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メールで相談するJPEG、GIF、PNG…さまざまな種類がある画像形式。
「どの画像形式にすれば良いかわからない…」
「画像形式ごとの違いを知りたい」
そんな悩みや疑問をお持ちではありませんか?画像形式は、画質やデータ容量、Webサイトの表示速度に大きな影響を与えるため、目的に合わせて適切なものを選ぶことが重要です。
そこでこの記事では、7つの画像形式について、それぞれの特徴をご紹介します。画像形式を理解するための基礎知識から、用途に合ったおすすめの形式まで詳しく解説。また、一目で特徴や用途がわかる便利な早見表も用意しています。それぞれの違いや特徴を理解すると、目的に合わせて画像形式を選べるようになるため、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
JPEG(JPG) | PNG | GIF | TIFF | BMP | SVG | WebP | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
読み方 | ジェイペグ | ピング | ジフ | ティフ | ビットマップ、ビーエムピー | エスブイジー | ウェッピー |
拡張子 | .jpgまたは.jpeg | .png | .gif | .tifまたは.tiff | .bmp | .svg | .webp |
色数 | 1,677万色 | 最大280兆色 | 256色 | 1,677万色 | 1,677万色 | 280兆色 | 1,677万色 |
圧縮 | 非可逆 | 可逆 | 可逆 | 非圧縮 可逆 非可逆 | 非圧縮 (可逆圧縮も可能ではある) | 可逆 | 可逆 非可逆 |
透過 | ✕ | ◯ | ◯ | ◯ | ✕ | ◯ | ◯ |
データ容量 | 小さい | 小さい(色数の多い画像では大きくなる) | 非常に小さい | 大きい | 大きい | 小さい (複雑な画像では大きくなる) | 小さい |
Web対応 | ◯ | ◯ | ◯ | ✕ | ✕ | ◯ | ◯ |
用途 | 写真 | ロゴ、アイコン、イラスト | ロゴ、アイコン、イラスト、アニメーション | 写真、印刷 | 高画質な画像編集 | ロゴ、アイコン、イラスト | 写真、ロゴなど幅広く対応 |
画像形式には、JPEG、GIF、PNGなどのさまざまな種類があります。まずは、基礎知識として「拡張子」と「圧縮方法」を理解しましょう。
拡張子とは、ファイルの種別を判別するための文字列のことです。ファイル名末尾についている「.(ピリオド)」と英字の組み合わせの3〜4字の文字列のことを指します。
たとえば画像ファイルでは、JPGなら「.jpg」、GIFなら「.gif」というように表します。また、音楽ファイルでは「.mp3」、Word文書では「.docx」というように、拡張子は画像ファイル以外でも用いられます。
圧縮とは、データのサイズを小さくして軽量化することです。ストレージ容量の圧迫を防いだり、転送速度が向上したりといったメリットがあります。圧縮方法には「非圧縮」「可逆圧縮」「非可逆圧縮」の3つがあります。
圧縮方法 | 特徴 |
---|---|
非圧縮 | 圧縮をしない保存形式のこと。 そのままの状態のため、画像の解像度、色彩、サイズ、内容を損なわずに保存可能です。 一方、パソコンの容量を圧迫する、Webサイトの遅延原因になるというデメリットもあります。 |
可逆圧縮 | 一度圧縮したデータを、元通りの状態に復元できる圧縮方法のこと。 圧縮の過程でデータを削ることなく小さくするため、非可逆圧縮に比べると圧縮率が低いのが特徴です。 |
非可逆圧縮 | 一度圧縮すると元の状態には戻せない圧縮方法のこと。 圧縮の過程でデータを削るため、画質は劣化してしまうものの、可逆圧縮に比べると圧縮率が高いのが特徴です。 |
ここからは、代表的な7つの画像形式の特徴についてご紹介します。
JPEG(ジェイペグ)は「Joint Photographic Experts Group」の略で、最もポピュラーな画像形式です。「.jpg」または「.jpeg」の2つの拡張子がありますが、どちらを使用しても問題ありません。
フルカラー1,677万色と色数が多く、写真に適した画像形式です。風景やグラデーションなどの繊細な色の変化も美しく表現できます。また、大きな画像ファイルも大幅に圧縮して、データ容量を小さくできるメリットがあります。
グラデーションをきれいに再現できる性質がある一方、輪郭のはっきりした文字や図形などの画像は、境目がぼやけてしまうので適していません。また、JPEGは非可逆圧縮のため、一度圧縮すると元の状態に戻せないデメリットがあります。サイズ変更や上書きでも画質が劣化してしまうため、圧縮する際には、元データを保存しておきましょう。
PNG(ピング)は「Portable Network Graphics」の略で、Webで使われるために生まれた画像形式です。PNGには、256色に対応した「PNG-8」、フルカラー1,677万色に対応した「PNG-24」、透過ができる「PNG-32」の3種類があります。どれも拡張子は「.png」です。
PNG-8は、色数の少ない画像を小さなデータ容量で保存できる画像形式です。透過もできるため、ロゴやアイコンに適しています。PNG-24は、JPEGのように色数の多いグラデーションのある画像に最適です。JPEGと違い、可逆圧縮のため加工や編集を繰り返しても画質が劣化しない特徴があります。PNG-32は、PNG-24に透過情報をもたせたもの。透明度の調整ができるので、透過を活かした画像を使用するシーンに有効です。
以上のように、PNGは3種類あるので、幅広い目的に合わせて利用できます。PNGに共通しているのは可逆圧縮のため加工や保存を繰り返しても画質が劣化しないことです。一方で、写真やグラデーションといった色数の多い画像では、データ容量が大きくなってしまうデメリットがあります。
GIF(ジフ)は「Graphics Interchange Format」の略で、色数の少ない画像を表示するときに使われる画像形式です。
GIFの大きな特徴は、他の画像形式と異なり、アニメーションを表示できることです。小さいデータ容量で作れるシンプルなアニメーションは、SNSのスタンプや広告などにも活用されています。
GIFで画像を保存するメリットは、256色以下と色数が限られているため、データ容量が非常に小さいことです。また、透過も可能です。さらに、可逆圧縮のため、圧縮しても画質を損なわず、後から元通りに復元できます。
デメリットは、色数が少ないため風景写真のように色数の多い画像の表示には不向きであることが挙げられます。
TIFF(ティフ)は「Tagged Image File Format」の略で、大きな画像や高解像度の画像を必要とするシーンで使われる画像形式です。TIFF画像は「非圧縮で保存できる特性」と「圧縮方法を選べる特性」を持ち合わせています。
非圧縮の場合、画像品質を保ったままデータのやりとりが可能なため、JPEGよりもきれいに印刷できるのがメリットです。画質を最優先する印刷や出版業者で多く使用され、さまざまなグラフィックソフトで開くことができます。
デメリットは、非圧縮のTIFFファイルはデータ容量が大きく、Webに非対応であることです。Webで使用したい場合は、JPEGやPNGなどへ変換する必要があります。
BMP(ビットマップ、ビーエムピー)は「Microsoft Windows Bitmap Image」の略で、Windowsパソコンで高品質な画像を表示し、印刷可能な写真を保管するために開発された画像形式です。現在はWindows専用ではなく、多くのMacやAndroidデバイスでも対応しています。
BMPのメリットは、基本的に非圧縮のため、何度編集しても画質が劣化しない点です。保存用として使用したり、解像度の高い画像を編集したりするときに最適です。
一方、データ容量が大きいため、保存やWebでのやり取りには向いていないというデメリットがあります。TIFF同様、Webで使用する際には、JPEGやPNGへの変換が必要です。
SVG(エスブイジー)は「Scalable Vector Graphics」の略で、数値情報の集まりによってできた画像形式のため、他とは異なる特徴があります。
SVGは拡大縮小しても画質が劣化せず、輪郭も乱れることなく表示されます。また、数値情報を変えることで、後から色や形の変更が可能です。文字を書き換えることで部分的な変更ができるため、利便性の高い画像形式だといえます。アニメーションにも対応しています。
アイコンやロゴのようにシンプルな画像であれば、PNGよりデータ容量は小さくなります。しかし、風景写真のように繊細で複雑な画像は、データ容量が大きくなってしまうため向いていません。
WebP(ウェッピー)は、Googleが表示速度の向上を目的として開発した新しい画像形式です。画質を保ったまま、データ容量を軽量化できることが大きな特徴です。軽量化すると、サーバーへの負荷を減らし、Webサイトへの読み込み時間を短縮できるメリットがあります。表示速度が向上するため、SEO対策としても有効だといえるでしょう。
また、PNGのような背景透過を軽量化で実現したり、GIFのようなアニメーション表現をしたりと、幅広い用途で利用できる魅力があります。画像形式をあれこれ悩む必要がなく、一本化できる利便性の高いフォーマットだといえるでしょう。
WebPは2010年に発表された比較的新しい画像形式のため、Internet Explorerなどの古いブラウザでは非対応です。とはいえ、現在では主要なブラウザにはほとんど対応しているので、あまり気にする必要はありません。今後のWebPの普及に合わせて、対応可能な変換ツールやサービスも増えてくることが見込まれます。
用途別にどの画像形式を使えば良いのかをご紹介します。それぞれの特徴を活かして適切に使い分けをしていきましょう。
【用途別画像形式早見表】
用途 | 画像形式 |
---|---|
写真を使うとき | JPEG |
イラストを使うとき | PNG、GIF |
透過させたいとき | PNG |
簡単なアニメーションを表現するとき | GIF |
SEOを意識する時 | WebP |
メインビジュアルやバナーなどで写真を使う際にはJEPGがおすすめです。JEPGはフルカラーで1,677万色に対応しているため、植物や風景といった繊細な写真でも色彩豊かに表現できます。
ロゴやアイコンなどでイラストを使う際は、PNGかGIFがおすすめです。どちらも色数の少ない画像に適している上、透過もできます。ロゴやアイコンのようにシンプルで背景のないイメージを作るのに最適です。
透明処理ならPNGがおすすめです。GIFでも透過はできますが、PNGなら透明度を自由に調整ができるのため、活用シーンが広がります。
簡単なアニメーションをつけたいならGIFが最適です。データ容量を抑えつつもパラパラ漫画のようなシンプルなアニメーションを作れます。ページを開くとクリックをすることなく動画が再生され、無限ループで好きなだけ視聴できます。
SEOを意識するときにはWebPがおすすめです。WebPなら、画質を維持したままデータ容量を小さくでき、読み込み時間を短縮できます。
表示速度は、SEOの評価において重要な指標です。WebPを使ってページスピードが改善されることは、離脱率の低下やユーザー満足度の向上につながるため、SEO対策としても効果的だといえるでしょう。
今回は7つの画像形式について、それぞれの特徴やおすすめの用途をご紹介しました。目的に合った画像形式を選ぶと、Webサイトの表示速度やデザインの改善につながります。それぞれの特徴を理解して、適切に画像形式を使い分けしましょう。