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「オウンドメディア制作にはどんなツールを使えば良いの?」
「何から手をつければ良いのかわからない・・・」
上記のような疑問や悩みをお持ちではありませんか?実は、便利なツールを活用すれば、効率的にオウンドメディアを制作・運営できます。しかし数多くのツールの中から、どれが自社に合うのかを見極めるのは難しいものです。優れたツールを導入しても、機能を使いこなせなければコストが無駄になりかねません。
そこで本記事では、オウンドメディア制作に役立つツールを厳選して15個紹介します。サイト構築の基盤となるCMSをはじめ、コンテンツ制作や分析に役立つツールまで、制作フローごとに丁寧に解説します。
最後まで読めば、オウンドメディア運営に必要なツールや選び方を理解でき、スムーズな立ち上げに活かせるでしょう。導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
オウンドメディアの制作フローは、大きく以下の3つに分けられます。
順番に解説します。
まずは、オウンドメディアの土台となるWebサイトを構築します。ドメインやサーバーを用意し、CMSを導入して構築するのが一般的です。
CMSとは、Webサイトを構築・管理するソフトウェアのことです。プログラミングの知識がなくても、コンテンツを作成・更新できるため、多くの企業で導入されています。CMSによって、デザインテンプレートの種類や機能の拡張性などは異なります。そのため、オウンドメディアの目的や運用体制に合わせて慎重に選ぶことが大切です。
手軽に始めたい場合は、ブログサービスを利用するのも1つの方法です。ブログサービスなら、サーバーやドメインの用意、CMSのインストールなどの煩雑な作業をする必要がありません。デザインや機能の自由度ではCMSに劣りますが、アカウントを登録するだけですぐに記事を書き始められる簡便さが魅力です。
コンテンツ制作では、ターゲットのニーズを反映した有益な情報を発信することが重要です。コンテンツ制作に役立つツールは多岐にわたりますが、とくに重宝するのはキーワード選定ツールとコピペチェックツールです。
キーワード選定ツールを使うと、検索ボリュームや関連キーワード、競合性などを収集できます。ユーザーの検索意図の調査や効果的なキーワード選定には欠かせないツールです。
コピペチェックツールは、作成した文章とWeb上の既存の文章の類似性を検出できるツールです。著作権侵害のリスクを避け、SEO評価を高めるのに役立ちます。
ほかにも、記事制作の効率化を図るなら生成AIツール、より正確で読みやすい文章に仕上げるなら校正ツールなど、さまざまなツールがあります。目的に合わせて使い分け、質の高いコンテンツを制作しましょう。
より高い成果を得るには、サイトやコンテンツの定期的な分析・改善が必要です。データに基づいた改善を行うには、分析ツールが欠かせません。
分析ツールがあれば、アクセス状況の把握やユーザー行動の追跡などが可能です。データに基づいた改善策を実行して効果を検証することで、オウンドメディアを成長させられます。
オウンドメディアの作り方をよりくわしく知りたい方は、以下の記事が参考になります。
【オウンドメディアの作り方】費用や成功事例、成果を高めるポイントを解説
ここでは、おすすめのオウンドメディアの構築ツール(CMS)を4つ紹介します。それぞれ特徴が異なるため、オウンドメディアの目的や規模に合わせて最適なツールを選びましょう。
ツール名 | 特徴 | 費用 |
---|---|---|
WordPress |
|
無料(別途ドメイン・サーバーが必要) |
Clipkit |
|
有料 |
はてなCMS |
|
有料 |
note pro |
|
有料 |
出典:WordPress
WordPressは、世界で最も広く利用されているCMSの1つです。基本的に無料で利用でき、デザインや機能の自由度も高いことから、多くのユーザーから支持されています。
WordPressにはテーマと呼ばれるデザインテンプレートが豊富に揃っているため、初心者でも見た目の整ったWebサイトを構築できます。プラグインを導入すれば、お問い合わせフォームの実装やSEO対策の強化など、機能の拡張も可能です。
ただし高度な機能やデザインの実装には、ある程度の経験・知識が必要です。またセキュリティ対策やメンテナンスは、原則として自社で行う必要があります。
おすすめな人
出典:Clipkit
Clipkitは日本発の「書く人の目線」を追求したCMSです。特徴的なのは、シンプルでわかりやすい記事作成画面です。画像や動画、引用の追加などがわかりやすいアイコンで表記され、初めて使用する人でも直感的に操作できる仕様になっています。
また、記事ごとに最大・最小文字数などのレギュレーションを詳細に設定できる機能も便利です。CMS上でレギュレーションを管理することにより、業務の効率化や品質向上につなげられます。
基本的にメンテナンスやアップデートは提供側が行うため、コンテンツ制作に集中できるのも魅力です。メールやチャットボットによるサポートも充実しており、安心して運用できる環境が整っています。
おすすめな人
出典:はてなCMS
はてなCMS(旧:はてなブログMedia)は、ブログサービス「はてなブログ」の法人向けCMSです。長年のブログ運営で培われたノウハウを活かした、強固なセキュリティ対策が魅力です。
直感的に操作できるシンプルな管理画面で、Webサイトの知識がない担当者でも安心して使えます。
またAIコンテンツアシスト機能が標準搭載されているため、記事作成の業務負担を大幅に低減することが可能です。サーバーの設定や保守も不要のため、運用コストを抑えてオウンドメディアを始められます。
おすすめな人
出典:note pro
note proは、ブログサービス「note」の法人向けプランです。月間アクティブユーザー数約65,000,000人(※)の広範なユーザー基盤を持つため、開設初期から幅広い層にリーチできる可能性があります。
アカウント作成や申し込みフォームへの入力が完了すれば、最短即日で始められる手軽さが特徴です。立ち上げや運用に不安があるときは事前予約制の個別サポートを受けることができ、初めての方でも安心して構築・運営を始められます。
また有料コンテンツの販売やメンバーシップ機能など、収益化の手段も豊富に用意されています。
おすすめな人
※参考:note、2024年に日本で成長したデジタルブランドのトップに選出。Similarweb発表「Digital 100」でDigital Winnerを受賞-note
ここでは、コンテンツ制作に役立つツールを7つ紹介します。
1つずつくわしく解説します。
Googleキーワードプランナーは、Googleが提供するキーワード調査ツールです。主に以下の情報を調べられます。
Google広告アカウントを作成して初期設定をすれば、無料で利用可能です。
ただし無料版の場合、検索ボリュームは「1,000〜10,000」のように曖昧に表示されます。詳細な数値は、Google広告を出稿しないと確認できません。広告出稿の予定がなく、機能に物足りなさを感じる場合は、その他のキーワード選定ツールの導入を検討すると良いでしょう。
Googleキーワードプランナーについてくわしく知りたい方は以下の記事が参考になります。
Googleキーワードプランナーの使い方!無料で使う方法や有料との違いも解説
出典:ラッコキーワード
ラッコキーワードは、以下のとおりコンテンツ制作や競合分析に役立つさまざまな情報を収集できる多機能ツールです。
ラッコキーワードで調査できる内容の一部
利用回数に制限はあるものの、無料版でも十分な機能を使えます。有料版では、基本機能の利用回数が増えるだけでなく、検索ボリュームなど、より詳細な情報を調査できます。
ラッコキーワードについてくわしく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
ラッコキーワードの基本機能や使い方、活用方法を画像付きで解説
出典:ChatGPT
ChatGPTは、チャット型の生成AIツールです。適切に活用すれば、コンテンツ制作にかかる手間や時間を大幅に短縮できます。たとえば以下のようなシーンに役立ちます。
▼プロンプトの一例
「以下の文章を300字前後で小学生にもわかるように要約してください。」
ただし利用する際は、以下のポイントに注意が必要です。
ChatGPTの回答は常に正しいとは限らないため、必ず情報の正確性を確認する必要があります。生成された文章をそのまま流用するのではなく、人の目で確認して必要に応じて修正や加筆を行うことが重要です。
またChatGPTはユーザーとの対話データから学習することがあるため、情報漏洩のリスクがあります。そのため機密情報の入力を控える、オプトアウト申請を行うなどの対策が推奨されます。
オプトアウト申請・・・ChatGPTの学習へのデータ利用を拒否する手続き
CopyContentDetectorは、作成した文章とWeb上の既存文章との類似性をチェックできるツールです。文章を入力すると、類似度が高い箇所がハイライト表示され、コピー元の可能性のあるWebサイトへのリンクが提示されます。
無料版でも回数無制限で4,000字までの文章のチェックが可能です。有料版では文字数上限が8,000字になる、混雑時に優先的に処理されるなど、より快適に利用できます。無料版でも十分な機能を使えるため、まずは試してみると良いでしょう。
Googleは、情報の独自性を重視しています。そのためコピーコンテンツとみなされると、順位が急落したり、検索結果に表示されなくなったりするおそれがあります。オウンドメディアや企業の信頼を損ねるだけでなく、著作権侵害など法的な問題に発展する可能性も否定できません。
コピペチェックツールの活用によってリスクを回避し、質の高いコンテンツを発信していきましょう。
出典:文賢
分賢は不自然な言い回しや文法ミス、誤字脱字などを検出し、より適切な表現を提案する校正ツールです。表記を統一したい言葉を辞書登録すれば「表記ゆれ」のチェックも可能です。辞書はチーム内で共有できるため、複数人でコンテンツ制作を行う場合でも文章の品質を一定に保ちやすくなります。
表現の幅を広げたいときは、入力した文章に合わせて自動で関連する表現やより効果的な言い換えがレコメンドされる文章表現機能が役立ちます。効果的に活用することで、洗練されたわかりやすい文章の作成が可能です。
文賢でチェックできる項目の一例
出典:AutoMemo
AutoMemoは、インタビューや会議などの音声を素早くテキストデータに変換できるツールです。文字起こしのために録音した音声を聞き直す作業をなくせるため、業務負担を大幅に削減できます。以下のとおり、多様なシーンでの活用が可能です。
OpenAI社の音声認識モデル”Whisper”を採用しており、文字起こし正解率98.9%(※)という精度の高さを誇ります。テキスト化した内容はAIで自動で要約されるため、情報整理の時間も短縮できます。
インタビュー記事やYouTubeのテロップ作成、音声コンテンツのテキスト化など、オウンドメディア運営のさまざまなシーンで活躍するでしょう。
出典:Canva
Canvaは、初心者でも簡単に使えるグラフィックデザインツールです。ドラッグ&ドロップの直感的な操作で文字や画像、イラストなどの要素を自由に配置し、独自のデザインを作れます。オウンドメディア運営では、アイキャッチ画像や図解、SNS投稿の作成などに活用できます。共同編集機能も備わっているため、複数人で制作を進める場合にも便利です。
無料プランでもさまざまなテンプレートや素材が利用できます。有料プランでは素材や機能がグレードアップするため、より自由なデザイン作成が可能です。
オウンドメディアのコンテンツは、文字だけでなく視覚的要素を含めることで、よりわかりやすく魅力的になります。誰でも手軽に美しいデザインを作れるCanvaを活用して、記事の訴求力を高めましょう。
Canvaについてくわしく知りたい方は以下の記事が参考になります。
Canvaとは?作れるデザインやできること、活用方法を初心者向けに解説
ここでは、分析に役立つツールを4つ紹介します。
1つずつくわしく解説します。
Googleサーチコンソールは、Googleが提供している無料の分析ツールです。以下のような情報を取得することにより、検索エンジン上でのパフォーマンスを把握できます。
活用例1-検索順位の推移を見る
特定のキーワードにおける記事の検索順位の推移を確認できます。順位が下がっている場合、タイトルや内容を見直す必要があります。
活用例2-インデックス状況を確認する
インデックスとは、GoogleにWebページの情報を登録することです。URL検索欄に該当ページのURLを入力することにより、インデックスの有無が確認できます。コンテンツ公開後、なかなか検索結果に表示されない場合は、インデックス状況を確認してみましょう。インデックスされていなかった場合は、Googleサーチコンソール上でインデックス登録をリクエストすることも可能です。
Googleサーチコンソールは、検索エンジンにおける自社サイトの状況をデータで確認できるツールです。SEO対策を実践するうえで欠かせないツールのため、必ず導入しておきましょう。
よりくわしく知りたい方は、以下の記事が参考になります。
Googleサーチコンソールとは?使い方を画像付きでやさしく解説!
Googleアナリティクスは、Googleが無料で提供している分析ツールです。検索結果上のパフォーマンスを分析するGoogleサーチコンソールに対し、GoogleアナリティクスはWebサイト上でのユーザーの行動を詳細に把握できます。
具体的には、以下のようにさまざまな情報を取得できます。
活用例1-流入経路を確認する
【レポート>集客>トラフィック獲得】の順でクリックしていくと、ユーザーがどこからWebサイトに訪れたのかを確認できます。検索エンジンやSNS、他サイトのリンクなど、経路を特定することで効果的な集客方法の発見に役立ちます。
活用例2-ページごとの表示回数(PV数)を確認する
【レポート>エンゲージメント>ページとスクリーン】の順でクリックしていくと、各ページの表示回数を確認できます。人気コンテンツの把握や既存コンテンツの改善に活かせます。
GoogleアナリティクスもSEO対策では必須のツールです。アクセス状況や離脱率を把握し、ページ改善などに活用しましょう。
よりくわしく知りたい方は、以下の記事が参考になります。
Googleアナリティクス(GA4)の使い方・登録方法を徹底解説
出典:Ahrefs
Ahrefs(エイチレフス)は、詳細なSEO分析ができる有料ツールです。具体的には以下のような機能があります。
競合サイトの深堀り分析や自社サイトの状態を包括的にチェックする機能が備わっており、本格的なSEO対策に取り組みたい企業におすすめです。無料ツールに物足りなさを感じる場合や、より高度な分析を行いたい場合は導入を検討してみましょう。
ただしAhrefsは独自の基準でデータ分析を行っているため、Googleの評価基準と完全に一致するわけではない点に注意が必要です。GoogleサーチコンソールやGoogleアナリティクスなどのツールと併用して、総合的に自社サイトの状況を把握することが重要です。
Microsoft Clarityは無料のヒートマップツールです。Webサイトに訪れたユーザーの行動を視覚的に分析し、改善に役立てられます。主に以下3つの機能があります。
ヒートマップ機能は、ユーザーがクリックした箇所やどこまでスクロールしたのかを色の濃淡で示す機能です。重要なボタンがクリックされているのか、コンテンツが適切に読まれているかなどを確認するのに役立ちます。
レコーディング機能を使うと、ユーザーのサイト内での行動を録画データとして確認可能です。離脱箇所や導線の問題点を把握して改善に活かせます。
ダッシュボード機能では、平均滞在時間やセッション数などの主要な数値を一覧で確認できます。短時間に何度もクリックされる「イライラしたクリック」や、クリックしても反応がない「デッドクリック」などの指標の確認も可能です。Webページ上でユーザーがどの部分で不満を感じているのかを特定できるため、具体的な改善点を見つける手がかりになります。
「高性能だから」「便利と聞いたから」と安易にツールを選んでも、機能を活かしきれず費用を無駄にしてしまいます。ツール選びで失敗しないためには、以下5つのポイントを押さえることが大切です。
1つずつくわしく解説します。
まずはなぜツールを導入するのかを明確にしましょう。目的は以下のようにさまざまです。
目的を具体化することによって、必要な機能が明確になります。たとえばコンテンツ制作の効率化が目的なら、校正ツールや生成AIツールなどが候補に挙がります。また、Webページ上の不具合を特定して快適なWebサイトにしたいなら、ユーザー行動を可視化できるヒートマップツールがおすすめです。
導入目的に合わせて選ぶことで、ツールの効果を最大限に発揮できます。
導入費用や料金体系を確認し、予算に合うのかを確認しましょう。多機能なツールでも、使いこなせなければ費用対効果が低くなってしまいます。無料でも十分な機能が揃っているツールはあります。必要な機能と予算のバランスを考慮して、最適なツールを選びましょう。
ツールに求める機能は、オウンドメディアの規模や運営体制によって異なります。たとえば複数人でコンテンツ制作を行う場合は、共同編集機能やタスク管理機能があると便利です。動画コンテンツを配信する場合は、動画編集機能や文字起こし機能が役立ちます。
また現時点で必要な機能だけでなく、将来的な拡張性も考慮して検討することが重要です。プラグインや外部ツールとの連携機能があるツールなら、状況の変化にも柔軟に対応できます。
ツールが使いにくいと、機能を十分に活かしきれなかったり、業務が滞ったりするおそれがあります。日々の業務でストレスなく利用できるよう、以下のポイントに注目して使いやすいツールを選びましょう。
使いやすいツールを選ぶことは、担当者の負担軽減や業務効率の向上につながります。ツールによっては無料のトライアル期間を用意している場合もあるため、実際に手を動かして使用感を確かめると良いでしょう。
安心してツールを利用するには、サポート体制の確認も欠かせません。疑問やトラブルが生じた際、サポート体制の薄いツールでは、解決までに時間がかかります。導入前に以下のポイントを確認しておきましょう。
海外製ツールは、管理画面や問い合わせ窓口が日本語に対応していないケースがあるため、注意が必要です。
また自社にある程度知識のある人材がいるならば、ユーザーコミュニティの活用で問題を解決できるケースも多いです。自社の状況を考慮し、必要なサポートを提供しているツールを選びましょう。
本記事では、サイト構築からコンテンツ制作、分析まで、各フローで役立つ15個のツールを紹介しました。ツール選びで失敗しないためには、以下5つのポイントを押さえることが大切です。
ただし便利なツールを導入したからといって、必ずしもオウンドメディアが成功するわけではありません。最も重要なのはターゲットのニーズに応え、質の高いコンテンツを発信し続けることです。ツールはあくまでも、運営の効率化やコンテンツの品質向上を図るための「道具」です。賢く活用し、質の高いコンテンツでオウンドメディアの成長を実現しましょう。