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ECサイトに必要な機能とは?押さえるべき13の機能とあると便利な10の機能を解説!

優良WEB編集部

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優良WEB編集部

「ECサイトに必要な機能って何があるんだろう?」

これからネットショップを立ち上げようと考えている方は、疑問に感じるのではないでしょうか。

ECサイトには、商品検索機能や問い合わせフォーム、受注管理機能をはじめとした13の機能が最低限必要です。また、「無くても運営できるけど、あると便利」な機能もあります。

本記事では、

  • ECサイトに最低限必要な13の機能
  • ECサイトにあると便利な10の機能

について解説していきます。ぜひ最後まで読んで、自社ECに追加する機能を検討してみてください。

ECサイトに最低限必要な13の機能

EC立ち上げにおいて、必要となる機能は以下のようにわけることができます。

・フロントエンド(ユーザーサイド):ユーザーの目に触れる機能
・バックエンド(店舗サイド):サービスを維持するための機能

ここでは、「フロントエンド」と「バックエンド」に必要な機能をご紹介していきます。

フロントエンドで必要な機能

フロントエンドで必要な機能をご紹介します。フロントエンドでは、いかにユーザーに快適なUIを提供できるかが重要です。

①マイページ

マイページとは、会員登録を行ったユーザーに設けられる個人のページのことです。登録時に設定したメールアドレス、パスワードでログインし、これまでの購入履歴を見たり会員情報の変更を行ったりすることができます。

マイページ機能を設けることでユーザーの囲い込みができるため、再購入に促すのに効果的です。

②商品検索

ユーザーがECサイトで商品を探すとき、多くの場合サイト内検索が用いられます。
数多くの商品を取り扱うようになることも想定できるため、商品検索は必要な機能です。

③ショッピングカート

ショッピングカートは、顧客が購入予定の商品を入れておく機能で、「買い物かご」とも呼ばれています。商品ページにある「購入する」や「カートに入れる」ボタンをクリックすると、ショッピングカートに商品が追加されます。

ユーザーは商品をカートに入れても、購入を取りやめることもあるので「カートを空にする」や「削除する」のボタンも必要です。

④決済

ECサイトでの主要な決済方法には以下のような方法があります。
・クレジット決済
・コンビニ決済
・代引き
・銀行振込

キャッシュレス決済が進んでいる現在、ユーザーは複数の決済方法から選べたほうが便利です。クレジット決済においては、VISA・Mastercard・JCB・American Expressといったメジャーな国際ブランドの対応は必須だと言えます。

一方で、「カード決済以外の方法でないと決済ができない」というユーザーも一定数存在するため、振替や銀行振り込みにも対応できると親切です。しかし、銀行振込以外の方法はそれぞれで契約・手数料が発生するので、取り扱う商品や、ユーザーの傾向に合った決済方法を選択しましょう。

また、クレジット決済の場合、『トークン決済』にすることをおすすめします。なぜなら、トークンでない場合、ECサイトのデータベースに顧客クレジットカード情報が残ってしまうからです。

万が一ハッキング等の被害に遭った場合、重要な個人情報が流出する恐れがあります。それがトークン決済だと、自社のデータベースにカード情報を残さずに、決済代行サービスが個人情報を保管します。そのため、トークン決済だとカード情報の漏えいを防ぐことができます個人情報を扱うECサイトでは、セキュリティ対策がとても重要です。

⑤セキュリティ

顧客の氏名や住所、クレジットカードなどの個人情報を扱うECサイトは、一般的なサイト以上にセキュリティ対策を行う必要があります。対策のための機能はいくつかありますが、最低限のセキュリティとしてまず導入すべきなのは「SSL」です。

SSLとは、インターネット上で重要なデータを暗号化して送受信する仕組みのことで、第三者からの不正取得を防げます。ECサイトには膨大な数の個人情報が蓄積されているため、サイバー攻撃を仕掛ける側はあらゆる方法を使ってきます。

被害に遭ってサービス停止という事態になれば売上は減少しますし、個人情報の流出が明らかになれば社会的信用を失う可能性もあります。トラブルを未然に防ぐためにも、しっかりとしたセキュリティ対策を行うべきです。

最近ではHTTPSになってない、いわば「独自SSL化」されていないECサイトは、Google Chromeなどのブラウザからアクセスしようとすると「安全ではないとサイト」と認識され、そもそもアクセスできなかったりします。

⑥FAQ/ショッピングガイド

FAQとは、ユーザーの不安を取り除くための機能で、ショッピングガイドと呼ばれることもあります。

ECサイトでは、実際の商品を見ること、手に取ることができないため、ユーザーは商品や購入方法に対して様々な疑問を抱くことが想定されます。ただ質問と回答を並べるのではなく、以下のように問い合わせが多そうな内容を事前にまとめておくことで、ユーザーの不安を取り除くことができ、離脱率の低いECサイトになります。

・会員登録について
・注文方法について
・支払いについて
・配送について
・キャンセル・返品について

上記のような情報は、特定商取引法に基づく表記のページに法律上、書かなくてはいけない事項ですが、それとは別にユーザーに対してわかりやすくFAQで想定される質問を提示してあげるほうが親切です。

最初からFAQを構築しておき、ECサイトを運営していくなかで質問を追記できる状態にしておくと良いでしょう。

⑦問い合わせフォーム

「FAQで解消できない疑問」を問い合わせるための場です。問い合わせフォームを設置することで、ユーザーは問合せやすくなり、運営者側は管理がしやすくなるというメリットがあります。

フォームには、氏名やメールアドレス、問い合わせ内容の記入欄の他に、問い合わせ内容を絞り込む選択肢があると内容を把握しやすくなるでしょう。

バックエンドに必要な機能

バックエンドに必要な機能をご紹介します。バックエンドがしっかり構築できれば、ECサイトの運営が円滑に進められるので、結果的にユーザーの満足度向上にも結びつきます。

⑧受注・配送管理

受注・配送管理は、顧客から購入された商品を管理するための機能です。

顧客にスピーディーに商品を届けられるのはもちろんですが、購入された商品を取りまとめることで、人気のある商品の傾向を把握することもできます。

⑨在庫管理・商品発注

在庫管理は、自社が抱える在庫を管理する機能です。品薄になってきた商品を発注したり、売れ行きの悪い商品の入荷を抑えたりすることができます。

品切れによって販売チャンス逃すことなく、そして過剰在庫にならないように在庫管理を行う必要があります。

⑩顧客管理

顧客管理は、会員登録している顧客の情報を管理する機能です。

名前や住所などの基本情報とともに、購入履歴・購入頻度・会員ランクなど詳細なデータも管理することでキャンペーンやおすすめ情報の案内を送ることができます。

⑪売上集計

売上集計は、売上金額や受注件数を集計する機能です。この機能がないと個別で集計しないといけなくなるため、手間がかかってしまいます。

ただ集計するだけでなく、売上状況をまとめたレポートグラフがあれば、いつ・どこで・どんな人が購入したのかを把握でき、顧客属性などを一目で確認できます。

⑫コンテンツ管理

コンテンツ管理は、ページの編集・発信ができる機能です。ブログの投稿などにより、企業から顧客に対して新商品・サービスの魅力をアピールすることができます。

しかし、普通のネットショップやASPの機能だとこの『コンテンツ管理機能』は弱いです。「店長日記」のような簡易的なものしかなく、SEOの内部対策などのしっかりした対策はできません。各社、コンテンツ管理機能は存在しますが、本格的なコンテンツ管理を行うのであればWordPressや専門のCMSにしたほうが良いでしょう。

その例として、ASPである「ショップサーブ」には元々デフォルトで簡易的なコンテンツ管理機能を搭載していますが、コンテンツSEOは対応できないため、オプションで「コンテンツ管理の部分だけWordPressにできるプラン」が用意されています。ショップサービスが自ら提供しているくらい重要なので、本来はWordPressなどのCMSを使用することが望ましいです。

⑬注文メール自動送信機能

注文が入った際、顧客と運営者双方にメールが自動送信される機能です。シチュエーションに合わせたテンプレートを作成しておけば、毎回文章を編集する必要なくメールを送れます。手動で送信しなくて済むので、作業効率化にも役立ちます。

ECサイトにあると便利な10の機能

これから紹介する機能をECサイトに追加することで、顧客の使いやすくなることはもちろん、運営者にも様々なメリットが生まれるので積極的に取り入れていきましょう。

①商品ランキング

商品ランキングは、人気のある商品をランキングで表示する機能です。ユーザーは商品の購入を検討するとき、レビューと一緒に商品ランキングを参考にする傾向にあります。ランキングが高いということは、それだけ『満足度の高い商品』と判断できるためです。

売れ筋商品だけでなく、「担当者・スタッフのおすすめランキング」「定番ロングセラーランキング」など独自のランキングをつくることで、人気商品のプロモーションを効果的に行うことができます。

②キャンペーン・タイムセール

キャンペーンやタイムセールは、「期間限定」というお得感をアピールすることに最適です。タイムセール機能は、開始・終了時刻を前もって設定しておけば自動的に開始されるので、管理者が開始時刻に合わせてパソコンを操作する必要はありません。会員限定のキャンペーンやタイムセールは「会員登録している人」が対象となるため、新規会員の獲得にも効果的です。

③メルマガ

メルマガは、ターゲットを絞り込んで直接情報を発信できる機能です。例えば、誕生月の顧客に対して、パスワードを入力した人しか閲覧できない限定サイトのお知らせや、初回購入者に対してポイント付きのサンクスメールを送ることができます。ユーザーの属性に基づいたメルマガを配信していけば、集客だけでなく売上アップも期待できます。

➃ソーシャルログイン・SNS連携

ソーシャルログインとは、SNSやGoogle、Yahoo!、Appleなどのアカウントを利用してサイトにログインするシステムのことです。会員登録の手間が省けるため、ユーザーにとって購入のハードルが低くなります。

また、SNS連携ボタンを設置すればユーザーは気軽にシェアすることができるので、商品やサービスを知ってもらえる機会が増え、アクセス数アップも期待できます。

⑤レコメンド

レコメンドは、購入履歴や閲覧履歴からユーザーにおすすめの商品を表示して、売上アップにつなげる機能です。「アップセル」や「クロスセル」に効果的をもたらします。

データを蓄積して精度を上げれば、顧客にとっても欲しい情報が手に入りやすくなるので、レコメンドは双方にとってWin-Winの機能だと言えます。

⑥レビュー・口コミ

レビューは、商品を購入した顧客が、実際に使用した感想などを書き込む機能です。投稿されたレビューは、他のユーザーにとって購買行動の参考になるため、口コミ効果も狙えます。

レビューを投稿すると「ポイント」や「割引クーポン」をもらえるようなシステムにすれば、自然とレビューの数も増えていくでしょう。

⑦ チャット

チャット機能を設けることで、リアルタイムでユーザーからの疑問に対応することができます。問い合わせに対してスピーディーに対応することができるため、機会損失も防げます。

⑧統計・分析

商品ごとのクリック数や閲覧時間、カートからの削除率を集計して分析することで、サイトのデザインやUIの問題点が見つかります。それらの改善を図っていくことが、売上向上へとつながっていきます。また、人気商品の検索ワード分析などもSEO対策には欠かせない作業です。

⑨別住所への配送設定

購入者が商品を別住所に配送したい場合に、住所を新たに指定することができる機能です。特に、ギフトや引っ越しの予定があるときに便利な機能です。

⑩送料計算機能

配達にかかる金額を計算し、購入ページに送料を表示する機能です。自分で送料を調べる必要がないので、顧客は気軽にショッピングを楽しめます。

まとめ

本記事では、ECサイトの機能について紹介してきました。ECサイトには、「ECモール・ASP・自社ECサイト」の3パターンがあります。自社ECサイトなら『コンテンツマーケティング』でお金をかけず、自由にマーケティングやキャンペーンを行うことができます。

ECモールに出店している場合も、自社ECサイトを同時並行で進めていくことで、何かあった時のための「リスクヘッジ」となるでしょう。この記事を参考に、自社ECサイトに搭載する機能を選定してみてください。

この記事を書いたライター

優良WEB編集部

優良WEB編集部

運営元であるホームページ制作会社、JetBのメンバーで構成された編集チームです。1,000社以上のホームページ制作を行なってきた経験やノウハウを活かし、プロの目線からホームページ制作に関するさまざまな情報をお届けします。

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この記事を監修した人

⽵内 勇⼈

⽵内 勇⼈

JetB株式会社代表取締役。2014年に同社を創業し代表取締役に就任。同社では『広告費合戦に巻き込まれないWebマーケティング』をコンセプトにWebサイト制作やコンテンツ制作サービスを提供。中小企業を中心に1,200社以上の顧客を抱える。

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