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メールで相談するSEO対策を成功させる上で重要な鍵となるのがキーワード選定です。ターゲットに対して需要が高いキーワードを、ツールを活用して把握することが大切です。
キーワード選定ツールには、有料・無料問わずさまざまなものがありますが、とくに高い支持を得ているのがラッコキーワードです。ラッコキーワードを使えば、誰でも無料でサジェストキーワードのリサーチを瞬時に行うことが可能です。
また、2023年からは、AIを使った新機能も搭載されており、ユーザー目線に立った改善が続けられているサービスでもあります。そこで今回は、ラッコキーワードの機能や使い方について、詳しく解説します。
ラッコキーワードとは、サジェストキーワードのリサーチをするためのツールです。ラッコ株式会社という日本の会社によって運営されており、SEO対策に欠かせないツールとして人気を集めています。
メインキーワードと関連性の高いキーワード抽出や、上位サイトの見出し抽出機能などに加え、2023年にはAIを使った記事タイトルや見出しの提案機能も登場し、コンテンツ作りを総合的にサポートしてくれるツールへと強化されています。
ラッコキーワードは、登録なしでも無料で利用できるツールです。ゲストユーザーは1日5回までという検索回数制限がありますが、無料のユーザー登録を行えば条件が大きく緩和されます。トップページの右上にある「新規登録」というボタンから、メールアドレスだけで簡単に登録できるため、利用を検討している人はひとまず会員登録を行うのがおすすめです。
また、本格的に利用したい方に向けた有料プランも用意されています。
ラッコキーワードではサジェストキーワードをはじめ、周辺語・共起語などもリサーチできます。幅広い観点からキーワードを抽出することで、特色ある有益なコンテンツ作りにつなげられるでしょう。
また構成案作りにおいては、上位表示サイトの見出しの抽出機能が役立ちます。競合コンテンツの調査を行いつつ構成を組み立てることができるため、SEOを意識したコンテンツを作成しやすくなります。
さらに、SNSなどのハッシュタグ検索機能、世間で注目を集めているニュースや話題の記事の検索機能も用意されていて、SEOの観点から注目を集めているキーワードのリサーチも可能です。
ラッコキーワードでは、以下のようにさまざまなキーワードを調査できます。
代表的な4項目について、くわしく解説していきます。
共起語とは、メインキーワードと同時に検索されているキーワードのことです。20位までの上位サイトにおけるデータを参照し、抽出したものが表示されます。
たとえば「クリスマス」というキーワードの共起語を調べると、プレゼント、ツリー、クリスマスツリー、イベントなどのキーワードが該当します。メインキーワードとの関連が高く、ユーザーの検索ニーズに合ったキーワードを探したい場合に役立ちます。
周辺語とは、最新の単語を含んでいる辞書データとWikipediaの情報から抽出した関連の高いキーワードです。たとえば、「クリスマス」というキーワードの周辺語には、イースター、ハロウィン、クリスマスイブ、マルディグラ、バレンタインデーなどがあります。
ユーザーの関心が高い共起語のデータだけを元にしてコンテンツを作成してしまうと、競合記事と似たような内容になってしまいがちですが、周辺語も含めてリサーチすることで、独自性の高いコンテンツへの着想を得やすくなります。
連想語というのは、Wikipediaの情報を基に構成された、関連の高い記事のタイトルのことを指します。実際には、メインキーワードから少し離れた内容のキーワードも含まれますが、話題を広げるために役立つキーワードとなっています。
たとえば、「クリスマス」というキーワードの連想語にはクリスマスの音楽一覧、クリスマスキャロル、リトルクリスマス、クリスマスマーケット、クリスマスケーキなどがあります。共起語や周辺語のキーワードを使い尽くしてしまった場合や、新たな着想を求めている場合に参考にしてください。
サジェストキーワードとは、検索エンジンがユーザーに提案する検索候補キーワードのことです。ユーザーの検索頻度やキーワードとの関連性に合わせてアルゴリズムが自動表示します。たとえば、「クリスマス」というキーワードのGoogleサジェストは、クリスマスコフレ2023、クリスマスケーキ2023、クリスマスマーケット、クリスマスローズなどがあります。
ラッコキーワードでは、以下の検索エンジンにおけるサジェストキーワードを素早く収集可能です。
ラッコキーワードには無料プランと有料プランが用意されています。それぞれの違いを解説していきます。
フリーと呼ばれる無料プランでは、以下の機能を利用できます。
広告表示や回数制限があるものの、提供されているほとんどの機能を利用できます。副業ライターの方や、使い勝手を試してみたいという方におすすめです。
有料プランには、エントリー、ライト、スタンダード、プロ、エンタープライズという5つが用意されています。全ての有料プランにおいて、無料プランにはなかった以下の3つの機能が加わります。
月間検索数取得ツールでは、Googleの月間検索数、競合性、直近1ヶ月と直近1年の平均を比較したデータなどが抽出できます。
また、サジェストプラスは、従来のサジェスト機能よりもさらに多くのキーワードを取得できる機能です。
たとえば、「ラッコ」というキーワードは、無料プランのサジェストで777個取得できるのに対し、サジェストプラスでは2710個取得できます。競合サイトに見つかっていない穴場のキーワードを取得したいという方におすすめです。
他のキーワード/質問取得ツールでは、Google検索上で表示される「他のキーワード」、「他の人はこちらも検索・質問」という項目のデータを取得します。これらは、Googleの検索エンジンがユーザーの検索意図を推測して提案するものなので、メインワードと合わせて利用を検討してみましょう。
また、有料プランでは、値段に合わせて異なる利用回数制限が設定されています。それぞれの主な内容は以下の通りです。
エントリー | ライト | スタンダード | プロ | エンタープライズ | |
---|---|---|---|---|---|
月額料金 | 734円 | 1,650円 | 4,125円 | 8,250円 | 16,500円 |
見出し抽出/共起語取得/関連ハッシュタグ | 500回/月 | 1,000回/月 | 2,500回/月 | 5,000回/月 | 10,000回/月 |
AIによる提案 | 500回/月 | 1,000回/月 | 2,500回/月 | 5,000回/月 | 10,000回/月 |
獲得キーワード調査 | 1,500回/月 出力:50 | 3,000回/月 出力:300 | 10,000回/月 出力:1000 | 30,000回/月 出力:3000 | 50,000回/月 出力:5000 |
各種キーワード調査 | 1,500回/月 | 3,000回/月 | 10,000回/月 | 20,000回/月 | 50,000回/月 |
個人で利用を考えている方には、費用と内容のバランスの取れたライトプランがおすすめです。一方で、複数人での利用を検討している方は同時接続が5人まで可能なスタンダード、10人までのプロ、25名までのエンタープライズなどを検討してみましょう。
また、年払いを選択することで上記の料金から40%もお得になります。詳しい料金プランについては、ラッコキーワードの公式サイトを確認してください。
ラッコキーワードとよく比べられるのが、Googleが無料で提供しているキーワードプランナーです。キーワードプランナーは、月間検索ボリュームや、検索ボリュームの推移、競合性、予想される広告単価などを調べることができます。しかし、基本的にはGoogle広告の出稿者に向けて提供されているサービスであるため、広告を出稿せずにキーワードプランナーを利用した場合、検索ボリュームはアバウトな数字でしか表示されません。
一方で、ラッコキーワードでは、コンテンツ制作のためのキーワード選定や構成作りをサポートしてくれるツールです。無料で利用できますが、検索ボリュームを知るためには有料プランを契約する必要があります。
ラッコキーワードは、以下のようにさまざまな使い方があります。
それぞれの活用方法を、ポイントと共に解説します。
コンテンツ作成の一番の軸になるのがキーワード選定です。メインワードを選定し、ラッコキーワードでサジェスト検索を行います。その中から、コンテンツの方向性を考慮した上で、メインワードと組み合わせて利用したいキーワードを選択してください。
また、キーワード選定にあたって検索ボリュームも確認するのがおすすめです。検索ボリュームは、ラッコキーワードの有料プランか、Googleキーワードプランナーを使って確認できます。
商品やサービスに関連する言葉を検索窓に入力し、メニューバーから「Q&A」を選べば、教えてGooやYahoo!知恵袋などの関連ページを簡単に取得できます。ユーザーが日頃から不満に思っていることや、悩んでいる声など率直な意見が多く見られるため、ユーザーに寄り添ったコンテンツの作成に役立てたり、商品やサービス開発・改善のヒントを得たりと幅広い活用が可能です。
メニューバーから「見出し抽出」を選択することで、上位20サイトの記事構成を一目でチェックできます。記事のタイトル・URL・見出し数・文字数などの細かい情報も抽出可能で、競合サイトを詳しく分析できます。また、「上位サイトを参考に見出しを生成する」というボタンをクリックすれば、SEOの観点から見た最適な草案をAI生成してくれる機能もあります。
最新の話題や、季節ごとのトレンドについてもラッコキーワードで簡単にリサーチできます。話題のニュース記事を検索したい場合には、メニューバーから「ニュース/話題の記事」を選択してください。
このような、新しいの話題に関するキーワードは競合が少なく、SEOの観点からも穴場となっているキーワードが多い傾向にあります。コンテンツのネタに困った時には、メインキーワードと関連付けられるものがないかどうか確認してみるのがおすすめです。
また、「Googleトレンド」を選択すれば、過去12カ月・過去5年の検索数推移グラフ、関連トピック・関連キーワードなどの情報も分析できます。時期や期間ごとに検索が増えるトピックをリサーチし、先取り情報を提供できるようなコンテンツ作成のスケジュール作りに活用してみましょう。
ラッコキーワードと並んで比較される以下の3つのキーワードツールをご紹介します。
Keyword Toolは世界中で利用されているキーワード取得ツールです。数あるツールの中でも、トップクラスのサジェスト抽出量を誇るため、埋もれているキーワードを見つけられる可能性が高まります。
サジェスト検索対象は以下の通り幅広く対応しているので、ターゲットとなるユーザーが多い場所でのサジェストをピンポイントで検索できるのも魅力といえるでしょう。
また、国や地域、言語も細かく設定できるため、より細かいターゲティングを希望する層から高い人気を集めています。
ただし、サジェストキーワードの検索ボリュームについては、無料版の利用では上位5位までしか表示されません。キーワードツールProと呼ばれる有料版にアップグレードすることで、全ての検索ボリュームを取得できるようになります。
検索対象や、地域などを細かく設定した上でサジェスト検索を行いたいという方や、世界規模でビジネスを展開している方におすすめです。
キーワードファインダーは、キーワード選定だけでなく、記事作成やサイト管理などもまとめて行えるツールです。ユーザーの意図を視覚的に表したキーワードマップを生成することで、一目で関連キーワードの相互関係を把握できます。また、月間検索数やSEO難易度もチェックできるため、優先的に取り組むトピックを判断するのにも役立つでしょう。
さらに、制作したコンテンツがSEOの観点から評価するスコアチェックも用意されており、サイト作りを改善するための指標としても利用できます。
料金プランは、月額5万円・10万円・20万円という3つのプランが用意されており、どのプランも初期費用・導入コンサルティング・電話・メールサポートが全て無料と、サポートが充実しているのも強みです。SEOに強いサイト作りを包括的に行うためのツールを探している方におすすめです。
競合サイトとの比較を行いながらキーワード選定を行いたいという方におすすめなのがKeywordmapです。Keywordmapでは、SEOの観点から競合となるドメインと特定した上で、自社サイトと競合サイトのキーワードを比較し、抽出した機会損失キーワードを元にメインキーワードを設定します。
次に、メインのキーワードを元にユーザーニーズごとの具体的なキーワードやテーマをマップで表示し、コンテンツテーマの決定をサポートします。キーワード選定において、十分な競合対策を行えるのが大きな強みといえるでしょう。
キーワード選定以外にも、上位ページを分析した構成案の作成、競合広告の分析を元にしたクリエイティブな広告制作サポートなど、充実した機能が揃っています。
ラッコキーワードは、無料で利用できるキーワード選定ツールです。サジェストキーワードだけでなく、共起語・周辺語・連想語など幅広い観点からキーワードを抽出でき、独自性のあるコンテンツ作成をサポートしてくれます。
キーワード選定の他にも、AIによる見出し・タイトル提案や、トレンド調査など幅広い使い方ができる優れたツールなので、SEO対策を行っている方は活用してみてください。。