょう。
今回の場合は、14グラムとされている方は実際に量りで重さを量ってみた結果のようで、注意書きに「取り方のクセなどで多少の誤差はあり、一般的な値ではありません」と書かれています。9グラムとされている方は、計算式に基づいた理論的な数字でした。
一概にどちらが間違った答えとは言い切ることはできませんが、同じ意図で検索しているのに言葉の違いで異なった答えが出てしまうのはユーザーにとって不利益ですので、答えを統一させる必要があります。
後日談
この後(2021年2月16日)、筆者側でGoogleに報告をしました。次の日(2021年2月17日)に検索してみると、両方とも14グラムの記事が強調スニペットに変わっていました。
しかし、「クエン酸 大さじ グラム」で検索すると、9グラムの記事が強調スニペットに出ていました。
間違った強調スニペットを発見したときは、Googleに報告しましょう。強調スニペット右下の「フィードバック」という項目をクリックします。
そうすると、上の画像のように表示されるので、該当する報告内容を選択。今回は、誤解を招く回答と判断したので一番下の「誤解を招く、または不正確な回答」選択しました。
送信を押せば完了です。注意書きにも書いてある通り、報告したからといってすぐに強調スニペットから消えるわけではないので注意してください。
今回は、強調スニペットの種類や表示タイプ、メリット・デメリット、表示される方法までを見ていきました。
強調スニペットは、検索結果ページのトップにあり、ユーザーの目に触れる回数は圧倒的に多いですが、検索クエリに対する答えを検索エンジン側が抽出してあらかじめ表示しているので、クリックをされない可能性も高まるデメリットもあります。
強調スニペットを獲得しつつも、強調スニペットではなくなったときにも上位にランクインできるよう、常にユーザーに有益な情報届けることを意識していきましょう。