電話受付中 平日10:00~19:00 03-5919-0055

日本最大級のホームページ制作会社検索サイト

お急ぎの方はお電話で !( 平日10:00〜19:00 )

03-5919-0055

無料でWeb発注相談 ! 24時間受付中 !

メールで相談する

【楽天市場】3つの主要キャンペーンを解説!活かすための5つの施策まで

鈴原 千景

Written by

鈴原 千景

【楽天市場】3つの主要キャンペーンを解説!活かすための5つの施策まで

「楽天のキャンペーンをもっと活用したい!」

このようにお考えのショップオーナーの方は多いのではないでしょうか。

楽天市場では「楽天スーパーセール」「楽天お買い物マラソン」「楽天ブラックフライデー」など、多くのキャンペーンが行われています。これらを活かして売り上げアップに繋げるには、キャンペーンの時期や内容を考慮して売り出し方を工夫することが重要です。

本記事では、

  • 楽天市場の主なキャンペーン
  • 楽天市場のキャンペーンを活かす5つの施策
  • 楽天キャンペーンの注意点

について詳しく解説します。楽天に出店したばかりでどのようにキャンペーンを活かすか悩んでいる事業者の方はぜひ参考にしてみてください。

楽天市場で行われる主なキャンペーン

楽天市場では、時期に合わせて様々なキャンペーンを行っています。以下の3つのキャンペーンについてみていきましょう。

  • 楽天スーパーセール
  • 楽天お買い物マラソン
  • 楽天ブラックフライデー

それぞれの特徴を知ることで事業者としてもどのキャンペーンに力をいれるべきなのか、検討しやすくなります。

楽天スーパーセール

楽天スーパーセールは、年に4回、3ヵ月周期で開催される顧客注目度の高い企画。3月、6月、9月、12月の4日~11日、合計8日間行われるキャンベーンです。テレビコマーシャルで大々的に放送されることもあるため、新規顧客獲得も期待できます。

スーパーセール期間中、顧客は1ポイント1円として買い物に使える「楽天ポイント」を普段より多く貯めることが可能です。異なる店で「税込1,000円以上の買い物(送料別)」をするたびにポイントアップする点は、顧客にとってメリットの一つてしょう。この「ショップ買い回り」に参加する顧客は多く、事業者にとっても有効に活用したい点です。

1軒目で買い物をすると、普段と同様ポイントは1倍。セール期間内に2軒目で買い物をするとポイントは2倍、3軒目で買い物をするとポイントは3倍と増えていきます。最大10軒目までポイントが加算されるため、通常の1倍に加え9倍、合計10倍ものポイントを得ることが可能です。事業者にとってはキャンペーンに参加することで、売上を大きく伸ばせるチャンスといえるでしょう。

スーパーセールの場合、「シークレットプレゼント」として、20店舗達成すると合計600ポイントもらえます。詳細は以下のとおりです。

  • 13店舗達成 100ポイント
  • 16店舗達成 200ポイント
  • 20店舗達成 300ポイント

スーパーセールの特徴は、約200万点もの商品が最大半額以下になることが挙げられます。自動車などの高額商品も半額以下で出品されることがあるため、楽しみにしている顧客が多いだけでなく、事業者としても目玉商品を設定したうえでセールをしやすいです。

他にも以下のようなキャンペーンが同時に開催される点もおさえておきたいところ。

  • 目玉商品のタイムテーブルが発表され、色々な店舗がお買い得商品を売り出せる
  • 各ショップごとに独自の割引クーポン発行やポイントアップのイベントを開催する
  • 例要エントリーのポイントキャンペーンも数多く開催される(例:セール告知期間中にエントリーし、お気に入りの商品を5つ登録することでクーポンをもらえるなど)
  • 半額クーポン大抽選会は当選すると目玉商品を50%OFFで購入できるクーポンが貰えるイベント。そのほかにもいくつもの抽選プレゼント企画も実施している

楽天市場としても特に力を入れている集客・マーケティング施策の1つであるため、事業者としてもできるかぎり利用していきましょう。

楽天お買い物マラソン

過去のお買い物マラソンはスーパーセール以外の月に開催されていたため、年8回でした。しかし、最近ではスーパーセールと同月に開催されることも増えています。月に2回開催されることもある注目度の高いキャンペーンです。

頻繁に開催されるため、「お買い物マラソン期間しか買い物しない」顧客もいます。出店店舗はこの期間の買い物客を逃さないようにすると良いでしょう。

顧客にとって、お買い物マラソンの注目ポイントは「ショップ買い回り」です。異なるショップで「税込1,000円以上の買い物(送料別)」をするごとにポイントが増えていき、最大10店舗分が上限で10倍のポイントがもらえます。時期によって異なるものの、最近では7000ポイントが上限となっていることを事業者も把握しておきましょう。

楽天ブラックフライデー

ブラックフライデーとは11月の第4金曜日を指します。アメリカではこの日から年末商戦が始まると言われている日です。2017年から毎年開催されている楽天ブラックフライデーは、11月の第3週または第4週目の木曜日か金曜日にスタートし、3~6日開催されるキャンペーンです。必ずしも第4週とは限らないので注意しましょう。

ブラックフライデーのルールは毎年変更される傾向にあるため、都度確認することが大切です。参考までに2020年の内容は以下になります。

  • 通常ポイント 1倍
  • ブラックフライデー期間中の買い物合計金額に応じたポイント 最大10倍(+9倍)
  • 各ショップが個別設定したポイントアップ 最大20倍(+19倍)
  • SPU(スーパーポイントアッププログラム) 最大16倍(+15倍)

楽天市場のキャンペーンを活かす5つの施策

楽天での3つのキャンペーンはどれも注目度が高く、期間中は巡回する顧客が増加する時期でもあります。そこで、ここからは出店者がキャンペーンを有効活用するための5つの施策をみていきましょう。

セール内容を顧客ニーズに合わせる

楽天スーパーセールは3月、6月、9月、12月に行われます。以下のように季節やイベントに応じた商品を求めている人が多い点を事業者は把握しておきましょう。

  • 3月は新生活に必要なもの
  • 6月はお中元
  • 9月は敬老の日の贈り物や秋の行楽用品
  • 12月はお歳暮やクリスマス商品

お買い物マラソンでお得に「ショップ買い回り」を行いたい人は1,000円ちょうどの商品を探す傾向にあります。その場合、999円のものは要望と合わないため、購入対象からは外れがちです。

ポイントを増やすのが目的の場合、少々多めに買っても困らない日用品や賞味期限の長いものを求める傾向にあります。セール内容を知ったうえで、顧客のニーズに合わせた商品を準備しましょう。

条件による顧客への還元率を細かく設定する

楽天では、以下3つの値引き方法があります。

  • 「商品値引き」
  • 「クーポン(ラクーポン)」
  • 「ポイント還元」

クーポンやポイントがあったとしても、商品の金額は競合他社を参考にしつつ、自社に利益が残る価格設定を行いましょう。キャンペーンに参加する人の多くは、ポイント還元もショッピングの楽しみの一つと考える傾向にあるからです。

例えば、平均値的な値段だとしても、買い物を楽しめる最適なバランスを模索しながらクーポン、ポイント還元のバランスを検討することで売り上げは変化します。

楽天で各店舗が自由に発行できるクーポン(ラクーポン)は、有効期間や値引きプラン、利用回数条件、利用金額や購入時条件などを細かく設定することが可能です。単価や平均購入額などを検討しつつ、自店に合わせたクーポンを発行しましょう。

リピーター施策を検討する

楽天市場で商品購入後、購入完了画面で発行される割引クーポンであるサンキュークーポンはリピーター施策に有効です。次回の買い物時に利用できるため、「サンキュークーポンがあるからこのショップで買い物しよう」と考える顧客も少なくありません。他のクーポンとの併用を不可にすることでデータも集計しやすくなります。

サンキュークーポンの利用率が予想を下回る場合、リマインドメールの送信も効果を発揮します。購入後の顧客に送るフォローメールも有効に活用できれば、リピーター獲得が期待できます。メルマガを送付する場合は、お得な情報や商品の活用方法など、顧客が興味を持ってリピーターとなるような内容を意識して伝えましょう。

大々的にアピールできる商品を用意する

目玉枠は、楽天のトップページに商品掲載できる注目度が高いセール枠です。しかし、事前申請が必要です。審査条件は厳しいものの、該当商品があればエントリーしましょう。広告費を払わず、自店の商品をトップページに掲載するチャンスです。

仮に楽天トップページにエントリーできる目玉枠商品がない場合でも、独自に集客力のある商品などを用意しておくことも大切。注目度が高く、特別感のある商品があれば、その商品を窓口にして集客し、他の商品を購入してもらう流れを作りやすくなります。

例えば、値段の安さをアピールできる注目度の高い商品をつくった場合、ショップ全体がお得だと感じてもらうためのイメージ戦略にもつながります。

半額以上サーチ商品を登録する

スーパーセールのタイミングでは、通常の検索窓とは別に「スーパーセールサーチ」という検索窓ができます。セールサーチは「半額以上」と「10%OFF以上」の2種類に分かれます。

店舗として半額以上オフの商品を準備できれば、集客力は高まるでしょう。難しい場合は10%OFF以上サーチを設定しておくことで、スーパーセールサーチの検索窓に載るというメリットがあります。

ただし、通常時の価格とセール時の価格を変更する「二重価格設定」は禁止されている点に注意が必要です。セールサーチ用の商品の申請期間は、セール開始のおよそ3週間~1週間前までと決まっています。RMSを用いて申請するだけでなく、申請数が多い場合は申請受付が早めに打ち切られることもあるため、早期の登録が重要です。

楽天市場キャンペーンの注意点

キャンペーン時は顧客が増加するため、いつも以上に幅広いキーワードで検索されます。楽天内のSEO対策を意識し、商品を充実させておきましょう。

楽天に多くの人が集まるため、自店に多くの集客をしたいと考える事業者は多く、インパクトの強い言葉で集客したくなる場合もあるといえます。しかし、以下のような禁止行為には注意が必要です。

  • 「激安」「70%オフ」などの言葉を安易に利用する
  • セール時と通常時の金額を変える「二重価格設定」

目玉枠などのキャンペーンページ用の特設ページを作成する時は、自由に作成できる「楽天GOLD」を使うのではなく、様々なデータを取ることができる楽天RMSのカテゴリページを利用することをおすすめします。その理由は、キャンペーン後のデータ収集と検証・分析・改善が次のキャンペーン時に必要になるためです。

キャンペーン後はRMS上のデータを見て検証し、次回に備えましょう。ちなみに、キャンペーン後は全体的に売上が落ち込みがちになるため、そういった場合も独自のキャンペーンを展開するなどの工夫が必要です。

楽天市場のマーケティング施策で意識するべきこと

キャンペーン時は店舗としての露出が増えるものの、マーケティング施策は一度に全ては実施できません。そのため、ポイントを絞って対策することをおすすめします。キャンペーンを迎える前に季節に応じた商品など需要のあるものを準備しておくことも大切です。

楽天市場内のマーケティング施策に対しては以下3点を意識しましょう。

メルマガやサイトでキャンペーンを告知する

事前にバナーを準備してイベントを周知したり、お得感が伝わる価格設定やクーポンを準備したりすることで、顧客の気持ちを盛り上げることが可能です。エントリーしなければ参加できない企画などは、メルマガで告知することで参加率があがります。

キャンペーン期間に合わせてメリハリをつけた限定セールの実施を検討する

イベントが特に盛り上がるのは、キャンペーンの「初日」と「最終日」という傾向があることも知っておきましょう。そこに絞って限定セールを組むことも効果的です。5と0のつく日は「ポイント5倍デー」であるため、期間中のその日を狙って買い物する人もいます。様々な要素を組み合わせて、インパクトのある限定セールを行うことが大切です。

キャンペーン期間は長めの傾向があるため、土日と平日とで差をつけて顧客を飽きさせない工夫もあると他店との差別化が図れます。店舗独自の商品などがなく、既製品しか取り扱わない場合などは有効な手段だといえます。

値引きやポイント付与などで値ごろ感を演出する

キャンペーンでは、お得感のある商品を探している人が多いことを意識した値付けが大切です。店舗を利用する理由付けのために値段だけでなく、ポイントやクーポンでワクワク感を演出することも意識しましょう。例えば、「ショップ買い回り」が実施されるセールでは、999円よりも「1,000円ポッキリ」の方が需要があります。

毎回キャンペーン実施後に施策に対する実際に顧客の反応がどうだったのかという検証が大切です。検証と改善を繰り返すことで、自店に最適な施策を見出すことにつながるためです。

楽天キャンペーンは顧客ニーズに合わせて最適化しましょう

本記事では、

楽天市場内のキャンペーン概要
楽天市場内キャンペーンの有効活用方法

について紹介しました。

楽天市場内では、楽天スーパーセール・楽天お買い物マラソン・楽天ブラックフライデーと3つのキャンペーンがある中で、顧客ニーズに合わせた施策を行うことで売り上げを確保することが可能です。

事業者にとって、ポイントを絞って施策を行うことは集客力をより高めて売上アップを狙えるチャンスだといえます。セール内容や商品の設定、クーポン発行やメルマガなど店舗単位で取り組める施策をよく検討し実行することが大切です。

楽天市場におけるキャンペーンの開催頻度は比較的多いといえます。次のセールで良い成果を出すためにもデータを収集し、分析・検証・改善しながら店舗の売り上げを確保しつつ、差別化を図っていきましょう。

この記事を書いたライター

鈴原 千景

鈴原 千景

6年ほどライター・編集者・ディレクターを経験。マーケティング、ECサイト分野に強く、今まで数千記事を執筆。「難しいものを分かりやすく解説する」「クライアントと読者どちらの視点も考えつつ執筆する」をモットーにしている。

このライターの記事一覧

この記事を監修した人

金井 宏透

金井 宏透

JetB株式会社顧客マーケティング支援部マネージャー。2008年から大手IT企業にて広告・SEOのセールマネージャーを経験した後、モバイルゲーム会社にてマーケティングに従事。2019年より優良WEB運営元であるJetB株式会社にジョイン。

この監修者の記事一覧

Share

関連記事

Share