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EC-CUBEのクラウド版とは?ダウンロード版との違いや選び方、料金、導入事例を徹底解説!

マユ

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マユ

EC-CUBEのクラウド版とは?ダウンロード版との違いや選び方、料金、導入事例を徹底解説!

「EC-CUBEのクラウド版とダウンロード版は何が違うの?」
「クラウド版EC-CUBEの詳細を知りたい」

上記のような疑問や悩みをお持ちではありませんか?EC-CUBEは、国内NO.1シェアのEC構築オープンソースです。無料でインストールして本格的なECサイトを作れますが、自社でサーバーの用意やセキュリティ対策をしなくてはならならず、十分なリソースの確保が必要です。

このようなダウンロード版EC-CUBEのデメリットをカバーしたのがクラウド版の「ec-cube.co」です。しかし、ダウンロード版との違いがわからず、自社に適したプラットフォームなのか判断できないという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、クラウド版EC-CUBE「ec-cube.co」について、以下5つのポイントに絞って解説します。

  • クラウド版とダウンロード版の違い
  • 料金プラン
  • ECサイトの構築手順
  • 導入事例
  • EC-CUBE以外のクラウドECプラットフォーム

クラウド版EC-CUBEの全体像をわかりやすく解説していますので、最後まで読んで参考にしてみてください。

      EC-CUBEとは?

      EC-CUBEは、日本発のオープンソース型のEC構築パッケージです。推定稼働店舗数は35,000を超え、月商1,000万円以上のネットショップでの利用数では国内NO.1を誇ります。

      サーバー代やドメイン代などのランニングコストはかかりますが、パッケージは誰でも無料でダウンロード可能です。高品質なデザインテンプレートや、機能拡張できるプラグインが豊富なため、コストを抑えながらも、事業に合わせて自由にECサイトを構築できます。

      クラウド版EC-CUBE「ec-cube.co」とは?

      2019年2月にリリースされたのが、クラウド版EC-CUBE「ec-cube.co」です。クラウド版では、ダウンロード版で必要だったサーバー保守やメンテナンス、セキュリティ対策を自社で行う必要がありません。ダウンロード版の基本機能やカスタマイズ性の高さはそのままに、作業負担を抑えて手軽にECサイトの構築ができるようになりました。

      EC-CUBEのクラウド版とダウンロード版の違い

      ここでは、EC-CUBEのクラウド版とダウンロード版について、以下5つの観点から違いを見ていきます。

      • 機能
      • コスト
      • メンテナンス
      • セキュリティ
      • 構築方法

        1つずつくわしく解説します。

        機能

        クラウド版は、ダウンロード版の「EC-CUBE4系」というバージョンがベースになっており、両者の機能面にほとんど変わりはありません。プラグインやデザインテンプレートも、4系に対応していれば同様に使用できます。

        ただし、クラウド版の場合、本体コードのカスタマイズには制限があります。公式サイトFAQより、”コアカスタマイズ可能な新プランは現在検討中となります。”との記載がありますので、今後登場するプランに注目したいところです。

        参考:EC-CUBE4開発者向けドキュメントサイト│ec-cube.co FAQ

        ▼EC-CUBEの基本機能についての詳細はこちらの記事を参考にしてください。

        コスト

        クラウド版では、月額利用料が発生します。料金は売上規模によって変動し、Standardプランの場合は月商1,000万円以上なら固定されるシステムです。事業規模の小さいときはコストを抑えられ、事業が大きくなったときは固定料金で安心して利用できます。サーバー代やメンテナンス、セキュリティ対策などは追加料金不要で対応してもらえるため、月額利用料以外の運用コストはかかりません。

        ダウンロード版は無料でダウンロードができるため、プラットフォームの利用に伴う初期費用や月額利用料は不要ですが、別途サーバー代が必要です。また、メンテナンスやセキュリティを外部委託するのであれば、さらに運用コストが発生します。低価格なサーバーを選択し、全て自社で運営するのであれば、クラウド版よりもランニングコストを抑えられるでしょう。

        メンテナンス

        クラウド版では、メンテナンスやサーバー監視を自動で行ってくれます。常に最新のバージョンで、安定した状態で利用できるため、ショップ運営にかかるコストやリソースを低減できます。

        一方、ダウンロード版では、ショップの運用管理は全て自社で行わなければいけません。メンテナンスの手間はかかりますが、その分自由にカスタマイズできるメリットもあります。繁忙期のアクセスが集中する時期だけサーバーを増強させるというように、必要に合わせて柔軟な対応が可能です。

        セキュリティ

        クラウド版では、基本的なセキュリティ対策が実施されており、安心して利用できる環境が整っています。以下は、クラウド版で実施されているセキュリティ・安全対策です。

        • 常時SSL化
        • ファイアウォール
        • セキュリティパッチ適用
        • 管理画面IP制限
        • 不正リクエストに対する監視
        • 死活監視
        • 障害監視
        • ログの保管

          ダウンロード版の場合は、自社でセキュリティ対策をしなくてはいけません。コストやリソースはかかりますが、自社のセキュリティ要件に合わせた対策が可能です。また、以下のような支援も充実しているため、自社でセキュリティ対策をする際にも心強い体制が整っています。

          • 年2回の専門企業による脆弱性診断
          • リリース前のOWASP ZAP(※1)による脆弱性検査
          • 週1回のVAddy(※2)による自動脆弱性検査
          • セキュリティ対策セミナーの実施
          • 安全性チェックツールの提供
          • セキュリティサービスの提供
          • 脆弱性の情報公開 など

          ※1「OWASP ZAP」・・・Webアプリケーション用脆弱性診断ツール

          ※2「VAddy」・・・クラウド型Web脆弱性診断ツール

          構築方法

          クラウド版では、申し込みをしてアカウントを取得できれば、すぐにサイト構築に取り掛かれます。一方、ダウンロード版では、予めシステム要件の確認やサーバーの用意、データベースの準備などが必要です。事前準備ができたら、EC-CUBEをダウンロード・インストールしてサイト構築に進めます。

          諸々の用意が必要となるダウンロード版と比較すると、クラウド版の方が圧倒的に早くショップを開店できるでしょう。

          EC-CUBEのクラウド版とダウンロード版の選び方

          クラウド版とダウンロード版には、異なる特徴があるため、事業規模やコスト、リソースなどを鑑みてどちらのサービスにするのか判断しなくてはいけません。ここでは、前項で述べた特徴をもとに、それぞれがどんな人におすすめなのかを解説します。

          クラウド版がおすすめな人

          • 小規模企業
          • すぐに開店したい
          • サーバー構築の知識がない
          • 運用管理に手間をかけたくない

          クラウド版は、アカウントを作成すればすぐにショップを開店できます。また、月額料金内でサーバー保守やセキュリティ対策、メンテナンスを全て行ってくれるため、専門知識が乏しくても安全にショップを運営でき、手間もかかりません。請求もEC-CUBE1カ所にまとめられるため、経理業務の効率化にもつながるでしょう。

            ダウンロード版がおすすめな人

            • コストを抑えたい
            • 自社で開発・管理できる
            • より高いカスタマイズ性を必要としている

            ダウンロード版は無料で利用できるため、自社に開発・管理できるリソースがある場合はコストを抑えてサイト構築が可能です。また、基幹システムやデータベースのカスタマイズにも対応しています。自社に合わせてショップを最適化したい場合は、ダウンロード版を選ぶと良いでしょう。

            EC-CUBEでは、クラウド版からダウンロード版、ダウンロード版からクラウド版への引っ越しができます。事業が小さいうちはクラウド版からスタートし、規模の拡大に合わせてサイトをカスタムするためにダウンロード版へ移行することも可能です。

             

            また、現在ダウンロード版を利用していて、運用・管理面が煩雑に感じているのであれば、クラウド版へ移行してスマートなショップ運営に切り替えることもできます。このように、事業展開に合わせて、サービスを選べるのもEC-CUBEの魅力の1つと言えるでしょう。

            クラウド版EC-CUBEの料金プラン

            クラウド版EC-CUBEには、以下2つの料金プランがあります。

            Liteプラン Standardプラン
            概要 EC-CUBEの基本機能を利用できるコストを抑えたプラン Liteプランの機能に加え、柔軟性の高いカスタマイズにも対応できるプラン
            初期費用 無料 70,000円
            月額料金 6,800円〜 49,800〜84,800円
            主な機能とサービス
            • EC-CUBE基本機能
            • 商品登録無制限
            • 独自ドメイン対応
            • SSL標準提供
            • セキュリティ対策
            • EC-CUBE基本機能
            • 商品登録無制限
            • 独自ドメイン対応
            • SSL標準提供
            • セキュリティ対策
            • ソースコードの編集
            • Git・編集履歴機能
            • ステージング環境
            • エラーログの取得

            それぞれくわしく解説します。

            Liteプラン

            Liteプランは、EC-CUBEの基本機能を利用できるプランです。初期費用無料で、月額6,800円から利用できるため、コストを抑えたい方におすすめです。販売額によって月額料金は変動し、月商450万円以上からはStandardプランの方がお得になります。基本機能だけあれば良いのであれば、まずはLiteプランから試してみると良いでしょう。

            Standardプラン

            Liteプランの機能に加え、柔軟なカスタマイズに対応したのがStandardプランです。ソースコードの編集ができるため、プラグインでは実現できない独自のカスタマイズも可能です。また、リリース前に本番と同じ環境で動作確認・テストができるステージング環境も整っています。

            ソースコードの編集内容を共有・管理できるGit連携機能も使用できるため、複数人での開発もスムーズに進められます。カスタマイズ性の高さを求める方や、制作会社と共に運用する予定の方におすすめのプランです。従量課金制ですが、月商1,000万円を超えると月額84,800円の固定料金になるため、事業規模が大きくなっても安心して利用できます。

            クラウド版EC-CUBE2つの料金プランの比較グラフ

            引用元:ec-cube.co プラン比較

            クラウド版EC-CUBEを利用したECサイトの構築手順

            クラウド版EC-CUBEを使ってECサイトを構築する手順は以下の通りです。

            1. 公式サイトec-cube.coでアカウント登録する
            2. 決済方法を設定する
            3. カスタマイズする
            4. 商品登録・各種設定を行う
            5. ショップをオープンする

            ※2023年10月現在、新サービスの準備に伴いクラウド版の新規受付を停止しています。ECサイトの新規立ち上げやリニューアルについては、EC-CUBEアドバイザーへ相談してみてください。

            アカウントを取得し、ECサイトを構築する環境が整ったら、まずは決済方法を設定します。カード決済の導入には、審査を含めて約1ヶ月以上かかるため、早めに手続きを済ませておきましょう。EC-CUBEで使える決済サービスについては、公式サイト│EC-CUBEで使える決済サービスを参考にしてください。

            次に、ショップのデザインや機能のカスタマイズをします。サイトコンセプトに合わせてデザインプレートを選ぶ、必要な機能をプラグインで追加するなど、自社の目指すECサイトに合わせてカスタマイズが可能です。最後に、商品を登録し、購入動作やメール文面のチェックをしたら、ショップ公開となります。

            なお、サイト構築の困りごとはEC-CUBE開発コミュニティで相談することも可能です。国産プラットフォームのため、運用・管理マニュアルや開発ドキュメントなどもすべて日本語対応しています。

            参考
            EC-CUBE開発コミュニティ
            EC-CUBE運用・管理マニュアル
            EC-CUBE開発ドキュメント

            クラウド版EC-CUBEの導入事例2選

            ここでは、クラウド版EC-CUBEの導入事例を2選ご紹介します。

            • HOPPLTOWNオンラインショップ
            • 和菓子 村上

            それぞれくわしく解説します。

            HOPPLTOWNオンラインショップ

            ホップルのECサイトトップページ

            出典:HOPPLTOWNオンラインショップ

            HOPPL(ホップル)は、デザイン性や遊び心のある子ども向けインテリア用品を取り扱っているブランドです。

            温かみのある優しい色使いで、サイト全体に統一感があります。ップページには大きなスライダーを配置し、限られたスペースで新商品やキャンペーン情報など複数の情報をわかりやすく表示しています。

            和菓子 村上

            和菓子 村上のECサイトトップページ出典:和菓子 村上

            和菓子 村上は、明治44年に金沢で創業した老舗和菓子店です。求肥餅とこだわりの自家製こし餡を黒糖入りの焼皮で包んだ「黒糖ふくさ餅」は、金沢土産の定番ともいえる人気商品です。

            サイトを開くと、職人が和菓子を一つ一つ丁寧に作り上げていく動画が画面いっぱいに広がります。インパクトのあるファーストビューで、訪れたユーザーの興味・関心を引きつけ、期待感を高めています。

            EC-CUBE以外のクラウドECプラットフォーム3選

            ここでは、EC-CUBE以外のクラウドECプラットフォームをご紹介します。

            • makeshop
            • メルカート
            • ebisumart

              1つずつくわしく解説します。

              makeshop

              makeshopのECサイトトップページ

              出典:makeshop

              makeshopは、651の豊富な機能を搭載したショッピングカートサービスです。BtoBや海外販売などにも対応でき、事業展開に合わせてあらゆる機能を追加できます。また、売上手数料が0円のため、売上規模が大きくなるほど利益が出やすいのもメリットの1つです。管理画面の使い方や設定方法などを丁寧に説明したオンラインマニュアルをはじめ、カスタマーサポートも充実しているため、安心してサイト構築ができます。

              メルカート

              メルカートのECサイトトップページ

              出典:メルカート

              メルカートは、「ecbeing」というECパッケージシステムをベースに作られたクラウドECプラットフォームです。ECサイト業界実績15年連続NO.1であるecbeingの機能を、そのままクラウド化しているため、オプションをつけなくても十分な基本機能が備わっています。また、サービス選定から運営後のリニューアルまで、全てのフェーズで充実したサポートがついているのも魅力です。

              ebisumart

              ebisumartのECサイトトップページ

              出典:ebisumart

              ebisumartは、週1回の頻度で無料アップデートを実施しており、常に最新状態で万全のセキュリティ体制を保持できる点が強みです。また、ワークショップや専任担当者がつくECコンシェルジュなど、ユーザーサポートが手厚いのも特徴の1つです。サイト構築だけでなく、マーケティングや集客の相談も可能で、事業全体を支援する体制が整っています。

              クラウド版EC-CUBEで効率的にネットショップを運営しよう!

              今回は、クラウド版EC-CUBE「ec-cube.co」の概要を解説しました。クラウド版EC-CUBEなら、サーバー保守やメンテナンス、セキュリティ対策をサービス側が行ってくれるため、手軽にECサイトを始められる上、運営後もマーケティングや集客に注力できます。この記事を参考に、クラウド版EC-CUBEの特徴を理解し、自社に最適なプラットフォーム選びにお役立てください。

              この記事を書いたライター

              マユ

              マユ

              IT企業で12年勤務。現在は2人の子を育てながらWebライターとして活動中。スイーツやインテリアなど、幅広いジャンルを執筆。読者に寄り添った、分かりやすく、丁寧な文章を心がけています。趣味はパン屋さん・ケーキ屋さん巡り。

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              この記事を監修した人

              藤澤 尚也

              藤澤 尚也

              JetB株式会社メディア事業部SV。前職の大手IT企業の同僚から誘いを受け2018年に入社。営業部に2年半、制作部に2年在籍し、マーケティングやサイト制作の実績と経験を積んだ後、幅広い知識を活かすために優良WEBに参画。ベースとラーメン二郎をこよなく愛する。

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