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SEO対策の見積もり依頼を考えている方必見!覚えておくべき基礎知識と費用を抑えるコツを紹介

樋口 可奈

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樋口 可奈

SEO対策の見積もり依頼を考えている方必見!覚えておくべき基礎知識と費用を抑えるコツを紹介

「SEO対策の相場ってどのくらいなんだろう?」

はじめてSEO対策を外注する方は疑問に思うのではないでしょうか。

金額について考えるのはちょっと待ってください。見積書を依頼する前にSEO対策の基本的な知識をつけておかないと、外注先選びに失敗してしまうかもしれませんよ。

本記事では、

  • 見積もり依頼前に知っておくべき6つのこと
  • SEO対策会社を選ぶ際のチェックポイント
  • SEO対策の外注費を抑えるコツ

について解説します。ぜひ最後まで読んでSEO対策の外注を成功させてください。

見積もり依頼前にSEOについて知っておくべきこと

SEO対策会社の中には、ほとんど効果のない対策だけを行って高額な請求をしてくる悪質な会社も存在します。
そうした会社に騙されず、自社に最適なパートナーを見つけるには最低限のSEOに関する知識をつけておくことが重要。

ここからは、見積もりを依頼する前にSEOについて知っておくべきことを解説します。

SEOの効果が出るには時間がかかる

SEO対策は、効果が出るまでに早くて3カ月、通常6カ月~1年ほどかかるといわれています。これだけ時間がかかるのは業者の技術に問題があるわけではなく、Googleのアルゴリズムの特性によるものです。

「すぐに効果が出ます」と謳う業者もありますが、間違いなく悪徳なSEO対策をされてしまいます。そうした業者が行う施策は、一時的には効果が表れても後から急激に順位が下落するといったペナルティを受ける可能性がありますので、騙されないよう気を付けましょう。

コンテンツの質が最も重要である

現在の検索エンジンが最重要視しているのはコンテンツの質です。質というのは何をもって判断されるかというと「ユーザーにとって有益なコンテンツかどうか」。

検索エンジンの文章を読み解く力は数年前に比べて格段に上がっています。内部対策や外部対策を行う前に、まず自分でコンテンツの質を上げられないか考えてみましょう。

代行を依頼するのであれば1から10まで丸投げにするのではなく、質問や相談、要望があればしっかり伝え「一緒になって質の高いコンテンツを作る」という意識をもっておくことが大切です。

ペナルティを受ける可能性がある

かつては被リンクの多さが重要視されており、被リンクを販売する業者が多く存在しましたが、現在は以前ほど重要視されていません。対策をしても効果が小さい上ペナルティを受ける可能性があります。

ペナルティの対象となるのは、被リンクの購入をはじめとする「ウェブマスター向けガイドライン」で禁止されている対策を行った場合です。検索順位を下げられたり、最悪の場合インデックスから削除されることもあります。

ガイドラインにしっかり目を通し、「SEO対策会社が禁止されている施策を提案してきていないか」をわかるようにしておきましょう。

https://yuryoweb.com/black-hat-seo/

根拠のない謳い文句を疑う

検索アルゴリズムの基準に従って検索順位が決められており、その検索アルゴリズムには200の指標があると言われています。しかし、検索アルゴリズムに含まれる指標は具体的に公表されているわけではなく、確実に上位表示させる方法というのは存在しません

「必ず上位表示させます」といった根拠のない謳い文句に騙されないようにしましょう。

Googleアップデートの影響を受ける

代表的な検索エンジンであるGoogleの検索アルゴリズムは、日々少しずつアップデートしています。大きなアップデートがある際は前もって概要が告知されることもありますが、基本的には自動で行われており、どう変動するかは誰も予測できません。

ただ、Googleはユーザーにとって有益な情報を提供するための改良を続けています。そのため、本当に質が高いコンテンツはどんどん評価が高まっていくはずなのです。

検索エンジンに向けて小手先のテクニックで対策していてもアップデートの影響を直に受けてしまいます。ユーザーにとって有益な情報を提供できるよう工夫を施すことで、アップデートで検索順位を落とすのを防げるでしょう。

これからはPCよりもモバイルを優先的に考える

これまでGoogleはPC版のWebページを見て評価してきましたが、スマートフォンの普及でモバイルからの検索の需要が急激に高まったことを受け、モバイル版のページで評価するモバイルファーストインデックスに踏み切りました。

当初予定されていた「2021年3月の完全移行」は実現しなかったものの、今後もモバイル版ページを優先的に評価することが発表されています。

PC版よりもモバイル版の使いやすさ、見やすさにこだわったサイト制作が求められているということです。

モバイルファーストインデックス(MFI)とは?影響や2023年現在の移行状況を解説

SEO対策会社の主なサービス内容

Webサイトの現状や目的によって行うべき施策は異なります。
見積もりを依頼する前に、SEO対策会社が行う主なサービス内容を把握しておきましょう。

SEO対策会社が行う主なサービスは以下の5つに分類されます。

  • コンテンツSEO
  • 内部対策
  • 外部対策
  • SEOコンサルティング
  • SEOサイト制作

ここからは、それぞれのサービス内容について詳しく解説します。

コンテンツSEO

Webサイト内のコンテンツの質を高めるための施策を指します。
SEO対策会社が扱う主なサービスは以下の2つです。

  • コンテンツ作成・改善
  • キーワード選定

コンテンツSEOで最もメジャーな「コンテンツ作成・改善」を外注する場合、既存のコンテンツを改善するケースと、新しく作成するケースがあります。

既存のコンテンツを改善する場合、Googleアナリティクスなどの解析ツールを使って直帰率や滞在時間を分析し、数値が良くないページを特定。そして検索ユーザーの検索意図に応えられているか、わかりにくい文章になっていないかといった視点で原因を見つけ出します。そこから必要に応じてリライトや追記をしてコンテンツの質を改善させるというサービス内容です。

コンテンツ作成の代行は、優良な会社であればキーワードを適切に含みながらユーザーの検索意図に沿った記事を納品してもらうことができます。外注ライターが格安で書いていることも多く、コンテンツの質はライターに依存してしまう点に注意が必要です。「自分で記事を書く」という選択肢も視野に入れながら検討しましょう。

内部対策

Webサイト内を改善し、検索エンジンのクローラーの巡回を促したり、ユーザビリティを向上させるための施策を指します。
SEO対策会社が扱う主なサービスは以下のとおりです。

  • 内部リンク改善
  • サイト高速化
  • SSL化
  • HTMLの最適化

検索エンジンのクローラーがWebページを巡回するために既にインデックスされているページのリンクを辿っています。そのため、内部リンクを改善すれば、クローラーはスムーズにそれぞれのコンテンツを巡回でき、その分情報が伝わりやすく評価も高まりやすくなるのです。また、サイト内の重要なページに内部リンクを集めることでサイト全体の構造を明示でき、SEO効果を高められます。

ユーザビリティを高めるための施策は、専門家でないと難しいケースも。特にサイト高速化は、コアアルゴリズムの導入で、SEOよりに大きく影響が出ることが予想されます。画像サイズを小さくするなど簡単にできる部分は自分で改善を行いつつ、テクニカルな部分は業者にお願いするとよいでしょう。

SEO内部対策とは?絶対やるべき20のチェックリストとやってはいけない対策法

外部対策

被リンクを増やし、検索エンジンの評価を高めるための施策を指します。基本的に、SEO対策会社が保有するWebサイトにリンクを貼るというサービス内容です。

前述の通り、被リンクの購入はGoogleが禁止している対策方法でペナルティを課される可能性があるためおすすめできません。「すぐに効果が出る」「少しずつリンクを増やすから大丈夫」といった営業トークを真に受けないようにしましょう。

被リンクとは?SEO効果の高い良質な被リンクの増やし方と悪質な被リンクの危険性を解説

SEOコンサルティング

ヒアリングやサイト分析を通し、サイト全体の改善点を見つけ出してくれます。他のサービスとは違って戦略の設計が軸となり、SEO対策の核となる施策を行うのが特徴です。

基本的には、対策自体は自社で行うこととなり、場合によっては代行まで対応してくれるケースもあります。長期的にWebサイトを成長させたい方向けのサービスです。

SEO対策会社の主な料金形態

SEO対策の見積書を理解する上でつまづきやすいポイントとして挙げられるのが料金形態です。SEO対策会社の主な料金形態は以下の3つがあります。

  • 月額固定型
  • 一括払い型
  • 成果型報酬

サービスの内容やSEO対策会社によって設定されている料金形態が異なります。中にはリスクが含まれるものもあるため、前もって理解しリスクを回避することが重要です。

ここからは、それぞれの料金形態の特徴を解説します。

月額固定型

月額固定型の特徴

  • 月額●●円といったシンプルな料金体系
  • 対策内容や対策会社によっては契約期限の縛りが設けられていることがある
  • 外部対策やSEOコンサルティングに多い
  • ミーティングやフィードバックなどが手厚い傾向にある
  • メリット:費用感がわかりやすい
  • デメリット:効果が出なくても費用が発生する

SEO対策会社ごとに設定されている料金の幅は広く、Webサイトの規模やレポーティングの頻度などの要素によっても上下します。

もし対策の効果が出なくても解約すれば無駄な予算をかけずに済むので、見積もり時、契約期限の縛りがあるかの確認をしておくと良いでしょう。

一括払い型

一括払い型の特徴

  • 一括先払い形式、スポット型と呼ばれることもある
  • コンテンツSEOや内部対策に多い
  • 長期間サポートしてもらえるサービスではない
  • メリット:少ない予算で始められる施策もある
  • デメリット:上位表示されても費用が発生する

その名の通り、一括で支払う料金形態です。「コンテンツ制作代行」や「サイト設計」などでこの料金体系がとられることが多く、例えば記事の執筆は10記事●万円というような提示をされます。

コンテンツSEOは比較的低予算で外注ができますが、内部対策は高額なケースが多く、効果が出なくても費用が発生するため、慎重に検討する必要があります。

成果報酬型

成果報酬型の特徴

  • 特定のキーワードで●位以上に表示されたら●●円といった料金体系
  • 成果が出なければ利益が出ないため、月額固定型などに比べて分析やフィードバックなどを丁寧にやってもらえないことも
  • 被リンク対策の業者が多いため注意が必要
  • メリット:成果が出なければ費用がかからない
  • デメリット:成果が出るとかなり高額

重要なキーワードのみに絞って対策することで必要最低限の費用に抑えることができる反面、コンバージョンが見込めないようなマイナーなキーワードで上位表示しても費用が発生することも。上位表示した際の請求金額がかなり高額なケースがあるため注意が必要です。

SEO対策会社を選ぶ際のチェックポイント

見積もりを依頼する会社を絞ったり、見積もりを取った中から契約する会社を選ぶ際にチェックするべき6つのポイントを解説します。

担当者のSEOに関する知識

SEOに関する質問を投げかけ、知識が本当にあるか確かめましょう。優良な業者であれば、きちんと答えてくれるはずですが、決められた対策だけをただ作業として行うような業者も少なくありません。

知識のない業者に任せると、悪気なく禁止されている施策を行われてしまい、気づいたときには取り返しのつかないことになってしまうこともありますので、積極的に質問して知識がある業者を見つけてください。

上位表示実績

気になっているSEO対策会社が、本当に効果を出してくれるかの目安として、その会社のWebサイト自体が何かしらのキーワードで上位表示されているか検索してみましょう。もし渋谷のSEO対策会社であれば「渋谷 SEO対策」や「渋谷 内部対策」といったキーワードで検索してみてください。

本当に実力がある会社なら、自社サイトもSEO対策を施すはずなので、サイト内の実績を見るよりもこの方法だと実力がはっきりとわかります。

見積書の内容

  • 月額費用は安いが契約期間が長い
  • 途中解約の定めがない

これらに当てはまる提案や見積書を提示された場合、注意が必要です。

外注した対策の効果が出なくなったからといって解約させてもらえなかったり、解約できたとしても残債の支払を要求されるといったトラブルになりかねません。契約前に必ず「契約期間」と「解約」に関する内容をチェックしましょう。

リース契約に注意

リース契約型のプランでは、「月額●●円×60カ月 ソフト付き 途中解約不可」というような料金設定をされ、月々の費用は比較的安い反面、総額はかなり高額になるというケースが多くあります。

SEO対策におけるリース契約型のサービスは、ただ単に高額なだけでなく、「効果が無いのに高額且つ解約ができない」という悪質なものがほとんどです。

さらに、ソフトにプログラミングされた施策の内容によっては、効果が無くなるだけではなく検索エンジンのアルゴリズムアップデートによってペナルティを課せられる可能性もありますので、目先の費用削減に誘惑されないよう、しっかりと契約内容を確認しましょう。

進捗状況の共有方法

SEO対策会社に1から10まで丸投げにするのではなく、対策の成果が出ているか、進捗状況を定期的に確認することが重要です。

費用を請求するだけで、ほとんど対策をしてくれないような悪質な業者も存在します。優良な会社であれば週に1回のレポートや月1回の打ち合わせなどの体制が整っているはずです。対策内容を隅々まで把握しておきましょう。

順位が下落した場合の対応

1度は順位が上がったWebページも検索アルゴリズムのアップデートによって、順位が下がってしまうことがあります。特に被リンク対策では、一時的に検索順位が上がり、少し経ったころにペナルティを受け、ランキング圏外にまで落とされてしまうことも。

こういったケースに陥った際、トラブルになる恐れがあるため、契約時から順位が下落した場合やペナルティを受けた場合のサポートについて確認しておきましょう。

サービス利用者からの口コミ

実際にサービスを利用した人の口コミを調べましょう。

ただし、ネットで出回っている口コミは、自作自演のものも多いため鵜呑みにはしないようにしてください。とはいえ、悪い口コミが目立つ会社は候補から外しても問題ないでしょう。

SEO対策の外注費用を抑えるには

できることなら外注費用を抑え、費用対効果の高いSEO対策をしてくれる会社に依頼したいですよね。ここからは、SEO対策の外注費用を抑えるための3つのポイントを解説します。

複数の会社の見積もりを取る

SEO対策に関するサービスを提供する会社は多く、会社によって料金設定に大きな差があります。
対策会社によっては本来必要のない作業を含めたプランで高額な費用を提示されることもあり、1社の見積もりだけで決めてしまうのはおすすめできません。

良質な対策会社であれば、必要な対策方法だけを提案してくれるはずです。複数の対策会社に見積もりを依頼し、費用対効果の高いサービスを提案してくれる会社に依頼しましょう。

安さばかりに捉われないようにする

安さばかりに捉われて対策会社を選ぶと、効果が得られなかったり、後から高額の請求をされたり、長期的にみたときに費用がかさむこともあります。

無理のない予算の範囲内で会社を選ぶことも大事ですが、SEO対策会社の中には悪質な会社も存在するのが現実です。しっかりと知識をつけ、提案内容の妥当性を判断できるようにしておきましょう。

自力でのSEO対策も検討する

本来SEOは、知識さえつければ自力で行うことができるものです。もしも費用を抑えることが最優先なのであれば、社内でSEO対策をすることも検討してみてください。

網羅的に対策するのは難しいかもしれませんが、簡単な対策もあります。例えば「定期的にブログ記事を更新し、Webサイト内にコンテンツを増やす」という方法です。サイト全体のSEO効果の向上が期待できます。

「コンテンツが少ないWebサイト」と「コンテンツが多いWebサイト」では、圧倒的にコンテンツが多いWebサイトの評価が高くなります。
ただし、「質が高いこと」と「それぞれの記事の関連性が高いこと」も検索エンジンから評価される重要なポイントなので、ただ質の低いコンテンツを量産することは避けましょう。

下記の記事内で、その他の具体的なSEO対策方法についても解説していますのでぜひ読んでみてください。自力でできる対策が見つかるはずです。

【入門編】SEOとは?初心者でもわかりやすく基礎知識を解説!

SEOの見積もり依頼前に正しい知識を身につけましょう

SEO対策は、正しく行えばWebサイトを大きく成長させることができます。
しかし、知識がないまま外注し、それが悪質な業者だった場合、逆効果になってしまう場合も。

自社に最適なSEO対策会社を見つけるには、まずはSEOに関する最低限の知識が必要です。そうすることで見積書に書かれた内容をしっかり理解することができ、契約後のギャップを防ぐことができます。

SEO対策の見積もりを依頼する際、本記事を参考にしていただけると幸いです。

この記事を書いたライター

樋口 可奈

樋口 可奈

運営元のJetB株式会社メンバーで優良WEB立ち上げから参加。得意ジャンルはSEO、マーケティングやEC分野。これまでに数百記事を執筆した経験を活かし、読者にわかりやすい記事を提供します。趣味はアイドルのライブや漫画鑑賞。

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この記事を監修した人

金井 宏透

金井 宏透

JetB株式会社顧客マーケティング支援部マネージャー。2008年から大手IT企業にて広告・SEOのセールマネージャーを経験した後、モバイルゲーム会社にてマーケティングに従事。2019年より優良WEB運営元であるJetB株式会社にジョイン。

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